大町市議会 > 2019-08-27 >
08月27日-01号

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  1. 大町市議会 2019-08-27
    08月27日-01号


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    令和 1年  9月 定例会         令和元年大町市議会9月定例会              会期日程                                (会期24日)日次月日曜開議時刻日程第1日8月27日火午前10時* 本会議  ・ 開会  ・ 会議録署名議員の指名  ・ 会期の決定  ・ 市長あいさつ  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  ・ 請願・陳情文書報告第2日8月28日水午前10時* 本会議第3日8月29日木午前10時* 本会議 * 全員協議会第4日8月30日金 休会第5日8月31日(土) 休会第6日9月1日(日) 休会第7日9月2日月 休会第8日9月3日火午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第9日9月4日水午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第10日9月5日木午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第11日9月6日金 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第12日9月7日(土) 休会第13日9月8日(日) 休会第14日9月9日月 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第15日9月10日火 * 常任委員会 * 決算審査特別委員会分科会第16日9月11日水 休会第17日9月12日木 休会第18日9月13日金 * 決算審査特別委員会第19日9月14日(土) 休会第20日9月15日(日) 休会第21日9月16日(月) 休会第22日9月17日火 休会第23日9月18日水 * 決算審査特別委員会第24日9月19日木午前10時* 本会議(最終日)  ・ 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  ・ 決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  ・ 常任委員会委員長請願陳情審査報告、質疑、討論、採決  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
     ・ 閉会          令和元年 大町市議会9月定例会会議録(第1号)               令和元年8月27日(火)---------------------------------------          令和元年大町市議会9月定例会               議事日程(第1号)                     令和元年8月27日 午前10時 開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定  9月定例会の日程について                        議会運営委員会委員長 二條孝夫日程第3 市長あいさつ日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議案第17号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第18号 大町市水道給水条例及び大町市公営簡易水道条例の一部を改正する条例制定について  議案第19号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第5号)  議案第20号 令和元年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第21号 令和元年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第22号 令和元年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)  議案第23号 平成30年度大町市一般会計歳入歳出決算の認定について  議案第24号 平成30年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第25号 平成30年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第26号 平成30年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第27号 平成30年度大町市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第28号 平成30年度大町市温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第29号 平成30年度大町市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第30号 平成30年度大町市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  議案第31号 平成30年度大町市病院事業会計決算の認定について日程第5 請願・陳情文書報告(別紙文書表のとおり)日程第6 人権擁護委員候補者の推薦について日程第7 例月出納検査報告(2月、3月、4月、5月)---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  中村直人君        2番  山本みゆき君     3番  大竹真千子君       4番  傳刀 健君     5番  降旗達也君        6番  神社正幸君     7番  太田昭司君        8番  一本木秀章君     9番  中牧盛登君       10番  大和幸久君    11番  宮田一男君       12番  平林英市君    13番  岡 秀子君       14番  二條孝夫君    15番  高橋 正君       16番  大厩富義君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        吉澤義雄君 教育長        荒井今朝一君   監査委員       山下好隆君 総務部長       竹村静哉君    総務部参事      和田泰典君 民生部長福祉事務所長 塚田 茂君    産業観光部長     駒澤 晃君 建設水道部長     田中一幸君    会計管理者      西澤美千夫君 監査委員事務局長   市河千春君    教育次長       竹内紀雄君 病院事業管理者病院長 井上善博君    病院事務長      川上晴夫君 庶務課長選挙管理委員会書記長      企画財政課長     田中久登君            藤澤浩紀君 まちづくり交流課長  北澤好泰君    税務課長       戸谷 靖君 消防防災課長     遠藤 久君    情報交通課長     藤巻孝之君 坂支所長      牛越光夫君    美麻支所長      大厩市郎君 市民課長       松澤まさみ君   生活環境課長     笠間博康君 福祉課長       北沢一人君    子育て支援課長    曽根原耕平君 商工労政課長     大塚裕明君    観光課長       太田三博君 農林水産課長     鳥羽章人君    産業立地戦略室長   降籏貴紀君 建設課長       古平隆一君    上下水道課長     松宗市雄君 学校教育課長     三原信治君    生涯学習課長     志賀一夫君 体育課長       長澤 奨君    山岳博物館長     鈴木啓助君 病院総務課長     坂井征洋君    病院医事課長     鳥羽嘉明君◯事務局職員出席者 事務局長       勝野礼二君    事務局係長      渡邉哲也君 書記         西澤秀一君    書記         窪田幸弘君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第1号)記載のとおり--------------------------------------- △開会 午前10時00分 ○議長(中牧盛登君) おはようございます。ただいまから地方自治法第102条第2項の規定に基づく、令和元年大町市議会9月定例会を開会いたします。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、病院事業管理者、監査委員及び各部課長であります。 これより本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中牧盛登君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第89条の規定により、議長において、7番、太田昭司議員、8番、一本木秀章議員を指名いたします。 △日程第2 会期の決定 ○議長(中牧盛登君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本9月定例会の会期等、議会運営につきましては、去る8月19日、議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。議会運営委員長。     〔議会運営委員長(二條孝夫君)登壇〕 ◆議会運営委員長(二條孝夫君) おはようございます。去る8月19日、議会運営委員会を開催し、本9月定例会の会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について報告をいたします。 本定例会の会期は、本日8月27日から9月19日を最終日とする24日間であります。 本定例会に付議されております案件は、条例案件2件、予算案件4件、決算案件9件の計15件であります。 次に、市政に対する一般質問は、9月3日、4日、5日の3日間で、通告の締め切りは8月28日午後5時といたします。ただし、通告者の人数によっては、3日目の9月5日の一般質問は行わないこととします。 また、8月29日に全員協議会の開催を予定しております。 議会運営委員会では、以上について了承しております。 よろしく御賛同のほどをお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) ただいまの議会運営委員長の報告に対して御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては、議会運営委員長報告どおり本日8月27日から9月19日までの24日間とし、議会運営につきましても、議会運営委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日8月27日から9月19日までの24日間と決定いたしました。 △日程第3 市長あいさつ ○議長(中牧盛登君) 日程第3 市長あいさつを受けることといたします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、令和元年大町市議会9月定例会が開会されるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 初めに、スイスのバーゼルで25日まで開催されておりました、バドミントン世界選手権におきまして、当市出身の奥原希望さんが、見事銀メダルを獲得されました。2年ぶりの優勝を目指す決勝戦で、シンドゥ・プサルラ選手と厳しい戦いを展開しましたが、惜しくも敗れ、奥原さんは、「世界選手権は、どの選手も勝ちたい特別な大会。決勝戦は特にすてきな舞台なのに、結果も内容も情けなく本当に悔しい。もっといい試合を見せたかった。」と語り、「もっと高いところに日の丸を揚げたかったという思いです。」とコメントされました。 優勝こそかないませんでしたが、世界選手権準優勝はすばらしい結果であり、心からお祝い申し上げます。東京オリンピックに向けて大きな前進であり、この悔しさをばねに、一層の高みを目指して大いに活躍されますことを期待するところでございます。 