大町市議会 > 2010-09-17 >
09月17日-05号

  • "美麻支所産業建設課長"(/)
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  1. 大町市議会 2010-09-17
    09月17日-05号


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    平成22年  9月 定例会          平成22年 大町市議会9月定例会会議録(第5号)                平成22年9月17日(金)---------------------------------------             平成22年大町市議会9月定例会                 議事日程(第5号)                    平成22年9月17日 午前10時 開議日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議案第78号 教育委員会委員の任命について日程第2 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  議案第55号 長野県地方税滞納整理機構の設置について  議案第56号 大町市特別会計条例の一部を改正する条例制定について                        総務文教委員会委員長 和田俊彦  議案第57号 大町市公共下水道条例の一部を改正する条例制定について                        産業建設委員会委員長 竹村武人  議案第58号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第4号)                        総務文教委員会委員長 和田俊彦                        社会厚生委員会委員長 小林治男                        産業建設委員会委員長 竹村武人  議案第64号 平成22年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)                        総務文教委員会委員長 和田俊彦  議案第59号 平成22年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  議案第60号 平成22年度大町市老人保健医療特別会計補正予算(第1号)  議案第61号 平成22年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)                        社会厚生委員会委員長 小林治男  議案第62号 平成22年度大町市公共下水道特別会計補正予算(第1号)  議案第63号 平成22年度大町市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  議案第65号 平成22年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)                        産業建設委員会委員長 竹村武人日程第3 決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  議案第66号 平成21年度大町市一般会計歳入歳出決算の認定について  議案第67号 平成21年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第68号 平成21年度大町市老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第69号 平成21年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第70号 平成21年度大町市公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第71号 平成21年度大町市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第72号 平成21年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第73号 平成21年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第74号 平成21年度大町市水道事業会計決算の認定について  議案第75号 平成21年度大町市温泉引湯事業会計決算の認定について  議案第76号 平成21年度大町市病院事業会計決算の認定について  議案第77号 平成21年度大町市指定訪問看護事業会計決算の認定について                   大町市議会平成21年度決算審査特別委員会                               委員長 大厩富義日程第4 常任委員会委員長請願陳情審査報告、質疑、討論、採決  陳情第34号・請願第36号・請願第37号・請願第38号・陳情第13号                        総務文教委員会委員長 和田俊彦  陳情第28号・陳情第30号・陳情第39号・陳情第40号・(平成21年)陳情第45号                        社会厚生委員会委員長 小林治男  陳情第28号・陳情第29号・陳情第30号・陳情第31号・陳情第32号・陳情第33号・  陳情第35号・陳情第40号                        産業建設委員会委員長 竹村武人日程第5 閉会中の継続審査及び調査申出日程第6 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議事第3号 大町市議会基本条例制定について  議事第4号 私立高校への公費助成に関する意見書  議事第5号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書  議事第6号 30人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書  議事第7号 長野県独自の30人規模学級の中学校全学年への早期拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書  議事第8号 山岳環境等の保全に対する国の支援を求める意見書日程第7 人権擁護委員候補者の推薦について---------------------------------------               本会議出席者名簿◯出席議員(20名)    1番  荒澤 靖君       2番  堀 堅一君    3番  二條孝夫君       4番  和田俊彦君    5番  岡 秀子君       6番  松島吉子君    7番  太田欽三君       8番  丸山美栄子君    9番  勝野 明君      10番  小林治男君   11番  大厩富義君      12番  遠藤徹雄君   13番  川上守孝君      14番  高橋 正君   15番  大和幸久君      16番  八木 聡君   17番  竹村武人君      18番  飯嶌楯雄君   19番  中牧盛登君      20番  浅見昌敏君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        相澤文人君 教育長        荒井今朝一君   監査委員       山下好隆君 病院事業管理者    赤羽賢浩君    総務部長       吉澤義雄君 民生部長            西沢正敏君    産業観光部長     降籏和幸君 福祉事務所長                     会計管理者 建設水道部長     木村隆一君               伊藤悦男君                     会計課長 教育次長            北澤徳重君    病院事務長      牛越 寛君 体育課長                     企画財政課長 庶務課長       遠山 勝君               宮坂佳宏君                     ケーブルテレビ推進室長 税務課長       横沢 健君    消防防災課長     西田 均君 市民課長       北澤文子君    生活環境課長     勝野 稔君 福祉課長       田中秀司君    子育て支援課長    松井栄一君 農林水産課長            中村建二君    商工労政課長     小林敏文君 農委事務局長                     建設課長 観光課長       縣 和彦君               西沢義文君                     水利対策室長 都市計画・国営            西澤潤一郎君   水道課長       降籏 孝君 公園対策課長                     八坂支所長 下水道課長      降幡 司君               鳥屋寿和君                     八坂支所総務民生課長                     美麻支所長 八坂支所産業建設課長 竹本明信君               飯沢壮一君                     美麻支所総務民生課長 美麻支所産業建設課長 清水一弘君    学校教育課長     勝野太彦君 生涯学習課長     羽田一幸君    山岳博物館長     宮野典夫君 病院庶務課長     丸山純生君    病院医事課長     宮脇哲子君◯事務局職員出席者 事務局長       山下鈴代君    事務局次長      川上晴夫君 書記         田中秀樹君    書記         清水智之君---------------------------------------               本日の会議に付した事件             議事日程(第5号)記載のとおり--------------------------------------- △開議 午前10時00分 ○議長(荒澤靖君) おはようございます。ただいまから9月定例会の本日の会議を開きます。 本日の出席議員数は20名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部課長等の欠席、遅参等については、総務部長の報告を求めます。総務部長。 ◎総務部長(吉澤義雄君) 報告いたします。市長、副市長、教育長、監査委員、病院事業管理者、所定の部課長は出席しております。 以上でございます。 △日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 議案第78号を議題として、事務局長に本案の朗読をいたさせます。事務局長。 ◎事務局長(山下鈴代君) 朗読いたします。 議案第78号 教育委員会委員の任命について 次の者を大町市教育委員会の委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により議会の同意を求める。 平成22年9月17日提出 大町市長名                   記 住所、大町市八坂2079番地2、氏名、布施知子、生年月日、昭和26年1月2日 以上でございます。 ○議長(荒澤靖君) 提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) 議案第78号 教育委員会委員の任命につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 任命いたしたい方の氏名は、布施知子氏。