大町市議会 > 2016-02-24 >
02月24日-02号

  • "西澤潤一郎"(/)
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  1. 大町市議会 2016-02-24
    02月24日-02号


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    平成28年  3月 定例会          平成28年 大町市議会3月定例会会議録(第2号)               平成28年2月24日(水)---------------------------------------          平成28年大町市議会3月定例会               議事日程(第2号)                    平成28年2月24日 午前10時 開議日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議案第28号 平成28年度大町市一般会計予算  議案第29号 平成28年度大町市国民健康保険特別会計予算  議案第30号 平成28年度大町市後期高齢者医療特別会計予算  議案第31号 平成28年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算  議案第32号 平成28年度大町市水道事業会計予算  議案第33号 平成28年度大町市温泉引湯事業会計予算  議案第34号 平成28年度大町市公共下水道事業会計予算  議案第35号 平成28年度大町市農業集落排水事業会計予算  議案第36号 平成28年度大町市病院事業会計予算日程第2 請願・陳情文書報告(別紙文書表のとおり)日程第3 定期監査報告及び例月出納検査報告(8月、9月、10月、11月)---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  降旗達也君        2番  佐藤浩樹君     3番  栗林 学君        4番  大和幸久君     5番  神社正幸君        6番  太田昭司君     7番  堀 堅一君        8番  勝野富男君     9番  岡 秀子君       10番  高橋 正君    11番  松島吉子君       12番  平林英市君    13番  二條孝夫君       14番  小林治男君    15番  大厩富義君       16番  中牧盛登君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        吉澤義雄君 教育長        荒井今朝一君   監査委員       山下好隆君 病院事業管理者    井上善博君    総務部長       勝野 稔君 民生部長福祉事務所長 鳥屋寿和君    産業観光部長     小林敏文君 建設水道部長     降籏 孝君    会計管理者      丸山純生君 教育次長体育課長   縣 和彦君    病院事務長      田中秀司君 庶務課長選挙管理委員会書記長      企画財政課長     市河千春君            勝野礼二君 税務課長       西澤潤一郎君   消防防災課長     飯沢義昭君 情報交通課長     大厩市郎君    八坂支所長      大日方 隆君 美麻支所長      細井 忠君    市民課長       竹村静哉君 生活環境課長     村山 司君    福祉課長       塚田 茂君 子育て支援課長    中島喜一君    商工労政課長産業立地戦略室長                                矢口隆男君 観光課長       西澤美千夫君   農林水産課長     竹本明信君 建設課長       川上 武君    上下水道課長     傘木徳実君 会計課長       清水一弘君    学校教育課長     勝野太彦君 生涯学習課長     竹内紀雄君    山岳博物館長     鳥羽章人君 病院経営企画室長   勝野健一君    病院庶務課長     北沢一人君 病院医事課長     島田愛子君    農業委員会事務局長  降旗邦彦君◯事務局職員出席者 事務局長       宮脇哲子君    事務局次長      川上晴夫君 書記         勝山直人君    書記         窪田幸弘君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第2号)記載のとおり--------------------------------------- △開議 午前10時00分 ○議長(二條孝夫君) おはようございます。ただいまから3月定例会の本日の会議を開きます。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部課長等の欠席、遅参等については、総務部長の報告を求めます。総務部長。 ◎総務部長(勝野稔君) 報告いたします。市長、副市長、教育長、監査委員、病院事業管理者及び所定の部課長は出席しております。 以上でございます。 △日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(二條孝夫君) 日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 昨日に引き続きまして、議案第28号 平成28年度大町市一般会計予算を議題として、これより質疑に入ります。 最初に、歳入全般について、次に、歳出について款別に行い、最後に全般について御質疑を受けることといたします。 まず、歳入全般について御質疑はありませんか。63ページまでです。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 芸術祭関係の国・県補助金等、歳入の面で関連があるものがありましたら、説明いただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 来年度、開催を予定しております北アルプス国際芸術祭に関します平成28年度当初予算歳入におけます歳入はございません。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。中牧盛登議員。 ◆16番(中牧盛登君) ふるさと寄附金についてですが、前年度と同じ7,200万円という金額になっておりますが、努力目標としては、今年度どのくらい見込んだのでしょうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 ふるさと納税につきましては、ここ数年、伸びが大分伸びているという状況にございます。本年度につきましては、1月末までに9,100万円余の入金があったという状況でございます。 こうした中で、新年度につきましては、前年度と同じ7,000万円余を予算額としておりまして、これにつきましては、また年度当初で、これは補正予算で追加をして増加していくように努力していくという予定としております。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。 ◆16番(中牧盛登君) 努力目標としてどのぐらい見込んでいるのかというのをお聞きしたいんですが。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) 予算措置上は、現在の額が努力目標でございます。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。     〔発言する者なし〕 次に、歳出について質疑を行います。 款1議会費について質疑はありませんか。64ページから67ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款2総務費について質疑はありませんか。68ページから105ページまでです。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 先ほどの2月12日に開かれた全協におきまして、北アルプス国際芸術祭を全庁体制で行うと、こういうことを庁議で決定したという説明がありました。この中の2では、庁内推進委員会を置きまして、それぞれ支援をしていくという内容が書かれております。 総務関係では庶務課で芸術祭に向けた市民活動支援、それから企画財政課ではふるさと納税地方創生交付金、こういう連携内容が載っておりますけれども、具体的にこの予算書の中で、どのような事業を計画しているのか。また、その予算は幾らぐらいの予算を見込んでいるのかについて、まず説明をお願いしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 庶務課長。
    ◎庶務課長(勝野礼二君) ただいまの御質問にお答えいたします。 芸術祭における庁内の推進体制の中で、庶務課で今御質問の内容がございますが、庶務課の所管であります市民活動サポートセンターにおきましては、市の連合自治会、それから市内のNPO等、さまざまな市民活動を行っている登録団体がございます。この皆様方がこの芸術祭に実際に参加あるいは協働していくような体制を、連携をとるための御支援をしていきたいという内容でございまして、特に予算措置をしているものではありません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 今私は、総務関係の質問をしていまして、庶務課と企画財政課が載っているんですけれども、この予算書の中で、具体的にどのような予算を計上しているのか。事業内容は何を予定しているか。それを今説明聞きたいんです。今、庶務課の説明がありました。企画財政課は何を予定しているのかを聞きたい。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) ただいまの御質問にお答えいたします。 国際芸術祭に関します事業費の予算関係で、当課が所管しておりますのは、実行委員会の負担金5,000万円でございます。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 総務部長。 ◎総務部長(勝野稔君) 若干補足させていただきますと、国際芸術祭の予算につきましては、今回の当初予算の中では5,000万円の計上をさせていただいておりますけれども、現在、国の補正予算対応に伴います地方創生の交付金事業がございます。こちらのほうに現在申請をしておりまして、その部分について追加提案でさせていただくということで、現状、今、申請の段階では6,000万円の事業費の追加ということで考えておるということで、今議会で追加をさせていただく予定であります。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) そうしますと、庶務課の関係では、いわゆる市民生活サポートセンター、この職員の労力がかかると、こちらへしむけられると、こういうことで、それ以外に予算的な支出はないと、こういう内容でよろしいでしょうか。 それから、企画財政課につきましては、今、地方創生交付金の申請をしているというふうにありましたけれども、この交付金の内容、性格ですね、これはどんな内容になるのか、芸術祭に向けてどんなふうに使えるような内容になっているのか、詳しく説明願いたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 庶務課長。 ◎庶務課長(勝野礼二君) ただいまの御質問にお答えします。 庶務課の関連では、ただいま御質問ございましたように、人件費関係、それからあと制度の、芸術祭の内容等を周知するための事務的な経費は若干かかるのではないかと思います。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) 私からは、加速化交付金についてでございますが、ただいまは新年度予算についての質疑というふうに承っておりますので、加速化交付金につきましては、部長のほうから申し上げましたとおり、本定例会の追加議案として上程する予定でございますので、そのときに説明を申し上げます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。     〔発言する者なし〕 次に、款3民生費について質疑はありませんか。106ページから137ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款4衛生費について質疑はありませんか。138ページから159ページまでです。松島吉子議員。 ◆11番(松島吉子君) 143ページの予防接種費ですが、肺炎球菌ワクチンが今度定期接種になったんですけれども、市民の皆さんの接種率はどうか、わかったら教えてください。 ○議長(二條孝夫君) 市民課長。 ◎市民課長(竹村静哉君) ただいまの御質問にお答えいたします。 肺炎球菌ワクチンの接種につきましては、一昨年から制度を実行しております。手元の資料によりますと、実際に受けられた方の割合ですけれども、おおむね70%という資料をいただいてございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにどうですか。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 生活環境課でも、先ほどの庁議でやるところでは、生活環境課でもアートと周辺環境、広域ごみ処理施設の活用というのがありますが、これに関して、具体的にどのような計画があるのか、説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(村山司君) ただいまの御質問にお答えを申し上げます。 生活環境課といたしましては、ごみ処理施設の周辺の環境整備ということで、源汲グラウンドの改修、防球ネットの設置及びベンチの設置、駐車場の整備を考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) グラウンド整備とかベンチの修繕というのは、これは芸術祭の関連で事業をするということですよね、庁議ではそういうふうに決定したということなんですけれども、具体的に幾らの予算を見積もっているのか。それがどうして芸術祭に関連性があるのか、もう一度説明いただきたいと思います。 それから、広域ごみ処理施設の活用という項目については、今説明がありませんでしたけれども、具体的にはどのような活用方法があって、予算的にはどのような費用の支出を見込んでいるのか説明いただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(村山司君) ごみ処理施設の関連整備といたしまして、源汲グラウンドの整備を予定しております。その他、芸術祭の折に、そこの駐車場を例えば使ったり、芸術祭を支援できる形で進めていければというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 例えばグラウンド整備、それからベンチ、芸術祭関連で整備するということですが、予算を幾らで見積もっているんでしょうか。それから、例えば広域ごみ処理施設の活用ということであれば、芸術作品を飾らせるということになれば、用地費、本来だったら土地の使用料等を請求する権利もあると思うんですけれども、この辺をもし免除するということになれば、そういった経費についての負担、いわゆる免除、承認を得なければいけないとか、そういう問題が発生すると思いますけれども、その点についてはどのようなお考えなのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(村山司君) まず、お尋ねのグラウンドの整備の経費でございますけれども、これは2,500万円計上してございます。 芸術祭に使用する土地の部分は、広域連合が取得もしくは借り上げる部分でございます。具体的にどのような形でそこの部分に入るか、どのような形でかかわってくるかというのは、まだ明確になっておりませんので、そこで借地料が出るかどうかということは、また広域連合との話し合いになろうかと思います。 以上でございます。(同日、グラウンド整備については国際芸術祭とは無関係訂正あり) ○議長(二條孝夫君) 市長。 ◎市長(牛越徹君) 補足して御答弁申し上げます。 まず、広域連合が予定しております一般廃棄物焼却施設につきましては、その周辺はいわゆる緩衝林として林を残すという計画になっております。その緩衝林の中に、施設に対して、身近に親しめる施設ということで、当初計画では林間の遊歩道並びに若干の遊具などを配置する計画としておりました。 現在、昨年の秋の芸術祭のシンポジウムで、川俣正さんが仮に、まだ正式に決まっているわけではありませんが、来年の国際芸術祭に参加することができれば、その中に、その林間の遊歩道を予定しているような場所に芸術作品を制作、展示したいという意向を述べられています。 