内閣府が先月23日に発表しました月例経済報告によりますと、景気は輸出を中心に弱さが続いているものの、緩やかに回復しており、また、先行きについては、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかに回復していくことが期待されるとしております。また、企業の業況判断につきましては、先月1日発表の日銀短観では、製造業の景況感が米中間の貿易摩擦の影響等により、2四半期連続で悪化となりましたものの、非製造業では2四半期ぶりに改善し、内需の底堅さを示しており、基調としては緩やかに拡大しているとしております。 国では現在、6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2019に基づき、潜在成長率の引き上げによる成長力の強化に取り組み、成長と分配の好循環の拡大を目指し、誰もが活躍でき、安心して暮らせる社会づくりのため、全世代型社会保障を実現するとし、また、消費増税を控え経済財政運営に万全を期すとしております。市におきましては、こうした動向を注視しつつ、一層事業執行の促進を図り、市政の運営に努めてまいります。 本定例会では、当初予算編成以降に生じた事案などに対する事業費及び財源の補正予算を提案いたしますとともに、平成30年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算報告を申し上げることとしております。 一般会計の決算では、広域ごみ処理施設建設費負担金のほか、認定こども園の改築に対する助成、保育園及び学校施設へのエアコン設置などの大型建設事業に加え、ソフト事業ではICT活用推進事業北アルプス連携自立圏事業の取り組みなど、総額で164億4,150万円余となり、ほぼ平年並みの規模となりました。 特別会計、企業会計におきましても、病院事業会計を除きおおむね健全性が維持できることとなり、市財政全体の健全化を判断する各指標は、実質公債費比率が7.3%、将来負担比率は56.0%と、いずれも早期健全化基準を下回る良好な水準を堅持しております。 多くの皆様に御心配をいただいております病院事業会計におきましては、経営改善の努力により、資金不足額は約1億円減少して7億5,700万円余となり、資金不足比率は18.1%と、経営健全化計画の初年度において、経営健全化基準であります20%を下回ることとなりました。早期に資金不足を解消できますよう、引き続き、さらなる経営改善に取り組んでまいります。 市税の決算では、総収入額は微減となりましたが、収納率は6年連続して前年度を上回り、特に現年課税分では、過去最高となる99.36%の実績となりました。また、収入未済額も8年連続して縮減が図られるなど、さまざまな税務指標に改善の結果があらわれ、第5次総合計画前期基本計画における数値目標が中間年において達成されるなど、数値により成果が示せる決算となりました。 次に、北アルプス国際芸術祭について申し上げます。6月より公募枠の作家、作品を募集しておりましたが、先月19日に締め切りましたところ、109組、127点もの応募をいただきました。このうち、海外からの応募が37点あり、国内のみならず、国外におきましても、この芸術祭の知名度が高まってきていることを実感しております。応募作品につきましては、参加アーティストの発表に向けて精力的に審査を進めてまいりますが、20倍を超える競争率となり、極めて狭き門となっております。 また、参加アーティストにつきましては、来月下旬に第1弾、次いで12月に第2弾の発表を計画しており、現在、絞り込み作業が順調に進んでおります。 芸術祭を盛り上げる重要な要素でありますメーンビジュアルを含め、ブランディングの企画制作を担うビジュアル・ディレクターには、デザイナーの皆川明さんに就任いただくことが決定しました。第1回の芸術祭では、公式グッズのデザインを担当いただきましたが、人気と発信力、そして大町の自然を柔らかく表現する独自の世界観から、公式ポスターのデザイン等を含め、芸術祭全体のビジュアル面のコーディネートを担当いただきます。ちなみに、観光名所となりました東京スカイツリースタッフユニフォームのデザインも担当されております。 来場される皆様を温かく迎えるためのおもてなしプロジェクトにつきましては、草木染めに取り組む団体や技術を持つ方などの協力をいただき、市内小・中学校で草木染めのコースターなどの製作を行うワークショップを開催しております。子どもたちの自由な発想や表現力による作品は、来場される方々を大いに楽しませてくれるものと期待しております。 このほか、鑑賞チケットの販売、食やイベント、グッズ、オフィシャルツアー、二次交通及びスポンサードなど、各分野の規格につきましても、順調に準備が進んでおり、引き続き、メディアへのリリースや企画発表会、プレイベントなどを計画的に実施してまいります。なお、詳細につきましては、本定例会の全員協議会で御報告申し上げることとしております。 信濃大町アーティスト・イン・レジデンス事業につきましては、本年度から市内で先駆的に活動を展開しております3つの団体との間で、委託契約を締結して事業を進めております。作家が市内に滞在して作品を制作し、ワークショップや成果発表を行うことにより、作家と地域の皆様との交流が促進されるとともに、芸術文化に対する意識の醸成や市の新たな魅力の創造が期待され、さらには北アルプス国際芸術祭との連携など、芸術文化都市としての土台づくりにつながるものと考えております。本年度の新たな取り組みを契機として、課題や問題点を洗い出し、より充実したアーティスト・イン・レジデンス事業の展開と継続的な運営が図られますよう努めてまいります。 次に、本年度の主な事業の進捗状況及び主要な施策・成果につきまして、第5次総合計画で定めた5つのまちづくりのテーマに沿って、順次御説明申し上げます。 1番目のテーマは、「ふるさとに誇りを持つひとを育むまち」であります。 急激な少子化が進む現状を踏まえ検討を重ねております、少子化社会における義務教育のあり方検討委員会につきましては、夏休み期間中に実施しました保護者アンケートの集計、分析と課題等の整理を研究部会において行うとともに、先の臨時会全員協議会で御報告いたしました市民アンケートの結果と合わせ、検討委員会においてさらに踏み込んだ検討を進め、本年度内に一定の答申を得たいと考えております。 児童・生徒の熱中症対策として進めておりました学校施設への冷房設備の整備につきましては、工事が順調に進み、本格的な暑さを迎える前に全ての学校で本格稼働できる体制が整い、先月より使用を開始いたしております。 また、コミュニティ・スクールの推進につきましては、夏休み期間中、第一中学校において、ことしも地域の皆さんが講師となり、短期カルチャースクールが開催され、木工作やフラワーアレンジメント、料理教室など11の講座に大勢の皆さんに御参加いただきました。こうした機会を通じて、学校と家庭、地域が緊密に連携し、地域とともにある学校づくりを一層進めてまいります。 一昨年度から、県のモデル市町村として文部科学省の委託事業により取り組んでおります、学校における業務改善につきましては、県教育委員会が教員の負担軽減を図るため構築を進める、統合型校務支援システムを、当市では本年度から先行して運用を開始しております。来年度からは、県内他の市町村でもこのシステムを順次導入することとしており、県内各地に赴任する教職員にとりましては、同一のシステムを利用することが可能となり、負担軽減につながるものと期待しております。 先月20日、21日の両日、姉妹都市立川市の中学生代表18名が大町市を訪れ、当市の代表18名とともに、5回目となる姉妹都市中学生サミットを開催いたしました。初日には、両市の生徒を組み合わせた班ごとに、カヌーやスポーツクライミング、イワナのつかみ捕りなど、大町ならではの体験活動を実施しました。翌日には、来年開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据え、海外から訪れる観客等とのコミュニケーションに対応できるよう、英語を使ったプレゼンテーションを行いました。学校生活や地域について活発な意見交換が行われ、相互理解と親善を深めることができました。今後もこうした時代を担う若い世代の皆さんの交流が、継続的に発展していくことを期待しております。 夏休み中の子どもの居場所づくりにつきましては、これまでも教育委員会を初め庁内各部署においてさまざまな体験活動や学習プログラムを実施してまいりましたが、本年度は、民間事業者による事業を含め、数多くのイベント情報を集約した「がったつうしん・夏休み特別号」を発行し、情報提供の一元化を図りました。 本年度初開催のイングリッシュ・キャンプやわくわく親子実験教室には、定員を大きく上回る応募があり、急遽定員をふやすほどの盛況となりました。このほか、さまざまな学習プログラムにより、児童・生徒の皆さんには、約1カ月にわたる長期休業を有意義に過ごしていただけたものと考えております。 引き続き子どもたちの安心・安全な居場所づくりを通じて、みずから学び、みずから考える力を育むとともに、広範な人とのかかわりによる児童・生徒の社会性の涵養に努めてまいります。 生涯学習の推進につきましては、スポーツ、文化、芸術の季節を迎え、今月から来月にかけ各公民館を中心に、地区運動会など地域住民が集い、交流を深めるさまざまな催しが予定されますほか、秋の深まりとともに、地区文化祭などの文化行事が計画されております。 なお、この夏も厳しい暑さに見舞われ、熱中症に対する対策が必要となっており、残暑の中で行われる行事におきましては、引き続き給水、休憩場所の確保や開催時間の短縮などに十分配慮し、万全な対応を心がけてまいります。 大町図書館につきましては、開館20周年を記念して、10月5日に市の観光大使でボイストレーニング講座の講師であります、山崎登氏の記念講演会を開催しますほか、記念事業の一環として、市内小・中学生を対象にオリジナルの図書館利用カードを作成し、希望者に配布して図書館の利用促進を図ってまいります。 山岳博物館につきましては、本年度の企画展としまして、先月6日から来月29日までの間、北アルプスの山小屋の歴史と建築史に焦点を当てた北アルプスの山小屋展を開催しております。期間中、先月28日には、特別講演会として、信州大学工学部建築学科准教授梅干野成央先生を講師に、「建築からみた北アルプスの山小屋」と題して御講演いただきました。また、今月31日には現地見学会を計画しており、上高地徳本峠までの登山道を歩き、山小屋として初めて国登録文化財となった岩魚留小屋や徳本峠小屋を見学するとともに、上高地では上條嘉門次ゆかりの嘉門次小屋や上高地における近代ホテルの成り立ち等について、実際の建物を見学し、学習を深めることとしております。この企画展を通じて、登山者の安全や登山道の整備、環境保全など、さまざまな役割を果たしております山小屋の意義や存在価値について考える機会とするとともに、山岳文化への関心を一層高めていただけるものと期待しております。 文化財の保護と活用につきましては、今月、国宝仁科神明宮におきまして、式年遷宮にあわせた屋根のふきかえ工事の内覧会を実施し、20年に一度の機会に、市内外から多数の皆さんに御参加いただきました。引き続き、仁科神明宮の優れた文化財としての価値を広く周知啓発するとともに、観光誘客に結びつけることも視野に、魅力ある地域文化の発信に努めてまいります。 スポーツの振興につきましては、先月25日、令和9年に予定される第82回国民体育大会・第27回全国障害者スポーツ大会県準備委員会、第4回総務企画専門委員会が開催され、競技会場地市町村の第2次選定として、当市ではサッカーの少年女子及びバレーボールの少年男子の競技を開催することが決定されました。今回の決定により、国体では29競技について20の市と町、また、障害者スポーツ大会では、個人、団体それぞれ5競技5市での開催が決まり、31日に開催された第3回総会におきまして、両大会の競技会場地市町村への大会旗贈呈式が行われました。当市が開催を要望しておりました他の競技につきましては、バドミントンは残念ながら塩尻市での開催となりましたが、スポーツクライミングにつきましては、なお調整中とのことで、次の第3次選定に期待するところであります。 第36回大町アルプスマラソンは、10月20日の開催に向け、現在、実行委員会を中心に準備が進められております。エントリーを25日に締め切りましたところ、広く県内外から2,700人を超える申込みをいただきました。なお、本年から、申込みをし忘れた方などのために、10月10日まで追加登録を可能とするレイトエントリーを受け付けております。 