大町市議会 > 2010-12-17 >
12月17日-05号

  • "中村建二"(/)
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  1. 大町市議会 2010-12-17
    12月17日-05号


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    平成22年 12月 定例会         平成22年 大町市議会12月定例会会議録(第5号)               平成22年12月17日(金)---------------------------------------             平成22年大町市議会12月定例会                 議事日程(第5号)                   平成22年12月17日 午前10時 開議日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)日程第2 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  議案第87号 大町市過疎地域自立促進計画の策定について  議案第88号 大町市ケーブルテレビ放送事業に関する条例の一部を改正する条例制定について                        総務文教委員会委員長 和田俊彦  議案第89号 大町下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について                        産業建設委員会委員長 竹村武人  議案第90号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第6号)                        総務文教委員会委員長 和田俊彦                        社会厚生委員会委員長 小林治男                        産業建設委員会委員長 竹村武人  議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)                        総務文教委員会委員長 和田俊彦                        社会厚生委員会委員長 小林治男                        産業建設委員会委員長 竹村武人  議案第93号 平成22年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)                        総務文教委員会委員長 和田俊彦  議案第91号 平成22年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第97号 平成22年度大町市病院事業会計補正予算(第2号)  議案第98号 平成22年度大町市指定訪問看護事業会計補正予算(第1号)                        社会厚生委員会委員長 小林治男  議案第92号 平成22年度大町市公共下水道特別会計補正予算(第2号)  議案第94号 平成22年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)  議案第95号 平成22年度大町市水道事業会計補正予算(第2号)  議案第96号 平成22年度大町市温泉引湯事業会計補正予算(第1号)                        産業建設委員会委員長 竹村武人日程第3 常任委員会委員長請願陳情審査報告、質疑、討論、採決  陳情第43号・陳情第44号                        総務文教委員会委員長 和田俊彦  陳情第41号・陳情第42号・請願第48号・(平成21年)陳情第45号・陳情第39号                        社会厚生委員会委員長 小林治男  陳情第42号・陳情第43号・陳情第45号・陳情第46号・陳情第47号                        産業建設委員会委員長 竹村武人日程第4 閉会中の継続審査及び調査申出日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議事第9号 機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める意見書  議事第10号 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に関する意見書日程第6 財政事情公表---------------------------------------              会議出席者名簿◯出席議員(20名)     1番  荒澤 靖君        2番  堀 堅一君     3番  二條孝夫君        4番  和田俊彦君     5番  岡 秀子君        6番  松島吉子君     7番  太田欽三君        8番  丸山美栄子君     9番  勝野 明君       10番  小林治男君    11番  大厩富義君       12番  遠藤徹雄君    13番  川上守孝君       14番  高橋 正君    15番  大和幸久君       16番  八木 聡君    17番  竹村武人君       18番  飯嶌楯雄君    19番  中牧盛登君       20番  浅見昌敏君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        相澤文人君 教育長        荒井今朝一君   病院事業管理者    赤羽賢浩君 総務部長       吉澤義雄君    民生部長 福祉事務所長     西沢正敏君 産業観光部長     降籏和幸君    建設水道部長     木村隆一君 会計管理者               教育次長            伊藤悦男君               北澤徳重君 会計課長                体育課長                     庶務課長補佐市民活動 病院事務長      牛越 寛君               市河千春君                     サポートセンター長 企画財政課長            宮坂佳宏君    税務課長       横沢 健君 ケーブルテレビ推進室長 消防防災課長     西田 均君    市民課長       北澤文子君 生活環境課長     勝野 稔君    福祉課長       田中秀司君                     農林水産課長 子育て支援課長    松井栄一君               中村建二君                     農委事務局長 商工労政長            小林敏文君    観光課長       縣 和彦君 産業立地戦略室長 建設課長                都市計画・国営            西沢義文君               西澤潤一郎君 水利対策室長              公園対策課長 水道課長       降籏 孝君    下水道課長      降幡 司君 八坂支所長            鳥屋寿和君    八坂支所産業建設課長 竹本明信君 八坂支所総務民生課長 美麻支所長            飯沢壮一君    美麻支所産業建設課長 清水一弘君 美麻支所総務民生課長 学校教育課長     勝野太彦君    生涯学習課長     羽田一幸君 山岳博物館長     宮野典夫君    病院庶務課長     丸山純生君 病院医事課長     宮脇哲子君◯事務局職員出席者 事務局長       山下鈴代君    庶務議事係長     川上晴夫君 書記         牧野秀紀君    書記         清水智之君---------------------------------------               本日の会議に付した事件             議事日程(第5号)記載のとおり日程追加 議事第11号 大糸線存続に関する意見書(案)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 ○議長(荒澤靖君) おはようございます。ただいまから12月定例会の本日の会議を開きます。 本日の出席議員数は20名、全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部課長等の欠席、遅参等については、総務部長の報告を求めます。総務部長。 ◎総務部長(吉澤義雄君) 報告いたします。市長、副市長、教育長、病院事業管理者、所定の部課長は、遠山総務部庶務課長を除いて出席しております。なお遠山総務部庶務課長は病気療養中のため欠席ですので、かわりに市河庶務課長補佐を出席させております。 以上でございます。 △日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(吉澤義雄君)登壇〕 ◎総務部長(吉澤義雄君) ただいま議題となりました議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)について、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、国の22年度補正予算(第1号)で措置されました地方自治体に対する地域活性化きめ細かな交付金及び住民生活に光をそそぐ交付金を活用した事業費を計上するものでございます。 お手元に配付いたしました議案説明資料1「政策等の形成過程説明資料」をごらんください。 