住所は大町市八坂2079番地2で生年月日は昭和26年1月2日生まれでございます。略歴につきましては、お手元に資料をお配りいたしましたので、ごらんいただきたいと存じます。 折り紙作家として世界各国の著名な展覧会への出展や個展を開催される傍ら、折り紙や山村暮らしに関する多くの著書をあらわされるなど、人格高潔にして教育、学術及び文化に明るく、まさに人格、識見とも兼ね備えた適任者でございますので、ここに御提案申し上げる次第でございます。 よろしく御同意いただけますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(荒澤靖君) 本案について御質疑はありませんか。浅見昌敏議員。 ◆20番(浅見昌敏君) 教育委員会の委員でありますけれども、定数が4ということと、旧大字が4ということで、それぞれのところの者がなっていたというのが今までの経過でありました。 今回、平地区に在住の委員がやめられて、布施さんという方にかわるわけなんですけれども、以前から教育委員は全市的な見地から選ぶのが筋じゃないか、こういう意見がたくさんあったわけですけれども、やはり地域のエゴと言っては失礼なんですが、地域的な物の考え方が非常に強くて、それができないで今まで来たとこういう経過です。 合併協議の際にも、旧2村のほうから教育委員をというような希望もあったように私は思うんです、記憶しているのですが、これ、4人という定数は変わらないんだということなんです。今回たまたまこのような選任希望がなされたわけですけれども、これについて、いわゆる全市的な見地からということで選んだのかどうか。そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(荒澤靖君) 副市長。 ◎副市長(相澤文人君) それでは、私のほうから答弁をさせていただきます。 議員御指摘のように、確かに合併協議の中で、当時私も教育部会長を務めさせていただきました。そのときに両村の委員の方々から、両地区からも教育委員を出してほしいというような御意見があったことを覚えております。私のそのときの説明では、あくまで、教育委員は法律に基づいて5人ということで決められているということで、教育長を含めて5人はいずれも全市的な見地から選ばれるべきものでありまして、合併すれば当然2地区ふえますから6地区になります。6人というわけにはいきませんし、あくまで全市的な見地から適任者を選任させていただくということを説明をさせていただいたところでございます。 今回も1人任期満了になったわけですが、あくまで全市的な見地から適任者を検討させていただき、ただいま市長のほうから提案させていただいたところでございます。 今後もそういう観点で地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中に定められておりますように、人格高潔で教育、学術、文化、こういったことに関して識見のある方を選任していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(荒澤靖君) 浅見昌敏議員。 ◆20番(浅見昌敏君) くどいようですが、今回が全市的見地から選んでいくという出発点で今後もこれを継承していく、こういう強い決意を持っていく、こういうことですね。 ○議長(荒澤靖君) 副市長。 ◎副市長(相澤文人君) そのように臨んでまいりたいと考えております。 ○議長(荒澤靖君) 浅見議員、よろしいですか。 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに討論を省略して、直ちに採決をしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。 議案第78号 教育委員会委員の任命について、原案に同意することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第78号は原案どおりこれに同意することに決しました。 △日程第2 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第2 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第55号及び議案第56号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕
    総務文教委員長(和田俊彦君) 当委員会に付託されました議案につきまして、審査の概要を順次報告いたします。 議案第55号 長野県地方税滞納整理機構の設置については、委員から、広域連合で扱う案件は市町村から移管の手続を行った案件だけかとの質疑が出され、行政側から、まず市において移管の前段として、滞納者に対し移管予告の通知を行い、あわせて納税相談等を行った上で、慎重な審査により移管ケースを決定する。今回広域連合の準備室から示されている移管件数は20件とされているが、あくまでも悪質な滞納ケースなど、徴収困難な案件が移管対象となる。こうして最終的に移管されたものについてのみ、広域連合が対応することとなるとの説明がありました。 また、処理件数1件当たりの単価があるようだが、市の負担する金額はどの程度を見込んでいるかとの質疑では、行政側から、条件により異なるが、1件当たりの処理金額はおおよそ16万円から17万円ほどと予測され、今回は総額330万円程度を見込んでいるとの説明がありました。 規約には不服申し立ての規定がないが、どのように対応するのかとの質疑について、行政側から、不服申し立てや控訴に関する対応については、制度的には税法や地方自治法により定められているので、課税に対する不服申し立ては従来どおり市町村に対して行われる。広域連合に移管された案件のうち、滞納処分に関する不服申し立てについては、広域連合に対して行うこととなるとの説明がありました。 当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 議案第56号 大町市特別会計条例の一部を改正する条例制定については、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第55号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第56号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。松島吉子議員。何号ですか。 ◆6番(松島吉子君) 議案55号について反対の立場で討論します。 ○議長(荒澤靖君) はい、松島吉子議員。     〔6番(松島吉子君)登壇〕 ◆6番(松島吉子君) 議案第55号に対して反対討論を行います。 長野県地方税滞納整理機構の設置については、6月の定例会の陳情に対する討論で幾つか問題点を上げて意見書を上げるよう討論した経過があります。この機構の設立に向けては、特に重大な人権侵害や地元の中小企業の倒産を招くことも危惧されています。 今回の広域連合の規約案には、これらについて全く配慮がされていません。国民健康保険税も対象となっています。規約4条には広域連合が処理する事務として、構成団体が移管した事業に係る滞納処分及びこれに関係する事務とあり、まさに機械的な差し押さえと徴収が目的であって、納税者の実態に即した納税の猶予、分納などの措置をとることが盛り込まれていません。私は何より強権的な姿勢で取り立てや差し押さえで重大な事態が起こるのではないかと一番憂うるものです。また、規約には将来的に市町村が広域連合から脱退する方法について定めてありません。 以上のことから、広域連合長野地方税滞納整理機構の設置は拙速であり、同広域連合規約に反対します。改めてこの問題に関し、広く県民的な議論を起こすことが大切と考えます。 以上、反対討論といたします。 ○議長(荒澤靖君) 賛成の討論はありませんか。丸山美栄子議員。     〔8番(丸山美栄子君)登壇〕 ◆8番(丸山美栄子君) 私は議案第55号 長野県地方税滞納整理機構の設置について、委員長報告に賛成の立場で討論させていただきます。 国におきましては、国と地方が対等な立場にあることを踏まえ、地域の自主的判断のもと、国と地方のパートナーシップによる地域主権改革を推進しようとしております。その具体的な政策といたしまして、基礎自治体への権限移譲やひもつき補助金一括交付金化を推進するなどしていることからかんがみますと、基礎自治体としての県や市町村におきましては、なお一層の自主財源確保が大きな命題となってくるものと考えます。そんな命題を前に、県や市町村において最も重要な自主財源であります地方税については、近年の傾向といたしまして、収納率の低下と相まって収入未済額の増加が大きな課題となってきております。 本来、地方税は収入あるいは資産等がある場合に課税されるものであり、その税を納めることは、国民の義務となっておりますが、昨今の景気の落ち込み等により、現実的には納税に支障を来している、こんな方もおられるものと思っております。このような場合でも、納税に向け誠意を持って対応されている方々、現実的に納税できない方々につきましては、分納とか滞納処分の執行停止など緩やかな措置が講じられております。先ほどの機械的な措置との指摘がございましたが、それは当たらないと考えます。 しかし、このようなやむを得ない理由で納税できない方々とは異なり、例えば納税に対して誠意のない方、故意に納税を免れようとされる方々に対しては、多くの誠実な納税者への公平を担保するため、また税秩序の維持のために毅然たる対応が求められるべきであります。そのために必要とされる差し押さえや競売といった法的措置を講じたり、悪質な納税者との交渉のためには、法的知識や豊富な経験が必要である、このように思われます。 最近は、さまざまな制度改正や法律改正により、社会的な仕組みや制度の高度化、複雑さが指摘をされ、それゆえに、このスピードに即応できる十分な知識と経験を市職員の皆様に求めることは、非常に困難になってきているものと感じております。だからといって、それをよしとせずに努力を惜しんではならないことは当然であることを申し添えます。それゆえに、県と市町村が共同して徴収困難案件の解消に取り組むことが必要であり、専門分野の人材確保が必要不可欠であるとの考えのもとでの制度であると私は理解しております。 また、強制力を伴う滞納処分を行うということからかんがみますと、法人格を持った広域連合という特別地方公共団体を組織して対応するという今回の取り組みにつきましては、苦しい生活の中で決められた納税をされている多数の皆様からも納得をいただける施策であると考えております。 一方で、広域連合が対応するということにより、納税者である市民との距離が遠くなるのではないかとの心配をされますが、移管対象となる案件が徴収困難案件に限られることから、むしろ徴収担当者と納税者の間に一定の距離が生まれることから、徴収実績の向上につながるものと考えられ、その点に期待をするものです。 また、今回議案となった規約につきましては、滞納処分や不服申し立て具体的手続等が定められていないとの御懸念もあるやにお聞きをしておりますが、税の徴収や滞納処分、不服申し立ての手続等は、委員長報告どおり地方税法等の上位法で決められておりますので、この規定で定めるまでもないものと考えます。 今後、この広域連合において、当市が抱えております困難案件が1件でも多く解決に至ることを願いますとともに、職員が一丸となって滞納者の方々と十分な意思疎通に誠意を持って取り組み、納税者の悩みに寄り添い、さらなる滞納の解消に全力で取り組んでいただくことを切にお願いいたしまして、委員長報告に賛成するものでございます。 