このほか、スポーツの秋に向けて、来月22日には大北スポーツ競技会が開催されますほか、サッカーやバレーボール、バドミントン及び空手等の各種大会の開催が予定されております。こうしたスポーツに親しむさまざまな機会を積極的に提供することにより、市民の皆様の健康づくりを支援するとともに、全国や県内各地から多くの皆さんにお越しいただくことにより、スポーツ観光の振興にも寄与できますよう努めてまいります。 2番目のテーマは、「活力あふれる産業と地域の魅力を活かしたにぎわいのあるまち」であります。 雇用の確保につきましては、産業分野における担い手不足の解消に向け、市労働行政懇談会におきまして、県の働き方改革戦略会議北アルプス地域会議との連携のもと、事業所の現状を把握し、中長期的な施策と対応策等の検討を進めております。 創業支援につきましては、市創業支援協議会が開設しておりますコワーキングスペース「北アルプスエントランス」を活用して、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を可能とするテレワーク事業の推進や、創業塾による創業支援に取り組むとともに、新たに創設した起業支援補助制度により、個人の起業機会を創出するなど、さまざまな支援策を講じ、地域経済の活性化に取り組んでおります。 中心市街地の活力再生につきましては、中心市街地振興条例に基づき、これまでに助成金の交付を決定した地ビール工場とビアパブ、ビジネスホテル及び飲食店の3件につきましては、既に開業または建築工事が順調に進んでおり、今後も新たな集客施設の出店を促進し、中心市街地のにぎわい創出に取り組んでまいります。 また、中心市街地活性化基本計画の策定につきましては、本年5月に策定委員会を設置し、現行の第3次計画への評価、提言を踏まえ、必要な振興策を盛り込んだ第4次計画を本年度末までに策定することとしております。 米の生産につきましては、令和元年産米の当市の生産数量目安値は、昨年より211トン増の8,818トンとなり、現地確認の結果、この目安値による作付面積はおおむね達成される見込みとなりました。今後も、県農業再生協議会から提示された生産数量目安値をもとに、関係機関、団体との調整を図り、生産者所得の確保のため、需要に見合った米の適正水準の生産推進に努めてまいります。 昨年9月に岐阜県で発生し、愛知県や福井県のほか、本県でも発生が確認されました豚コレラにつきましては、発生した養豚業者に飼養豚殺処分等の甚大な被害をもたらしました。つい先日、再び岐阜県の養豚場で新たな発生が確認されましたほか、県内でも豚コレラに感染した野生イノシシが確認された範囲は南信から中信に広がってきており、さらなる感染の拡大が懸念されます。当市を含む大北地域におきましては、現在、飼養豚、野生イノシシともに豚コレラの発生は確認されていないものの、発生リスクは日増しに高まっております。市といたしましても、国・県の動向を注視しながら、県北アルプス地域振興局と随時連携し、養豚事業者への支援や野生イノシシへの対策など、豚コレラ対策に鋭意取り組んでおります。この一環として、蔓延防止のため、今月5日付の市民向け啓発チラシを各戸に回覧して周知を図るとともに、本庁や支所、公民館等に注意を呼びかける告知を掲示し、あわせて靴底の消毒槽を庁舎出入り口等に設置するなど、緊急の対策を実施いたしました。 市民の皆様には、できる限り養豚場に近づかないよう御留意いただくなど、感染の拡大防止に御協力いただくとともに、万一死亡した野生イノシシを発見した場合には、近寄らずに市農林水産課まで通報いただくようお願いいたします。 観光振興につきましては、立山黒部アルペンルートの入り込み状況は、今月20日現在、累計で60万9,950人となり、前年比91.1%となっております。過去最長の春の大型連休中は、好天に恵まれたこともあり好調でありましたが、その後、特に週末ごとの天候不良の影響もあり、6月から先月までの間は、前年度をやや下回る状況で推移しております。 昨年からの継続的な取り組みとして、4月から来月までの6カ月間、JR信濃大町駅前の空き店舗を信濃大町情報ステーションとして活用を図っております。現在、観光案内に加え、電車や高速バス、市民バスの待合場所として利用するほか、おおまぴょんのパネルやグッズを配置するなど、庁内横断的に連携し、情報の発信拠点として効果的に機能するよう工夫を凝らしてまいります。 観光施設の整備につきましては、紅葉スポットとして注目度が増しております霊松寺におきまして、観光客の利便性向上のため、10月中旬の完成を目指して、公衆トイレの整備を進めております。紅葉の時期には、特に女性客が多く訪れますことから、一層快適な環境の維持に努めてまいります。 信州山の日や国民の祝日とされた山の日を受けまして、当市にとりましても貴重な財産であります山に感謝し、山に親しみ、山の恵みを将来にわたって享受するためのイベントとして、来月28日に信濃大町山フェス2019を大町公園、県山岳総合センター及び大町山岳博物館一帯において開催いたします。会場では、ラジオの公開生放送やトレッキングイベント、体験コーナーやワークショップ等のさまざまなイベントを計画しており、多くの市民の皆様に御参加いただき、山に親しみ、身近に感じていただくとともに、山岳文化都市おおまちの情報発信に力を入れてまいります。 移住・定住の促進につきましては、第2期定住促進ビジョンに基づき、さまざまな事業を展開しておりますが、本年度はビジョンの中間年に当たり、事業効果を検証し、必要な見直しを行うこととしております。見直しに際しましては、2月下旬から6月までの間、市役所窓口において、転入、転出者を対象としたアンケート調査を実施しており、この結果も参考として事業の検証を行い、効果的な施策の構築を図ってまいります。 また、地方創生の一環として本年度新たに実施いたします、就業者等移住支援事業につきましては、今月5日から、県が求人情報を掲載するマッチングサイトの運用を始めましたことから、今後は対象となります東京、神奈川、千葉及び埼玉の1都3県からなる東京圏並びに愛知県及び大阪府からの移住希望者に対し制度の周知を図るとともに、就業を希望する移住者を受け入れる市内事業所にも、制度を積極的に活用するよう呼びかけ、担い手不足の解消と移住の促進につながるよう努めてまいります。 昨年度末から各自治会に協力を要請してまいりました、活用が可能な空き家情報の提供につきましては、今月中旬までに47の自治会から320件の情報をいただきました。御協力に深く感謝申し上げますとともに、今後、この情報をもとに所有者の意向調査等を実施し、空き家バンクへの登録を進め、新築に比べ短期間に入居できる中古物件を求めている移住希望者等とのマッチングに結びつけてまいります。 このほか、既に実施しておりますマイホーム取得助成や地域商品券交付事業など、さまざまな移住定住促進事業を積極的に展開し、誰もが住みたくなる、住み続けたくなる、さらには住んでよかったと思えるまちを目指して移住・定住の促進に力を尽くしてまいります。 市のキャラクター「おおまぴょん」が、3年ぶりにゆるキャラグランプリ2019に出場することとなり、インターネット投票が今月1日に開始されましたことを受け、駅前の信濃大町情報ステーションにおいて、キックオフセレモニーを開催しました。「おおまぴょん」を初め、市民の皆さまやスタッフが、11月2日、3日に長野市で開催される「ゆるキャラグランプリ2019inしあわせ信州NAGANO」での決選投票までの長い選挙戦での健闘を誓い合い、士気を高めました。今後、街頭キャンペーンやSNS等を活用して、あらゆる機会で「おおまぴょん」への投票を呼びかけ、グランプリ上位入賞を目指して精いっぱいの活動を展開し、大町市の知名度向上に努めてまいります。 水ブランド戦略の推進につきましては、「信濃大町 水の恵みに感謝を」プロジェクトの一環として、来月14日に、水が生まれる信濃大町、「水の名所巡りモニターツアー」を開催いたします。 いにしえよりさまざまな水の恩恵を受けて発展してまいりました市の歴史的な背景を学ぶことにより、水に恵まれた日常を当たり前のことと考えるのではなく、得がたい幸せであることを再認識する機会として、市観光協会との共催により開催するものであります。市民を初め、移住希望者や首都圏に在住の方で、イベントなどで当市を応援していただく「信濃大町サポーター」など、大勢の大町ファンの皆さんに御参加いただき、信濃大町の水の魅力を体感することにより、信濃大町への関心と愛着を一層深めていただくことを期待しております。 3番目のテーマは、「だれもが健康で安心して暮らせるまち」であります。 市立大町総合病院は、本年3月定例会において議決いただき策定いたしました、市立大町総合病院経営健全化計画に基づき、計画に定めました各施策に積極的に取り組み、職員全員が抜本的な経営改善に努めております。 平成30年度決算におきましては、入院、外来患者数がともに増加したのを初め、昨年7月から許可病床数を199床に見直して、病院規模の適正化を図り、さらに昨年11月から、在宅療養支援病院の施設基準を取得したことなどが、診療報酬の確保に結びつきましたほか、救急患者の積極的な受け入れにより、医療収益では、前年度決算と比較して2億7,000万円余の増収が図られることとなりました。また、医業費用では、緊急的な措置としての給与費を初め、あらゆる経費の縮減に努めたことなどにより、2億3,000万円余の削減を図ることができました。こうして、全職員の協力を得る中、病院を挙げて経営改善を推進してまいりました結果、昨年度の経常収支は大きく改善し、資金不足比率は18.1%となり、国の定める経営健全化基準の20%未満に収めることができました。 なお、本定例会におきまして、30年度決算を議案として上程いたしますほか、経営健全化計画に係る昨年度の実施状況について、本定例会全員協議会で御説明申し上げることとしております。 本年4月から3人の専門医が新たに着任し、専門分野における診療体制の充実が図られるとともに、信州大学医学部総合診療科との密接な連携により、専門研修プログラムによる専攻医2人が加わり、常勤医師は22人に増加するなど、経営健全化に向けたさまざまな取り組みが目に見える成果としてあらわれてきております。本年度における第1四半期の収益の状況は、前年度と比較しても堅調に推移しているところであり、今後も経営改善をさらに進め、地域の医療ニーズに応えることができる、地域に密着した病院を目指してまいります。 なお、産婦人科につきましては、常勤医師2人体制で診療を行っておりますが、常勤医師1人が退職することにより、10月からは常勤医師は1人体制となります。これまでも、産婦人科医師の招聘に全力で取り組んでまいりましたが、現在のところ、常勤医師の招聘実現には至っておりません。10月以降の診療につきましては、休日、夜間に対応する非常勤医師などの協力体制に一定のめどが立ち、お産の取り扱いを継続することとなりました。お産取り扱いの件数につきましては、やむを得ず一定の制限をさせていただくこととなりますが、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 引き続き、大北圏域唯一の周産期医療の拠点病院として、県を初め関係機関等の御支援をいただきながら、新たな医師の招聘に全力を尽くしてまいります。 10月1日に予定されております消費税と地方消費税の引き上げに伴い、生活弱者や子育て世帯の皆さんに与える影響を緩和するとともに、消費を喚起し、地域経済を下支えすることを目的として、大町市プレミアム付商品券を発行いたします。商品券が購入できる方は、本年度の住民税が非課税の方と3歳未満のお子さんがいる世帯主とし、住民税非課税者で該当すると思われる方へは、今月初旬から御案内の文書を郵送し、現在、随時申請を受け付けております。また、子育て世帯の皆さんには、来月上旬を目途に、商品券の引換券を順次発送いたします。購入の上限は、住民税非課税者には券面額2万5,000円分を2万円で販売し、子育て世帯には、同じ2万円での販売を、3歳未満の子どもの数を乗じた分まで購入可能としております。商品券の使用期間は、10月1日から来年3月末まで、販売は、これまでも市の他の商品券を扱っております大町商工会議所とし、商品券を利用できる店舗は、商工会議所が市内の店舗等から公募し、現在取りまとめを進めております。事業費及び事務費が全額国の負担であり、地域における一定の消費喚起にもつながりますことから、対象となる皆様には、積極的に活用いただくよう周知を図ってまいります。 子育て支援につきましては、少子化対策の推進と子育て世帯の経済的負担の軽減を目的として、本年10月から公立保育所、私立認定こども園を利用する3歳児から5歳児までの児童と、市民税非課税世帯のゼロ歳児から2歳児の幼児を対象に、保育、幼児教育の無償化が実施されます。