今回の国の補正予算により、地域活性化交付金としてきめ細かな交付金9,982万1,000円と住民生活に光をそそぐ交付金1,647万7,000円が当市へ配分額として示されました。この交付金が円高・デフレ対策のための緊急総合経済対策によるものであることにかんがみ、速やかな予算措置が必要であるとの観点から追加議案としてお願いすることとなったわけですが、実施いたします事業につきましては、早期発注が可能であること、市内業者の受注機会が確保されること、産業基盤の整備や振興、支援に資することの3点を念頭に翌年度以降に予定しておりました事業の前倒しも含めまして選定いたしました。 今回の補正による予算規模は、事業執行に伴う入札差金などで補助割れが生じないようにするため、市の一般財源を4,542万5,000円追加し、1億6,172万3,000円といたしました。 具体的な内容につきましては、資料の裏面をごらんいただきたいと存じます。 きめ細かな交付金事業といたしましては、地域活性化を主眼に、市道の維持改良工事や水路・漏水対策、旧保育園の解体などで1億1,239万7,000円、観光案内看板の設置や木崎湖桟橋の改修など産業の振興に1,120万6,000円、生ごみ収集や道路パトロール用の車両及び通学路等の歩道用除雪機などの購入に1,857万2,000円、全体といたしましては1億4,217万5,000円を計上いたしました。 また、住民生活に光そそぐ交付金事業では「知の地域」の地域づくり、ここでの「知の地域」とは知的社会を意味しておりますが、これを応援する目的で、自治会を中心とする市民活動への支援や、図書館及び山岳博物館の充実、市内の文学碑を示すマップの作成に要する費用といたしまして1,954万8,000円を見込んでおります。 以上が今回の補正予算の概要でございます。 引き続きまして、議案の説明に移らせていただきます。 議案の1ページをごらんください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ1億1,629万8,000円を追加し、総額を169億222万3,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は、2ページ、3ページに記載してございますが、後ほど個別に説明いたしますので、ここでの説明は省略させていただきます。 第2条の第2表繰越明許費は4ページ、及びお手元に配付いたしました議案説明資料2に記載してございますが、今回の補正予算が年度終盤での追加補正であることから、すべての事業につきまして翌年度への繰り越しをお願いするものでございます。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明いたしますので、8ページをごらんください。 歳入についてですが、款14項2目2総務費、国庫補助金1億1,629万8,000円の増は地域活性化交付金で、その内訳といたしましてはきめ細かな交付金9,982万1,000円と住民生活に光をそそぐ交付金1,647万7,000円でございます。 10ページをごらんください。 歳出についてですが、款2項1目1一般管理費208万6,000円の増は、老朽化した車両の購入費であります。目5財産管理費2,900万円の減は、旧はなのき保育園跡地を整備するための費用1,600万円の増と今回の補正に伴う交付金による歳入と歳出の差額を財政調整基金への積立金を減額して措置するものでございます。なお、これによる財政調整基金の残高は17億6,113万8,000円余となります。目8市民参加協働推進費332万円の増は、市民活活動サポートセンター地域づくりコーディネーターの賃金と市民の方々に御利用いただく印刷機器などの購入費が主な内容であります。目9情報化推進費450万円の増は、各地区の公民館や市民レポーターの皆さんが使用するケーブルテレビ番組取材用ビデオカメラの購入費でございます。 款3項2目4保育所建設費2,598万7,000円の増は、統合保育園への移転に伴う旧2保育園の解体費用であります。 款4項2目4リサイクル推進費540万円の増は、生ごみ専用の収集車両を購入するものでございます。 12ページをごらんください。 款6項2目1農地費450万円の増は、かんがい水路の改修に対する補助金であります。 款7項1目3観光総務費370万円の増は、木崎湖桟橋の修繕費用でございます。目4観光誘客宣伝費720万円の増は、観光DVD及び市内の文学碑を示すマップ作成と高瀬入の観光案内看板設置費用であります。 款8項2目2道路維持費3,569万6,000円の増、及び次の14ページになりますが、目3道路新設改良費3,296万円の増は生活関連道路等の整備に要する費用で、早期発注に努めるものでございます。目4雪害対策費277万円の増は、通学路等を確保するための歩道用除雪機の購入費用であります。 款10項4目4図書館費850万円の増は、蔵書の展示をより効果的に行うための書架購入費と図書の前倒し購入を可能にするための措置でございます。項5目2体育施設費107万円の増は、老朽化した施設管理車両の購入費であります。項6目1山岳博物館費672万8,000万円の増のうち、主なものは展示研究用の動物剥製の制作費と創立60周年のテレビ放映用記念番組を作成するための委託料でございます。 款13予備費42万5,000円の減は、歳入歳出の調整によるものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(荒澤靖君) 説明が終わりました。 御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第99号は、各常任委員会に付託いたします。 ここで各常任委員会開催のため休憩といたします。 △休憩 午前10時11分 ----------- △再開 午後1時00分 ○議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 △日程第2 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第2 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第87号及び議案第88号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 当委員会に付託されました議案につきまして、順次報告いたします。 議案第87号 大町市過疎地域自立促進計画の策定については、委員から、起債の充当率について質疑が出され、行政側から、過疎法による支援策として、過疎債の発行があり、今回はソフト事業にまで対象が拡大された。充当率は100%で、そのうちの70%が地方交付税で補てんされる。そのほかに、事業に対する国庫補助率のかさ上げなどの有利な支援策がある。今回の計画に登載されている事業について、その支援が受けられるものであるとの説明がありました。 また、過疎地域の自立促進という視点から、若者の定住促進や働く場の確保に対する考え方についての質疑があり、行政側から、若者の定住対策については、移住希望者を積極的に受け入れ、地域の活性化や集落の維持、機能強化を図るための施策を展開する。また、就労の場の確保は不可欠であり、新たな産業分野やみずから起業することなどについても支援をしていきたいとの説明がありました。 当委員会では、慎重審査の結果、全会一致で、原案を可決すべきものと決定いたしました。 議案第88号 大町市ケーブルテレビ放送事業に関する条例の一部を改正する条例制定についてでは、委員から、ケーブルテレビへの加入とインターネット利用との関係について質疑が出され、行政側から、木崎湖以北の地域については、ケーブルテレビ用と一緒にインターネット用の回線もあわせて市が整備し、インターネット用の回線部分を通信事業者であるNTTに貸し出す方式である。そのため、ケーブルテレビに加入しなくても通信事業者との契約により、インターネットのみを利用することも可能であるが、市が整備した幹線から自宅までの引き込み工事にかかわる経費は、通信事業者と利用者の契約によるところとなるとの説明がありました。 慎重審査の結果、賛成多数で、原案を可決決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 総務文教委員長の報告が終わりました。 議案第87号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第88号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第87号 大町市過疎地域自立促進計画の策定については、総務文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。     〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第87号は総務文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第88号 大町市ケーブルテレビ放送事業に関する条例の一部を改正する条例制定については、総務文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第88号は総務文教委員長報告どおり可決されました。 議案第89号について、産業建設教委員長の報告を求めます。産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 当委員会に付託されました案件につきまして御報告いたします。 