議員各位の御賛同を心からお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 他の議案について、討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荒澤靖君) 以上で討論は終了いたしました。 これより採決を行います。 議案第55号 長野県地方税滞納整理機構の設置については、総務文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。     〔多数起立〕 ○議長(荒澤靖君) 起立多数であります。よって、議案第55号は総務文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第56号 大町市特別会計条例の一部を改正する条例制定については、総務文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 ○議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第56号は総務文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第57号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 当委員会に付託されました議案第57号 大町市公共下水道条例の一部を改正する条例制定については、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第57号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第57号 大町市公共下水道条例の一部を改正する条例制定については、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第57号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第58号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第4号)について、各常任委員長の報告を求めます。初めに、総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 議案第58号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会に付託されました部分について報告いたします。 まず歳入では、委員から、合併特例債の枠配分額と活用状況について質疑が出され、行政側から、合併特例債の配分額は90億1,000万円の枠があり、平成27年までの合併後10年間に予定している事業は80億円程度である。今回の補正計上分を含め、これまでに予算化した事業費は約34億円となるとの説明がありました。 歳出について、教育委員会所管事項では、委員から、学校給食のあり方検討委員会の内容についての質疑が出され、行政側から、委員構成は学校長、栄養士、PTA、学識経験者、公募委員等による10名程度を予定している。本年11月から1年間で7回程度の委員会を開催する中で、学校給食の運営・施設に関すること、食育の推進に関すること、学校給食の安心・安全確保、地産地消の拡充などの項目についてさまざまな御意見をいただき、今後の学校給食の基本方針を検討していきたいとの説明がありました。 また、他の委員から、図書館西口排水改良工事について、地下浸透処理でなく、抜本的な対策が必要ではないかとの質疑が出され、行政側から、公共施設であり、雨水の排水処理については敷地内での対応を基本として考えている。既設の浸透ますの清掃による排水能力の改善と新たに地下浸透ますを1基増設することで対応が可能と判断しているという説明がありました。 企画財政課所管事項では、委員から、仁科の里整備基金に関する質疑が出され、行政側から、仁科の里整備基金は、市が整備する施設、建物修繕等の費用に充てる基金であり、今回の補正により、積立金額は2億3,500万円余となるとの説明がありました。 以上、審査の主な内容について御報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 議案第58号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会に付託されました部分について報告いたします。 市民課所管事項の審査では、委員から、自殺対策事業の具体的な内容について質疑があり、行政側からは、国や県の基本方針策定に伴い、市としての自殺対策の基本方針策定のためのアンケート調査を実施している。そのアンケート結果等により、市の対策事業を検討し、最初の相談者となるゲートキーパーの育成等にも取り組む予定であるとの答弁がありました。 生活環境課所管事項の審査では、委員から、資源物のリサイクルの推進に伴って経費がかかると想定されるが、市としての考えはとの質疑があり、行政側からは、資源物のリサイクルについては、売り払い収入より収集運搬費等の経費が大幅にかかるため、リサイクルの推進に伴い、市の財政負担も大きくなるが、国の指定法人である日本容器包装リサイクル協会から、分別が優秀な自治体として拠出金が支給されている。今後も、売り払い単価を上げる工夫や、分別の徹底を図るなど、財政負担の軽減に努めながら、リサイクルを推進していきたいとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 議案第58号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会に付託されました部分につきまして報告いたします。 農林水産業費の関係では、有害鳥獣対策事業に関して、有害鳥獣の出没状況について質疑があり、行政側からは、猿については9群に電波発信機をつけて追跡しているが、ことしは里に出没する件数がふえている。また、イノシシとシカによる被害の発生件数も多い。ほかにクマの目撃情報も多く、果樹に多くの被害が発生している。例年と比べ有害鳥獣の出没件数は多いとの答弁がありました。 関連して委員から、有害鳥獣が出没する地域の皆さんが耕作意欲を失わないように、可能な限りの対策を講じ、引き続き頑張っていただきたいとの意見が出されました。 商工費の関係では、工場等誘致振興助成事業に関して、助成による新規雇用の状況について質疑があり、行政側からは、今回の事業は、市内にある食品加工業者がラインの増設を行うもので、新たに12名を雇用する計画である。公共職業安定所を通じての募集に対し、26名の応募があり、面接を行ったと聞いているとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 初めに、総務文教委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会厚生委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、産業建設委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第58号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第4号)は、各常任委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第58号は各常任委員長の報告どおり可決されました。 次に、議案第64号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 当委員会に付託されました議案第64号 平成22年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)につきましては、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第64号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第64号 平成22年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)は、総務文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第64号は総務文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第59号、議案第60号及び議案第61号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 当委員会に付託されました議案について報告いたします。 議案第59号 平成22年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第60号 平成22年度大町市老人保健医療特別会計補正予算(第1号)及び議案第61号 平成22年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、慎重審査の結果、いずれも全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 社会厚生委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第59号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第60号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第61号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより逐次採決を行います。 議案第59号 平成22年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第59号は社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第60号 平成22年度大町市老人保健医療特別会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第60号は社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第61号 平成22年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第61号は、社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第62号、議案第63号及び議案第65号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 当委員会に付託されました議案第62号 平成22年度大町市公共下水道特別会計補正予算(第1号)、議案第63号 平成22年度大町市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第65号 平成22年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、慎重審査の結果、いずれも全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第62号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第63号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第65号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより逐次採決を行います。 