準備には極めて短期間しか残されておりませんが、円滑に実施できますよう、各施設を通じて保護者へのわかりやすい周知、説明に努めますとともに、制度改正に伴うシステム改修や事務手続等を進めてまいります。 近年、多発するゲリラ豪雨などに対する中心市街地の雨水排水対策につきましては、現在、中央通りを流下する旧都市下水路において、その流下能力を超える水量を上流部で分水し、農具川へ排水するための雨水バイパス管渠の敷設工事を進めております。平成27年度の工事着手から5年目となります本年度の工事をもちまして、総延長620メートルの整備が完了することとなり、これにより、これまで中心市街地で発生しておりました浸水被害の抑止、軽減に大いに期待するところであります。 消防防災につきましては、先月、飯田市で開催されました県消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会におきまして、大北地区代表として13年ぶりに出場しました自動車ポンプの部で、第三分団チームが見事4位に入賞し、さらに、同チームの4番員が優秀賞を獲得する快挙となりました。また、ラッパの部では、14年連続出場と、記録を更新するとともに、9位の成績を収めました。これら両部門での好成績は、選手の日ごろの訓練の成果でありますが、選手を支える仲間の団員や御家族の支援と協力があってこそであり、深く感謝するところであります。地域防災力の要として、今後一層の活躍を期待いたします。 今月31日には、やしろ公園を主会場に、社地区を重点地域として、発生が予想されております糸魚川静岡構造線断層帯北部を震源とする地震を想定して、地震総合防災訓練を実施いたします。訓練に参加される関係機関、団体の皆様には、災害発生時の救援活動、復旧作業等における相互の連携を確認していただくとともに、議員の皆様を初め、御参加いただく多くの地域住民の皆様には、実際の災害発生時での具体的な行動を想定し、改めて災害時の心構えを確認していただくことにより、防災・減災意識の高揚につなげてまいりたいと考えております。 4番目のテーマは、「豊かな自然を守り快適に生活できるまち」であります。 ニホンライチョウの飼育事業につきましては、本年度は1番が20個を産卵し、孵化した7羽のヒナについて育雛に努めてまいりました。残念ながら4羽が死亡しましたが、残りの3羽は順調に成長し、孵化したときには約17グラムであった体重は、今月26日時点で280グラムを超え、背丈は約20センチメートルとなりました。育雛管理における初期の難しい時期は過ぎましたが、今後も引き続き、最新の注意を払い飼育に努めてまいります。 水道事業会計の30年度決算につきましては、給水人口の減少や節水意識の浸透により、有収水量は減少傾向にありますものの、1億1,594万円余の純利益を確保することができました。また、原水供給事業の収益は3,300万円余と、高い水準で推移しており、減少傾向が続く給水収益を補う重要な収入源となっております。 また、水道施設の改修につきましては、配水池の電気計装設備の更新を図るほか、送配水管の耐震化を実施しており、引き続き安定的な給水体制の維持に努めてまいります。 簡易水道事業の決算につきましては、安定した水道水の供給に努めました結果、歳出総額2億2,326万円余の決算規模となりました。 温泉引湯事業会計につきましては、基本湯量の確保と継続的な安定供給に努め、1,341万円余の純利益を計上する決算となりました。また、温泉供給事業におきましては、平成28年度から進めております老朽した配湯管の更新工事を引き続き計画的に実施し、温泉の安定供給に努めてまいります。 公共下水道事業会計の決算につきましては、生活排水処理施設の適切な運営管理に努め、9,936万円余の純利益を計上するとともに、農業集落排水事業の決算では、1,561万円余の純利益を計上しております。下水道事業におきましては、公共下水道や農業集落排水施設の長寿命化計画に基づく計画的な更新が終盤を迎え、今後は新たにストックマネジメント計画の策定に取り組むことといたします。また、収益の向上を図るため、一層接続の促進に努めますとともに、現在、施設の総合的な維持管理を目的として実施しております、包括的民間委託のスケールメリットを生かし、運営経費の縮減に向けた取り組みを継続的に推進してまいります。 市道の歩道整備につきましては、本年度計画しております大新田町の旭町上橋線及び泉地区の長畑高根線ともに既に発注を終え、旭町上橋線は本年度中に完了し、長畑高根線は来年度完了を予定しております。また、生活道路の拡幅改良につきましては、二ツ屋地区の大町鹿島線の3つの工区のうち2工区分の発注を済ませ、本年度の完了に向け残り1工区について関係機関と協議を進めております。 市営住宅の整備につきましては、平成28年3月に策定した市営住宅等整備計画に基づき、美麻二重地区の向山団地において、生活排水の水洗化や給湯器設置など水回りのリフォーム工事を6月から施工し、住環境の改善を図っております。 市民バスふれあい号につきましては、来年4月からの運行に向けて、利便性の向上と経費の縮減を図るため、運行方式や運行ルート、停留所などの見直しについて、利用者の御要望や沿線地区自治会長からの御意見を伺うとともに、庁内検討委員会において検討を加え、運行方針の素案を作成いたしました。この内容につきましては、先日、議会交通網対策特別委員会で御説明申し上げましたが、改めて、本定例会全員協議会において御説明することとしております。 北アルプス広域連合が進めるごみ処理広域化につきましては、昨年8月の本稼働から1年が経過いたしました。広域化への移行直後には、粗大ごみや資源ごみの持ち込み先などについて問い合わせもありましたが、最近はその数も減少し、市民の皆様にも一定の周知が図られたものと考えております。 ごみ焼却施設やリサイクル施設の運営管理は広域連合に移管されましたが、引き続き広域連合と連携を図り、豊かな自然環境の保全とごみの減量化、リサイクルの推進に努めてまいります。 泉地区における臭気問題につきましては、臭突のかさ上げが期待したほどの効果を得られなかったこともあり、新たな脱臭設備の導入に向け、地元対策委員会と事業者において検討が進められております。仮に、設備を導入することとなった場合にも、導入には2年以上の期間を要すると考えられますことから、対策委員会や北アルプス地域振興局とも連携を図り、施設の改修や運営方法の改善など、効果につながる臭気対策の早期実施を強く求めてまいります。 また、臭気パトロールなどの監視活動をこれまでどおり継続することとし、強い臭気が観測された場合には、原因究明と対策の立案につなげられるよう、その都度事業者に対して指導を行い、臭気問題の早期解決を目指してまいります。 5番目のテーマは、「市民の参画と協働でつくるまち」であります。 地方公務員の任用につきましては、新たに、来年4月から会計年度任用職員制度が施行されます。これは、地方公共団体における行政需要の多様化等に対応し、公務の能率的かつ適正な運営を推進することを目的に、地方公務員法や地方自治法の改正により、特別職の任用及び臨時的任用の適正を確保し、一般職の会計年度任用職員の任用等に関する制度の明確化を図るものであります。これまでの臨時的任用職員を会計年度任用職員に移行するとともに、期末手当を支給できるよう改善するなど、雇用の形態を見直すものであります。 現在、関係条例案を12月定例会に御提案できますよう準備を進めており、市における対応方針の概要につきまして、本定例会全員協議会で御説明申し上げることとしております。 男女共同参画社会の推進につきましては、広く市民の理解を深めるため、市内6地区において男女共同参画学習会実行委員会を組織し、地域住民の皆さんが中心となり、地域の実情に即した学習会を開催しております。 これに加え、来月28日には、大町公民館分室におきまして、信州大学医学部歯科口腔外科の荒川裕子医師と、大町病院歯科口腔外科の小山吉人医師を講師にお招きし、口腔衛生をテーマとした男女共同参画フォーラムを開催いたします。議員の皆様初め、多くの市民の皆様に御参加いただきますようお願い申し上げます。 人権政策の推進につきましては、市内では現在9名の人権擁護委員に活動いただいておりますが、うち1名の委員の任期が12月末までとなっており、法務大臣への新たな委員の推薦に当たり、人権擁護委員法の定めにより議会の意見を伺うことが必要でありますことから、本定例会で御説明申し上げることとしております。今後も人権が尊重され、差別のない明るい地域社会の実現を目指して、人権擁護委員との連携を図り、人権教育と人権意識の啓発に努めてまいります。 以上、第5次総合計画で定めました各施策の推進状況と今後の執行方針について御説明申し上げました。年度中盤に向けて、本年度計画いたしましたそれぞれの事業が円滑に推進できますよう、今後も全力で取り組んでまいりますので、議員各位を初め、市民の皆様の一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会に御提案申し上げます案件は、条例案件2件、予算案件4件、決算案件9件の合計15件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際、説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(中牧盛登君) 会議の途中ですが、ここで11時15分まで休憩といたします。 △休憩 午前10時57分 △再開 午前11時15分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 △日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(中牧盛登君) 日程第4 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 議案第17号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第17号 大町市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案説明資料新旧対照表をあわせてごらんください。 本条例の改正は、住民基本台帳法施行令等の一部改正に伴い、印鑑登録証明事務処理要領が一部改正されたことによるものでございます。 第2条では、事務処理要領の改正に伴い、字句の訂正を行うものでございます。 第5条では、住民基本台帳法施行令の改正により、住民票、マイナンバーカードに旧氏の併記が可能となることに伴い、登録を受けようとする印鑑に旧氏での登録が追加されたことによる改正と、一部字句の訂正を行うものでございます。 第6条、登録事項では、第3号において、住民票に旧氏が記録されている場合にあっては、旧氏を登録するとし、第5号の男女の別については、これを削除し、以降、号を1つずつ繰り上げるものでございます。 第6条に第2項を新設し、印鑑登録原票は、磁気ディスクをもって調製することができるとしたものです。 第7条は、第6条に第2項が新設されたことによる条項ずれでございます。 第12条の登録の抹消では、旧氏を含む取り扱いを規定し、第14条では、印鑑登録証明書について規定しておりますが、第1項では、印鑑登録原票の印影は磁気ディスクに記録したものを含むとし、第1号では、記載される事項に旧氏の表記を加えるとともに、一部字句の訂正を行い、第3号の男女の別については、これを削除し、以降、号を1つずつ繰り上げるものでございます。 附則につきましては、施行日を令和元年11月5日と定めるものでございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第17号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第18号 大町市水道給水条例及び大町市公営簡易水道条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第18号 大町市水道給水条例及び大町市公営簡易水道条例の一部を改正する条例制定について、提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付した議案第18号説明資料新旧対照表もあわせてごらんください。 今回の条例改正は、水道法の一部を改正する法律、水道法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令の公布により、水道法及び水道法施行令の一部改正が本年10月1日から施行され、水道法施行令の一部に条ずれが生じるため、施行令の一部を引用している大町市水道給水条例及び大町市公営簡易水道条例の一部を改正するものであります。 