初めに、議案第89号 大町市下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定についての審査では、委員から、市長が委任する職員とはどのような職員かとの質疑があり、行政側からは、課長のほか庶務管理係の係員全員を予定しているとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第89号 大町市下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定については、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第89号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第90号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第6号)について、各常任委員長の報告を求めます。まず、総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 議案第90号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会に付託されました部分について報告いたします。 まず歳入について、建設機械整備費補助金に関連し、高額な機械等の購入にかかわる入札に際し、機械等の品質や維持管理に関する対応について質疑が出され、行政側から、入札に当たっては、市の入札参加者として登録されている誠実な履行を行える業者が選定されている。品質保証の観点から必要な事項は、仕様書等により明記することで維持管理などにおいても支障を来さないよう適正な機械等の購入に努めているとの説明がありました。 歳出について、総務部所管事項では、ケーブルテレビ運営事業の備品購入に関連して、委員から、セットトップボックスの更新にかかわる経費について質疑が出され、行政側から、セットトップボックスは市の備品として備品台帳により財産管理をしていくが、耐用年数の経過したものを順次更新する必要がある。更新に当たり、廃棄の必要な場合は、全体の財産処分費の中で対応する。また、機器の再利用や有効活用についても検討をしていきたいとの説明がありました。 また、ケーブルテレビに関連し、他の委員から、多チャンネルサービスの視聴に必要な機器類や基本料金にプラスされる利用料金などについて、誤解のないよう十分周知することが重要であるとの意見がありました。 教育委員会所管事項では、山岳図書資料館設計業務に関連し、委員から、山岳図書資料館の目的、閲覧スペースや空調設備の必要性についての質疑が出され、行政側から、今回山岳関係の貴重な資料を寄附いただけることになり、この願ってもないチャンスを生かし山岳博物館としての魅力や質を高めるとともに、市民の皆様を初め全国に情報を発信し、岳都大町、山岳文化都市を標榜する大町市をアピールしていきたい。山岳図書資料館は、山岳博物館と別棟の建物となるため、資料の確認等に必要な閲覧スペースを資料館内に設けることとしたい。また、貴重な山岳図書資料などの収蔵施設でもあり、資料の保存や冬期間などの利用のためにも空調設備は必要であるとの説明がありました。 また、施設の規模を見直す意向はあるかとの質疑が出され、行政側から、計画している約50坪の施設の規模については、建設場所の土地の形状や積雪などの状況を含め、建物の配置、有効な収蔵スペースや簡便な閲覧の方法などについて精査をし、詳細を詰めている。現在、見直しの中で幾つかの案をつくり、どれが一番機能的になるかを検討しており、適正な規模となるよう努めるとの説明がありました。 山岳博物館の所有する山岳に関連する貴重な資料の保存もできるよう、ある程度余裕のある収蔵施設も必要ではとの質疑に対して、行政側から、長野県山岳協会から寄贈される図書資料に加え、現在、山岳博物館の所有する山岳関係の書籍等の一体的な収蔵を予定している。今後も多方面から貴重な資料が寄贈されることや、新たな資料の収集などによりふえることも予想されるため、適正な規模等を精査しているとの説明がありました。 本議案について、委員間の自由討議を行いました。 討議では、山岳図書館資料館設計業務に関して、施設の規模などが十分に煮詰まっていない中で関係する設計費を予算計上するのは、いささか早急な対応と思われるとの意見がありました。また、ライチョウなどの貴重な研究資料を有し、国内でも先駆的な取り組みもしている山岳博物館は市民の誇りであり、山岳文化都市のシンボルでもある。さらに、山岳博物館のあり方について、各委員からさまざまな意見が出され、特に調査・研究活動に対して地域の今日的課題への対応、付属園の位置づけ、今回の資料の寄附を契機としたさらなる充実・発展など、市民の理解を得ながら山岳博物館の今後に期待する意見がありました。 以上、審査の主な内容について報告いたしましたが、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 なお、本議案に対する附帯決議の動議が出され、全会一致で附帯決議を付すことに決しました。附帯決議の内容は、「(仮称)山岳図書資料館建設に当たっては、規模及び使い方などに関して慎重に事業を進めることを強く求める。これを契機に山岳博物館及び付属園の今後のあり方について早急に検討を進め、山岳博物館の社会的価値が高まるよう要望する」であります。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 議案第90号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会に付託されました部分については、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。
    ○議長(荒澤靖君) 次に、産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 議案第90号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会に付託されました部分につきまして御報告いたします。 農林水産業費の関係では、委員から、猟友会への委託料の算定方法について質疑があり、行政側からは、1頭当たりの単価を算定している市町村もあるが、当市では捕獲できない場合、見回りのための出動を含み算定しているとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑について御報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 まず、総務文教委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会厚生委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、産業経済委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第90号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第6号)は、各常任委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第90号は各常任委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)について、各常任委員長の報告を求めます。 まず、総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)のうち、当委員会に付託されました部分について、審査の概要を報告いたします。 今回の補正は、国の第1次補正予算を受け、地域活性化交付金を活用した事業であります。行政側から、早期発注が可能であること、市内業者の受注機会が確保されること、産業基盤の整備、振興、支援に資することを念頭に、23年度以降の事業の前倒し実施を予定しているとの説明がありました。 委員から、今回の交付金の算定基準について質疑があり、行政側からきめ細かな交付金については、主には人口規模、普通交付税にある地方再生対策費の算定額など、幾つかの細かな算定基準に基づいている。また、住民生活に光を注ぐ交付金については、人口規模を基本とし、財政力に応じた算定も加味されているとの説明がありました。また、事業の選定に当たっては、市民の要望や現在の市の課題等に配慮しているかとの質疑に対し、行政側から地域活性化という交付金の趣旨に沿って、各分野から市民要望の多い事業を選定している。また、議会における市の政策等の議論も踏まえ、できるだけ速やかな事業実施に配慮しているとの説明がありました。 以上、審査の主な内容について報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 当委員会に付託されました議案について報告をいたします。 議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)のうち、当委員会に付託されました部分について報告いたします。 子育て支援課所管事項の審査では、委員から、両保育園の解体については、地元との合意はできているかとの質疑があり、行政側からは、もみのき保育園の解体については地元自治会から一定の理解をいただいている。こぶし保育園については、基本的に解体する方針であるが、具体的な後利用計画については、今後、地元自治会と十分協議の上、進めていきたいとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)のうち、当委員会に付託されました部分につきまして御報告いたします。 商工費の関係で、観光DVDの内容について質疑があり、行政側からは、観光誘致の目的で検討段階であるが、30秒、5分、15分といった内容で専門家と相談していきたいとの答弁がありました。 