議案第62号 平成22年度大町市公共下水道特別会計補正予算(第1号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第62号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第63号 平成22年度大町市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第63号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第65号 平成22年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第65号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 △日程第3 決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第3 決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第66号から議案第77号までの12議案について、決算審査特別委員長の報告を求めます。決算審査特別委員長。     〔決算審査特別委員長(大厩富義君)登壇〕 ◆決算審査特別委員長(大厩富義君) それでは、決算審査特別委員会審査報告をいたします。 お手元に配付いたしました報告書をごらんください。 本特別委員会に付託された議案第66号から議案第77号までの12議案について、審査の結果、これを認定することと決定いたしましたので、会議規則第103条の規定により報告いたします。 審査の方法でありますが、本件について決算審査特別委員会は、委員会審査報告書2ページに記載のとおり分科会を設置し、それぞれ所管の議案について9月9日及び10日にわたり慎重に審査を実施いたしました。 総括につきましては、次の3ページから5ページに記載しておりますが、決算額の数値等につきましては、それぞれの決算書のとおりでありますので、説明を省略し、各分科会で出されました意見を朗読し、報告とさせていただきます。 6ページをごらんください。 議案第66号では、第1分科会から、歳入について。 1、市税等の不納欠損の縮減に向け、庁内関係部署の連絡調整や体制強化に努め、全職員が一丸となって積極的に取り組まれたい。 2、コンビニ収納を初め、納税者の利便性や収納率の向上に資する取り組みを一層推進されたい。 3、ふるさと寄附金について、一層のPRに努められたい。 歳出について。 1、今後の教員住宅の整備、改修に当たっては、民間のアパート等の活用などを含め、幅広く検討されたい。 2、きらり輝く協働のまちづくり事業について、事業実施者の要望等の把握に努め、より効果のある事業を推進されたい。 3、選挙における迅速な開票作業の研究と市民の利便性に配慮した投票所の統合等について検討されたい。 4、防災行政無線を初め、多様な情報伝達手段について、効率的、効果的な事業の推進を図られたい。 5、通学路等における防犯灯や信号機の設置について、住民・関係者との連携を図り、子ども達の安全確保に引き続き配慮願いたいとの意見がありました。 第2分科会からは、1、特別養護老人ホームの入所待機者が年々増加していることから、関係機関とも連携し、圏域内での施設の充実等について鋭意努力されたい。 2、もみのき・こぶし保育園統合改築に当たっては、施工管理に十分配慮されたい。 3、企業関係の臭気・低周波音調査について、今後も行政として効果的な調査を行い、その成果が上がるよう努められたい。 4、ごみ処理場広域化の推進に当たっては、各市村統一したごみの分別方法の徹底や費用負担について慎重に対応されたいとの意見がありました。 第3分科会からは、1、美麻地区にある市民農園利用者に対し、土地や空き家情報等の積極的な配信を行うなど、できる限りの策を講じ、定住促進に向け、鋭意努力されたい。 2、地域住民との協働による唐花見湿原の遊歩道改修事業は評価できる。協働により実施可能な事業については、今後も積極的に実施されたい。 3、不況のもと、多くの中小企業は大変厳しい経営状態である。融資のあっせんや相談体制を強化するなど、きめ細やかな対応に努められたい。 4、間伐事業については、森林保全のみならず、鳥獣被害防止の観点からも有効である。県の森林税等の補助事業を活用し、積極的に事業の推進を図られたい。 5、遊具の安全対策事業については、いち早く安全点検を実施し、危険な遊具の修繕や撤去が終了したことは評価できる。今後は定期点検を行うなど、適正な管理に努められたいとの意見がありました。 議案第67号では、1、国保税の収納率は若干向上しているが、公平性を保つために一層収納に努力されたい。 2、市民の健康増進、健康保持のために、特定健診の受診率の向上を初め、保健指導に努力されたいとの意見がありました。 議案第73号では、1、可能な限り早い時期での上水道との料金統一に向け、努力されたいとの意見がありました。 議案第74号では、1、有収水量が年々減少する中、原水供給事業は非常に有益な事業である。引き続き安定供給に努めるとともに、販売量増加に向け、努力されたいとの意見がありました。 議案第76号では、1、病院職員の評価も高まっており、病院の努力は評価できる。今後も職員の意識改革を図り、さらなるサービス向上に努められたい。 2、未収金の回収について、業務委託の実施により、回収率向上だけでなく悪質な滞納の抑止力となる等の効果も出ており評価できる。引き続き滞納者との連絡を密接にとりながら回収率の向上を図られたい。 3、今般の財政状況は、今年度だけでなく、従前からの経営体制にも問題がある。過去の運営を統括した上で、プロパー職員の採用等も視野に入れながら、職員一丸となって病院の経営改善を図られたいとの意見がありました。 議案第77号では、1、訪問看護事業は在宅介護をする上で必要不可欠な事業である。サービスの質を低下させることのないよう、引き続き取り組まれたいとの意見がありました。 以上で、決算審査特別委員会の審査報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 決算審査特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について、各分科会の委員長から補足する事項等がありましたら、報告をお願いいたします。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ありませんので、次に進めます。 議案第66号 平成21年度大町市一般会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。 最初に、第1分科会所管関係について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第2分科会所管関係について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第3分科会所管関係について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。太田議員。 ◆7番(太田欽三君) 第66号について。 ○議長(荒澤靖君) 賛成ですか、反対ですか。 ◆7番(太田欽三君) 反対の立場から。 ○議長(荒澤靖君) はい、太田欽三議員。     〔7番(太田欽三君)登壇〕 ◆7番(太田欽三君) 議案第66号 平成21年度大町市一般会計決算に反対の立場で討論いたします。 日本共産党としては、医療や子育て、高齢者問題、生活環境など、市民の暮らしを守るということに力を注いでおり、その点では幾つか言いたいことはありますが、大きな問題点を幾つか申し上げます。 しらかば保育園問題では、ダミー設計書を用いたことや市に損害を与えたとする一審の判決に対して、入札契約事務と市の損害に関して事実誤認があるというだけで、議会に十分な説明もなく、論点を明らかにしないまま、控訴を決めました。この案件は残念ながら賛成多数で可決されましたが、弁護士の裁判費用も税金が充てられます。一体だれのための控訴か、市民益はどこにあるのか、納得できません。 次に、ケーブルテレビ事業については、これまでも一般質問等でも取り上げてきたので多くは言いませんが、もともと難視聴地域の解消が目的だったのが、いつの間にか全市的に整備することになったもので、最大の問題点は、市民ニーズを十分に把握しないまま、約16億円という大型事業の実施を決めたことにあります。また、民間会社ができないからといって行政がやるというのは、行政改革や効率化から指定管理者制度を利用して民間委託する考え方と逆行するものではないでしょうか。 次に、固定資産税の評価がえによる宅地並み課税については、宅地として処分できない土地が、宅地並み課税をされ、何十倍にもなった例が幾つもあると聞き及んでいます。行政側は縦覧期間があるからといいますが、納税通知1通で容赦なく課税するというのは乱暴なやり方ではないでしょうか。 もう一つ、福祉医療費給付金について、受給者負担金を1レセプト当たり300円から500円に引き上げたことも、社会的・経済的弱者の方々の負担を軽減するという福祉医療制度の精神に反するもので、納得できません。 細かな点ではほかにもありますが、以上で私の反対討論といたします。 ○議長(荒澤靖君) 賛成討論はありませんか。勝野明議員。     〔9番(勝野 明君)登壇〕 ◆9番(勝野明君) 私は、議案第66号 平成21年度大町市一般会計歳入歳出決算に、認定する立場から討論をいたします。 去る14日、我が国の政権を担っております民主党代表選が行われ、菅首相の続投が決まりました。経済回復の兆しが一部では報じられておりますが、特に地方において深刻な経済情勢に対処するため、適切な政策の実行により、社会の再生が早期に実現することを期待しているところでございます。 このような情勢の中で認定に付されました当市の平成21年度一般会計決算は、財政運営的にも相当な御苦労があったのではないかと推察するものでございます。 決算の歳入面から見ましても、21年度は100年に一度と言われる大不況の中で、市の基幹収入である税収が法人市民税を中心に大きく落ち込んだほか、エコカー減税による自動車関連の交付金にまで影響が及んでおります。これらの減収分に対しては、地方交付税や特例交付金による所定の措置がなされたものの、基金からの繰り入れが皆無というわけではなく、決して容易な財政運営であったとは言えません。 私は、歳出決算における審査の判断基準として、社会環境や社会状況の変化、さらに多様化する市民要望に対して、このように限られた歳入予算の中で、いかに効果的に、また的確に予算執行がなされたかをしっかり見きわめることが肝要と考えております。 平成21年度は、経常的な経費を切り詰めることはもとより、第4次総合計画で定められた合併後の新市が歩むべき道に従って確実に歩みを進められたわけですが、緊急経済対策などによる各種事業の執行により、決算規模が過去最大級となる中におかれましても、財政の健全化に努められたと判断しております。 特に喫緊の課題でありました地域の緊急経済対策や雇用対策にも、国や県からの財源を有効活用され、速やかに対応されたほか、限られた財源を重点配分することで、ハード事業といたしましては、繰越事業となっておりました小水力発電施設やサッカー場の芝改修事業の完成、継続的な下水道エリアの拡充、さらには懸案となっておりました仁科台中学校の全面改築や、一般廃棄物最終処分場の建設などを実施するとともに、もみのき・こぶし統合保育園の建設にも着手されております。 