しかしながら、これはまだ正式に招聘が決まっているわけでもありませんし、またその決定を受けて広域連合でどのように扱うかということを整理することとなっております。 したがいまして、28年度当初予算におきましては、広域連合並びに市の予算において、直接このごみ処理施設に関連する芸術祭に支出するべき経費については計上してございません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 衛生費について、他に質疑はありませんか。大厩富義議員。 ◆15番(大厩富義君) 139ページです。衛生費。 大町病院への繰出金、これは無制限という解釈でいいですか。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) ただいまの御質問にお答えいたします。 この病院事業運営費の中の繰出金につきましては、いわゆる総務省の繰り出し基準に基づくルール分と言っております部分が約8億円、それから、ルール外といたしまして、特別支援ということで、緊急的な措置として追加して1億5,000万円を繰り出すということでありますので、これは上限は当然それぞれの協議の中で決めて毎年しておりまして、上限がないというものではございません。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。     〔発言する者なし〕 次に、款5労働費について質疑はありませんか。160ページから163ページです。     〔発言する者なし〕 次に、款6民農林水産業費について質疑はありませんか。164ページから183ページです。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 先ほどと関連ですが、農林水産課では、全庁的な中で、地元食材の活用とか鷹狩山頂市有林間伐というような内容が載っておりますけれども、具体的にはこれはどんな内容なのか、また予算はどのように予定しているのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹本明信君) ただいまの御質問にお答えいたします。 農林水産課関係の、まず1点目の食の関係でありますけれども、食とアートの関係の部分につきましては、まだ具体的なものは決まっておりませんので、この中に予算化はされておりません。 それから、考え方としては、郷土食とか、そういうものがあればいいのかなとは思っておりますけれども、具体的なものは入っておらない状況であります。 それから、2点目の鷹狩山周辺のものにつきましては、市有林整備という形で予算額120万円盛っております。これは、まだ場所は決まっておりませんし、どこの場所というわけではありませんけれども、芸術祭関係ではなくて、当初から言われております展望台からの北西側周辺の市有林のところで、木が大きくなってしまったり、それから雑木が来ているというような中で、除伐、間伐等を行うということで計画しております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。高橋正議員。 ◆10番(高橋正君) 181ページの松枯損木伐倒処理の問題ですが、現在の状況も知りたいんですが、この1,777万2,000円ですか、これで果たして足りるのかどうか。ちょっと今、枯損木が急激に増加しているような感じがしているんですが、状況と、これから他の方法に変えていくというか、対策を変えていくような何か話し合いとか、そんなことがあるんでしょうか。ちょっと背景を教えていただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹本明信君) ただいまの御質問にお答えいたします。 現状、処理量等につきましては、ことしの見込みとしては、約570立米、1,500万円程度と。伐倒駆除処理の委託料の金額でございますけれども、実質もう少しふえておるところもありますし、それから場所的な問題で、特殊伐倒というような形でやらなければいけない、要は経費が大きくかかるというものもございますので、本数、立米的には大きくなってこないわけでありますけれども、県の補助金を導入する中で、このような形の中で、現状食いとめていく、全量駆除していくというような形の中で進めているというような状況でございます。 ことし、28年度につきましても、そのような形で進めてまいりたいというふうに思っております。 それから、八坂地区の空中散布につきましては、地域の要望等もございますので、昨年同様に計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。     〔発言する者なし〕 次に、款7商工費について質疑はありませんか。184ページから197ページまでです。中牧盛登議員。 ◆16番(中牧盛登君) 187ページの中心市街地活性化事業の中に含まれると思いますが、新商業地から市街地誘導看板設置の予算がこの中に500万円あろうかと思いますが、具体的にその内容と、市街地へ誘導したいターゲットは誰なのか、お聞きをいたします。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(矢口隆男君) ただいまの御質問にお答えいたします。 市街地へ誘導の関係の看板でございますけれども、現時点では大型商業施設の北側に隣接します市道若宮駅前線のほうに誘導の看板をつけていきたいというふうに考えております。 2つ目、ターゲットですけれども、ターゲットにつきましては、新たにできる商業施設に訪れたお客様を市街地に誘導していくということで、商業施設に訪れたお客様をターゲットとしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。 ◆16番(中牧盛登君) 新しい商業地へ訪れたお客様は9割方市民だと思うんですが、その辺はどのようにお考えですか。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(矢口隆男君) お答えいたします。 確かに新しい商業施設に訪れるお客様の多くは、市民あるいは大町市周辺の住民の方だと思います。ただ一方で、大町市や大町市周辺と関係ない観光客等の方々もお見えになりますので、そういった方に中心市街地がどこにあるかということをわかるような形で誘導していきたい、誘導していくような看板を設置するというものでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 先ほどと関連ですが、商工労政課では水資源の活用、それから関連グッズ、市街地活性化、商店との連携というような項目で主な協働連携する内容を挙げておりますが、具体的に本年度の予算の中で、どのようなことを計画し、どのような予算を組んでいるのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(矢口隆男君) ただいまの質問にお答えいたします。 現在の商工のほうの予算の中で、直接的に国際芸術祭のために使うという予算はございません。ただし、今後、芸術祭の内容が明確になってきた時点で、例えば中心市街地活性化イベントの中で芸術祭にかかわるようなことをやっていくですとか、あるいはグッズの販売の中で芸術祭に関連するようなグッズをつくっていくとか、そういうことは今後出てきまして、結果として芸術祭に資するものに使われる予算というのは出てくるかもしれませんけれども、繰り返しになりますけれども、現時点で直接的に芸術祭にかかわる予算というものはございません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) そうしますと、この庁議の趣旨では、国際芸術祭について、市の総合戦略施策の柱としているもので、庁内連携体制を整備し、全庁的に推進していくという位置づけで商工労政課ではこの4項目を出しているわけです。これは商工労政課のほうで、自分たちで考えて出した内容ではないんですか。であるならば、将来的に出てくる予想なんていうことじゃなくて、具体的にこういう支援をしたいというものがなければ、こういった項目は挙げられないと思うんですけれども、そういった検討をされずに、庁議ではこういう4項目を出していると、こういうことなんですか。具体的に検討している内容があったら説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) ただいまの御質問にお答えいたします。 庁議に付議をいたしました内容につきましては、私ども芸術祭の担当課の企画財政課といたしまして、今後、庁内連携推進をしていくためには、どういった場面で各課の連携が必要かということを想定したものを資料としてお出ししたものを、また全協にもお示ししたということでございますので、今、商工労政課長が申し上げましたとおり、当初予算に計上がない場合であっても、それをもって何も関係がないということはなくて、今後、年間の実行予算の中で、いかにその芸術祭と関連を持っていくかということについては、まさしくこれから庁内で連携の具体的な実行計画を立てていくという状況でございますので、あの資料はあくまでも目安として想定した、私どもが事務局として想定した内容を庁内連携の資料としたということで御理解を賜りたいと思います。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 総務部長。 ◎総務部長(勝野稔君) 若干補足させていただきますと、庁議での基本的な合意事項というのは、庁内に新たに連携組織を設けていくと、こういった部分で、組織を設置すると、こういう部分を庁議の中で決定をしたという内容であります。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) それなら、具体的な内容は連携組織を持つということであれば、具体的には主管課の企画財政課とそれぞれの課が連携組織をつくった上で協議をして、具体化されたものを提案してくると。これが本来の筋だと思います。そっちで見繕って、関係ありそうなものをみんな拾い上げて、さあ、他の課はこれでよく考えて予算化もし、協力しろよと、こんなむちゃくちゃな話はないわけでして、きちんとした計画があり、その積み立ての上でこういった項目について国際芸術祭では関連として取り組んでいきますよと、その説明がなければ、こんなのは、幾ら庁議で決定したって、それぞれの割り振られた課にとっては迷惑な話にもなるわけです。 本来、ほかの事業でみんな予定をしていて、それぞれの課の職員というのは、その仕事をやるために配置をされているわけですから、そういうところに違う方針とか、違う仕事が入ってくるわけでして、こういった事前の調整があった上で、本来はこういった庁議でも検討されるべき項目ではないんでしょうか。私は順序が逆だと思うんですが、その点はどうでしょうか。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) ただいまの御質問にお答えします。 確かに理論上は、そういった全ての計画を詳細に練った上で庁議にかけるというのは、それは当然だと思いますが、この芸術祭につきましては、やはり行政が昨年11月から主体となったということにつきまして、職員間の中でもまだまだ十分な理解が進んでいないという状況にございました。というところで、その庁議に付議したのは、先ほど部長が申し上げましたとおり、組織としてまずは庁内連携推進組織を立ち上げるということを決定したということに基づきまして、市長のほうから、改めて部課長に対しまして全庁体制を組めという指示が初めておりたということでございます。 したがって、その資料として出したものを中心として今後どのように具体的に連携をしていくかというのは、まさしくこれからだということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 商工費について、他に。市長。 ◎市長(牛越徹君) 私からも補足して説明申し上げます。誤解があろうかと思いますので。 まず、庁内体制、庁内の連携体制を、国際芸術祭を開催するために必要な連携をとるというのが、まず主眼でありまして、それについて連携をとっていくという組織として、先ほど総務部長が答弁申し上げましたように、組織を設けたというのが一つです。 その際に、想定される今後の連携にかかわる分について列挙したのが、先般の全員協議会における資料でございます。一例を申し上げますと、例えば企業誘致に関しましては、既に産業立地推進本部という組織が連携組織として庁内に設けられております。これは、具体的に、例えば産業立地に関する打診があったときに、それぞれ許認可ですとか、あるいは関連して行う事業が出てくればそれについてそれぞれ連携をとり、そしてまた、それぞれの対策あるいは連携をとって具体化するときに必要であれば、補正予算その他の予算の措置などで議会にお諮りする、そうした仕組みが現に動いております。 今回の国際芸術祭につきましても、まず連携組織をつくったというのは、そうした措置に基づくものでありますので、この点は御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 他に、商工費について御質疑ありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 191ページですけれども、Wi-Fi事業について伺いたいと思いますけれども、たしか26年度ころからの事業だったと思いますけれども、いわゆる国外の観光客の皆さんに案内するWi-Fi事業を進めていくということだったんでしょうか。どのぐらいの実績があったのか、観光客を呼び込んだのか、その辺のところの検討というのはなされているんですか。 そして、国内のお客さん、国外のお客さんと分けていった場合、どのくらいの入り込みがあったのか、その辺のところをやっぱり検証する必要があると思うんですよ。 それと同時に、187ページの、先ほど中牧議員も言われましたが、中心市街地の看板の設置のことなんですが、その問題に関して、市街地のWi-Fi事業を進めていくということですけれども、たしか駅前にもあったと思うんですけれども、中心市街地でどのような活用をされて、どういうお客様をターゲットにしているのか、そして幾つぐらいつくっていく予定があるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) お答えいたします。 観光課関係のWi-Fiにつきましては、平成26年度に設置させていただいて、たしか27年1月から実際運用しているところでございます。 運用箇所につきましては、駅前、山岳博物館、温泉郷、それから扇沢駅と4カ所ということでございますけれども、件数につきましては、ちょっと今、細かい資料を持っていませんので、ちょっと何千件というのはお答えできませんけれども、一回お聞きしたところによりますと、もうすごい件数のアクセス、これはアクセスしますと、観光協会のホームページのほうへつながっていきますので、その協会のホームページへのアクセス数がもうすごくふえたということはお聞きしております。 それから、外国人の方が使ったのか、日本人の方が使ったのかというところまでは、私どものシステムではちょっとまだわかりません。細かいシステムが入ってきますと、どこから来ただとかというところを最初に入力していくと、何人の方がどのくらいアクセスしたというようなことはわかりますけれども、当市の場合どうしてやらなかったかというと、大町市の場合は、そんなに外国のお客さん、大町に長期間滞在はしておりませんので、白馬村さんとかですと1週間とか10日とか滞在しますけれども、大体1泊ぐらいで違う観光地に行っちゃいますので、余り面倒なシステムを導入するのもいかがかなということで、そういうシステムは導入しませんでしたけれども、ということで、日本人の方とか外人の方という、そこまではちょっとデータはつかめませんけれども、アクセスの件数はわかりますので、ちょっと今後とも数字は出してみたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(矢口隆男君) 私からは、中心市街地Wi-Fi環境整備工事の関係でお答えをいたします。 今回、商工労政課のほうでWi-Fi環境を整備するように考えておりますのは、先ほど観光課長のほうから話がありましたけれども、JR信濃大町駅周辺については、既に整備されているということで、そこから中央通り線、本通りを北上して若一王子神社までの間について、限りなく線に近い面的な整備を行っていくということを予定しております。 それに伴って、設置するポイントについては、10カ所程度を想定しております。また、対象でございますけれども、こちらはどういう方が利用するかということでございますが、こちらにつきましては、外国人だけでなく、大町市を訪れた観光客、あるいは市民の方もそうですけれども、スマホ等の端末を利用する方々を対象として扱えるような形で対象と考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 商工費について、他に質疑ありますか。