また、購入するテントの内容について質疑があり、駅前拠点施設の壁に設置され、南側に日陰をつくるものとの答弁がありました。 以上、出されました質疑について御報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 以上で各常任委員長の報告が終わりました。 これより質疑に入ります。 まず、総務文教委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会厚生委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、建設産業委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第99号 平成22年度大町市一般会計補正予算(第7号)は、各常任委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第99号は各常任委員長報告どおり可決されました。 続いて、議案第93号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 当委員会に付託されました議案第93号 平成22年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)につきましては、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 報告が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第93号 平成22年度大町市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)は、総務文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 ○議長(荒澤靖君) 挙手全員であります。よって、議案第93号は総務文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第91号、議案第97号及び議案第98号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 当委員会に付託されました議案について報告をいたします。 議案第91号 平成22年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の審査については、慎重審査の結果、全会一致で原案を決可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第97号 平成22年度大町市病院事業会計補正予算(第2号)の審査では、委員から、診療報酬の改定によりどの程度増収が期待できるかとの質疑があり、行政側から、約4%の増収となることが見込まれるが、同程度の支出も見込まれる。支出の抑制について、一層の努力を図りたいとの説明がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第98号 平成22年度大町市指定訪問看護事業会計補正予算(第1号)の審査では、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 報告が終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第91号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第97号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第98号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第91号 平成22年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、社会厚生委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第91号は社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第97号 平成22年度大町市病院事業会計補正予算(第2号)は、社会厚生委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第97号は社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第98号 平成22年度大町市指定訪問看護事業会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第98号は社会厚生委員長報告どおり可決されました。 続いて、議案第92号及び議案第94号から議案第96号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 当委員会に付託されました議案につきまして御報告いたします。 議案第92号 平成22年度大町市公共下水道特別会計補正予算(第2号)、議案第94号 平成22年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第95号 平成22年度大町市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第96号 平成22年度大町市温泉引湯事業会計補正予算(第1号)は、慎重審査の結果、いずれも全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 以上で産業建設委員長の報告が終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第92号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第94号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第95号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第96号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第92号 平成22年度大町市公共下水道特別会計補正予算(第2号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第92号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第94号 平成22年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第94号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 議案第95号 平成22年度大町市水道事業会計補正予算(第2号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第95号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第96号 平成22年度大町市温泉引湯事業会計補正予算(第1号)は、産業建設委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第96号は産業建設委員長報告どおり可決されました。 △日程第3 常任委員会委員長請願陳情審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第3 常任委員会委員長請願・陳情報告、質疑、討論、採決を行います。 初めに、総務文教委員会付託の陳情第43号及び陳情第44号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。     〔総務文教委員長(和田俊彦君)登壇〕 ◆総務文教委員長(和田俊彦君) 当委員会に付託されました陳情につきまして、審査の概要を順次報告いたします。 陳情第43号は、八坂地域づくり協議会から提出された過疎対策等に関する陳情であります。 過疎対策への取り組みについてでは、行政側から、要望事項は、新たな過疎計画の中に位置づけられているもので、地域の意向を聞きながら順次対応していくとの説明がありました。 慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択し、市長へ送付すべきものと決定いたしました。 陳情第44号 最低制限価格の設定に関する陳情は、社団法人長野県建築士事務所協会及び同協会大北支部から提出されたものです。 行政側から、現在市の建設工事においては、低入札価格調査制度及び最低制限価格制度があり、品質の確保、ダンピングの防止、下請けの保護などに対応している。設計・管理業務については、同様な対策を講じていないため、今後制度の導入を検討していくとの説明がありました。 委員から、競争原理はよいが、適正な発注のためにも一定の基準が必要である。また、最低制限価格を長野県と同様の水準とするのは疑問があるとの意見がありました。行政側から、制度とあわせ、基準についても今後検討していくと説明がありました。 慎重審査の結果、賛成多数で採択し、市長へ送付すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、社会厚生委員会付託の陳情第41号、陳情第42号及び請願第48号、並びに継続審査中の陳情第45号、陳情第39号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。     