第1条では、大町市水道給水条例の一部を改正するもので、給水装置の基準が示されている水道法施行令第5条が第6条に繰り下がることから、第30条の4、第1項中、施行令を引用している第5条を第6条に改め、第2条では、大町市公営簡易水道条例の一部を改正するもので、第1条の大町市水道給水条例と同様に、水道法施行令を引用している第5条を第6条に改めるものであります。 条例の施行日は、令和元年10月1日でございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第18号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第19号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第5号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第19号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第5号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 本補正は、平成30年度からの繰越金の確定、普通交付税の決定、制度改正や事業の追加採択に伴う事業費の計上が主な内容でございます。 1ページをごらんください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ2,750万8,000円を追加して、総額を166億5,183万円とするものでございます。 第2条の第2表債務負担行為補正及び第3条の第3表地方債補正について御説明いたしますので、4ページをごらんください。 あわせて、お手元の議案第19号説明資料をごらんください。 第2表債務負担行為補正でございます。現在、工場等誘致振興条例に基づく工場等の新規建設にかかわる助成金の交付申請が予定されております。事業完了は次年度以降になりますが、交付決定を本年度中に行う見込みでありますことから、債務負担行為の追加を行うものでございます。 次に、第3表地方債補正であります。国が配分する地方交付税の財源が不足した場合、その代替財源として地方自治体に発行させる臨時財政対策債の借入限度額を補正するもので、本年度の地方交付税の確定に伴い、限度額を4億561万7,000円とするものであります。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明いたしますので、10ページをごらんください。 歳出でございます。款2項4森林環境譲与税は、本年度から創設された譲与税で、剰余額が確定しましたことから、1,192万6,000円を計上するものでございます。 款10地方交付税1億5,352万4,000円の増は、本年度の普通交付税の確定によるものでございます。確定額は、前年度に比べ1%、4,573万4,000円の増で、主な増額要因といたしましては、幼児保育、社会福祉及び高齢者福祉にかかわる算定額が増加したほか、地方財政計画における普通交付税総額の増額と、臨時財政対策債発行可能額の大幅減が影響をしております。一方、市町村合併の優遇措置であります、合併算定替の縮小による影響額は、9,823万円となり、前年に比べ2,411万円余、減額幅が大きくなっております。 款12項2目6農林水産業費負担金262万5,000円の増は、美麻二重地区の県営土地改良事業における地元負担金で、事業費の7.5%を受益者に御負担いただきます。歳出では、市費負担金の10%と合わせた17.5%を県に支出する予算を計上しております。 款15項3目10教育費県委託金470万9,000円の増は、学校現場業務改善加速事業委託金の増で、文科省と県教委からの依頼を受け取り組んでまいりました事業の効果検証を行い、さらなる業務改善の研究等を行うために、業務改善加速化推進委員会を組織することで、当初予算編成時では単独経費として計上しました事業費も、県の委託事業として採択されることとなりましたことから、所要の経費を追加補正し、あわせて財源補正を行うものでございます。 款18項1目2資金繰入金5億1,000万円の減は、決算剰余金の確定に伴い、財政調整基金からの繰入金を減額するものでございます。これにより、本年度の財政調整基金繰入金は3億3,200万円となります。 款19繰越金4億1,812万3,000円の増は、実質収支額の確定によるものでございます。 款21目1項2総務債5,702万1,000円の減は、臨時財政対策債発行可能額の確定によるものでございます。 次に、主な歳出について説明いたします。 12ページをごらんください。 款3民生費426万円の増のうち、主なものは項3目1生活保護費における生活保護一般経費398万2,000円で、医療給付費の制度改正などによる生活保護システム改修業務委託料の増でございます。 款4項1目6上下水道事業費、簡易水道事業費の繰出金1,300万円の減は、公営簡易水道事業特別会計決算における実質収支確定に伴う繰出金の精査によるものでございます。 14ページをお願いいたします。 款6項3目1林業振興費、森林環境譲与税事業では、本年度譲与を受ける森林環境譲与税を後年度事業に当てるため、全額基金に積み立てるものでございます。 款7商工費132万円の増は、冬の観光宣伝に向けた温泉郷と市街地を結ぶシャトルバス運行の負担金のほか、FDAフジドリームエアラインの神戸線就航に伴う利用促進協議会への負担金などでございます。 款8項4目2都市計画事業費、街路整備事業の負担金435万円の増は、追加工事が採択されました中央通り線、王子神社以北の県道整備事業に対する市の負担金でございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 本案について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 4ページですが、債務負担行為補正について、工場等誘致振興条例助成金とありますけれども、どういう企業を想定しているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 産業立地戦略室長。 ◎産業立地戦略室長(降籏貴紀君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 製造業の2社を見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 企業名は言えないということですか。 ○議長(中牧盛登君) 産業立地戦略室長。 ◎産業立地戦略室長(降籏貴紀君) 現在のところは申し上げられません。まだ申請書が出ている段階ではございませんので、あくまで見込みということで御了承いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 他にございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第19号は各常任委員会に付託いたします。 次に、議案第20号 令和元年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第20号 令和元年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定及び診療所直診勘定ともに、平成30年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 1ページをごらんください。 第1条予算の総額ですが、事業勘定では、歳入歳出それぞれ116万1,000円を追加し、総額をそれぞれ28億9,207万8,000円に、八坂診療所直診勘定では、歳入歳出それぞれ330万円を追加し、総額を6,505万8,000円に、美麻診療所直診勘定では、歳入歳出それぞれ86万円を追加し、総額を4,282万9,000円とするものでございます。 第2項事業勘定及び八坂、美麻診療所直診勘定の第1表歳入歳出予算補正並びに各勘定の事項別明細書の総括については、説明を省略させていただきます。 8ページをごらんください。 事業勘定の歳入でございます。 款4項1目1保険給付費等交付金110万円の増は、特別調整交付金分の増額によるものでございます。また、平成30年度決算による繰越金が3,206万2,000円と確定しましたことから、款6項2目1基金繰入金を3,200万円減額し、款7繰越金を3,206万1,000円増額をいたします。 10ページをごらんください。 歳出でございます。 款6項2目1保険事業費16万3,000円の増は、国保総合システムの更新によるものでございます。 款9項2目1直営診療施設勘定繰出金110万円の増は、八坂診療所の医療機器の整備にかかわる繰り出しでございます。計数整理のため予備費を10万2,000円減額をいたします。 次に、18ページをごらんください。 八坂診療所直診勘定の歳入でございます。 款3項1一般会計繰入金198万2,000円の増及び項2事業勘定繰入金110万円の増は、医療機器整備費用として繰り入れるものでございます。平成30年度決算による繰越金が121万8,000円と確定しましたことから、款4繰越金を21万8,000円増額をいたします。 次に、歳出でございます。 20ページをごらんください。 款2項1目1医業費330万円の増は、医療機器の購入費の増によるものでございます。 28ページをごらんください。 美麻診療所直診勘定の歳入でございます。 平成30年度決算による繰越金が186万円と確定しましたことから、款4繰越金を86万円増額するものでございます。 次に、歳出でございます。 30ページをごらんください。 計数整理のため、予備費を86万円増額いたします。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第20号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第21号 令和元年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第21号 令和元年度大町市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、平成30年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 第1条予算の総額に、歳入歳出それぞれ863万3,000円を追加し、総額をそれぞれ3億8,988万4,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正並びに歳入歳出予算事項別明細書の総括は、説明を省略させていただきます。 8ページをごらんください。 歳入でございます。 款4項1目1繰越金822万4,000円の増は、平成30年度繰越金の確定によるもので、本年4月以降の出納整理期間中に入金された平成30年度の保険料等でございます。 次に、歳出でございます。 10ページをごらんください。 款1項1目1徴収費36万円の増は、所得更正等による過年度保険料還付金の増によるもので、全額広域連合より補填されます。 款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金827万3,000円の増は、広域連合への納付金の増でございます。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第21号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第22号 令和元年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第22号 令和元年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、平成30年度事業の決算額の確定によるものでございます。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ55万4,000円を追加し、2億2,506万7,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は2ページ、3ページに記載してございますが、説明は省略させていただきます。