また、ソフト事業では、定額給付金や子育て応援特別手当の交付のほか、市民バスふれあい号の運行、きらり輝く協働のまちづくり事業や八坂、美麻地区の住民自治組織活動への支援、福祉面では各種サービスの提供や介護者慰労金の支給、産業面では企業誘致や中心市街地活性化対策、さらには有害鳥獣対策などにも取り組まれたところでございます。 財政状況の厳しい中で、十分ではないにしても、生活基盤の整備や市民要望の強い事業や将来につながる事業の展開に努められたことは、評価に値するところであります。 また、財政健全化法の施行により義務づけられておりました前年度決算における健全化判断比率が去る8月31日、議会に対しましても報告されました。 私もその報告書を拝見しました。いずれの数値につきましても、法で定められております早期健全化基準の範囲内でございました。特に、数値の動向が注目されておりました実質公債費比率につきましても、昨年の数値に比べ0.9ポイント低下しており、財政運営に豊富な経験のある市長のもと、健全財政が堅持されたと評価するところであります。 今後も、地方公共団体を取り巻く財政状況は厳しさが続くと思われますが、さらなる大町市の前進と発展のために施策を推進されることを期待いたしまして、平成21年度一般会計歳入歳出決算の認定に対する賛成討論といたします。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 他の討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で討論は終了いたしました。 これより採決を行います。 議案第66号 平成21年度大町市一般会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第66号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第67号 平成21年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第67号 平成21年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第67号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第68号 平成21年度大町市老人保健医療特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第68号 平成21年度大町市老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第68号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第69号 平成21年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第69号 平成21年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第69号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第70号 平成21年度大町市公共下水道特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第70号 平成21年度大町市公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第70号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第71号 平成21年度大町市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第71号 平成21年度大町市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第71号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第72号 平成21年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第72号 平成21年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第72号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第73号 平成21年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第73号 平成21年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第73号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第74号 平成21年度大町市水道事業会計決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第74号 平成21年度大町市水道事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第74号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第75号 平成21年度大町市温泉引湯事業会計決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第75号 平成21年度大町市温泉引湯事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第75号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第76号 平成21年度大町市病院事業会計決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第76号 平成21年度大町市病院事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第76号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第77号 平成21年度大町市指定訪問看護事業会計決算について、御質疑を受けることといたします。御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第77号 平成21年度大町市指定訪問看護事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第77号は決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 ここで、審査の途中でございますが、11時25分まで休憩といたします。 △休憩 午前11時07分 ----------- △再開 午前11時25分 ○議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △日程第4 常任委員会委員長請願陳情審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第4 常任委員会委員長請願陳情審査報告、質疑、討論、採決を行います。 初めに、総務文教委員会付託の陳情第34号、請願第36号から請願第38号及び継続審査中の陳情第13号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 当委員会に付託されました請願、陳情につきまして、審査の内容を順次報告いたします。 陳情第34号は、中信地区私学助成推進協議会から提出された私立高校への大幅公費助成を求める内容の陳情であります。 今年度、公立高校における授業料の無償化が実施されましたが、私立においては一部補てんにすぎない状況であります。 慎重審査の結果、全会一致で採択し、意見書を提出することに決定いたしました。 後ほどこの件に関する意見書を提出いたしますので、御賛同いただきますようお願いいたします。 請願第36号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める請願、請願第37号 30人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願、請願第38号 長野県独自の30人規模学級の中学校全学年への早期拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願は、いずれも大町市公立学校教職員組合から提出された国、関係行政庁への意見書の提出を求める請願であります。 請願第36号については、国の義務教育費負担が2分の1から3分の1に引き下げられ、教育の地方格差の拡大が懸念される状況であり、慎重審査の結果、全会一致で採択し、意見書を提出することに決定いたしました。 請願第37号については、文部科学省において35人学級の実現に向けて教職員定数改善計画(案)が示されたところですが、少人数学習の目的達成のため継続的な取り組みが必要なことであるとの認識に立ち、慎重審査の結果、全会一致で採択し、意見書を提出することに決定いたしました。 請願第38号については、長野県独自の取り組みである30人規模学級や教職員の配置は、児童数や地域の学校配置の状況で変わってくるが、行き届いた教育実現への願意を認め、全会一致で採択し、意見書を提出することに決定いたしました。 後ほど、これらの件に関する意見書を提出いたしますので、御賛同いただきますようお願いいたします。 継続審査となっております陳情第13号 道路・水路の整備等についてのうち、当委員会に付託された防火水槽の設置についてですが、消火設備の設置方法や経費負担等について、関係者の協議を継続しているが、結論にもう少し時間が必要であるとの説明がありました。 当委員会では、地元の関係者間の調整にいましばらく時間を要すると判断し、全会一致で継続審査と決しました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、社会厚生委員会付託の陳情第28号、陳情第30号、陳情第39号、陳情第40号及び継続審査中の陳情第45号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 当委員会に付託されました陳情について報告いたします。 清水自治会長より提出されました陳情第28号のうち、当委員会に付託された事項は、4番の交通安全対策に関する歩行者横断歩道の設置を求めるものであります。 当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択し、市長に送付すべきものと決定をいたしました。 次に、大町市立大町西小学校PTA会長より提出されました陳情第30号のうち、当委員会に付託された事項は、3番及び13番の交通安全対策に関するものであります。 審査では、委員から、市としてどのような安全対策をしているかとの質疑があり、行政側からは、市道へはみ出している垣根の剪定のお願いについての広報を行っており、また交通安全協会でも法定外指導線を引くなどの安全対策を行っているとの説明がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択し、市長に送付すべきものと決定をいたしました。 