〔社会厚生委員長(小林治男君)登壇〕 ◆社会厚生委員長(小林治男君) 当委員会に付託されました請願・陳情の審査概要及び結果について報告をいたします。 長野県医療労働組合連合会執行委員長から提出されました陳情第41号 ILO看護条約・夜業条約に基づき、医療・介護労働者の大幅増員と夜勤改善を求める陳情の審査では、委員から、労働組合はどのような見解を持っているかとの質疑があり、行政側から、労働組合から陳情内容のような労働条件の改善を求められた経過はない。労働組合も、現在の病院及び看護師が置かれている状況は理解しているとの説明がありました。委員から、陳情内容の労働条件実現に向け、労使双方で努力することが労働条件の根本的な問題の解決につながるため、採択とすべきであるとの意見がありました。 一方、委員から、労働条件の改善は必要であるが、現在の最重要課題である大町病院の経営健全化を図るためには、陳情内容のような労働条件を推進すべきではない、願意は認められないため不採択とすべきであるとの意見がありました。 以上、審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定をいたしました。 次に、大町市立大町東小学校PTA会長から提出されました陳情第42号 通学路及び学区内危険個所の安全確保に関する陳情のうち、当委員会に付託された事項は、交通安全対策を求めるもの及び踏切に警報機と遮断機の設置を求めるものであります。 行政側から、当該踏切においては市として歩行者への安全対策を講じているが、JRは踏切を廃止する方針であるため、警報機と遮断機が今後設置されることは難しいと考えているとの説明がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で、踏切に警報機と遮断機の設置を求めるものについては不採択、他のものについては採択し、市長に送付すべきものと決定をいたしました。 次に、食と心身の健康を考える会代表から提出されました、請願第48号 機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める請願の審査では、委員から、効果的な治療法が発見されるなど患者にとって明るい兆しが見えているが、経済的な問題や医療機関の不足により、十分な治療が受けられない患者はまだ多い。さらなる改善を国へ働きかける必要があるため、採択とすべきであるとの意見がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で採択すべきものと決定をいたしました。 後ほど、本陳情にかかわる意見書案を上程いたしますので、御賛同をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 次に、平成22年9月定例会から継続審査となっております陳情第45号 ごみ焼却場建設計画についての審査では、行政側から、広域連合へも同様の陳情が提出されていたが、広域連合11月定例会の審査において、ごみ処理施設検討委員会の検討結果が報告され、広域の方針が確認されたことから、不採択となったとの説明がありました。 委員から、ごみ処理場建設の問題については、飯森地区での建設を断念した時点で、広域か大町市単独かの再検討が必要であったと考えている。同様の趣旨である本陳情の願意は妥当であり、採択すべきであるとの意見がありました。 一方で、委員から、広域連合での検討委員会での審査結果は妥当であり、不採択とすべきであるとの意見がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定をいたしました。 次に、平成22年9月定例会から一部継続審査となっております陳情第39号 子どもの医療費無料化に関する陳情の審査では、行政側から、長野県では福祉医療給付事業検討会にて医師会と調整の上、全市町村で窓口無料化は行わず、償還払い方式を継続するとの方針が出されているとの説明がありました。 委員から、窓口無料化の実施についてはさまざまな問題はあるが、事業の推進を図ることが子どもの医療費無料化の実現につながる。願意は認められるため、採択とすべきであるとの意見がありました。 一方、委員から、窓口無料化は二重払い等で市の財政負担を引き起し、結果として福祉医療制度の対象年齢の引き下げにつながるおそれや、コンビニ受診による医師への負担増などさまざまな問題があるため、不採択とすべきであるとの意見が出されました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、賛成少数で継続審査部分については不採択とし、本陳情全体として一部不採択とすべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 次に、産業建設委員会付託の陳情第42号、陳情第43号及び陳情第45号から陳情第47号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。     〔産業建設委員長(竹村武人君)登壇〕 ◆産業建設委員長(竹村武人君) 当委員会に付託されました陳情につきまして御報告いたします。 陳情第42号、陳情第43号については、道路整備等通学路の安全確保に関して、大町東小学校PTA会長及び八坂地域づくり協議会会長から提出された陳情であります。 陳情第43号の9番の審査において、行政側から、本陳情は、八坂地区内における2つの簡易水道の統合を求める内容であり、土砂崩落などの災害時に管路が分断される可能性があるため、統合により安全供給が図られることから、願意については問題がないと考える。今後、統合に向けた計画策定をしていきたいとの説明がありました。 以上、行われました主な質疑について御報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、いずれも全会一致で採択し、市長へ送付するべきものと決定いたしました。 次に、陳情第45号 社団法人長野県建築士会事務所協会から提出された国土交通省告示第15号の履行に関する陳情の審査では、行政側から、当市は既に積算要領において「依頼度」の規定は削除しており、業務報酬基準についても告示の内容に準拠して積算しているとの説明がありました。 委員から、今回の陳情の意味について質問あり、行政側より、周知・啓発のため、県内全市町村に行われたとの説明がありました。 以上、行われた主な質疑について御報告いたしましたが、当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、いずれも全会一致で採択し、市長へ送付すべきものと決定いたしました。 続きまして、陳情第46号、農民運動長野県連合会中信農民センター組合長から提出された米価の大暴落に歯止めをかけるための陳情の審査では、討議を行い、委員から、日本の稲作農家を守るために政府が米の緊急買い入れを行い、下落を抑制する必要があることから願意は妥当であり、採択すべきとの意見が出されました。 一方で、委員からは、農業を守り、自給率を上げることは重要であり、農家の現状も理解できるが、米戸別補償モデル事業は本年度が初めて実施であること、40万トンの買い入れを行うことによる効果に実証がないことなどにより、継続審査とすべきとの意見がありました。 当委員会では、慎重審査の結果、賛成多数で継続審査とすべきものと決定いたしました。 続きまして、陳情第47号、農民運動長野県連合会中信農民センター組合長から提出されたTPP参加に反対する陳情の審査において、行政側から、TPPに参加した場合の農業の影響については、農林水産省の試算では4兆1,000億円の減少となるとしている一方、経済産業省では、TPPに参加しなかった場合の10年後のGDPが1.53%、10兆5,000億円減少するとの説明がありました。県の試算方法による単純計算では、当市の農業生産額が5分の3減少するとの説明がありました。 一方、委員からは、国は参加を拙速に進める問題ではないとの意見がありました。 当委員会では、慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択することに決定いたしました。 後ほど、本陳情にかかわる意見書案を上程いたしますので、御賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 以上で報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 これより質疑を行います。 まず、総務文教委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会厚生委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、産業建設委員長に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。大和幸久議員、何号ですか。 ◆15番(大和幸久君) 陳情第46号 米価の大暴落に歯止めをかける陳情の継続審査に反対し、採択すべきとの立場で討論します。 ○議長(荒澤靖君) はい。     〔15番(大和幸久君)登壇〕 ◆15番(大和幸久君) 私は、陳情第46号 米価の大暴落に陳情継続審査に反対し、採決すべきとの立場から討論いたします。 この陳情は、本年22年産米穀の価格が異常な安値となり、生産者の努力の限界を超える16年前の米価水準まで低下している窮状を救うために必要な具体的施策を求めているもので、農業者のみならず地域経済にも重大な影響を及ぼすものであります。なぜ継続審査となったのか疑問を抱かせるものであります。 さて、本年の米価が農家経済にどのような結果をもたらしているか、直近のデータである平成21年度米生産費統計によって推計してみますと、長野県の10アール当たりの全算入生産費は21万343円となっています。