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明を申し上げます。 8ページをごらんください。 歳入ですが、平成30年度決算による繰越金が確定し、款4項1目1繰越金を1,355万4,000円増額し、款3項3目1繰入金を1,300万円減額するものでございます。 10ページをごらんください。 歳出の款4項1目1予備費には、繰越金の増額補正額から繰入金の減額補正額の差額を計数整理として55万4,000円を増額いたします。 以上御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第22号は総務産業委員会に付託いたします。 日程第4の途中でありますが、ここで昼食のため午後1時まで休憩といたします。 △休憩 午前11時43分 △再開 午後1時00分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4の議事を継続いたします。 議案第23号から議案第31号までの9議案は、いずれも平成30年度各会計の決算認定を求める議案であります。 この取り扱いについてお諮りいたします。議案第23号から議案第31号までの9議案を一括して議題とし、各議案について会計管理者及び所管部長から逐次説明を受けた後、議案ごとに質疑を行い、決算審査特別委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 まず、議案第23号から議案第26号について、提案理由の説明を求めます。会計管理者。     〔会計管理者(西澤美千夫君)登壇〕 ◎会計管理者(西澤美千夫君) ただいま議題となりました議案第23号から議案第26号までの4議案の歳入歳出決算につきまして、順次御説明申し上げます。 予算執行に伴います行政実績や成果、前年度増減率等につきましては、お手元に配付してございます主要な施策の成果説明書等に記載してございますので、あわせてごらんをいただきたいと存じます。 なお、金額につきましては、1,000円未満切り捨てとさせていただきますので、御了承願います。 それでは、最初に、議案第23号 平成30年度大町市一般会計歳入歳出決算について説明いたします。 ページ、2ページから5ページは歳入でございます。 5ページ中段の歳入合計は172億4,155万2,000円で、前年度比11%減でございます。不納欠損額は、市税を中心に5,249万4,000円、前年度比27%減、収入未済額は1億8,087万1,000円、前年度比30%の減でございます。 なお、収入率は96.1%でございました。 次に、6ページから9ページは歳出でございます。 9ページ上段の歳出合計は164億4,150万円、前年度比13.3%減で、予算執行率は91.6%でございました。 翌年度繰越額は10億5,528万8,000円で、教育費の学校施設空調設備設置事業など、合計で13事業でございます。この結果、次の10ページになりますが、歳入歳出差引残額は8億5万1,000円となり、翌年度にこれを繰り越しいたします。 次に、歳入歳出決算事項別明細書について説明いたします。 12,13ページをごらんください。 款1市税の収入済額は42億6,969万4,000円で、前年度比0.26%の減でございます。 税目別に見ますと、前年度比で個人市民税0.12%減、法人市民税では、企業収益の回復から13.29%増、固定資産税は評価替えにより2.25%減、軽自動車税2.45%増などとなっております。 また、市税の収納率につきましては、全体の収納率は96.23%となり、前年度比1.97ポイントの上昇、合併以来で最も高い収納率となりました。 収入未済額は1億1,659万4,000円で、前年度比37.9%減でございます。市の基幹収入であります市税につきましては、個人所得の一層の向上や企業収益のさらなる回復に期待するとともに、企業誘致などによる産業振興、また観光振興等を通じ、税収の確保により一層努力してまいります。 14、15ページをごらんください。 14ページ、最下段、款6地方消費税交付金は5億7,225万9,000円で、前年度比4.3%増でございました。 16、17ページをごらんください。 款10地方交付税は57億5,160万5,000円、前年度比1億4,879万7,000円、2.5%の減でございました。内訳は普通交付税が47億9,110万6,000円、特別交付税が9億6,049万9,000円でございました。 ページ少し飛びますが、24、25ページをごらんください。 款14国庫支出金は12億246万8,000円で、前年度比5.4%の減でございます。主なものは、障害者自立支援給付費等負担金、児童手当負担金、生活保護費負担金などでございます。 次に、30、31ページをごらんください。 款15県支出金は8億4,964万5,000円で、前年度比0.8%増でございます。 次に、38、39ページをごらんください。 39ページ最下段、款17寄附金は3,244万3,000円で、前年度比7億2,308万4,000円、95.7%の大幅な減となりました。このうち、ふるさと寄附金の実績は、41ページの最上段になりますが、3,014万円で、前年度に比べ6億6,406万7,000円の減となりました。ふるさと寄附金につきましては、国から制度の趣旨に即した適切な対応が求められておりますことから、大幅な減額となりました。 款18繰入金は10億2,619万5,000円で、前年度比124.6%の増でございます。退職者の増加に伴う退職手当繰入金が1億5,000万円の増、29年度中に寄附を受け、基金に積み立てておりましたふるさと寄附金6億3,000万円を59事業に充当するべく繰り入れております。 同ページ、款19繰越金は前年度からの繰越金でございます。 同じく、款20諸収入は10億7,809万9,000円で、前年度比6.7%減でございます。 ページが飛びますが、54、55ページをごらんください。 款21市債は12億2,824万8,000円で、前年度比15億2,704万3,000円、55.4%の減でございます。主なものは、臨時財政対策債、ごみ処理広域化推進事業債などでございます。 なお、平成30年度末の市債の未償還残額は、前年度に比べて約1,890万円減の152億3,533万3,000円となりました。実質公債費比率は前年度比0.1ポイント上昇の7.3%となりました。 引き続き、歳出について御説明いたします。 58、59ページをごらんください。 款1議会費は1億5,111万4,000円、前年度比0.6%減でございました。 次のページをごらんください。 款2総務費は30億2,293万4,000円で、前年度比18.5%の減でございます。主なものは、66、67ページの最下段、項1目3定住促進事業費の定住奨励事業や、マイホーム取得助成等の事業費、また78、79ページになりますが、目8のうち、ひとが輝くまちづくり事業のまちづくり事業・花づくり活動事業補助金などでございます。 次に、ページ飛びますが、102、103ページをごらんください。 民生費は42億6,785万4,000円で、前年度比2.0%減でございます。翌年度繰越額1億777万1,000円は、保育所等空調設備設置事業でございます。民生費の主なものは、116、117ページになりますが、項1目6福祉医療給付一般経費では、昨年8月から中学卒業までの子ども医療費の現物給付方式が始まったこともあり、4.6%増の2億2,164万1,000円となりました。 120、121ページ、項1目7地域包括ケア実践事業では、買い物サポートや見守りシステムの実証など、介護予防・生活支援サービスの開発、また新規事業では、認知症総合支援事業に取り組みました。 また、122、123ページ、項2目1の幼稚園・認定こども園運営支援事業の認定こども園施設整備事業補助金や、132、133ページの上段、保育所等の空調設備整備事業に係る備品購入費などでございます。 なお、この件につきましては、先ほどもお話ありましたとおり、エアコン設置等につきましては、繰り越し事業として新年度に繰り越しいたしましたが、既に完了し、空調設備は稼働しております。 同ページ、最下段、衛生費は25億6,055万9,000円で、前年度比34.3%の大幅減でございます。主なものは、134、135ページになりますが、項1目1の病院事業運営費の病院事業会計への繰出金9億3,400万円。140、141ページになりますが、年度中途からの事業ではありますが、目3の子育て世代包括支援センター事業、150、151ページ、項2目2ごみ処理広域化推進事業の北アルプスエコパークにかかる負担金などでございます。 次に、154、155ページをごらんください。 款5労働費は1億3,635万4,000円で、前年度比8.6%の増でございます。 次に、158、159ページをごらんください。 款6農林水産業費は、5億7,384万7,000円で、前年度比3.7%の増でございます。翌年度繰越額の39万9,000円は、美麻地籍調査事業に係る経費でございます。農林水産業費の主なものは、162、163ページ、項1目3農業振興事業の農業次世代人材投資資金、166、167ページ、項1目3有害鳥獣対策事業の有害鳥獣駆除事業委託料や、有害鳥獣被害防止事業補助金、172、173ページになりますが、項2目1の農業用施設管理事業では、水路、ため池の改修工事のほか、県営事業の居谷里ため池耐震対策、美麻二重地区の圃場田再編事業に取り組みをいたしました。 次に、176、177ページ下段をごらんください。 款7商工費は8億4,350万円で、前年度比14.5%減でございます。翌年度繰越額の433万8,000円は、中心市街地振興条例補助金にかかわる経費でございます。商工費の主なものにつきましては、180、181ページ、項1目1地方創生推進ブランド振興事業の信濃大町ブランドプロモーション業務委託料、また、186ページからは、立山黒部アルペンルートを中心といたしました各種の観光宣伝誘客及び観光振興事業に要した経費、190、191ページになりますが、目5温泉供給事業の工事請負費3,962万5,000円などが主なものでございます。 同ページ、款8土木費は15億9,903万1,000円で、前年度比4.8%減でございます。翌年度繰越額の1億2,601万5,000円は、道路新設改良費等における工事請負費などでございます。土木費の主なものにつきましては、194、195ページ中段、項2目2道路維持管理事業から、198、199ページ、目3道路新設改良費までの生活関連道路経費につきましては、前年度比では11.9%減となりましたが、例年並みの4億3,494万円の事業費を確保いたしました。また、204、205ページ上段、項4目3、本年4月25日から53日間にわたり開催されました、全国都市緑化フェア推進事業に係る主催者負担金、同ページの下段、目4の住宅性能向上リフォーム支援事業における支援金173件分などが主なものでございます。 次に、208、209ページをごらんください。 款9消防費は5億5,724万3,000円で、前年度比0.94%減でございます。主なものは、210、211ページ、目3の消防施設整備事業の少人数でも操作可能な小型動力ポンプ付き積載車の購入費などでございます。 214、215ページをごらんください。 款10の教育費12億9,753万円で、前年度比11.5%減でございます。翌年度繰越額の7億6,000万円につきましては、学校施設空調設備設置事業でございます。こちらも現在、工事は完了して、稼働してございます。教育費の主なものにつきましては、218、219ページの最下段、項1目2、ただいまも申し上げましたとおり、学校施設空調設備設置事業における工事請負費、また、少し飛びますが、246、247ページ、項4目6文化財保護一般経費の仁科神明宮本殿ほか保全修理補助、252、253ページの下段、項5目2繰越明許費体育施設整備事業の、運動公園陸上競技場第4種公認更新整備工事に係る費用、また、258、259ページ、項6目1のライチョウ飼育事業に係る費用などでございます。 同ページ下段、款11災害復旧費は9,192万3,000円で、前年度比129.9%増でございます。翌年度繰越額は5,676万5,000円で、公共土木施設災害復旧事業等でございます。 262、263ページをごらんください。 款12公債費は13億3,960万7,000円で、前年度比6.4%減でございます。これにより平成30年度末の地方債の借入残高は152億5,425万円となります。 264ページは、実質収支に関する調書でございます。実質収支額は6億1,812万4,000円の黒字決算となりました。 議案第23号については以上でございます。 