次に、新日本婦人の会大町支部長より提出されました陳情第39号 子どもの医療費無料化に関する陳情の審査では、委員から、対象年齢の拡大については、市も今後段階的に拡大を検討しているため採択とすべきである。また、窓口無料化については、現在の制度のもとではさまざまな問題があり、容易に実施することは難しいと考えるが、35都府県が実施している現状もある。慎重に検討していくことが必要であるため継続とすべきであるとの意見がありました。 一方で、窓口で医療費を支払うことは利用規制に当たるため、利用者の立場から判断すれば、窓口無料化についても願意を認め、採択すべきであるとの意見がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で1番の対象年齢の引き上げを求めるものについては採択し、市長に送付、2番の窓口無料化を求めるものについては、継続審査とすべきものと決定をいたしました。 次に、大町市立大町小学校PTA会長より提出されました陳情第40号のうち、当委員会に付託されました事項は、1番の(2)、(3)、2番、3番、4番、5番及び8番の交通安全対策に関するものであります。 審査では、行政側から、交通安全対策については、建設課や警察等各関係機関と協議しながら進めていきたいと考えているが、一方通行規制を求めるものについては、該当箇所は生活道路であり、通勤者や農業耕作者の方に支障が出るため困難であるとの説明がありました。 委員から、一方通行規制を求めるものについては、自治会等、地域の各種関係者と十分に協議した上で検討する必要があるため、継続とすべきであるとの意見がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で8番の一方通行規制を求めるものについては継続審査、その他の部分については採択とし、市長へ送付すべきものと決定をいたしました。 次に、平成22年6月定例会から継続審査となっております陳情第45号 ごみ焼却場建設計画についての審査では、広域連合での検討委員会の状況を引き続き見定める必要があることから、当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で継続審査にすべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、産業建設委員会付託の陳情第28号から陳情第33号、陳情第35号及び陳情第40号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 当委員会に付託されました陳情につきまして、御報告いたします。 初めに、陳情第28号から陳情第33号については、道路・水路の整備等や通学路の安全確保に関して、各自治会長及び大町西小学校PTA会長から提出された陳情であります。 当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、いずれも全会一致で採択し、市長へ送付すべきものと決定いたしました。 次に、陳情第35号については、木崎湖キャンプ場内にあるトイレの改築を求め、木崎湖観光協会会長ほか1名から提出された陳情であります。 委員から、維持管理に関して、地元との関係について質疑があり、行政側からは、現在も維持管理はキャンプ場とともに行っている。今後、新たに建設する場合についても、維持管理については地元管理を原則とし、協議を進めていく考えであるとの答弁がありました。 当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択し、市長へ送付すべきものと決定いたしました。 最後に、陳情第40号については、大町南小学校PTA会長から提出された通学路等の安全確保に関する陳情であります。 当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択し、市長へ送付すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 これより質疑を行います。 まず、総務文教委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会厚生委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、産業建設委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより請願・陳情の採決を行いますが、採決の方法についてお諮りいたします。総務文教委員会付託の継続審査中の陳情第13号、社会厚生委員会付託の陳情第39号、継続審査中の陳情第45号、社会厚生委員会及び産業建設委員会付託の陳情第40号については、個別に採決、その他の陳情については一括処理したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 これより採決を行います。 総務文教委員会付託の継続審査中の陳情第13号を委員長報告どおり継続審査とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、陳情第13号は委員長報告どおり継続審査とすることに決しました。 次に、社会厚生委員会付託の陳情第39号について、委員長報告どおり一部継続審査とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第39号は委員長報告どおり一部継続審査とし、採択部分は市長に送付することに決しました。 次に、社会厚生委員会付託の継続審査中の陳情第45号について、委員長報告どおり継続審査とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第45号は委員長報告どおり継続審査とすることに決しました。 次に、社会厚生委員会及び産業建設委員会付託の陳情第40号については、社会厚生委員会において一部継続、産業建設委員会において採択となっておりますので、一部継続審査とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第40号は各委員長報告の内容により、一部継続審査とし、採択部分は市長に送付することに決しました。 続きまして、総務文教委員会付託の陳情第34号、請願第36号から請願第38号までは採択、社会厚生委員会及び産業建設委員会付託の陳情第28号、陳情第30号は採択し、市長に送付、産業建設委員会付託の陳情第29号、陳情第31号から陳情第33号及び陳情第35号は採択し、市長に送付、以上のとおり、それぞれ決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、請願・陳情は以上のとおり決しました。 以上で請願・陳情の処理は終わりました。 △日程第5 閉会中の継続審査及び調査申出 ○議長(荒澤靖君) 日程第5 閉会中の継続審査及び調査申出を議題といたします。 議会運営委員長、各常任委員長から、目下委員会において審査及び調査中の事件について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。各委員長からの申し出について、閉会中の継続審査及び調査を認めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査を認めることに決しました。 △日程第6 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第6 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 議事第3号から議事第8号までを議題といたします。 議事第3号は大町市議会基本条例制定についての案件であります。これと個別に議事第4号から議事第8号までの5件については、いずれも議員提出の意見書案件でありますので、これを一括議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 最初に、議事第3号を議題とし、提出者を代表し、八木聡議員に提案理由の説明を求めます。八木聡議員。     〔16番(八木 聡君)登壇〕 ◆16番(八木聡君) 議事第3号 大町市議会基本条例の制定について、提出者を代表して提案理由の説明をさせていただきます。 議案とあわせて逐条解説つきの説明資料を配付しておりますので、ごらんいただきたいと思います。 本格的な地方分権時代を迎え、地方自治体は自主的な決定と責任の範囲が拡大している中で、地方議会が果たすべき役割はますます大きくなっています。二元代表制の一翼を担う存在である議会の果たすべき役割を再認識し、その機能をさらに充実させていくとともに、政策提言や政策立案を積極的に行っていくことが重要となってきています。そのためには、議会は広く市民の意見や要望を把握し、公の場で自由闊達に議論することによって、政策の論点や課題を明らかにし、より深まった議論の中で合意形成がなされ、真に市民が求める政策を決定することができるものです。また、議決責任を深く認識し、議決に至るまでの過程を含めて、市民に明らかにする責務もあります。 大町市議会では、一問一答制の導入やインターネット配信など、開かれた議会を目指して議会改革や議会活性化に取り組んできました。これまでの取り組みをさらに発展させ、市民に信頼され、市民とともに歩む議会を目指し、市民福祉の向上と豊かなまちづくりの実現に寄与することを目的として、議会の基本理念、市民や市長との関係、議会運営などの基本的事項を定めた大町市議会基本条例の提案に至ったところであります。 それでは、まず条例の検討過程の概略について報告いたします。 本条例案の策定に当たりましては、平成21年6月に議長から諮問を受けた議会運営委員会が主体となり、計21回の委員会を開催し、先進事例の調査・研究、ブレーンストーミングを用いた意見集約などを行い、検討を重ねてきました。 また、定例会ごとに議会全員協議会で協議をいただいたほか、議員全員の参加をいただき、基本条例に関する学習会の開催や、市民の皆様との意見交換会を行ってきました。あわせまして、条例素案につきまして、パブリックコメントを募集し、貴重な御意見をいただきました。その間、理事者側との協議も行い、意見をいただいております。 これらの貴重な御意見等を参考とさせていただき、議会運営委員会として条例案をまとめ、先日の全員協議会で再度全議員に御協議いただき、最終的な条例案として集約させていただきました。そして、9月2日、この条例案をもって議長に答申したところです。 それでは、条例の概要について御説明いたします。 本条例は、市議会に関する最高規範として位置づけ、前文を掲げ、第1章から第8章までの全24条で構成されています。 前文では、市民とともに歩む議会を目指し、市民福祉の向上と豊かなまちづくりの実現に向け、不断の努力を重ねる決意を明記しました。第1章総則では、条例の目的、基本理念並びに市議会における最高規範として、本条例を規定しています。第2章の議会の活動原則では、議決責任と市民への説明責任を、第3章の議員の活動原則では、議員の責務と政治倫理について定めています。第4章の市民と議会の関係では、情報の公開、傍聴しやすい環境づくりの取り組みや市民との意見交換会の開催などについて定めています。第5章は、議会と市長等との関係で、論点及び争点を明確にするために、市長や職員等には、議員の質問に対して不明な点等を聞くことができる権利を認めています。第6章の議会運営では、議会としての合意形成に向け、議員間の自由討議を委員会において実践に努めることとしています。