一方、収入では、本年の単価コシヒカリA60キロ、1俵1万3,000円からJAの流通経費約2,000円を差し引いた1万1,000円を使って昨年の10アール収量558キロを掛けてみますと収入は10万2,300円となります。この数字で収入から全算入生産経費を引きますと8万957円の赤字となります。 生産費の中で農家が身を削れる経費は、減価償却費5万7,435円と家族労働費6万1,461円の合計で11万8,896円であり、これから赤字金額8万957円を差し引きますと3万7,939円しか残らないという結果になります。減価償却の全額5万7,435円を取り崩した上で、家族労働費のうち約4割、38%の金額を赤字の埋め合わせに回さなければ収支の帯が結べない状態であることが明らかになっております。 こここでの米の単価は最も高いコシA価格を使いましたので、これより1,000円程度単価の安いコシヒカリB、あきたこまち、ひとめぼれなどの品種をつくっている大町地区では、さらに逼迫した収支の内容になります。 このように現在の稲作農家の状態は、翌年の肥料代金を支払うお金にも困るような窮状に置かれております。戸別所得補償を口実に価格対策を全くとろうとしない政府、さらには戸別所得補償分を織り込んで値引きした価格交渉を仕掛けてきた大手流通業者への自主的な規制を何も行わず、所得補償1万5,000円をも下回る値引き価格を黙認してきた政府の無責任な対応は、選挙で国民に示したマニフェストである「日本の食料自給率を50%に引き上げ、日本農業を復興する」とした公約を完全に裏切るものでしかありません。 また、このような方針転換は関税を撤廃し、一部大企業の自動車や家電輸出の見返りに農産物の輸入自由化を進めていた自公政権のグローバル路線に里帰りするものであり、二重に許されないことであることを指摘しておきたいと思います。 民主党菅政権は、突然TPP環太平洋経済連携協定の参入と農業強化策を進めることを表明しました。TPP参加で必要となる農産物全体の所得補償額は3兆4,000億に上ると見込まれますが、その財源確保は極めて難しく、必ず空手形になると有識者に指摘をされております。 また、この貿易自由化による経済成長の効果についても海外展開できる企業は2,000社に1社程度で、大多数の中小企業は逆に安い輸入品との競争激化にさらされることになり、一部輸出企業のために失う国益の大きさを考えるとTPPの加入のメリットは何もないと指摘をされております。 ある農民作家は、菅政権の農業強化策を農産物輸出と株式会社の農業参入促進の二本柱であるが、日本の安全で高品質の農産物を中国や新興国の富裕層に輸出せよという論は、日本の低所得者層は中国の安い米を食えという意味であると。そんな農業が日本に必要かどうかと疑問を投げかけております。さらに、株式会社の農業参入はもっと深刻であり、そもそも寿命が短い株式会社は、125万社のうち100年以上続いている企業はわずか1.6%、平均寿命は40.5年と指摘しております。利潤追求が目的ですから、農地が地域から切り離され、外国人労働者が働き、経営危機になれば所有農地を外国資本に売り飛ばす可能性もある。亡国への道だと、その本質を喝破しております。 このようなTPPをめぐる情勢などから明らかなように、現在の異常な米の低米価政策は国や一部財界の思惑によって巧妙に操作されているものであり、1俵7,000円台の米価は、将来中国米を輸入したときの米価とほぼ同じ水準となるもので、事前の地ならし政策であると指摘する専門家もおります。 このような政府の進める経済のグローバル化、規制緩和、関税撤廃の先には、日本農業の健全な発展の展望は全く見出せません。自国の国の食料は自分で生産する食料主権を認め、当事国同士が必要な品目を公正な話し合いのもとで取り引きする公正な貿易、フェアトレードの精神にのっとった貿易のルール確立によって、互いの国の健全な発展を保障し合う、このような政策の確立こそが求められているのではないでしょうか。 日本農業の健全な発展は、農業の再生産価格補償を前提にこのようなフェアトレード、公正な貿易ルールに支えられて初めて保証されるもので、こうした政策の確立こそが求められているのではないでしょうか。 以上、るる述べましたが、これらの理由により米価の大暴落に歯止めかけるための陳情の継続審査に反対し、直ちに採決すべきとの立場からの討論を終わりといたします。 ○議長(荒澤靖君) 他に討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で討論は終わりました。 これより請願・陳情の採決を行いますが、採決に先立ち、採決の方法についてお諮りいたします。 総務文教委員会付託の陳情第44号、社会厚生委員会付託の陳情第41号並びに継続審査中の陳情第45号及び陳情39号、社会厚生委員会及び産業建設委員会付託の陳情第42号、産業建設委員会付託の陳情第46号については個別に採択し、その他の請願・陳情については一括処理いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 これより採決を行います。 総務文教委員会付託の陳情第44号を委員長報告どおり採択とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第44号は委員長報告どおり採択し、市長に送付することに決しました。 次に、社会厚生委員会付託の陳情第41号を委員長報告どおり不採択とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第41号は委員長報告どおり不採択とすることに決しました。 次に、社会厚生委員会付託の継続審査中の陳情第45号を委員長報告どおり不採択とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第45号は委員長報告どおり不採択とすることに決しました。 次に、社会厚生委員会付託の継続審査中の陳情第39号を委員長報告どおり継続審査部分について不採択とし、本陳情全体としては一部不採択とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第39号は委員長報告どおり一部不採択とすることに決しました。 次に、社会厚生委員会及び産業建設委員会付託の陳情第42号については、社会厚生委員会において一部不採択、産業建設委員会においては採択となっておりますので、一部不採択とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、陳情第42号は各委員長報告の内容により、一部不採択とし、採用部分は市長に送付することに決しました。 次に、産業建設委員会付託の陳情第46号を委員長報告どおり継続審査とすることに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、陳情第46号は委員長報告どおり継続審査とすることに決しました。 続きまして、総務文教委員会及び産業建設委員会付託の陳情第43号並びに産業建設委員会付託の陳情第45号は採択し、市長に送付、社会厚生委員会付託の請願第48号、産業建設委員会付託の陳情第47号は採択、以上のとおりそれぞれ決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、請願・陳情は以上のとおり決定いたしました。 以上で請願・陳情の処理は終わりました。 ここで2時15分まで休憩といたします。 △休憩 午後2時01分 ----------- △再開 午後2時15分 ○議長(荒澤靖君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 △日程第4 閉会中の継続審査及び調査申出 ○議長(荒澤靖君) 日程第4 閉会中の継続審査及び調査申出についてを議題といたします。 議会運営委員長及び各常任委員長から、目下委員会において審査及び調査中の事件について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査を認めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査を認めることに決定いたしました。 △日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(荒澤靖君) 日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 議事第9号について、丸山美栄子議員に提案理由の説明を求めます。丸山美栄子議員。     〔8番(丸山美栄子君)登壇〕 ◆8番(丸山美栄子君) 議事第9号 機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める意見書案につきまして、案文を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出します。 平機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める意見書(案) 平成22年12月17日提出 血糖降下剤の内服やインスリン注射による医原性の低血糖症やインスリノーマによる低血糖症はよく知られていますが、膵臓の機能失調が主因で起こる「機能性低血糖症」は世間での認知度はまだまだ低く、医療関係者の間でさえ理解が進んでいない病です。そのため、適切な治療を受けられていれる患者もまだまだ少ないのが現状です。 多くは食生活の不摂生(糖質の過剰摂取)によって起こる場合がほとんどです。食生活の乱れ以外にも、アルコール、タバコ、コーヒーやカフェイン含有清涼飲料水の過剰摂取、ビタミン・ミネラルの摂取不足、ストレス、運動不足も一因となります。 一部の研究者により診断・治療がなされていますが、患者の数は増えており、日本では現在、潜在的な患者は1千万人以上いるのではないかと言われています。 