続きまして、議案第24号 平成30年度大町市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。 初めに、事業勘定でございます。 平成30年度末の国保の加入状況についてでございますが、世帯数は4,083世帯で、市全世帯の34%を占めておりますが、前年度比では147世帯の減となりました。また、被保険者数は6,430人、当市人口の23.5%、前年比220人の減少となりました。被保険者が減少しておりますが、後期高齢者医療への移行に加え、社会保険の適用が拡大となりまして、短時間労働者でも社会保険に加入できるようになったことが、国保加入者の減少の要因となっております。 2ページ、3ページをごらんください。 歳入でございます。 歳入合計は31億6,353万円、前年度比16%の減でございます。不納欠損額は1,093万5,000円、前年度比58.1%の増、また、収入未済額は8,444万3,000円、前年度比28.98%減となっております。 4ページ、5ページをごらんください。 歳出合計は31億3,146万7,000円、前年度比11.7%減であります。したがいまして、6ページになりますが、歳入歳出差引残額は3,206万2,000円となり、翌年度にこれを繰り越しいたします。 続きまして、歳入歳出決算事項別明細について説明いたします。 8、9ページをごらんください。 最初に、歳入でございますが、款1国民健康保険税は、9ページ上段で5億5,795万9,000円、前年度比2.9%減、不納欠損額は1,084万7,000円で、1,019件分でございます。 10、11ページをごらんください。 款4県支出金は21億6,886万2,000円、前年度比で1,435.8%増となりました。 同ページの款6繰入金は2億863万8,000円で、前年度比3.6%減となっております。 次に、16、17ページをごらんください。 歳出でございます。 款1総務費は1,743万1,000円、前年度比20.9%減でございます。 次のページをごらんください。 款2保険給付費は21億1,101万3,000円、前年度比0.9%減となりましたが、1人当たりの医療費は、速報値で38万4,001円となり、前年度より1万4,438円の増となっております。 次のページ、下段をごらんください。 款3国民健康保険事業費納付金は7億4,264万2,000円で、皆増でございます。主なものは、項1医療給付費分5億2,567万8,000円、次のページの項2になりますが、後期高齢者支援金等分1億6,585万9,000円でございます。 22、23ページをお願いします。 款6保険事業費は3,796万5,000円で、前年度とほぼ同額でございます。 項1の特定健康診査等事業費は2,144万4,000円でございます。 24、25ページの項2の保健事業費は1,652万1,000円でございます。なお、人間ドッグ等の助成事業につきましては、25ページの備考欄に決算額の記載がございますが、件数では全体で680件、半日ドッグが642件、1泊2日ドッグが28件、単独脳ドッグが10件、また、人間ドッグとあわせて行う追加脳ドッグが92件となっております。 次のページをごらんください。 款7基金積立金は1億5,216万5,000円で、国民健康保険財政調整基金への積立でございます。これによりまして、同基金の決算年度末現在高は3億8,309万4,000円となりました。 30ページをごらんください。 実質収支に関する調書でございます。 実質収支額は3,206万3,000円となります。 続きまして、32、33ページをごらんください。 八坂診療所直診勘定でございます。 平成30年度の八坂診療所の診療状況は、診療日数が228日、年間延べ患者数3,593人、前年度と比較いたしますと19人の増でございました。 歳入でございますが、歳入合計は5,509万1,000円、前年度比12.8%減でございます。 34、35ページをごらんください。 歳出合計は5,387万3,000円、前年度比12.8%の減でございます。したがいまして、36ページになりますが、歳入歳出差引残額は121万8,000円となり、翌年度にこれを繰り越しいたします。 次に、38、39ページをごらんください。 歳入歳出決算事項別明細について説明をいたします。 まず、歳入でございます。 款1診療収入は3,297万8,000円、前年度比12.0%の減でございます。 最下段、款3繰入金は2,017万6,000円で、次のページになりますが、一般会計繰入金が1,204万1,000円、事業勘定繰入金が813万5,000円となっております。 次に、歳出でございます。 42、43ページをごらんください。 款1総務費は3,784万1,000円、前年度比9.5%減で、主なものは、診療所人件費等でございます。 次ページをごらんください。 款2医業費は1,603万1,000円、前年度比19.8%減で、医薬材料費が主なものでございます。 次のページをごらんください。 実質収支に関する調書でございます。 実質収支額は121万8,000円となります。 続いて、48、49ページをごらんください。 美麻診療所直診勘定でございます。 平成30年度の美麻診療所の診療状況につきましては、診療日数が215日、年間延べ患者数は1,417人でございます。前年度と比較いたしますと137人の減でございます。 歳入でございますが、歳入合計は4,331万6,000円、前年度比5.9%増でございます。 次のページをごらんください。 歳出になりますが、歳出合計は4,145万5,000円、前年度比4.1%増でございます。したがいまして、52ページになりますが、歳入歳出差引残額は186万円となり、翌年度にこれを繰り越しいたします。 54、55ページをごらんください。 歳入歳出決算事項別明細について説明いたします。 最初に歳入でございますが、款1診療収入は1,267万1,000円、前年度比21.2%減でございます。主なものは、外来収入でございます。 次のページをごらんください。 款3繰入金は2,907万4,000円、前年度比27.1%増で、一般会計からの繰入金1,615万5,000円と、事業勘定繰入金1,291万9,000円との内容になっております。 58、59ページをごらんください。 歳出でございます。 款1総務費は3,546万9,000円、前年度比13.2%増で、主なものは診療所人件費等でございます。 同ページの最下段、款2医業費は598万6,000円、前年度比29.4%減でございます。 62ページをごらんください。 実質収支に関する調書でございます。 実質収支額は186万1,000円となります。 議案第24号は以上でございます。 続きまして、議案第25号 平成30年度大町市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 平成30年度末における後期高齢者医療制度の被保険者は5,688人でございます。 2、3ページをごらんください。 歳入でございます。 歳入合計は3億8,608万1,000円、前年度比6.0%増でございます。 4、5ページをごらんください。 歳出合計は3億7,765万7,000円、前年度比6.0%増でございます。したがいまして、6ページになりますが、歳入歳出差引残額は842万4,000円となり、これを翌年度に繰り越しいたします。 次に、歳入歳出決算事項別明細について説明いたします。 8、9ページをごらんください。 歳入でございますが、款1の後期高齢者医療保険料は2億8,358万1,000円で、内訳は、項1目1特別徴収保険料1億9,931万6,000円、目2普通徴収保険料が8,426万5,000円でございました。 同じページの款3繰入金は9,416万8,000円で、内訳は、項1目1の事務費繰入金106万1,000円、これにつきましては、口座振替手数料等の徴収経費、目2の保険基盤安定繰入金9,310万7,000円は、国民健康保険と同様に、所得に応じた4,119人分の軽減分の繰入金でございます。 次に、12、13ページをごらんください。 歳出でございます。 款1総務費は153万4,000円で、保険料徴収経費でございます。 款2後期高齢者医療広域連合納付金は3億7,612万3,000円で、実際に徴収した保険料と一般会計から繰り入れた保険料軽減分を広域連合に納付したものでございます。 14ページをごらんください。 実質収支に関する調書でございます。 実質収支額は842万4,000円となります。 議案第25号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第26号 平成30年度大町市公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について説明いたします。 公営簡易水道事業は、八坂地区、美麻地区におけます簡易水道の施設の維持管理、電気機械設備更新及び老朽管の布設替えが主な事業となっております。 平成30年度末の給水人口は1,690人で、前年度比32人、1.9%減となりました。また、有収水量は19万1,356立方メートルで、前年度比7,768立方メートル、3.9%の減でございました。 2ページ、3ページをごらんください。 歳入合計は2億4,271万9,000円、前年度比3.3%増でございます。 不納欠損額は3万8,000円、収入未済額は101万5,000円でございます。 次のページをごらんください。 歳出合計は2億2,326万5,000円、前年度比13.5%増でございます。翌年度繰越額は490万円でございます。 次のページをごらんください。 歳入歳出差引残額は1,945万4,000円で、これを翌年度に繰り越しいたします。 8ページ、9ページをごらんください。 歳入歳出決算事項別明細について説明申し上げます。 最初に歳入ですが、款1使用料及び手数料は4,284万6,000円、前年度比1.7%減でございます。 項1目1節1水道使用料の収入済額は3,926万1,000円で、収納率は現年度分が99.1%、滞納繰越分が37.5%となっております。 同ページ、款3繰入金は、一般会計からの繰入金1億3,738万3,000円、前年度比4.0%の減でございます。 次のページをごらんください。 款6市債は2,410万円、前年度比4.3%増で、建設改良事業に伴う簡易水道債でございます。 12、13ページをごらんください。 歳出になりますが、款1総務費は7,597万3,000円、前年度比21.9%増でございます。 14、15ページをごらんください。 款2の建設改良費は6,610万円、前年度比25.2%増で、機械電気設備更新工事が主なものでございます。 款3の公債費は8,119万1,000円でございます。なお、これによりまして、平成30年度末の起債償還の残高は5億855万円余となります。 16ページは、実質収支に関する調書でございます。 実質収支額は1,455万4,000円となりました。 以上4議案について説明いたしましたが、よろしく御審議の上、認定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 次に、議案第27号から議案第30号について、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) 議案第27号 平成30年度大町市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 地方公営企業法適用の事業会計につきましては、決算関係報告書のうち、予算と決算の対比は消費税込みの額で表示し、損益計算書ほか財務諸表関係は消費税抜きの額で表示してございます。 決算書の14ページをごらんください。 水道事業報告から御説明申し上げます。 水道事業における近年の有収水量及び料金収入は、給水人口の減少や節水社会の進展により減少傾向にありますが、平成18年12月より開始した水道原水の供給事業は堅調に推移をしており、安定した収益源となっております。 改良事業の状況は、市道泉上一3号線ほか3路線における送配水管新設工事や、市道沓掛中村線ほか1路線の配水管布設替え工事などを行い、本年度末における送配水管の総延長は34万7,160メートルとなっております。また、供給状況は有収水量が271万2,272立方メートルで、前年度と比較して2%の減、給水人口は2万5,150人で、前年度と比較して368人減少いたしました。 ページを戻っていただきまして、2ページの決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、款1水道事業収益の決算額は5億7,471万6,000円で、前年度と比較して0.92%の増でございます。