また、政策調整委員会を設置し、ここでは、市民との意見交換会の開催に関することや、市民から寄せられた意見や要望等の集約、整理を担うことを明記しています。第7章は、議会の体制整備について、第8章補則は、今後も議会は条例の検証を行い、必要に応じて見直しをすることとしております。 なお、本条例は公布の日から施行するものであります。 以上の提案理由について御説明申し上げましたが、よろしく御賛同いただき、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。 提案者に対して、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議事第3号については、委員会付託並びに討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決をいたします。 議事第3号 大町市議会基本条例制定についてを原案どおり可決することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議事第3号は原案どおり可決されました。 次に、議員提出の意見書案件であります。 最初に、議事第4号について、遠藤徹雄議員の説明を求めます。遠藤徹雄議員。     〔12番(遠藤徹雄君)登壇〕 ◆12番(遠藤徹雄君) それでは、議事第4号 私立高校への公費助成に関する意見書(案)について、案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。 平成22年9月17日提出 私立高校への公費助成に関する意見書(案) 私立高校は独自の建学の精神に基づき、生徒それぞれの個性を育むことによって、スポーツ・文化活動、進学や地域への貢献等に大きな成果を上げてきてくれましたが、私学助成の主体をなす国・県からの補助金は一定の前進をするに止まっていました。漸く今年度、待望の「高校無償化」政策が実施されましたが、授業料「無償化」は公立高校におけるものであり、私立には「就学支援金」として授業料の一定程度を補填するに過ぎず、加えて「施設維持費」「教育充実費」等の学納金が依然として残ることから、保護者負担の軽減が図られたとは言い難い状況です。初年度納付金額を見比べましても、公立高校との格差が生じております。もしここで、助成金が減額や打ち切りになりますと、更なる格差増に拍車がかかり、個々の家計に負担を与えることは必至であると考えます。多様なカリキュラムを持つ私学は、子どもたちに大きな夢と可能性を与えてくれています。その夢を経済的理由で諦めさせることは、保護者の立場からしますと断腸の思いであります。 よって、公教育の一翼を担う私学振興のために、さらに一層のご理解ご支援を賜りたく、下記の事項について実現されますよう要望するものであります。                   記 1 私立高校に大幅な経常費補助を行うこと。 2 私立高校の教育条件改善のために大幅な施設、設備費の補助を行うこと。 3 私立高校の保護者負担を軽減するため、大幅な学納金の補助を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出者は表記のとおり、提出先は裏面のとおりであります。 皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 次に、議事第5号について、松島吉子議員に提案理由の説明を求めます。松島吉子議員。     〔6番(松島吉子君)登壇〕 ◆6番(松島吉子君) 議事第5号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案)について、案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。 平成22年9月17日提出 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案) 義務教育費国庫負担制度は、昭和60年度予算において、旅費及び教材費が国庫負担から除外されて以来、平成元年度までの5年間に恩給費の除外、地方交付税不交付団体への退職手当の補助率の大幅削減、共済費追加費用の負担率の引き下げが行われました。更に平成5年度、共済費追加費用については一年前倒しして一般財源化され、平成15年度は共済費長期給付と公務災害補償基金負担金が、平成16年度は退職手当と児童手当が一般財源化されました。そして、平成17年度及び18年度は、約8,500億円が一般財源化されました。 しかも、平成18年度から義務教育費国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられ、教育の地方格差を拡大するものになっています。 よって国におかれては、平成23年度予算編成において、義務教育の水準の維持向上と機会均等及び地方財政の安定を図るため、下記の事項について実現されますよう強く要望するものであります。                   記 1 国の責務である教育水準の最低保障を担保するために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元すること。 2 国庫負担金から既に除外した教材費、旅費、共済費、退職手当、児童手当などを復元すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出者は表記のとおり、提出先は裏面のとおりです。 皆様の御賛同をよろしくお願いします。 ○議長(荒澤靖君) 次に、議事第6号について、浅見昌敏議員に提案理由の説明を求めます。浅見昌敏議員。     〔20番(浅見昌敏君)登壇〕 ◆20番(浅見昌敏君) 議事第6号 30人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書(案)について、案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。 平成22年9月17日提出 30人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書(案) 今、学校や子どもたちをとりまく状況は、健やかな成長を願う保護者や国民の願いにもかかわらず、不登校やいじめ、「荒れ」、学級崩壊など心をいためる事態が進行し、このことは私たちの地域といえども決して例外とはいえない状況になっております。 こうした学校をとりまく諸問題を解決するには、現行の「40人学級定員」を引き下げて少人数学級において、一人ひとりの子どもたちとの深い信頼関係に基づいた心の通い合う教育をすることが不可欠であります。すでに都道府県によっては、独自の財政措置によって少人数学級を実施しておりますが、厳しい財政状況のおり国の責任で30人学級を実施していくことが求められております。 また、教職員がゆとりを持って子どもたちと触れ合うことができるようにするために、教職員定数を大幅に増やすことが求められています。 政府は、公務員の総人件費改革実行計画の中で、一般公務員とは別に教職員に対して一層の人件費削減を求めています。このため、平成20年度に引き続き平成21年度も次期定数改善計画の実施が見送られてしまいました。しかし、日本の教育予算は、GDP比に占める教育費の割合や教員一人当たりの児童生徒数などに見られるように、OECD諸国に比べて脆弱と言わざるを得ません。児童生徒の実態に応じたきめ細かな対応ができるようにするためにも、「次期定数改善計画の早期策定」や「教職員配置の更なる充実」が必要であります。現在、30人学級などの学級定員規模を縮小する独自の措置が、多くの道府県や市町村で行われております。しかし、地方交付税の削減もはじまり、今後の地方財政への圧迫も差し迫った問題となっています。 よって国におかれては、次代を担う子どもたちの健やかな成長のために、下記の事項について実現されますよう強く要望するものであります。                   記 1 国の責任において、早期に「30人学級定員」を実現することを含めた、次期定数改善計画を実施すること。また、自然減を上回る教職員定数の削減を行うことなく、学校現場に必要な教職員の人員・人材を確保すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出者は表記のとおり、提出先は裏面のとおりです。 皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 次に、議事第7号について、勝野明議員に提案理由の説明を求めます。勝野明議員。     〔9番(勝野 明君)登壇〕 ◆9番(勝野明君) 議事第7号 長野県独自の30人規模学級の中学校全学年への早期拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書(案)について、案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。 平成22年9月17日提出 長野県独自の30人規模学級の中学校全学年への早期拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書(案) 今、学校や子どもたちをとりまく状況は、健やかな成長を願う保護者や国民の願いにもかかわらず、不登校やいじめ、「荒れ」、さらには学級崩壊など、心をいためる事態が進行し、このことは私たちの地域といえども決して例外とはいえない状況になっております。 平成14年度から県独自に実施した「30人規模学級」は、一人ひとりの子どもたちとの深い信頼関係に基づいた心の通い合う教育のために不可欠な措置であり、県独自の施策に深く敬意を表するところであります。平成17年度からは、小学4年生まで措置が拡大され、平成21年度からは県単独措置による小学校全学年での30人規模学級が実現しました。どの子供にも行き届いた教育を保障する観点から、中学校の全学年において同様の施策が早期に実施されることが求められています。 一方、少子化の中で過疎化の進む地域においては、現行基準のもとでは複式学級が増加せざるを得ない状況も生まれています。たとえ少人数の子どもたちであっても、教育保障の観点から、複式学級は避けるべきであり、そのためには現行の複式学級の基準を改善し、県独自の複式学級解消措置を一層充実させることが求められています。 また、教職員がゆとりを持って子どもたちと触れ合うことができるようにするために、県独自に教職員配置を増やすことが求められております。 次代を担う子どもたちの健やかな成長のために、下記の事項について実現されますよう強く要望するものであります。                   記 1 県独自の「30人規模学級」を中学校全学年へ早期に拡大すること。 2 現行の複式学級の編制基準を改善し、県独自に複式学級解消措置を一層充実すること。 3 県独自による教職員配置の大幅増を実現すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出者は表記のとおり、提出先は裏面のとおりです。 皆さんの御賛同をお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 次に、議事第8号について、小林治男議員に提案理由の説明を求めます。小林治男議員。     〔10番(小林治男君)登壇〕 ◆10番(小林治男君) 議事第8号 山岳環境等の保全に対する国の支援を求める意見書(案)について、案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。 平成22年9月17日提出 山岳環境等の保全に対する国の支援を求める意見書(案) 先般実施されました環境省の行政事業レビューで、山小屋事業者に対する、し尿処理施設等改善のための山岳環境等浄化・安全対策緊急事業費補助が廃止と判定されました。