「機能性低血糖症」による脳への栄養不足を原因とする理性的判断の困難、血糖を上昇させようとして働くアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンによる攻撃性やうつ症状、更には、内分泌系や自律神経の混乱による多様な症状は、精神疾患・神経症などと間違った診断をされるケースも少なくありません。そのため患者の苦しみ、悲しみは計り知れません。治療法は科学物質(精神薬)ではなく、食事療法、栄養療法、運動療法です。 診断には、5時間の耐糖能精密検査とインスリンの経過を診ることが必要であります。 一般的に行われている糖尿病診断のための2~3時間の常用負荷試験や耐糖能精密検査では、糖負荷後、空腹時の1.5倍以上に上昇するはずの血糖値が上昇せずに変化のない平坦な曲線を描く「無反応性低血糖症」や、4時間経過後に血糖値が急落する「反応性低血糖症」などを診断することが難しいのです。また、血糖値は、膵臓から分泌されるインスリンの量と分泌されるタイミングによっても大きく影響を受けるため、インスリン濃度も一緒に測る必要性があります。 しかし、5時間の耐糖能精密検査は保険が適用されておらず、高額な自己負担は患者・家族にとって重くのしかかり、さらに、実施している医療機関が少ないのが問題です。 「機能性低血糖症」と正しく診断・治療されたことで、改善、社会復帰する事例は数多くあります。 一日も早く社会の中に認知させ、安心して医療を受けられる体制整備へ迅速な総合的対策の推進が必要と考えます。 よって、「機能性低血糖症」に関する下記の3点の取り組みを国に強く要望致します。                   記 1 「機能性低血糖症」についての医学研究の進展と的確な診断・治療法の普及に向け国として早急に調査研究を進め、病名の認知および意識啓発、検査体制の拡充を図ること。 2 「機能性低血糖症」診断のため5時間の耐糖能精密検査を保険適用の対象とすること。 3 各都道府県に的確な診断・治療のできる医師の養成・医療機関を確保すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 なお、提出者は表記のとおりでございます。提出先は次ページに記載のとおりでございます。皆様の御賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(荒澤靖君) 以上で説明が終わりました。 提案者に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りをいたします。議事第9号は委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議事第9号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第9号は原案どおり可決されました。 次に、議事第10号について、岡秀子議員の説明を求めます。 岡秀子議員。     〔5番(岡 秀子君)登壇〕 ◆5番(岡秀子君) 議事第10号 環太平洋戦略的経済連携協定Trans Pacific Partnership(TPP)参加に関する意見書(案)につきまして、案文を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出いたします。 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加に関する意見書(案) 平成22年12月17日提出 政府は、臨時国会において「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を検討し、アジア太平洋貿易圏の構築をめざす」と表明し、そのための検討をおこなっています。 日本農業にとって重要な農産品が例外なしに関税撤廃されれば、地域経済・国民生活に与える影響は極めて甚大であり、国民の圧倒的多数が願っている食料自給率の向上とTPP交渉への参加は両立しません。 いま、求められることは、食糧をさらに外国に依存せず、40%程度に過ぎない食料自給率を向上させる方向に大きく踏み出すことと考えます。 よって、政府においては、下記項目の対策をとるよう求めます。                   記 1 全品目について関税撤廃が原則であるTPP協定については、国会において十分に審議するなど、国民的合意が得られるまで参加しないこと。 2 国際貿易交渉に当たっては、各分野において適切な国内対策を先行的に実施すること。特に、農業分野に関しては「多様な農業の共存」を理念とする我が国のこれまでの基本方針を堅持し、食の安全と安定的な供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興等を損なうことのないよう対応すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 なお、提出者は表記のとおり、提出先は次ページに記載のとおりです。よろしく御賛同いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(荒澤靖君) 以上で説明が終わりました。 提案者に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ここで、お諮りをいたします。議事第10号は委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議事第10号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第10号は原案どおり可決されました。 △動議の提出      〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荒澤靖君) 二條孝夫議員。     〔3番(二條孝夫君)登壇〕 ◆3番(二條孝夫君) 動議を出したいと思います。 大糸線存続に関する意見書を追加する旨の動議であります。よろしくお願いします。 ○議長(荒澤靖君) ただいま大糸線存続に関する意見書について追加の動議がありました。 お諮りいたします。本動議に御賛成の方の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○議長(荒澤靖君) 所定の賛成者がありましたので、動議は成立いたしました。 本動議の取り扱いについて議会運営委員会で協議のため、暫時休憩といたします。 △休憩 午後2時27分 ----------- △再開 午後2時40分 ○議長(荒澤靖君) 会議を再開いたします。 先ほどの動議の取り扱いについて、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。     〔議会運営委員長(八木 聡君)登壇〕 ◆議会運営委員長(八木聡君) 先ほど二條孝夫議員より動議が提案されました。この取り扱いにつきまして議会運営委員会で審議をいたしましたので、結果について御報告をいたします。 提案されました動議は要件を備えておりますので、動議は成立しております。したがいまして、日程第5の3に追加するよう議会運営委員会では決しました。 以上、報告を終わります。 ○議長(荒澤靖君) お諮りいたします。この際、議会運営委員長の報告のとおり本案を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案を日程に追加することに決しました。 △議事第11号 大糸線存続に関する意見書(案) ○議長(荒澤靖君) 議事第11号について、二條孝夫議員に提案理由の説明を求めます。二條孝夫議員。     〔3番(二條孝夫君)登壇〕 ◆3番(二條孝夫君) 議事第11号 大糸線存続に関する意見書(案)につきまして、案文を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。 この議案を地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出します。 大糸線存続に関する意見書(案) 平成22年12月17日提出 大糸線は長野県松本駅から新潟県糸魚川駅までの105.4kmであり、糸魚川駅から南小谷駅(35.3km)は非電化区間でJR西日本が、南小谷駅から松本駅(70.1km)は電化区間でJR東日本が管轄・運行しており、1つの路線が2つの運営会社に分断されている変則的な路線です。 そのことによるダイヤ接続の問題が大きく、加えて特に南小谷・糸魚川駅間の沿線地域は過疎化が進み、利用者も減少傾向にありますが、大糸線は日本海と長野県中信地域を結ぶとともに、更には首都圏、中京圏とも接続する唯一の鉄道であり、また地域住民の重要な公共交通機関の役割を担うばかりでなく、全国の鉄道愛好者の評価も高く、観光面でも重要な路線であります。 去る12月1日、JR西日本の佐々木隆之社長は都内で記者会見し、南小谷・糸魚川駅間など北陸本線の「枝線」について、新幹線開業に伴い赤字幅が大きくなった場合、「地域交通のあり方を地元と論議したい旨」を表明し、当市はもちろん、糸魚川、小谷村の首長、議会及び住民に驚きと大きな不安を抱かせ、波紋を呼んでいます。 大町市は立山黒部アルペンルートの玄関口であり、平成21年7月には国営アルプスあづみの公園大町・松川地区が開園するなど、年間300万人を超える観光客が訪れております。また、平成26年度末の北陸新幹線開業に伴い、新たな観光周遊ルートとして、交流人口の増加も大いに見込まれています。 こうした中での佐々木社長の「存廃」発言は、JR西日本の公共交通機関の使命とかけ離れているもので、到底容認することはできません。 よって長野県知事におかれましては、隣接する新潟県及び沿線自治体等と連携を密にして、大糸線の存続に向け積極的に支援をいただきますよう要望いたします。