小林治男議員。 ◆14番(小林治男君) 今御説明をいただきましたWi-Fiの件なんですが、面積的に、エリアはどこからどこでなくて、大体何平米ぐらいとか、そんなふうな説明のほうがいいと思うんですよ。というのは、高瀬ダム関係にもやっているわけですよね。それで、ここにも請負が360万円というような数字が出ているので、それぞれ金額が違うんで、大体何平米ぐらい、おおよそそんな形で説明してもらったほうがわかると思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(矢口隆男君) ただいまの御質問にお答えいたします。 Wi-Fiのポイントなんですけれども、こちらにつきましては、1カ所設置しますと、半径100メートルの範囲で受信が可能だと、おおむね100メートルの範囲で受信が可能だというふうに聞いております。それを中央通り線をそういう形で10カ所程度設置することによって、中央通り線を通る方について利用ができるというような形で整備を考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) それでは、観光課のほうのWi-Fiについてお答えをさせていただきます。 この観光施設管理事業の工事請負費、高瀬ダムWi-Fi整備工事ほか360万円ということですが、このうちWi-Fiに関するお金は250万円というものを予定しておりまして、エリアですが、高瀬ダムの天端といいますか、堰堤といいますか、そこをエリア的には予定をしております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。神社正幸議員。 ◆5番(神社正幸君) 信濃大町恋華めぐり事業負担金が300万円計上されているんですけれども、昨年度は温泉郷の一つの記念行事として假屋崎省吾さんを文化会館でやったわけですけれども、ことしのこの300万円の経費の中にはどのようなイベントを計画しているのか、またその中に市民との協働という切り口で何か企画されているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) お答えさせていただきます。 信濃大町恋華めぐりにつきましては、ただいま議員のほうからお話がありましたとおり、昨年、文化会館におきまして、イベントを開催をさせていただいたところですが、平成28年度におきましては、ああいう1カ所に集客するというか、そういうものは予定はしておりません。 28年度の事業につきましては、假屋崎さんには一回大町にお越しいただくわけなんですけれども、市内の3カ所くらいのポイントで、大町産の花を使った挿花といいますか、そういうものを設置していただく事業、これがまず1点ございます。 それから、その3カ所ぐらいのところを観光客がお客さんとか市民のお客さんもそうなんですけれども、めぐってそういうものを見ていただくという事業、これは20日間ぐらい予定しておりますけれども、乗り物については、アクセスを考えなきゃいけないということで、今考えているのが、ぐるりん号を使って回ればどうかというようなことを考えているところでございます。 それが2点目の事業ということで、もう一点につきましては、大町温泉郷の各お宿さんとか、そういうところ、これは手挙げ方式になるかと思いますが、これは直接假屋崎さんに来てお花を生けていただくというわけにもいきませんので、假屋崎さんの監修によるお花を生けていただくというようなことで、それも市民の皆さんとか観光客の皆さんにごらんいただけるかなということで、現在考えているのは、大きく3つの事業でございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 神社正幸議員。 ◆5番(神社正幸君) もう一点ですけれども、湯俣、水俣川のつり橋が壊れていることによるつり橋の修繕費が計上されていると思うんですけれども、これはやっぱり登山シーズンに間に合ってこそ価値があると思うんですけれども、雪解けをもって工事をして、どのくらいで工事が完了されると予定しているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) お答えをいたします。 湯俣に行く手前のつり橋、これにつきましては、昨年の12月の頭ですか、槍ヶ岳周辺で集中豪雨といいますか、ゲリラ豪雨がありまして、大変な被害を受けたということで、28年度予算で700万円の修繕費を予定をしております。 時期でございますが、議員御指摘のとおり、観光の登山シーズンに間に合わなければいけないというようなこともありますけれども、そうかといって、まだ雪解けとか、そういうこともありますので、できるだけ早くとは思っておりますが、遅くても7月下旬くらいまでには何とかしたいということで、工事のほうも、ヘリによる空輸といいますか、資材の空輸なんかも現在考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 先ほどと関連ですけれども、庁内の連携協働事業では、観光課の関係は観光宣伝とインバウンド対策が載っております。本年度の予算の中で、これらを予定しているものがあれば、どんな内容で幾ら予定しているのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) お答えをいたします。 28年度予算で観光課関係で国際芸術祭に向けての予算というものは、計上はしておりません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) そうしますと、今後連携をしていく必要があるときには、補正予算で観光とかインバウンドの予算が上乗せされてくると、こういう解釈でよろしいでしょうか。もし、その予定でしたら、予想がつけば、どのくらいを見込んでいるのか、これも腹づもりにあれば説明いただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) お答えをいたします。 誘客に関する事業ということでございます。これにつきましては、大手のエージェントさんと連携をして、観光商品をつくっていただくというような、実際にプロモーション的にはそういうことになろうかと思います。 実際のお金、経費につきましては、現在26年と27年度事業で北陸新幹線延伸の対策協議会でもやっぱりそういうことをやっているんですけれども、大手のエージェントさんの観光パンフレットの1ページとか2ページ、それを全部買い取って、その中に観光商品等々情報を掲載して売っていくと、こういうようなやり方が一番いいんじゃないかと思います。 その場合、エージェントさんも1社だけというわけにはいきませんので、大手3社くらいありますので、そうすると、やっぱり100万円単位くらいの経費が必要になってくるかと思います。 それから、あとはインターネットといいますか、ウエブでも同じような方策でやっていくと、またそれとは別に経費はかかってくるというふうに現在考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) インバウンド対策も、いわゆる宣伝だけなんですかね。インバウンド対策では、別にはどんな内容があるんでしょうか。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(西澤美千夫君) お答えいたします。 インバウンド対策につきましても、海外の、特に台湾を中心といたしましたエージェントさんとのつながりもできてきましたので、そちらのほうについて、一般のインバウンド対策の中でもある程度の情報提供はできるんじゃないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他に商工費について御質疑ありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款8土木費について質疑はありませんか。198ページから213ページまでです。大和幸久議員
    ◆4番(大和幸久君) 土木関係では、鷹狩山山頂の市道の舗装ですか、これが上がっておりますけれども、これについては、具体的には説明いただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 建設課長。 ◎建設課長(川上武君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 鷹狩山へ行くまでの市道の舗装についてでございますが、これについては、約800万円ほどかかるものというふうに考えております。ただ、これについては、前々から舗装してほしいという要望もありましたことから、今回、前倒し的に舗装していきたいというふうに考えているものでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他に土木費についてありますか。降旗達也議員。 ◆1番(降旗達也君) 206ページ、207ページの部分です。都市計画費の部分でお伺いしたいと思います。 おたんじょ桜事業の部分でございますけれども、小学生1年生入学に当たって、子どもたちと同じぐらいの年の桜の木を植えていくと、非常にいい事業だと思いますし、また、議員提案で始められたよというような事業だと思いますけれども、それはいい事業だと思うんですけれども、話を聞いていますと、桜を植える場所がもうないというようなお話も聞いております。この事業の今後についてどうお考えなのか、また、この事業を通して、これはそうはいっても都市計画費なので、都市計画について、この事業を通してどのようにお考えなのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 建設課長。 ◎建設課長(川上武君) ただいまの質問にお答えをいたします。 おたんじょ桜事業でございますが、現在、330本程度おたんじょ桜が植えられております。ここの植えられている場所は、都市公園とかを中心にして植えられておりますが、議員御指摘のように、今後どこに植えていくかというのは、課題となっております。 そのような中で、ことしから5年間につきましては、国営アルプスあづみの公園の敷地内におたんじょ桜を植えていくということで計画が進んでいるところでございます。 その後については、また適切な場所を選定しながら、今後もこの事業は続けてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 降旗達也議員。 ◆1番(降旗達也君) ありがとうございます。 ごめんなさい、それを通して、都市計画についてどのようにお考え、これを使ってどう都市計画を考えていくかという御質問をさせていただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(二條孝夫君) 建設課長。 ◎建設課長(川上武君) ただいまの質問にお答えをいたします。 都市計画について、このおたんじょ桜をどのように考えるかということでございます。まず、桜というのは、大町の中でも非常に観光的に有名な場所もございます。 そういう中で、大町の景観をまずすぐれたものにしていくものという中、また歴史が桜には含まれてございますので、大町全体のイメージアップの中でも、この都市計画として、このおたんじょ桜というのを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他に土木費について質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款9消防費について質疑はありませんか。214ページから221ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款10教育費について質疑はありませんか。222ページから265ページまでです。松島吉子議員。 ◆11番(松島吉子君) 255ページのアルプスマラソンの大会の負担金ですが、最近の予算を調べたところ、平成26年度が250万円、平成27年度は220万円、今年度が220万円ということで、さっきの看板は500万円なのに、あれだけの大会をやるのに、220万円という予算は余りにも低く、スタッフの充実とか、近隣町村では安曇野ハーフマラソン、松本マラソンがある中で、もっとアルプスマラソンに対して予算をつけなくてはいけないかと思うんですが、予算が少なくないかと思うのと、それから259ページのアルプスマラソンのコースの整備工事ですけれども、どこをやるのか御説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 教育次長。 ◎教育次長(縣和彦君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 まず、アルプスマラソンの負担金でございますが、これにつきましては、参加者からエントリー費をいただいております。それが大きな財源で大会運営をしているところでございます。 また、運営にかかわるスタッフの皆さん、それからボランティアの皆さんにはそんなに謝礼は多くは出せませんが、皆さんボランティア精神で協力して大会を盛り上げていただいておりまして、市民協働のまちづくりという観点で御協力を賜っているところでございます。 なお、実行委員会の予算の中では、現時点では市の負担金はこの金額でございますけれども、不足している部分はございません。 また、過去において多かった部分につきましては、記念大会ということもございました。 次に、工事の場所でございますけれども、アルプスマラソンのコースにつきましては、平犬の窪の扇沢大町線と平面交差をしております。そこは、やはりアルペンルートの紅葉のシーズンに観光客がたくさんお見えになりますものですから、平面交差は避けて立体交差をしようということで、鹿島大橋の下をくぐり、温泉郷の北を曲がって市道野口源汲線の現在のコースに出るというコースを予定しております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。勝野富男議員。 ◆8番(勝野富男君) 235ページの大町エネルギー博物館の運営費として予算が1,200万円ばかり上がっているわけでございますが、この運営内容、収支等も含めた中の運営内容についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(竹内紀雄君) ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 エネルギー博物館は開館以来相当年数がたっておりまして、展示内容が陳腐化しておりまして、入館客が減少しているということも現実であります。 収支でございますが、主なものは、入館料、28年度予算で申しますと大体270万円を見込んでおりまして、そのほか市の補助金が今回計上させていただきました1,246万円でございます。 それに対しまして経常的な費用ですが、総額で2,280万円ほどを予定しておりますが、主なものは、館長、学芸員、臨時職員、計3名の人件費でございまして、880万円ほどということで約4割を占める現状でございます。 市の補助金がない場合には立ち行かないような状態になってございますが、今後につきましては、エネルギー博物館の役割を3つに区分といいますか、仕分けしまして、エネルギー博物館の本来の役割ということで、自然エネルギーの関心が高まる中、エネルギー学習ができる博物館として、また産業文化の学習としての役割も重要だと考えておりますので、そのほうをPRしてまいりたいということ、そして社会教育施設の役割ということも2番目として大きいものがあると思います。体験学習の場、遊びながら学べる場、学校教育や自発的な子どもの教育に対しまして重要な役割を担うと考えてございます。 市内の小・中学生はもとより、近隣の育成団体などにも呼びかけて、入館客を増加したいと考えております。 また、3番目としまして、観光施設の役割ということも大きいものがあると思います。近隣のテプコ館が閉館となってしまいまして、高瀬入等を紹介する施設としては唯一の施設でございます。大町ダムや国営アルプスあづみの公園、山岳博物館と連携しながら、今後入館客に、来館していただく方の増加を目指してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。佐藤浩樹議員。 ◆2番(佐藤浩樹君) 昨今、バスの事故が多いという報道がなされていますが、スクールバスの安全運転管理に関してお尋ねしたいんですが、どのような状況で管理をされているのかお聞きいたします。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(勝野太彦君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 スクールバスの安全運転でございますけれども、今、市内に、旧市内に4路線、それから美麻、八坂にありました計6路線を委託によって、貸し切りバスという方法で運行をしております。 