その後、環境省の検討会におきまして5年から10年の年限を設けて事業の継続が決定され、当面は安堵いたしたところです。 本市は日本を代表する山岳県の長野県北西部に位置し、平成14年に山岳文化の発展と創造をめざして山岳文化都市宣言をしました。 市域には北アルプスと愛称される飛騨山脈の内、北の五龍岳から三俣蓮華岳や槍ケ岳などを経て、餓鬼岳・唐沢岳に至るまでの間に標高2,400メートル以上の山岳38座を有し、数多くの山小屋があり、毎年多くの登山者に利用されております。 山小屋は登山者の安全確保だけでなく、利用者の集中により増大する環境負荷の軽減対策という公共的な役割を担っております。 また、中部山岳国立公園を訪れる外国人の増加と山岳観光地の国際化、国民の財産である国立公園の利用と自然環境保護のためにも当該事業の継続は必要です。 加えて、その厳しい立地条件から施設の設置や改善には多額の費用を要するため、国による支援は不可欠であります。 つきましては、山小屋は登山者の安全確保と環境負荷の軽減対策に寄与していることから、下記の事項について実現されますよう強く要望するものであります。                   記 1 山岳環境等の保全に寄与している事業に対し今後とも格段の配慮を行なうこと。 2 山小屋事業者に対する山岳環境等浄化・安全対策緊急事業費補助を継続すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出者は表記のとおり、提出先は裏面のとおりです。 皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(荒澤靖君) 以上で説明が終わりました。 提案者に対して、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。議事第4号から議事第8号については、委員会付託並びに討論を省略して直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決をいたします。 初めに、議事第4号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第4号は原案どおり可決されました。 次に、議事第5号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第5号は原案どおり可決されました。 次に、議事第6号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第6号は原案どおり可決されました。 次に、議事第7号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第7号は原案どおり可決されました。 次に、議事第8号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議事第8号は原案どおり可決されました。 ただいま可決されました意見書は、議長において整理の上、それぞれ関係行政庁へ提出いたします。 △日程第7 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(荒澤靖君) 日程第7 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 本件につきましては、お手元に配付文書のとおり、市長から意見を求められております。事務局長にその文書を朗読いたさせます。事務局長。 ◎事務局長(山下鈴代君) 朗読いたします。 人権擁護委員候補者推薦に伴う市議会の意見聴取について。 このことについて、人権擁護委員1名が平成22年12月31日をもって満了となるため、後任委員候補者の推薦をいただきたい旨、長野地方法務局長から依頼がありました。 つきましては、下記の者を後任委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により市議会の意見を求めます。                   記 氏名、江津吉雄、住所、大町市美麻16405番地、履歴等につきましては、裏面のとおりでありますが、朗読は省略いたします。 以上でございます。 ○議長(荒澤靖君) 本件について御質疑、御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑、御意見がありませんので、お諮りをいたします。人権擁護委員候補者の被推薦人、江津吉雄氏について、適当と認めるとの意見を付したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、人権擁護委員候補者の被推薦人について、適当と認めるとの意見を送付することに決しました。 以上で、今定例会に付議された案件はすべて終了いたしました。 ここで市長よりあいさつを受けることといたします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) 9月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会に御提案申し上げました事件案件、条例案件、予算案件、21年度決算の認定案件並びに人事案件などにつきまして、いずれも御熱心な御審議をいただき、すべて原案どおり御承認をいただきました。ここに改めて厚く御礼を申し上げます。 御審議いただきました内容や一般質問並びに常任委員会等におきます御意見や御提言につきましては、今後の市政運営に十分生かしてまいりたいと存じます。 さて、国政におきましては、国民生活優先や地域主権の確立を掲げた民主党が政権を担うことになって1年が経過いたしました。政府は6月に策定した新成長戦略の実現に向けた3段階構えの経済対策を今月10日に閣議決定しました。 まず、1段目として予備費を活用した緊急対策、2段目として補正予算の編成などによる機動的、弾力的な対策、3段目として新年度予算編成や税制改正による新成長戦略の本格実施という3段階の政策展開により、円高とデフレへの対応を図ることとしております。 また、14日の民主党代表選挙におきましては、経済の立て直しと雇用の安定確保を掲げた菅直人首相が党首として再選され、引き続き政権を担うこととなりましたことから、喫緊の課題であります経済対策が早期に着実に実行されますことを強く期待しているところでございます。市といたしましても、今後の国の政策動向に最大の関心を払ってまいりますとともに、県においても予定されております経済・雇用対策に関する施策にも十分注意を払い、適時適切に対処してまいりたいと考えております。 さて、8月から今月にかけまして、市内全域でクマの出没情報が多く寄せられ、人身被害も2件発生しました。幸い、人身被害は2件とも大きなけがには至りませんでしたが、今後もクマが冬眠に入るまでの間、人里に出没するおそれがありますことから、15日にクマ出没警戒警報を発令し、クマに関する情報を市民の皆様にお知らせするとともに、注意を促すことといたしました。 今後、「広報おおまち」や緊急情報メール、防災行政無線、有線放送やケーブルテレビを初め、さまざまな媒体を通じて広報に努めますとともに、出没地域周辺のパトロール強化や、集団登下校による通学時の安全確保など、クマによる人身被害の防止策を強化してまいります。警戒警報は当市としても初めて発令するものであり、全国的にも余り例のない対応でありますが、今後も市民の皆様が安心して安全に暮らすことができますよう、迅速な対応に努めてまいります。 信州デスティネーションキャンペーンの開催があと2週間に迫りました。これまで実行委員会を初め、関係するさまざまな団体の皆様により、キャンペーンに向けた準備を進めていただいております。10月2日にはJR信濃大町駅へのリゾートビューふるさとの乗り入れにあわせ、記念セレモニーの開催を予定しております。 市内の子どもたちを初め、多くの市民の皆様でお客様をお迎えし、デスティネーションキャンペーンの幕開けにふさわしい催しとなりますよう準備を進めております。期間中、大糸線を走る列車に手を振る姿や観光に訪れた皆様を笑顔でお迎えする光景が市内随所で見られますことを期待しております。温かいおもてなしの心は、お客様に安らぎといやしを提供するだけでなく、おもてなしをする私たち市民一人一人、ひいては市域全体が心地よい安らぎに包まれることを願っております。今回のデスティネーションキャンペーンの成果が一時的なものとならないよう、終了後も継続して取り組みを推進し、今後の地域振興につながりますよう努めてまいります。 結びに、今議会は私にとりまして2期目就任後初めての定例会でありました。議員各位からは、多くの激励や御提言をいただきましたことに、深く感謝を申し上げます。今後も「きらり輝くおおまち」の実現に向け、職員とともに全力を傾注して市政に取り組む決意でございますので、議員各位におかれましては、一層の御理解と御協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 この夏は全国的に大変な猛暑となり、当市におきましても8月の平均気温は観測史上最高を記録し、平年を大きく上回る暑さとなりました。9月も半ばとなり、ようやく秋の気配を感じるころとなりましたが、議員各位におかれましては、健康には十分御留意いただき、地域の発展と市民福祉の向上のため、ますます御活躍をいただきますことを御祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 まことにありがとうございました。 ○議長(荒澤靖君) 私からも一言ごあいさつを申し上げます。 本9月定例会は8月31日に開会し、本日までの会期18日間で平成21年度一般会計を初めとする各会計の決算認定、人事案件、事件案件、条例案件、平成22年度補正予算など、本会議、委員会を通じ、重要案件を精力的に御審議いただき、ここに閉会できますことに対しまして感謝を申し上げます。 さて、今定例会には議員提案による大町市議会基本条例の制定についての議案が提出され、御可決いただきました。策定に当たりましては、昨年の6月から20回を超える会議の開催、先進地視察や勉強会の実施など、精力的に条例案の検討を行うとともに、市民の皆さんとの意見交換会やパブリックコメントの御使用など、市民意見の反映にも努めてまいりました。基本条例には、議会の基本理念、議会や議員の活動原則、市民及び市長と議会との関係や、議会運営などを明記し、議会における最高規範と位置づけております。 大町市議会が今まで取り組んできました議会改革をさらに推進し、市民に信頼され、市民とともに歩む議会を目指して、これまで以上に市民福祉の向上や豊かなまちづくりの実現に全力で取り組んでまいりたいと考えております。 さて、次第に秋も深まり、農作物の収穫期を迎えておりますが、地域においてはさまざまな行事が開催され、何かとお忙しい季節となりました。また、ことしは連日の猛暑により体調を崩された方も少なくなかったかと思われますが、予報ではことしの秋は短く、厳しい冬が足早にやってくるとも言われております。議員各位、理事者、部課長の皆様におかれましては、健康には十分留意され、ますますの御活躍を御祈念申し上げまして、私からのごあいさつといたします。 以上をもちまして、平成22年9月定例会を閉会といたします。御苦労さまでした。 △閉会 午後0時21分以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成22年9月17日        大町市議会議長   荒澤 靖        署名議員10番   小林治男        署名議員11番   大厩富義...