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 なお、提出者は表記のとおり、提出先は次ページに記載しているとおりであります。よろしく御賛同のほどをお願い申し上げます。 ○議長(荒澤靖君) 以上で説明が終わりました。 提案者に対し、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荒澤靖君) 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りをいたします。議事第11号は委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議事第11号を原案どおり可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議事第11号は原案どおり可決されました。 ただいま可決されました意見書は、議長において整理の上、それぞれ関係行政庁へ提出をいたします。 △日程第6 財政事情公表 ○議長(荒澤靖君) 日程第6 財政事情公表を取り扱います。 財政事情公表につきましては、既に配付されておりますが、これについて御発言がありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ないようですので、この件はこれにて終了といたします。 以上で、本定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。 ここで市長よりあいさつを受けることといたします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) 12月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会に御提案申し上げました人事案件、事件案件、条例案件並びに予算案件などにつきまして御熱心な御審議をいただき、御承認いただきました。ここに改めて厚く御礼を申し上げます。 御審議いただきました内容や一般質問、並びに常任委員会等におきます御意見や御提言、さらには御指摘いただきました点につきましては、現在編成中の新年度予算や今後の市政運営の中に十分生かしてまいる所存でございます。 さて、さきの臨時国会におきまして平成22年度補正予算が成立し、政府は円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策を実行に移すこととしております。市におきましても国の動きに即応して本日追加提案を申し上げ、御議決をいただきました補正予算を速やかに実行に移し、市内業者の受注機会の確保等による産業の活性化を図りますとともに、市民の皆様の御要望におこたえして市民生活の安心・安全の向上に取り組んでまいります。 一方、さきの通常国会から継続審議とされておりました地域主権関連三法案につきましては、全国市長会を初めとする地方6団体は、政府与野党に対し再三にわたり早期成立を求めてまいりましたが、今臨時国会では審議すら行われず、不成立となりました。政府の掲げます「地域主権・地方分権改革」を掛け声だけに終わらせることなく、国民の目に見える成果を早期に実現させることが重要であります。今後も、真の分権型社会の実現のために不可欠なこれら三法案を次期国会において、一日も早く成立させることを改めて強く求めてまいります。 また、国におきましては、新年度の予算編成が進められておりますが、その基本方針が昨日閣議決定され、24日に予算案を閣議決定をすることとしております。市におきましても現在新年度予算編成を進めておりますが、この時期におきましても、なお国の政策動向や地方財政措置に不確定要素が多く残されておりますことから、情報収集に努めながら暗中模索の予算編成を余儀なくされているところでございます。今後さらに国や県の動向を注視しつつ、編成作業の詰めを急いでまいります。 今後もなお厳しい財政運営は求められる状況下にありますが、行政改革を引き続き進めますとともに、業務の遂行におきまして市行政全体が緊張感を保持し、一層適正かつ公正な事務執行に配慮してまいります。 今月1日、JR西日本の佐々木社長は、定例記者会見におきまして記者の質問に答える形ではありますが、大糸線を初めとする北陸本線の枝線について廃線の可能性にも言及しながら、「地域の交通のあり方について、今後地元と議論したい」と発言しました。 これまでJR西日本に対し、大糸線利用促進・輸送力強化期成同盟会の会長として、同盟会の構成団体とともに大糸線の経営存続を要望してまいりましが、従来路線の存廃について明確な回答がなかったにもかかわらず、今回このような形で一方的な発言はまことに唐突であり、大変驚いております。 これを受け、直ちに期成同盟会会長代行であります米田徹糸魚川市長と副会長の小林三郎小谷村長と対応を協議しますとともに、県とも意見交換を行い、関係団体が連携をとりつつJR西日本に大糸線の存続を強く求めることを確認いたしました。 また先ほどは、大糸線存続に関する意見書が可決されました。市といたしましても、この意見書を議会並びに市民の声として重く受けとめ、関係機関・団体との連携を図り、国・県並びにJRへの要望活動や大糸線利用促進により一層強力に取り組んでまいります。 平成22年も間もなく終わろうとしております。ことし1年を振り返りますと経済の低迷が続き、先行きに明るさが感じられない中、市民参加と協働のまちづくりをさらに進めるための拠点として市民活動サポートセンターを4月に設置し、自主的なまちづくり活動に取り組む市民の皆様を支援する体制を整備いたしました。 10月には市の企業誘致戦略に基づき産業立地戦略本部を創設するとともに、産業観光部に産業立地戦略室を設置し、企業誘致の推進、既存企業の振興に加え、観光、農林業、商工業の連携を推進してまいりました。厳しい環境に置かれているときこそ市として積極的に策を講じ、みんなで知恵を出し、力を合わせ、市民の皆様との協働の力で取り組みを進めてまいりました。 また、立山黒部アルペンルートの入り込み数が3年続けて100万人を突破いたしましたことに加え、10月から開催しております信州デスティネーションキャンペーンにおきましても多くの観光客が当市を訪れ、地域を挙げておもてなしの心で観光客をお迎えする取り組みに多くの皆様から評価いただき、当地域の経済を支える産業の柱の一つ、観光の振興に資することができました。 来年度は山岳文化都市宣言10周年、並びに市立山岳博物館創立60周年の記念の年に当たり、改めて岳都大町の魅力の発信に努めてまいります。また、春にはこの地域を舞台とする映画「岳」や、NHK朝の連続ドラマ「おひさま」の放送が予定されておりますことから積極的な観光宣伝を展開しますとともに、3月に実施予定の信濃大町達人検定を通じて地域の魅力を観光客に伝える有為な人材を育成することにより、観光振興をもとより地域の活力につなげてまいります。 これらの取り組みの一つ一つが中小企業経済再生への弾みとなり、ひいては市民の皆様のきらり輝く笑顔につながることを期待いたします。公約に掲げました「きらり輝くおおまち」の実現に向け、一歩ずつ地道な努力を積み重ねてまいりますので、引き続き議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 結びに、議員各位のことし1年の御尽力、御協力に深く感謝申し上げますとともに、新しい都市が明るく平穏な年でありますよう、また議員各位並びに市民の皆様にとりまして明るく輝かしい年となりますことを心から御祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。まことにありがとうございました。 ○議長(荒澤靖君) 私からも一言ごあいさつ申し上げます。 本定例会は11月30日開会以来、人事案件、事件案件、条例案件、各会計の補正予算と数多くの重要な案件を精力的に御審議いただきました。 また、今定例会からは市議会基本条例の規定に盛り込まれた取り組みが積極的に行われ、新たに政策形成過程の説明資料が提出され、委員会審査においては自由討議の時間が設けられる等、議員各位の熱心な討議により、さらに議論が深まりました。また一般質問では、新年度に向けた事業展開や予算編成、地域課題への対応等について提言を交えての真剣な質疑応答がありました。 議会といたしましても、引き続き市民の負託に的確にこたえ、市民福祉の向上と市政発展のため最善の努力をいたす所存でございます。 さて、本年も残すところわずかとなりましたが、この1年を振り返りますと春から夏にかけては口蹄疫の流行が話題となり、また夏の記録的な猛暑や厳しい残暑が日本を襲い、この影響が随所にあらわれました。記憶に新しいところでは、尖閣漁船事件やビデオ流失事件の報道があり、改めてさまざまな危機管理体制の整備が問われた年でもありました。当市においてもいつ発生するかわからない、そしていつ発生してもおかしくなく災害への対応について、一人一人真剣に考え、日ごろから家庭や地域、職場において話し合い、行動することが重要であると考えております。 結びとなりますが、当市にとりまして平成23年が新たな飛躍の年でありますように、また議員各位、理事者、部課長の皆様のますますの御活躍と御多幸を御祈念申し上げまして、私からのごあいさつといたします。 以上をもちまして、平成22年12月定例会を閉会といたします。大変御苦労さまでした。 △閉会 午後2時57分以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成22年12月17日        大町市議会議長   荒澤 靖        大町市議会副議長  大厩富義        署名議員14番   高橋 正        署名議員15番   大和幸久...