したがいまして、契約方法は委託でございまして、使用につきましては、例えば市内の小学校でございますけれども、小学校につきましては、添乗員さんをつけていただくというような配慮もしておりますし、これは9月のときもちょっと聞かれましたけれども、安全運転管理者を置きまして、これは美麻でございますけれども、これを置いて、安全運行の確保に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 佐藤浩樹議員。 ◆2番(佐藤浩樹君) 美麻は市の所有のバスを貸し出しているということを条件として、その場合に、もし何か事故が発生した場合、貸し付けているバスの所有者責任が問われるおそれがあるため、委託している美麻地区のスクールバスには、教員が安全運転管理者に選任されているというふうに以前にお答えをいただいているんですが、もし何かあった場合に、これだと物すごい責任関係があやふやですよね。 要するに、毎日学校の先生が安全運転管理者としてバス事業にどこまで食い込んでいるのか、話をしているのか、ほかの路線に関しては委託管理ということで、バス会社に完全に責任があるという形になっていますが、逆に、美麻については、学校にももしかすると責任があるかもしれないということになるかと思うんですけれども、その辺、保険の関係も含めて教えていただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(勝野太彦君) ただいまの御質問にお答えをいたしたいと思います。 美麻につきましては、議員さんのほうからも言われたとおり、市の所有のバス2台をお貸ししているという状況でございます。 安全運転管理につきまして、今、安全運転管理者を置くということで、これも県警のほうにもお尋ねをした結果、議員さんの言っているとおりでございますが、ほとんどの場合につきましては、路線もそうなんですけれども、やはり場合によっては、道順とかそういったものも、運転管理者と、クマとか特別な場合もありますので、そういった場合、管理するということが一番大きな役割だというようには捉えています。ただ、責任というお話になりますと、もちろん責任はございます。 本年度からですが、本年度というか27年度からでございますけれども、実は運転管理者、それまでは学校の職員の先生にお願いをしていたわけですが、今年度から美麻の教育担当のほうにお願いをして運転管理者になっていただいています。もちろん運行については、それぞれの委託会社と連絡をとりまして、安全運転の確保について、雪等で例えばおくれるというようなこともございますので、そういったことはきちんと確認をしながら、必要な安全対策をとっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 先ほどの関連ですが、生涯学習課では、国際芸術祭の連携協働で、一般市民の参加、芸術文化プログラムとあります。それから学校教育課では、児童・生徒の参加というのがあります。これは具体的には予算が伴うのか、また、それぞれの参加というのはどのような形で取り組む予定なのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 教育次長。 ◎教育次長(縣和彦君) ただいまのお尋ねにお答えをいたします。 教育委員会につきましては、今後、事業がより具体化する中で、教育委員会で担当する部門について具体的に検討を進めてまいりたいと思います。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか、教育費について。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 日程第1の途中でありますが、ここで11時15分まで休憩といたします。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時15分 ○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第1の議事を継続いたします。 款11災害復旧費、款12公債費、款13予備費及び調書等について質疑はありませんか。264ページから279ページまでです。     〔発言する者なし〕 最後に、全般について質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 総務関係で3点ほど落としていますので、質問したいと思います。 1点目は、先ほどの連携協働の関係ですけれども、情報交通課では、会場周辺の2次交通、それから情報発信についてというふうに載っていますけれども、具体的には本年度予算等で計画しているもの、また予算で計画していなければ、どのようなことを検討しているのか説明いただきたいと思います。 それから、2番目は93ページですが、ここで八坂支所費の中で、鷹狩山遊休施設改修事業負担金1,500万円が上がっております。この改修の目的、これについて説明いただきたいと思います。 それから、3点目につきましては、99ページ、97から99にかけています芸術文化振興事業について伺いたいと思います。 予算書を見ていると非常にわかりにくい部分がありますけれども、最初に食とアートの廻廊実行委員会負担金5,000万円というのが計上されています。この内訳を見ますと、総合ディレクター費、北川フラム氏ヘ700万円、それから作品制作費、アートフロントギャラリーへ3,380万円、この内訳、どのような積み上げで3,380万円になっているのか説明いただきたいと思います。それから、広告宣伝費とありますけれども、具体的にはどんな見積もりで200万円になっているのか。それから、実行委員会の雇用臨時職員の賃金720万円が計上されていますが、具体的にはどういう内容になっているのか説明いただきたいと思います。 それからもう一点、アーティスト・イン・レジデンス推進事業負担金が1,637万4,000円計上されていますが、これに関して、県の補助金を予定しているのかどうか、まず説明ください。 それから、旭町のAIR事業の外壁の補修等ということで200万円計上されていますけれども、これはどんな形態で事業を実施するのか説明ください。 それから、生活用具購入では、風呂ボイラー、交流用テーブル等とあります。これで108万7,000円の計上がされていますが、具体的な見積もり根拠を説明ください。 それから、新規招聘アーティスト渡航費、材料費で388万円が計上されていますか、具体的にはどんな見積もりでなっているのか説明ください。 次に、ここに冬期芸大招聘アーティストの旅費、材料費165万円が見積もられていますが、なぜこのアーティスト・イン・レジデンスで冬期芸大のアーティスト旅費、材料費が計上されるのか、またこの見積もりの根拠を説明ください。 次に、交流会、講習会成果発表等、それぞれどんな積算でこの3つの事業、等とありますが、等を含めて129万8,000円の見積もり根拠の内訳を説明ください。 それから、広告活動費では、どんな積算根拠によって158万円の積み上げがあるのか説明いただきたいと思います。 それから、先進地視察で8万円の旅費が組んでありますけれども、目的と誰が行くのか説明ください。 コーディネーター費として480万円が計上されていますが、誰を採用するのか、その費用の見積もり根拠を説明いただきたいと思います。 そのほか、この2つの事業以外に、全体の芸術祭費用として上がっていますけれども、初めに、芸術祭文化振興事業の1のところに報酬とありますけれども、この960万円の計上の内訳を説明ください。 2番目に、報償費というのがありますけれども、これは、この305万円の内訳を説明ください。 9番旅費では42万6,000円が計上されていますが、この内訳を説明ください。 それから、11番では需用費で消耗品費、印刷製本費、合わせて15万円が計上されていますが、何の目的でつくられるものか、どの事業の目的でつくられるのか説明ください。 14では、使用料及び賃借料221万3,000円が計上されていますが、この内訳と積算根拠を説明ください。 18では、備品購入費20万円とありますが、これは何の目的でどういう内容なのか説明いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 情報交通課長。 ◎情報交通課長(大厩市郎君) ただいまの御質問にお答えいたします。 平成28年度当初予算におきまして、公共交通、それから情報発信の部分につきまして、芸術祭に関係する費用は盛り込まれておりません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 八坂支所長。 ◎八坂支所長(大日方隆君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 八坂支所費の鷹狩山の遊休施設の改修事業負担金ですけれども、地域の振興事業のために今後使っていくということで予定をしておりますけれども、この中では、一部芸術家の皆さんに作品をつくっていただくことも踏まえて検討しております。 なお、今後の利用につきましては、建物につきまして、つい最近寄附をいただいたというような事情もございまして、今後検討していくということで予定をしておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) 私からは、企画財政課の所管のお尋ねでございますが、まず負担金の計上が食とアートの廻廊実行委員会負担金が5,000万円、並びにアーティスト・イン・レジデンス推進協議会負担金が1,637万4,000円とあります。これは、大町市の予算といたしましては、これは負担金ということでそれぞれの実行委員会に負担をするということでございます。その先に、実行委員会がそれぞれの負担金をもとにしまして、実行予算を組んでいくということになりますので、その使い道につきましては、これは実行委員会が責任を持って実行予算に組むということでございますので、これがまだ正式に市の負担金も決定されておりませんし、実行委員会のほうでも予算を組んでおりませんので、それが詳細な実行予算が組んだ時点で、また御説明を申し上げたいと思います。 それから、アーティスト・イン・レジデンス推進協議会負担金に対しまして県の補助金は、歳入予算で組んでありますとおり1,300万円の県の補助金が交付いただけることとして計上してあります。 それから、企画財政課の96ページからの芸術文化振興事業のそれぞれの報酬以下の内訳をということでございますので、それについて御説明申し上げます。 まず報酬960万円につきましては、これは地域おこし協力隊、現在1名のところを3名追加して4名の体制を4月からとるということに対します4人分の報酬であります。 それから、報償費につきましては、これは冬期芸術大学の講師ということで、本年度も実施しておりますとおり、4コースほどのそれぞれのコースを組んで講師をお願いする、その謝礼でございます。 それから、旅費の42万6,000円につきましては、これは冬期芸術大学の運営に当たりまして、講師等の打ち合わせの経費、それから新年度は瀬戸内国際芸術祭が開催されるということになりまして、そこへの関係者の視察を予定をしている旅費があります。 それから需用費の15万円につきましては、冬期大学用の事務消耗品、それからチラシ印刷、成果発表会等のチラシ印刷等の印刷製本費であります。 使用料及び賃借料の220万1,300円につきましては、まず1点は、瀬戸内の芸術祭に視察に行きたいと考えておりまして、そのときの大型バスの借上料、高速道路代等でございます。それから、主なものは、先ほど申し上げました4人体制といたします地域おこし協力隊員の宿舎、住宅の借上料182万8,800円、備品購入費20万円につきましては、地域おこし協力隊4名が活動するに際しまして、カメラを2台購入する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 情報交通課では一切計画をしていないということになりますと、今後、連携協働をしていく上で、新たな負担が必要になった場合には補正予算で対応すると、こういう解釈でよろしいでしょうか。現在、全く何の検討もされていない、企画財政課のほうからも要請はされていない、こういう確認をしておきたいと思います。 それから、2番目の鷹狩山遊休施設の活用、利用ですけれども、そもそもこの鷹狩山遊休施設1,500万円の改修費用というのは、これは当初から見込んでいたものなのかどうか、これは芸術祭のために鷹狩山の山頂まで利用するという目的に沿って、急遽この建物の寄附もあったことから利用すると、こういうことで予定された費用かというふうに私は解釈をしているんですけれども、それでは、来年の芸術祭が終わった後、この施設はどう利用するのか、その計画をどのように検討しているのか説明いただきたいと思います。 2点目につきましては、この八坂支所費、支所で使える経費の中で1,500万円こちらへ予算を割くということになるわけです。そもそもこの1,500万円、ここで使わなければどんな予算を使う予定だったのか、当初の計画があれば説明いただきたいと思います。 それから、今、芸術文化振興事業の予算の説明がありましたけれども、それぞれ内訳は大体わかりました。まず、地域おこし協力隊、それと地域おこし協力隊の住宅、これを両方合わせますと、1人当たり大体285万円ということになります。住宅1人、年間45万円の住宅費の支給、それから給与が240万円、この合計が285万円余になりますけれども、こういった人件費の評価の根拠、どういう根拠でこの人件費や住宅の補助を出すのか、改めて説明いただきたいと思います。 それから、ここで冬期芸術祭の講師の謝礼等が入っているんですけれども、4コース、1コース2人で8人分と、これはそれぞれどういう根拠で、こういった講師の謝礼金を積み上げ、目的をまず説明いただきたいと思います。 それから、消耗品費の中では製本代の10万円というのがありますが、かなり多額のお金を使うものだなというふうな印象があるんですが、他の事例と比べて、過大な出費じゃないかと思うんですけれども、その点についてはどのような評価をしているのか説明いただきたいと思います。 続きまして、食とアートの廻廊実行委員会の負担金の件ですけれども、アートフロントギャラリーへ3,380万円の作品制作費が予定されています。今の説明では、こういった内容について、負担金であるので具体的には実行委員会でやることだという内容でありましたけれども、負担金をそれぞれ5,000万円、それからアーティスト・イン・レジデンス推進事業へ1,637万4,000円、こういった負担金を支出すると、その内容について精査をしないで支出をするということはあり得ないと思います。今、私がわざわざ読み上げたのは、そういった積み上げがあった上でこの金額を決定しているということだと思いますので、今の企画財政課長の答弁というのは、極めて不適当な答弁であります。基本的にきちんと積算根拠を明示して、この負担金が合計で幾らになるんだと、こういう説明は当然行政側の説明責任として最初にあるべきものでありますけれども、議会にはこういった明細の説明も一切ないと、こういうことでは、議会の協力も得られないですし、市民の理解も得られないと思います。 そういった意味では、明細をきちんと出す、その積算根拠も明快に説明すると、これができてからこそ、負担金の支出の議会としての審議ができると、こういうことだと思いますので、再度明らかにしてもらいたいと思います。 まず、食とアートの廻廊実行委員会の負担金につきましては、作品制作費で3,380万円の予算が上がっておりますけれども、実質的には、アートフロントギャラリーへの、いわゆる丸投げの予算になると思います。具体的に内訳は、どのような指標等でこれを出すのか、明細を説明ください。 それから、広告宣伝費、ウエブとか、SNS等制作運営費とありますけれども、この200万円の積算根拠を明確に示してください。 それから、実行委員の職員を臨時雇用するとあります。720万円ですけれども、具体的にこういった職員はどういう目的で採用するのか、また、720万円の賃金の算出根拠について説明いただきたいと思います。 それから、アーティスト・イン・レジデンスの事業に関しましては、外壁補修等で200万円の計上をしておりますけれども、これは業務委託をするわけですか。その内容について説明ください。 それから、生活用具の購入をまたやるわけですけれども、ボイラーとか交流テーブル等108万7,000円の内訳をきちんと説明ください。 それから、招聘アーティストの渡航費、材料費388万円とありますけれども、具体的にはどれぐらいのアーティストを予定しているのか、どこから招いて、この渡航費が幾らになるのか、材料費というのは、どんな材料費をどれだけ使う予定なのか、改めて説明ください。 それから、ここに冬期芸大のアーティストの旅費、材料費とありますけれども、県の補助金をもらいながら、アーティスト・イン・レジデンス事業としてやるのに、冬期芸大のやつの旅費をここで計上していいのでしょうか。これは、県の補助金等の不正申請になるのではないかと思いますけれども、この点について、どのように考えているのか説明いただきたいと思います。 それから、交流会、講習会成果発表等、それぞれをどんな積算根拠で、どんな内容でやるのか、説明いただきたいと思います。 広報活動費については、158万円の計上してありますけれども、先ほどの観光課等の広報活動費とダブらないのか、どのようなすみ分けをしてやっていく予定なのか、その内容についても説明ください。 それから、コーディネーター費、これについては、具体的に誰をコーディネーターに雇うのか。その費用の見積もり根拠について、再度説明いただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 総務部長。 ◎総務部長(勝野稔君) 私からは、東山の廃屋の2施設の関係について御答弁申し上げたいと思いますが、まず、東山の2施設の活用方針というのは、基本的に現在策定をしておりまして、3月にはまとまります東山の周辺環境整備計画ですね、これに基づいて、この中で廃屋の活用、整備というのが大きな命題として載っておりました。 そういう中で、この所有者、名古屋の方でありますけれども、男性の方が昨年亡くなられているという状況の中で、その奥さんとお話をする中で、いずれにしても、ちょっと私財ですね、金銭的にも非常に苦しい状況の中で、利活用は今自分としてもできないと。こういう中で、もし市のほうで有効活用を図っていただけるなら、寄附をしたいがどうかという申し出が昨年の暮れにございました。 これを受けて、東山の周辺環境整備計画の中の活用ということで、今回1,500万円計上しております。内容的には、アーティスト・イン・レジデンス、芸術家の皆さんを招聘する事業の中で実施をするということで、1,500万円の内訳については、基本的には、2施設ございますので、水回りと電気回りということで、300万円、300万円、それは確実に水道等は使える、煮炊きができるような状況にしていきたい、トイレ等も使える状況にするということでありますけれども、残りの900万円については、芸術家の皆さんと話をする中で、必要な部分の手直し、整備等をしていきたいというふうに考えているというところであります。 また、先ほど来、東山の舗装の関係、それから植栽等の関係も出ておりますけれども、基本的にはこの東山の周辺環境整備計画に基づいて実施をしているということであります。 それから、現在、アーティスト・イン・レジデンスということで、この施設を有効活用していきたいということでありますので、県との連携をとりながら、芸術家の皆さんを招聘していく施設に使っていきたいと考えているところであります。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 情報交通課長。 ◎情報交通課長(大厩市郎君) 私からは、情報交通課関係の御質問にお答えをいたしたいと思います。 先ほど御質問がございました、今後必要があった場合、補正対応を行うのかという部分でございますけれども、現時点におきまして、予算の要求に当たって、芸術祭という部分で見積もりしている部分はございませんけれども、今後、具体的に事業が進んできた段階におきまして、必要な補正が生じる場合もあるかもしれませんし、既決の予算の中で対応できる部分、新たな予算を伴わずにやり方によって、工夫によって対応できる部分もあるかもしれませんけれども、その時点におきまして、必要な対応を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) 私からは、幾つかお尋ねに順次お答えを申し上げたいと思います。 まず、地域おこし協力隊員の4名の処遇といいましょうか、積算根拠でございますが、根拠につきましては、先ほど申し上げましたとおりでございまして、これらを1人当たりで換算しますと、住宅と報酬を合わせまして約290万円ほどの1人当たり経費がかかるということになります、1人当たりですね。 これにつきましては、総務省の制度でございますので、特別交付税措置が施されております。上限1人当たり400万円までが地方交付税で措置をされるということでございますので、有利な財政措置があることから、積極的に、当課だけではございませんが、活用しているということでございます。 それから、アーティスト・イン・レジデンスの県の補助事業になぜ冬期大学の分が入っているかという御質問がございました。これは、本年度からもそうでございますが、事前に県との事業についての事務調整を何遍も何遍も実施をしてきている中で、いわゆる冬期芸術大学、これはある意味アーティスト等々を外から招聘して市民の皆さんと交流をしたり、冬期芸術大学という場面で、市民の皆さんが今後の大町市の文化振興を担っていただける若い人材を育成していくということでやっていることについては、県の見解といたしましても、これはまさしくアーティスト・イン・レジデンス事業にふさわしい事業だということで、既にもう本年度の補助決定から、そういったことで決定をいただいておりますことから、財政上、この措置が県の補助金を対象としていただけるものをここに入れるのは当然のことであります。 それから、需用費15万円が多いというような御指摘もありましたが、これは全般の市の行政の中で判断しております。 それから、負担金の根拠についてでございますが、食とアートに5,000万円、アーティスト・イン・レジデンスに1,637万4,000円という負担金計上をしているということでございまして、私は明細を申し上げないと言ったつもりはなくて、これは当然担当課としてこの根拠を精査しなければ、この金額は計上できないものであります。ただ、これは市としては、その5,000万円が適正かどうかという精査は当然してありますので、その内訳につきましては、一部議員さんにも御紹介をしたと思いますので、もう十分御理解をいただいていると思いましたことから省略したということでございます。 それから、コーディネーター費につきましては、そのうち480万円という大きなお金がありますが、これはことしから実施をして、県等の補助金をいただいて実施しております事業の中で、現在佐藤壮生君をコーディネーターとして採用しているということとしておりますことから、新年度も引き続き彼をコーディネーターとして採用していきたいということにつきまして、この480万円は全額県が10分の10で補助を交付していただいているという状況にございます。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆4番(大和幸久君) 八坂支所費の関係ですけれども、これは1つは、この建物はかなり古いんですが、例えば耐震診断とか、こういったことはやられているんでしょうか。老朽化した建物で、もし人が入っていって、そういったところが不備でけが人が出たりというような事態も想定ができるわけですけれども、そういった安全対策等も十分検討された上で、この1,500万円という予算計上ですか、具体的には手直し600万円と今答弁がありましたけれども、しているんでしょうか。 それから、あとはアーティスト・イン・レジデンス事業の対応で、芸術家と相談して900万円については決めるという説明が部長からありましたけれども、これは芸術家だけでいいんですか、これは地元の施設ですよね、地元の人の意見等をなぜ入れないんでしょうか。最初から芸術家の意見を聞くというのを決め込んでやることは、この事業の今の説明の範囲では、非常に不自然であると私は思うんですけれども、その点についてはどう考えているのか。 それから、具体的にはこれは八坂支所費の予算の中で1,500万円をこの関連に割くということで、具体的に先ほど市長の答弁では、連携体制の確認だけであって、誤解のないようにといいましたけれども、これ確認だけじゃないですよね。具体的に、八坂支所費で1,500万円、支所費の全体予算の中で、これをこちらへ振り向けるということですね。具体的にもう使う内容までこちらで検討されているんですよ。連携の体制だけ確認しているということじゃないんですから、むしろ、誤解は市長のほうにあるんじゃないでしょうか。その辺をきちんと認識を新たにしていただきたい。 全体的に、この間の庁議の予算というのは、この八坂支所のように内容が決まっているものがありますけれども、今後の中でさらに補正対応と増額予算が必要なものも見受けられると思います。そういったものをきちんと明確にして、総体としてこの芸術祭でどのくらいかかるかということを、随時明確に議会にも説明責任があると思いますので、今後、していっていただきたいと思います。 それから、この芸術祭関係の予算の関係ですけれども、今の説明の中で非常に疑問点が残るのは、1つは地域おこし協力隊が4名体制と、それから、食とアートの廻廊実行委員会では、新たに臨時職員を720万円で雇用すると。これは今全然説明がないんですが、何名を幾らで雇うのか。そうしますと、ここの人数が例えば、おおむね3人程度かな、2人程度だと想定しても、6人から7人体制、この人員というのは、今後、芸術祭関係で文化会館で活動する職員となるんでしょうか。その辺の説明を再度お願いしたいと思います。 それから、招聘アーティストの渡航費、材料費、アーティスト・イン・レジデンスの関係ですけれども、これについても、308万円の積算根拠がまだ説明されておりません。 それから、同じくアーティスト・イン・レジデンス関係のコーディネーター費、佐藤壮生氏に年間480万円支払うという説明でありましたけれども、上段の北川フラム氏でも700万円です。これと比較して、かなり私は高額なコーディネーター費だと思うんですけれども、この480万円の決定根拠、どのような経過の中で480万円として決定したのか、再度説明をいただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 総務部長。 ◎総務部長(勝野稔君) 私のほうから、東山の2施設の関係でありますが、まず1点目、耐震化ということでありますけれども、やはり、そういう心配はあります。ただ、施設が古いからといって、公共施設で使ってはいけないというものでもありませんし、文化財なんかは全て耐震化が済んでいるわけではございません。 そういう中で、やはり古くても使えるいいものは、また生かしながら使っていくということが大事であるかなというふうには思っております。 そういう中で、当然この施設については、耐震化がなされていませんよということを明確に表示をする中で芸術家の皆さんには来ていただくと、こういうことをやっていきたいというふうに考えております。 それからもう一点、今後の改修に当たって、芸術家だけではなくて地元の人をということでありますが、当然改修というのは、外の部分であれば、色であるとか、そういうことについては地元の皆さんに御意見をいただくということになろうかと思いますけれども、芸術家の皆さんがその中で作業をするような場所の改修については、やはりこれは芸術家の皆さんと話をしながら決めていきたいということであります。地元の皆さんと全く話をしないということではありませんので、余り奇抜になる場合もありますので、当然地元の皆さんの御意見も入れて、そういうことにならないような配慮はしていきたいというふうに考えております。 それから、連携の部分でありますけれども、これはもう東山観光周辺開発ということで整備計画ということで、当然もう連携以外に支所で予算措置をしてありますので、地域振興ということで、これは一緒になって実施をしていくということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 私のほうからは以上とさせていただきます。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) 私からは、関連する質問について順次お答えをします。 まず、芸術祭の関係の実行委員会の事務局職員体制のお尋ねでございました。 これにつきましては、あすの全協で事務改善の報告等におきまして報告をする予定ではございますが、4月1日より、この実行委員の事務局体制を拡充するということとしております。詳細はまたあす申し上げますが、総勢10名程度の事務局員体制を整備しようということを考えております。事務所フロアにつきましては、現在の文化会館から本庁舎2階の第2会議室に移設をしまして、そこで実行委員長の市長等の指示を的確にすぐ迅速に受けられるような体制をつくっていくこととしております。 それから、コーディネーター費480万円が北川氏の700万円に比べて高過ぎるのではという御質問でございました。これは、北川氏に対する700万円は、新年度1年で700万円ということでございます。 それから、全体が実行委員会では1,900万円の総合ディレクターの業務委託費のうちの700万円を新年度執行するという予定です。 佐藤壮生君を使ってという部分は、480万円は、これは先ほど申し上げたとおり、県の補助金を採択するに当たって、何度も県と調整をする中で、やはりコーディネーターというのは非常に重要な任務だと。このコーディネーターによって、今後の大町市の文化振興の施策分が大きな影響があるということから、きちんとした対応といいましょうか、きちんとした待遇をということで御指示がございました。そのかわり、県が10分の10補助するということとなったわけです。でありますから、480万円の内訳は、月額40万円でございます。 それから、アーティスト・イン・レジデンスの新たな招聘するアーティストの渡航費、材料費388万円の根拠ということでございました。これは、約4名のアーティストを新たに新年度募集をして、毎年更新をしていくという事業でございます。今年度は3名の枠に対しまして53名のアーティストが国内外から応募がありました。そのうち3名を現在、旭町のこの施設で毎日一生懸命作成作業を進めております。新年度は、それは3人は一旦終わりますので、新たに4人を選択していくということでございますので、1人当たりに換算しますと100万円足らずということになりますので、これはことしの実績から見て妥当な積算だと考えております。 私からは以上でございます。 ◆4番(大和幸久君) 答弁漏れです。 ○議長(二條孝夫君) 答弁漏れ、1回認めることといたします。 どうぞ。 ◆4番(大和幸久君) その上の食とアートの廻廊実行委員会の作品制作費、アートフロントギャラリーの3,380万円の内訳、これについての答弁漏れがありますので、それから生活用品購入、風呂ボイラー、交流用テーブル等とありますが、どんなものを含めて108万7,000円の予算になっているのか。 それから、食とアートに戻りますけれども、広告宣伝費、ウエブとかSNS制作運営費200万円とありますが、具体的な内訳を説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 3点。企画財政課長。 ◎企画財政課長(市河千春君) まず、食とアートの廻廊実行委員会で執行する予定をしております作品制作費3,380万円でございます。これは、これまでも説明申し上げておりますとおり、芸術祭全体の作品制作費を1億5,000万円を予定をしております。そのうちの3,880万円ということでお願いしたいと思います。 それから、広告宣伝費、5,000万円のうちの200万円を積算しているということでございますが、これはいわゆる事務局実行委員会としてウエブサイト、それからSNS、これは国際芸術祭専用のそういったものを立ち上げなきゃいけないということでございますので、それに200万円を計上しているということでございます。 それから、旭町のAIR施設の関係の生活用具等々でございますが、これも県の補助採択をいただく予定としておりますが、本年度、一部改修をしたわけでございますが、やはり風呂とかいろんな住民との交流用のテーブルとか、こういったものがまだ改修をしなきゃいけないというものがありますことから、1年度では全てできなかったことから、2年度目の新年度、こういったものを整備していくということでございます。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 他に全般について質疑はありませんか。岡秀子議員。 ◆9番(岡秀子君) 最初に聞けばよかったんですけれども、すみません。 23ページの八坂情報コミュニティセンターアキツ使用料ということで7,000円が計上されているんですけれども、これらのこの施設についての利用促進についてのお考えがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(竹内紀雄君) ただいまの御質問にお答えします。 アキツでございますが、ただいまアキツにつきましては、八坂公民館が併設となっておりまして、そこを御利用いただいております。現在、なかなか利用がないわけなんですが、図書の貸し出しだとか、講座の開催だとかをしまして、利用の促進に努めてまいりたいと思います。公民館におきまして、皆さんに御周知を申し上げて、お使いをいただくような方向を考えてございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 他に全般について質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑は終結いたしました。 ここで先ほどの大和議員への答弁の中で訂正の申し出がありますので、これを許すことといたします。生活環境課長。 ◎生活環境課長(村山司君) 先ほど大和議員の御質問に対する答弁の中で、源汲のごみ処理施設に関連した御質問でありましたことから、周辺整備事業で行うグラウンド整備の内容について答弁をさせていただきましたが、グラウンド整備につきましては、国際芸術祭とは無関係でありますので、さきの私の発言を訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(二條孝夫君) ただいまの訂正については、説明どおりこれを認めることといたします。 ただいま議題となっております議案第28号は、各常任委員会に付託をいたします。 日程第1の途中でありますが、ここで昼食のため、午後1時ちょうどまで休憩といたします。 △休憩 午前11時55分 △再開 午後1時00分 ○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1の議事を継続いたします。 議案第29号 平成28年度大町市国民健康保険特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(鳥屋寿和君)登壇〕 ◎民生部長(鳥屋寿和君) ただいま議題となりました議案第29号 平成28年度大町市国民健康保険特別会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 国民健康保険事業におきましては、近年被保険者数は減少傾向にあるものの、医療費の増加により保険給付費の増加が続いており、依然として厳しい収支状況であります。平成30年度からの国保広域化に備え、特定健診受診料を引き続き無料とし、受診率向上等の生活習慣病の重症化予防に積極的に取り組むなど、医療費適正化を重点とした予算編成を行いました。全体の収支では、歳入不足を財政調整基金から6,100万円余を繰り入れることで補填することとしております。 1ページをごらんください。 第1条予算の総額は、事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ40億3,287万4,000円、八坂診療所直診勘定につきましては7,455万2,000円、美麻診療所直診勘定につきましては4,674万3,000円でございます。 第2項の第1表歳入歳出予算は、事業勘定は2ページから5ページに、八坂診療所直診勘定は36ページ、37ページに、美麻診療所直診勘定は48ページ、49ページに記載してございます。 第2条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。 第3条は、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる範囲を定めるものでございます。 6ページから9ページは、事業勘定の歳入歳出予算事項別明細書の総括でございます。 10ページをごらんください。 事業勘定の歳入ですが、款1項1国民健康保険税は5億6,048万9,000円で、前年度比1,927万3,000円、3.3%の減でございます。内訳は、一般被保険者国民健康保険税が5億3,729万4,000円、12ページになりますが、退職被保険者等国民健康保険税が2,319万5,000円でございます。 14ページをごらんください。 款3項1目1療養給付費等負担金は5億5,376万1,000円で、療養給付費等の支出に要する費用につきまして、国の定率負担分32%を見込んでおり、前年度比1.7%の減でございます。 項2目1財政調整交付金は2億8,502万8,000円で、前年度比0.8%の増でございます。 款4項1目1療養給付費交付金は退職被保険者等の医療費等に係る交付金で、1億232万2,000円でございます。被保険者数の減少により、前年度比44.4%の減となっております。 款5項1目1前期高齢者交付金は11億5,225万3,000円で、高齢者全体に係る後期高齢者支援金と保険給付費等を基準に本年度実績から算定し、26年度精算分と合わせ、前年度比2億1,036万円、22.3%の増でございます。 16ページをごらんください。 款6項2目1県財政調整交付金は1億5,074万5,000円で、療養給付費等に係る県の定率負担分につきまして給付等の見込み額から算定しております。 款7項1目1共同事業交付金8億7,114万6,000円は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業に係る交付金で、過去の実績から給付見込み額を算定し、前年度比1億3,241万6,000円、17.9%の増でございます。 款9項1目1一般会計繰入金は2億3,003万2,000円でございます。項2目1基金繰入金は6,160万6,000円で、これにより基金残高は約9,000万円余となります。 20ページをごらんください。 歳出でございますが、款1総務費2,302万6,000円の主なものは、ページ中段になりますが、項2目1賦課徴収費1,500万5,000円で、電算処理業務に係る委託料等でございます。 22ページをごらんください。 款2保険給付費は25億6,132万9,000円で、前年度比1億7,239万4,000円、7.2%の増でございます。療養給付費につきましては、1人当たり医療費の増など給付動向から推計をし、それぞれの所要見込み額を計上しております。 24ページをごらんください。 中段、項2高額療養諸費は3億4,165万4,000円で、前年度比3,872万9,000円の増でございます。 26ページをごらんください。 下段の項4目1出産育児一時金1,260万7,000円は、被保険者の出産に対する給付でございます。 28ページをごらんください。 款3後期高齢者支援金等は3億9,529万4,000円で、後期高齢者に係る医療費の約4割を担う財源として負担するもので、前年度比3,625万2,000円の減でございます。 30ページをごらんください。 款6項1目1介護納付金は1億5,038万6,000円でございます。 款7共同事業拠出金は7億7,537万5,000円で、過去の実績から所要額を算定しておりますが、医療費の増高により前年度比8.1%の増でございます。 32ページをごらんください。 款8項1目1特定健康診査等事業費は2,680万6,000円で、特定健診、特定保健指導事業の経費でございます。特定健診の無料化を継続し、国保データヘルス計画に基づき、受診率及び保健指導率向上に努めてまいります。 項2目1保健事業費1,564万1,000円の主なものは、人間ドック等助成事業に対する補助金及び繰出金で、かねてより要望の多かった65歳以上の方の日帰りドックの助成額を1万5,000円から2万円に増額しております。 34ページをごらんください。 款11項2目1直営診療施設勘定繰出金は5,350万円で、大町病院に対する診療施設整備費及び八坂、美麻両診療所に対する僻地診療所運営費等の繰出金でございます。 ページが飛びますが、42ページをごらんください。 八坂診療所直診勘定の歳入ですが、款1診療収入5,418万1,000円のうち主なものは、項1外来収入でございます。 44ページをごらんください。 歳出ですが、款1項1目1一般管理費3,917万8,000円は、看護師等の人件費と医師への診療所管理運営業務委託料2,080万1,000円が主なものでございます。 46ページをごらんください。 款2医業費は3,487万4,000円で、主なものは医薬材料費でございます。 次に、54ページをごらんください。 美麻診療所直診勘定の歳入になります。款1診療収入2,283万1,000円は、項1外来収入が主なものでございます。 56ページをごらんください。 歳出ですが、款1項1目1一般管理費3,308万7,000円は、診療所管理運営業務委託料2,612万8,000円が主なものでございます。 58ページをごらんください。 款2医業費は1,265万6,000円で、主なものは医薬材料費でございます。 60ページ以降は給与費明細書でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 担当課で申しわけないです。ちょっと基本的なことをお伺いしたいと思いますけれども、今言われましたように、30年から広域化に進んでいくということですけれども、基金を取り崩して、今は6,000万円取り崩してつないでいくので、あと9,000万円の基金が残るということなんですけれども、広域化になった場合、地方自治体で独自の繰り入れをしているようなものがなくなっていった場合、際限なく保険料が、給付費が当然上がってくると同時に保険料が上がってくるのが心配されるんですけれども、そういうのは、国・県はどういうふうに措置すると言っているんでしょうか。 ○議長(二條孝夫君) 市民課長。 ◎市民課長(竹村静哉君) ただいまの御質問にお答えいたします。 先ほどの説明ございましたように、国保会計におきましては、市単独で行う平成29年度まで、国保で保有しております基金を活用して、先ほどの説明で残りが9,000万円という内容になっておりましたけれども、運営をしていく予定でございます。 その後、30年度から県が保険者となります広域化になりますけれども、その際に、市町村に対しましては県が定めた一定の割合での分賦金を納めていただくという方式で費用の徴収を行うことになっております。この分賦金につきましては、詳細はまだ決まっておりませんけれども、試算では、現行の比率よりも、当市においては同等以下になるという見込みだというふうに伺っております。 医療費の伸びによりましては、その分賦金が当然増額になってくるということは考えられるわけですけれども、御承知のように、消費税の税率が改正になりまして、そちらの財源が国保の運営にも充てられるというお話でございますので、当面の間におきましては、この金額について著しい増高があるというふうには考えておりません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 県から一定の分賦金と言われましたか、そういう割り当てが来るということですけれども、こういうことになると、給付費がどんどん上がっていくと、どうしたって保険料にはね返って、自治体のそれじゃ、今まで独自に入れていた財源、そういうものは一切なくなって、そしてどんどん保険料がふえていくということになると私は思うんですけれども、特に基金なんかは、もう一切独自の基金というものはなくなってくるわけですか。 ○議長(二條孝夫君) 市民課長。 ◎市民課長(竹村静哉君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、基金の取り扱いでございますけれども、広域化されます平成30年度以降、市町村において特別会計で基金を保有していけないという決まりにはなってございませんので、当市におきましては、29年度の決算が終わりました後、残存する基金がある場合には、その後の分賦金の支払いに充てられるように保有をしていくつもりでございます。 また、一般会計等から市民の健康福祉のために繰り入れる費用について、これも法律で禁止はされておりませんので、そのときの保険料率等の勘案になりますけれども、必要に応じて繰り入れはできる状態にあるということで御承知おきいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他にありますか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第29号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第30号 平成28年度大町市後期高齢者医療特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(鳥屋寿和君)登壇〕 ◎民生部長(鳥屋寿和君) ただいま議題となりました議案第30号 平成28年度大町市後期高齢者医療特別会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 本会計は、市が徴収する後期高齢者医療保険料を経理するための特別会計であります。 第1条、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億4,818万円でございます。 第2項の第1表歳入歳出予算は2ページ、3ページに記載してございます。 第2条は、一時借入金の限度額を500万円と定めるものでございます。 4ページから7ページは、歳入歳出予算事項別明細書の総括でございます。 8ページをごらんください。 歳入でございますが、款1項1目1特別徴収保険料は1億8,538万4,000円で、後期高齢者医療保険料のうち年金から特別徴収する保険料でございます。特別徴収の対象となる被保険者数は、全体の72.71%を見込んでおります。 目2普通徴収保険料6,904万6,000円は、特別徴収とならない被保険者の保険料で、現年度分収納率を98.5%と見込んでおります。 款3項1目1保険基盤安定繰入金9,237万4,000円は、国民健康保険税と同様に、所得に応じた均等割額の軽減について、一般会計から繰り入れるものでございます。 10ページをごらんください。 歳出でございますが、款1項1目1徴収費127万5,000円の主なものは節12役務費で、納付書や被保険者証等の郵送費、口座振替手数料等でございます。 款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金は3億4,690万4,000円で、被保険者から実際に徴収した保険料と一般会計から繰り入れた保険料軽減分等につきまして、後期高齢者医療広域連合に納付するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第30号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第31号 平成28年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(降籏 孝君)登壇〕 ◎建設水道部長(降籏孝君) ただいま議題となりました議案第31号 平成28年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 公営簡易水道事業は、ライフラインとして安定した給水を行うため、適切な施設の維持管理を行うとともに、水源水系間を連絡する簡易水道統合整備事業を実施いたします。 1ページをごらんください。 第1条予算の総額は、歳入歳出それぞれ2億3,860万円と定めるもので、前年度当初予算と比較して額で1,173万2,000円、率で4.7%の減となっております。 第2項の第1表歳入歳出予算は2ページ、3ページに記載しておりますが、説明は省略させていただきます。 第2条の地方債につきまして、後ほど説明を申し上げます。 第3条は一時借入金の限度額を3,000万円と定めるものでございます。 第4条の歳出予算の流用では、同一款内での人件費の流用につきまして定めるものでございます。 4ページをごらんください。 第2表地方債は、借入限度額を水道施設事業で3,100万円、公営企業会計適用債で1,000万円と定めるものでございます。 次に、歳入歳出予算事項別明細書につきまして御説明申し上げます。 8ページをごらんください。 歳入でございますが、款1項1目1使用料は4,313万5,000円で、現年分で4,012万7,000円、滞納繰越分で18万3,000円、分水使用で282万5,000円を見込んでおります。 款3項1目1繰入金1億5,375万7,000円は、一般会計からの繰入金でございます。 10ページをごらんください。 款6項1目1簡易水道債4,100万円は、第2表地方債で御説明を申し上げたとおりでございます。 次に、歳出について御説明申し上げます。 12ページをごらんください。 款1項1目1一般管理費4,814万1,000円は、公営簡易水道事業の管理全般にかかわる経常的な経費でございます。主なものは、5名分の人件費のほか、固定資産調査及び評価業務ほかの委託料、機械設備、損害保険などの負担金、消費税等の公課費でございます。 目2施設管理費3,938万2,000円は、公営簡易水道施設の維持管理事業費で、電気料等の光熱水費、施設等の修繕料、量水器取りかえ手数料など、14ページになりますが、水質検査業務ほかの委託料が主なものでございます。 款2建設改良費6,510万3,000円は、公営簡易水道統合事業送水管新設工事ほかの工事請負費が主なものでございます。 款3公債費8,247万4,000円は地方債の元利償還金で、目1元金は6,602万7,000円、目2利子は1,644万7,000円でございます。 16ページをごらんください。 款4予備費は350万円とするものでございます。 18ページ以降は給与費明細書等でございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第31号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第32号 平成28年度大町市水道事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(降籏 孝君)登壇〕 ◎建設水道部長(降籏孝君) ただいま議題となりました議案第32号 平成28年度大町市水道事業会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 水道事業は、近年、人口減少や市民の節水意識の向上、節水機器の普及等に起因する使用水量の減少に伴い、水道料金収入が減少しております。建設改良事業におきましては、基幹管路の耐震化を中心に計画的な送配水管布設替工事を引き続き実施してまいります。 1ページをごらんください。 第2条の業務の予定量につきましては、1、総給水量を278万3,000立方メートル、2、1日平均給水量を7,625立方メートル、3、給水戸数を1万812戸と見込みました。4、建設改良事業費につきましては、送配水管布設替事業等で1億7,432万7,000円を予定しております。 第3条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款水道事業収益で5億6,250万5,000円を見込みました。また、支出は第1款水道事業費用で4億8,013万4,000円を計上いたしました。その結果、収益的収支の差額は税込みで収入が8,237万1,000円多くなる見込みです。 なお、税抜きの純利益は7,815万1,000円を見込んでおります。 第4条の資本的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款資本的収入で2,000万1,000円を見込みました。支出は第1款資本的支出で3億886万7,000円を計上しております。その結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億8,886万6,000円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,144万6,000円及び過年度損益勘定留保資金2億7,742万円で補填するものでございます。 2ページをごらんください。 第5条は、一時借入金の限度額を2,000万円と定めるものでございます。 第6条の予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、同一款内での各項間の流用ができると定めるものでございます。 第7条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費が7,583万2,000円、交際費が2万円でございます。 第8条の他会計からの補助金につきましては、一般会計からの補助金154万2,000円でございます。 第9条のたな卸資産購入限度額につきましては、限度額を4,000万円と定めるものでございます。 3ページをごらんください。 予算実施計画につきまして御説明申し上げます。 収益的収入の款1項1営業収益は4億6,570万5,000円を見込みました。このうち給水収益は有収水量の減が見込まれることから、前年度当初予算と比較して0.8%減の4億4,798万4,000円を見込んでおります。 項2営業外収益は9,679万8,000円を見込みました。このうち目3他会計補助金は一般会計からの繰入金で154万2,000円を見込み、目4原水供給収益は3,110万4,000円を、目5長期前受金戻入は工事負担金戻入等で5,999万9,000円を見込んでおります。 4ページをごらんください。 収益的支出の款1項1営業費用は4億775万2,000円を計上しております。このうち目1原水及び浄水費は1,991万8,000円で、水質検査業務ほかの委託料、施設修繕費、施設稼働のための動力費が主なものでございます。 目2配水及び給水費は5,391万5,000円で、水道施設、計装設備点検業務ほかの委託料、5ページになりますが、施設修繕費が主なものでございます。 目4業務費は4,021万4,000円で、3人分の人件費、検針業務委託料が主なものでございます。 6ページをごらんください。 目5総係費は4,273万3,000円で、4人分の人件費、退職給付金が主なものでございます。 7ページをお願いいたします。 目6減価償却費2億4,505万1,000円は、構築物等の償却でございます。 項2営業外費用6,838万1,000円は、企業債利息、消費税及び地方消費税が主なものでございます。 8ページをごらんください。 資本的収入の款1資本的収入は2,000万1,000円で、工事負担金が主なものでございます。 9ページをごらんください。 資本的支出の款1資本的支出は3億886万7,000円を計上いたしました。 項1建設改良費1億7,432万7,000円は、配水池内電気計装設備の更新、送配水管布設替工事にかかわる実施設計業務委託料及び工事請負費が主なものでございます。 項2公債費1億3,454万円は、企業債の元金償還金でございます。 10ページには、28年度の資金状況を記載した予定キャッシュ・フロー計算書、11ページからは給与費明細書、予定貸借対照表及び予定損益計算書等でございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第32号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第33号 平成28年度大町市温泉引湯事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(降籏 孝君)登壇〕 ◎建設水道部長(降籏孝君) ただいま議題となりました議案第33号 平成28年度大町市温泉引湯事業会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 平成28年度の予算では、県道槍ヶ岳線の篭川橋からエコノミスト村までの引湯管の布設替工事費用を建設改良費に計上しております。 1ページをごらんください。 第2条の業務の予定量につきましては、総供給湯量を前年度と同様に毎分1,109リットルといたします。供給先数は9者でございます。建設改良事業費につきましては、4,500万円を計上しております。 第3条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款温泉引湯事業収益として7,228万4,000円を見込みました。支出は第1款温泉引湯事業費用として6,095万1,000円を計上いたしました。 第4条の資本的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款資本的収入を1,000円見込み、支出は第1款資本的支出で4,500万円を計上いたしました。その結果、資本的収入が資本的支出額に対して不足する額4,499万9,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金及び建設改良積立金で補填いたします。 第5条は一時借入金の限度額で3,000万円と定めます。 2ページをごらんください。 第6条予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、同一款内での各項間の流用ができるものと定めるものでございます。 第7条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を866万2,000円、交際費を1万円とするものでございます。 第8条の他会計からの補助金は、繰り出し基準に基づく一般会計からの補助金24万円でございます。 第9条、たな卸資産の購入限度額は500万円といたします。 3ページをごらんください。 予算実施計画につきまして御説明申し上げます。 収益的収入でございます。 款1項1営業収益は7,019万円を見込んでおり、このうち目1給湯収益は6,674万9,000円でございます。 目2その他営業収益は344万1,000円で、主なものは節4雑収益338万1,000円で、平成の湯の維持管理負担金ほかでございます。 4ページをごらんください。 収益的支出でございます。 款1項1営業費用は5,894万9,000円を計上いたしました。このうち目1温泉管理費は5,119万4,000円で、主なものは、1人分の人件費のほか、源泉集中管理室棟のポンプにかかわる電気料の節29動力費1,199万円、温泉購入代の節35受湯費1,563万2,000円でございます。 5ページをごらんください。 目2減価償却費は構築物、機械及び装置ほかの償却が主なもので、720万5,000円でございます。 6ページをごらんください。 下段の資本的支出でございますが、款1項1建設改良費に4,500万円を計上いたしました。内容としては、引湯管布設替工事でございます。 7ページは平成28年度の予定キャッシュ・フロー計算書で平成28年度の事業活動における現金収支の動きを記載したものでございます。 8ページからは給与費明細書、予定貸借対照表、予定損益計算書及び注記を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第33号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第34号 平成28年度大町市公共下水道事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(降籏 孝君)登壇〕 ◎建設水道部長(降籏孝君) ただいま議題となりました議案第34号 平成28年度大町市公共下水道事業会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 公共下水道事業につきましては、有収水量の減少傾向が見込まれることから、公共下水道使用料収入について、前年度に比べ減額の予算計上となりました。建設改良事業につきましては、引き続き処理場の長寿命化対策に取り組むための再構築工事業務の予算を計上しています。 1ページをごらんください。 第2条、業務の予定量につきましては、1、年間有収水量を173万5,000立方メートルと見込み、3、接続総数は6,902戸と見込みました。4、建設改良事業費につきましては、浄水センター再構築工事等で5億1,649万4,000円を予定しております。 第3条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款下水道事業収益で12億2,419万円を見込みました。支出は第1款下水道事業費用で11億5,098万9,000円を計上しました。その結果、収益的収支の差額は税込みで収入が7,320万1,000円多くなる見込みです。なお、税抜きの純利益は3,753万9,000円を見込んでおります。 第4条の資本的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款資本的収入で6億5,362万3,000円を見込みました。2ページをごらんください。支出は第1款資本的支出で10億9,477万4,000円を計上しております。1ページお戻りください。その結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億4,115万1,000円は当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額3,763万2,000円、過年度損益勘定留保資金6,681万円及び当年度損益勘定留保資金3億3,670万9,000円で補填するものでございます。 2ページをごらんください。 第5条の債務負担行為は、大町浄水センター再構築工事業務につきまして、期間を平成29年度、限度額を1億6,000万円と定めるものでございます。 第6条の企業債につきましては、限度額を公共下水道事業で2億4,370万円、常盤下水道事業で740万円、仁科三湖下水道事業で190万円、資本費平準化債で8,000万円と定めるものでございます。 第7条は、一時借入金の限度額を3億円と定めるものでございます。 第8条の予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、同一款内での各項間での流用ができると定めるものでございます。 3ページをごらんください。 第9条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費6,161万5,000円でございます。 第10条の他会計からの補助金につきましては、一般会計からの補助金6億7,182万4,000円でございます。 4ページをごらんください。 予算実施計画につきまして御説明申し上げます。 収益的収入の款1項1営業収益は3億8,063万9,000円を見込みました。このうち下水道使用料は公共下水道で有収水量の減が見込まれることから、前年度当初予算と比較して0.4%減、常盤下水道で接続の増加を見込み5.7%増、仁科三湖下水道で4.3%増とし、3億7,997万2,000円といたしました。 項2営業外収益は8億4,354万9,000円を見込みました。このうち目3他会計補助金は一般会計からの繰入金で、5億8,635万1,000円を見込んでおります。 目5長期前受金戻入は、国庫補助金戻入等で2億5,644万円を見込んでおります。 5ページをごらんください。 収益的支出の款1項1営業費用は8億8,513万円を計上しております。このうち目1管路施設管理費は2,055万2,000円で、マンホールポンプ保守点検業務ほかの委託料、施設修繕費が主なものでございます。 目2処理場施設管理費は1億6,192万9,000円で、浄水センター運転管理業務ほかの委託料、施設稼動のための動力費が主なものでございます。 目4総係費6,306万4,000円は、5人分の人件費のほか、6ページになりますが、使用料、徴収事務負担金ほかが主なものでございます。 目5減価償却費6億2,908万9,000円は、構築物、機械及び装置等の償却でございます。 7ページをごらんください。 項2営業外費用2億1,605万7,000円は、企業債利息が主なものでございます。 項3特別損失3,080万1,000円は、退職給付引当金繰り入れが主なものでございます。 8ページをごらんください。 資本的収入の款1資本的収入は、6億5,362万3,000円を見込みました。 項1企業債3億3,300万円は、第6条で説明を申し上げたとおりでございます。 項2負担金及び分担金は、目1負担金として受益者負担金を2,104万7,000円を見込んでおります。 項3国庫補助金2億1,400万円は、浄水センター再構築工事等に係る補助金でございます。 項4他会計補助金8,547万2,000円は、一般会計からの繰入金でございます。 9ページをごらんください。 資本的支出の款1資本的支出は9億9,477万4,000円を計上しました。 項1建設改良費5億1,649万4,000円は、管路工事、浄水センター再構築工事業務委託料、雨水渠整備事業負担金が主なものでございます。 項2企業債償還金5億7,828万円は、企業債の元金償還金でございます。 10ページに予定キャッシュ・フロー計算書を、11ページ以降には給与費明細書、債務負担行為に関する調書、予定貸借対照表及び予定損益計算書等でございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第34号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第35号 平成28年度大町市農業集落排水事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(降籏 孝君)登壇〕 ◎建設水道部長(降籏孝君) ただいま議題となりました議案第35号 平成28年度大町市農業集落排水事業会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 農業集落排水事業の有収水量につきましては減少傾向が見込まれますので、使用料収入も減少を見込んでいます。建設改良事業においては、処理施設等の最適整備構想策定業務の予算を計上しております。 1ページをごらんください。 第2条の業務予定量につきましては、1、年間有収水量を6万9,000立方メートル、3、接続総数を397戸と見込みました。4、建設改良事業費につきましては、処理施設等の最適整備構想策定業務委託等で1,100万円を予定しています。 第3条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款下水道事業収益で1億1,601万5,000円を見込みました。支出は第1款下水道事業費用で1億157万1,000円を計上いたしました。その結果、収益的収入が1,444万4,000円多くなる見込みです。なお、税抜きの純利益は1,462万9,000円を見込んでいます。 第4条の資本的収入及び支出の予定額につきましては、収入は第1款資本的収入で1,836万6,000円を見込みました。2ページをごらんください。支出は第1款資本的支出で7,070万4,000円を計上しております。1ページにお戻りください。その結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5,233万8,000円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額81万8,000円、減債積立金289万5,000円、過年度損益勘定留保資金314万2,000円、当年度損益勘定留保資金3,877万6,000円及び当年度利益剰余金処分額670万7,000円で補填するものでございます。 2ページをごらんください。 第5条は一時借入金の限度額を1,000万円と定めるものでございます。 第6条の予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、同一款内での各項間の流用ができると定めるものでございます。 第7条の他会計からの補助金につきましては、一般会計からの補助金9,002万1,000円でございます。 3ページをごらんください。 予算実施計画につきまして御説明申し上げます。 収益的収入の款1項1営業収益は1,469万9,000円を見込みました。このうち下水道使用料は有収水量の減が見込まれますことから、前年度当初予算と比較して0.2%減の1,469万1,000円を見込んでいます。 項2営業外収益は1億131万6,000円を見込みました。このうち目3他会計補助金は一般会計からの繰入金で、7,965万7,000円を見込んでいます。 目5長期前受金戻入は、県補助金戻入等で1,906万2,000円を見込んでいます。 収益的支出の款1下水道事業費用のうち項1営業費用は8,182万3,000円を計上しています。このうち目1管路施設管理費340万4,000円は、マンホールポンプ保守点検業務ほかの委託料、4ページになりますが、施設修繕費のための修繕費、路面復旧費が主なものでございます。 目2処理場施設管理費1,559万1,000円は、処理施設運転管理業務ほかの委託料、汚泥処理の手数料、施設修繕費、施設稼働のための動力費が主なものでございます。 目3総係費241万7,000円は、臨時職員賃金が主なものでございます。 目4減価償却費6,041万円は、構築物等の償却でございます。 項2営業外費用1,864万8,000円は、企業債利息が主なものでございます。 5ページをごらんください。 資本的収入の款1資本的収入は1,836万6,000円を見込みました。 項2国庫補助金800万円は、施設の最適整備構想策定にかかわる補助金でございます。 項3他会計補助金は1,036万4,000円、一般会計からの繰入金でございます。 資本的支出の款1資本的支出は7,070万4,000円を計上いたしました。 項1建設改良費1,100万円は、処理施設の最適整備構想策定業務委託料が主なものでございます。 項2企業債償還金は5,970万4,000円、企業債の元金償還金でございます。 6ページには予定キャッシュ・フロー計算書、7ページ以降は予定貸借対照表及び予定損益計算書等でございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第35号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第36号 平成28年度大町市病院事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(田中秀司君)登壇〕 ◎病院事務長(田中秀司君) ただいま議題となりました議案第36号 平成28年度大町市病院事業会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 平成28年度予算につきましては、引き続く医師不足の中で収益増が厳しい状況にありますが、医療提供体制の安定化を図ることに加え、業務の効率化とコスト削減を図り、経営改善を一層進めていくことを基本として予算を編成しております。 医業収益につきましては、実績をもとに常勤医師を初め医療スタッフの状況を考慮し、診療科ごとに入院、外来患者数を予測しながら収益額を計上しております。建設改良事業といたしましては、更新時期を経過しました院内情報システムの更新やCTなどの医療機器の整備事業費などを予算に計上しております。 1ページをごらんください。 第2条、業務の予定量は、入院患者6万2,561人、外来患者11万2,076人を見込んでおります。 第3条の収益的収入及び支出のうち、収入の第1款病院事業収益は45億837万1,000円で、前年度に比べ6.8%の減でございます。支出の第1款病院事業費用は49億5,885万6,000円で、前年度に比べ2.6%の増でございます。収益的収入から収益的支出を差し引いた消費税込みの収支は4億5,048万5,000円の損失でございます。 第4条の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入を10億6,437万2,000円とし、2ページになりますが、資本的支出を10億6,572万3,000円といたしました。この結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額135万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填いたします。 第5条企業債につきましては、医療機器整備事業及び附帯施設整備事業の起債借り入れといたしまして、借入限度額を3億6,200万円と定めるものでございます。 第6条一時借入金につきましては、借入限度額を15億円と定めるものでございます。 第7条議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費を24億9,867万円、交際費を108万円といたします。 第8条、他会計からの補助金は、一般会計からの補助金を1億7,501万3,000円とし、第9条、たな卸資産購入限度額は、6億7,190万2,000円とするものでございます。 3ページをごらんください。 予算実施計画につきまして御説明申し上げます。 款1項1の医業収益は40億3,909万5,000円で、前年度に比べ2.9%の増でございます。主なものは、入院収益が23億1,804万4,000円で、前年度に比べ0.7%の減、外来収益が11億9,761万5,000円で、前年度に比べ8.2%の増、その他医業収益が5億2,343万6,000円で、前年度に比べ8.0%の増となっております。 その他医業収益の主な内容は、救急医療運営費のほか一般会計負担金が9,046万7,000円、人間ドック、特定健診などの医療相談収益が1億5,713万3,000円、老人保健施設受託金や文書料、予防接種などのその他医業収益が1億6,729万6,000円でございます。 項2医業外収益は4億6,910万3,000円で、前年度に比べ48.5%の減となっております。主な内容は、基礎年金拠出金、医師確保費用などに係る一般会計補助金1億7,501万3,000円、企業債の償還利子などに係る一般会計負担金6,841万9,000円、病院群輪番制運営費補助金などの国・県補助金2,092万1,000円及び長期前受金戻入1億8,540万円でございます。 4ページをごらんください。 款1項1の医業費用は48億559万4,000円で、前年度に比べ4.8%の増となります。 目1給与費は管理者及び医師17人を初め看護師161人、医療技術員68人などの給与と非常勤職員の賃金などで、30億406万7,000円を計上しており、前年に比べ2.6%の増となっております。このうち退職給与費は2億7,590万円で、一般退職金として1億7,590万円、退職給与引当金として1億円を計上しております。 目2材料費は6億4,076万5,000円で、前年度に比べ0.7%の増でございます。主なものは、薬品費4億1,495万5,000円と診療材料費1億7,937万6,000円でございます。 目3経費は7億5,467万4,000円で、前年度に比べ2.4%の増でございます。経費の主なものは、在宅酸素濃縮器を初め医療機器のリース代など賃借料1億6万1,000円のほか、委託料は4億504万円で給食業務委託や維持業務委託、信州大学からの総合診療医の派遣に係る経費などでございます。 7ページをごらんください。 目4減価償却費は3億7,873万2,000円で、医療器械などの償却額の増加や繰延勘定償却からの組み替えにより、前年度に比べ41.5%の増となりました。 項2医業外費用は1億3,914万円で、このうち目1支払利息及び企業債取扱諸費は1億903万1,000円で、前年度に比べ7.0%の減となります。 8ページをごらんください。 款1資本的収入は10億6,437万2,000円で、前年度に比べ6億3,500万円余の増となっております。 項1企業債は医療器械の整備などに係る起債3億6,200万円、項4市費繰入金は6億1,610万1,000円で企業債の償還元金に対する一般会計の繰入金及び出資金でございます。 款1資本的支出は総額10億6,572万3,000円で、前年度に比べ4億円余の増となっております。 項1目1建物2,698万円は直流電源無停電装置改修工事などを予定しております。 目2器械及び備品は4億2,109万8,000円で院内情報システムやCTなど耐用年数を経過した医療器械の更新などを行ってまいります。 項3投資は、看護師等養成奨学金22名、医師修学資金6名など、医療スタッフを充実していくための投資として4,964万円を計上しております。 9ページからはキャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、予定損益計算書及び注記を記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。大厩富義議員。 ◆15番(大厩富義君) 赤字予算ということなので、経営状況についてお尋ねをしたいと思います。3点ほどありますので、よろしくお願いします。 まず第一に、経営状況、平成25年から27年の3年間、今28年に入ったんですけれども、この間、ずっと赤字続きで累積が11億円、しかも一般会計から補填しての11億円であります。それで、来年度予算が2億5,000万円くらいの赤字予算でしょう。この経営状況について今後どうしていくのか、考え方をお願いしたいと思います。 それから、赤字の原因、主なものは何なのか、どういうふうな認識でいるのか。 それから、3つ目です。二次医療圏、この大北管内、2つの病院があるわけなんですが、二次医療圏としての医療体制、今後の医療確保について、特に何年か前からあづみ病院との連携、この管内に2つあるわけですので、その連携についてどこまで来ているのか、今後どうするのか、この3点についてお願いします。 ○議長(二條孝夫君) 病院経営企画室長。 ◎病院経営企画室長(勝野健一君) ただいまの御質問に順次お答えをいたします。 まず、経営状況でございますけれども、御指摘のように、25年からですけれども、3年間で多額な赤字を計上しております。 今後、どのようにしていくかということでございますけれども、1つ目といたしましては、やはりこの3年間、なかなか医師がふえてこなかったというのが大きな原因の一つでございます。そうしたことの中で、やはり医師確保につきましては、収益に直結をすることでございますので、全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。 それから、短期的には、1月に地域包括ケア病棟というものを設立いたしました。そこの中で、今までにない病棟ということで、患者数をふやしていける病棟ということになろうかと思います。そういった病棟を有効に今後活用してまいりたいというふうに考えていますし、また、この4月から診療報酬が改定をされます。この診療報酬の改定の中では、在宅に大分点数がついているといいますか、のような改定をされております。こういったことを十分検討する中で、当院として多く取り入れながら収益をふやしていきたいというふうに考えております。 それから、一番この赤字の原因でありますけれども、やはり人件費を含めたコストの削減ということが、今後喫緊の課題となってくるというふうに認識をしております。これにつきましては、やはり抜本的な改善というものが必要だというふうに認識をしております。 いずれにしましても、新年度中に策定をしておきます新改革プランの中で、そういった部分も含めて改善計画をしっかりと定めてまいりたいというふうに考えております。 それから、2点目の赤字の原因でありますけれども、先ほど申し上げましたけれども、人件費はふえてきておるわけでありますけれども、それに見合う収益がなかなか得られてこなかったということでございます。 それから、二次医療圏の体制でありますけれども、現在、地域医療構想という新たな県の計画を定めていく、来年は年でありますけれども、そこの中で調整会議というものを、あづみ病院も含めて現在進めております。 そうした中で、まだちょっと公表はできませんけれども、しっかりあづみ病院との役割分担について定めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大厩富義議員。 ◆15番(大厩富義君) 赤字が連続していますので、我々も大町病院がなくていいというつもりはございません。何とか生き残って、地域の医療体制を確保してもらうという、そういう意味では、非常に大事な病院ですので、ただ、先ほど総務のほうへもお伺いしましたけれども、赤字の垂れ流しに補填をしていく繰出金、これは制限はないわけじゃないというような答弁もいただいておりますので、その辺を見ながら、今後、いつまでにそういう方針をきちんと出してくるのか。たしか先ほどの答弁の中で、改革プランをこれからことしつくるという話がありますけれども、このままずるずる赤字の垂れ流しということになりますと、それこそ、今度は本体の市の側だって、いつか私もここで質問しましたけれども、1億円あれば、保育園の保育料が要らないぐらいの額なんですよ。 ですから、簡単に8億円だ、10億円だ、また2億円だと言ってどんどん出していくということでなくて、早くやってもらいたいという思いもありますので、そういう日程的な考え方はありますか。
    ○議長(二條孝夫君) 経営企画室長。 ◎病院経営企画室長(勝野健一君) ただいまの御質問にお答えいたします。 御指摘のとおり、新年度予算につきましては9億5,000万円の繰入金をいただいているということでございます。非常に多額な繰入金をいただいているということは重々承知しているところでございます。 そうした中で、やはり抜本的な改革というのを進めていかなければ、なかなか大町病院の立て直しはないというふうに痛感をしているところでございます。日程的には12月議会に新改革プランの素案を出したいということで、今検討を進めているところでございます。 そうした中で、中長期的にはそういう部分で定めていきたい。また、短期的には、先ほど言いましたように、いろんな収益増の取り組みをしながら乗り切っていきたいというふうに考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。小林治男議員。 ◆14番(小林治男君) 御苦労さまです。 大変御苦労されているかと思います。ちょっと今の関連で質問したいと思います。 赤字の実態をどうしても見据えて、今もお話がありました中長期的な原点に立って、今お話を聞くと、12月に素案を出したいという話を聞きました。私たちもなくてはならない病院だというふうに思っておりますので、全力を挙げて取り組んでいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第36号は、社会文教委員会に付託をいたします。 △日程第2 請願・陳情文書報告 ○議長(二條孝夫君) 日程第2 請願・陳情文書報告を議題といたします。 請願・陳情は、配付の文書表のとおりであります。配付の付託表のとおり、各常任委員会にそれぞれ付託することといたします。 △日程第3 定期監査報告及び例月出納検査報告(8月、9月、10月、11月) ○議長(二條孝夫君) 日程第3 定期監査報告及び例月出納検査報告を取り扱います。 定期監査報告及び例月出納検査報告が監査委員から提出されております。これについて何か御発言はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御発言がありませんので、この件はこれをもって終了といたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会といたします。大変御苦労さまでした。 △散会 午後2時14分...