収益的支出は第1款水道事業費用の決算額が4億4,992万5,000円で、前年度と比較して2.08%の減でございます。 収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明をいたします。 4ページの資本的収入及び支出をごらんください。 収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は585万2,000円で、前年度と比較して28.61%の減となっております。 支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は2億6,612万3,000円で、前年度と比較して26.98%の減でございます。このうち第1項建設改良費は1億2,427万6,000円で、配水管新設工事や送配水管布設替え工事が主なものでございます。詳細な工事内容につきましては、17ページと18ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 第2項公債費は1億4,184万6,000円で、企業債の明細は30ページと31ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 また、収支につきましては、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億6,027万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金などで補填いたしました。 6ページの損益計算書をごらんください。 1の営業収益は4億4,001万6,000円、2の営業費用は3億8,264万9,000円で、営業利益は5,736万7,000円でございます。 3の営業外収益は9,784万4,000円で、主なものは原水供給収益や長期前受金戻入などでございます。また、4の営業外費用3,607万円は、支払利息及び企業債取扱諸費で、この結果、最下段の経常利益は1億1,914万1,000円を計上することができました。これに7ページの6の特別損失を合わせますと、当年度純利益は1億1,594万6,000円となり、前年度と比較して23.6%の増となりました。 10ページをごらんください。 剰余金処分計算書案について御説明申し上げます。 上段右の利益剰余金のうち、当年度末の未処分利益剰余金は1億3,393万8,000円で、この剰余金の処分については、水道事業における企業債の未償還残高が13億7,000万円ほどあり、今後、令和18年度まで償還が続く見込みであるため、剰余金のうち当年度純利益分1億1,594万6,000円を減債積立金に積み立て、残額の減債積立金取り崩し相当額1,799万1,000円は自己資本金に繰り入れようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 11ページの貸借対照表をごらんください。 資産の部の資産合計は最下段右になりますが、71億1,556万7,000円で、内容は、土地や構築物などの1固定資産や、現金預金などの2流動資産の合計でございます。 12ページの負債の部をごらんください。 最下段右になりますが、負債合計は30億1,467万6,000円で、内容は、企業債などの3固定負債、企業債や未払金などの4流動負債、5の繰延収益の合計でございます。 13ページの資本の部は、下段から2段目の資本合計で41億89万円となり、負債、資本合計は71億1,556万7,000円で、先ほどの資産合計と同額になります。 22ページにはキャッシュフロー計算書を掲載してございますので、後ほどごらんください。 23ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1水道事業収益は5億3,786万1,000円で、前年度と比較して0.9%の増でございます。主なものは、項1目1給水収益の4億777万6,000円、また項2目4原水供給収益3,303万2,000円、目5長期前受金戻入ほかでございます。 24ページの上段、費用の部をごらんください。 款1水道事業費用は4億2,191万4,000円で、前年度と比較して4%の減となっております。主なものは、項1目2の配水及び給水費4,500万9,000円で、人件費のほか、次のページになりますが、節17の修繕費、また目4の業務費で、人件費のほか、メーター検針業務等の委託料、また次のページになりますが、目6の減価償却費2億4,430万3,000円と、項2目1節1の企業債利息などでございます。 28ページ以降に固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 議案第27号については以上でございます。 続きまして、議案第28号 平成30年度大町市温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定について御説明申し上げます。 消費税に関する表示は水道事業と同様でございます。 初めに、50ページをごらんください。 事業報告から御説明申し上げます。 当事業は、大町市平葛地籍において温泉を集め、集中管理施設から上原の分湯施設まで約7.8キロメートルの引湯を行うものであり、基本湯量の確保に努め、温泉の長期安定供給のため努めてまいりました。 供給状況につきましては、4つの源泉から集湯し、大町市温泉開発株式会社を初め、9社へ毎分1,099リットルのお湯を供給いたしました。 ページを戻っていただきまして、38ページ、決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款温泉引湯事業収益の決算額は6,919万5,000円でございます。収益的支出でございますが、第1款温泉引湯事業費用の決算額は5,457万5,000円でございます。収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明申し上げます。 40ページの資本的収入及び支出をごらんください。 当年度においては収入はなく、支出につきましては、決算額1,625万1,000円で、温泉引湯管布設替え工事ほかの建設改良費でございます。このため、収支につきましては、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1,625万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額などで補填いたしました。 42ページの損益計算書をごらんください。 1の営業費用は6,385万7,000円、2の営業費用は5,066万3,000円で、営業利益は1,319万3,000円でございます。 43ページになりますが、3の営業外収益は22万6,000円で、この結果、1,341万9,000円の経常利益が計上できました。また、当年度純利益は経常利益と同額で、前年度と比較して34.6%の減となりました。これは、人件費や施設修繕費の増などによるものでございます。 46ページから47ページをごらんください。 剰余金処分計算書案について御説明申し上げます。 上段右の利益剰余金のうち、未処分利益剰余金は前年度からの繰越分がないため、先ほどの純利益1,341万9,000円が当年度末の未処分利益剰余金となります。この剰余金の処分については、今後も老朽化した引湯管の布設替えや施設の整備等が当事業では必要となり、多額の投資が見込まれるため、未処分利益剰余金の全額を建設改良積立金に積み立てるもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 48ページの貸借対照表をごらんください。 資産の部の資産合計は、下段右の3億8,276万2,000円で、前年度と比較して4.1%の増でございます。 49ページをごらんください。 負債の部につきましては、中段右の負債合計は1,490万5,000円で、前年度と比較して13.6%の増でございます。 資本の部につきまして、下段右の資本合計では3億6,785万6,000円で、負債、資本合計は3億8,276万2,000円で、先ほどの資産合計と同額となります。 52ページにはキャッシュフロー計算書を掲載してございますので、後ほどごらんください。 53ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1温泉引湯事業収益は6,408万3,000円で、前年度に比べ0.9%の減でございます。主なものは、目1節1温泉利用料の6,199万4,000円でございます。 54ページの費用の部をごらんください。 款1温泉引湯事業費用は5,066万3,000円で、人件費の増額などにより、前年度に比べ14.8%の増でございます。主なものは、項1目1温泉管理費4,286万7,000円で、1名分の人件費のほか、ポンプ設備の動力費、施設の修繕費及び受湯費が主なものでございます。 56ページ以降に固定資産明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。 議案第28号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第29号 平成30年度大町市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 73ページをごらんください。 事業報告から御説明申し上げます。 公共下水道事業は平成30年度末で全体計画面積の約88.3%に当たる1,133.4ヘクタールの整備が完了しており、水洗化率は72.8%となっております。 改良事業の状況は、大町浄水センターの長寿命化、耐震化工事が完了し、松川浄水苑については、長寿命化工事に関する負担金の拠出等を行うとともに、企業誘致や造成地整備に伴う管渠整備などを行いました。 また、本年度の有収水量は170万6,407立方メートルでございます。 ページを戻っていただき、64ページの決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款下水道事業収益の決算額は10億8,689万9,000円で、前年度と比較して1.1%の増でございます。 収益的支出でございますが、第1款下水道事業費用の決算額は9億8,555万3,000円で、前年度と比較して5.4%の減でございます。収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明をいたします。 66ページの資本的収入及び支出をごらんください。 収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は3億9,784万9,000円で、前年度と比較して4.4%の減でございます。内訳は、第1項企業債1億9,210万円、第2項分担金及び負担金、第5項国庫補助金、第6項他会計補助金でございます。 支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は7億9,410万5,000円で、前年度と比較して14.4%の減でございます。内訳は、第1項建設改良費の決算額は1億7,043万3,000円で、松川浄水苑長寿命化工事負担金のほか、管渠工事が主なもので、詳細な工事内容につきましては76ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 第2項企業債償還金の決算額は6億2,367万1,000円でございます。企業債の明細は84ページから93ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 また、収支につきましては、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億9,625万5,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額などで補填いたしました。 68ページの損益計算書をごらんください。 1の営業収益は3億4,657万円、2の営業費用は7億6,942万9,000円で、営業損失は4億2,285万8,000円でございます。3の営業外収益は7億234万6,000円、4の営業外費用は1億9,004万7,000円となり、この結果、8,943万9,000円の経常利益が計上できました。これに5の特別利益と6の特別損失を合わせ、9,936万9,000円が当年度の純利益となりました。 69ページ下段の剰余金処分計算書案をごらんください。 上段右の利益剰余金のうち、当年度末の未処分利益剰余金は1億8,239万円で、この剰余金の処分については、当事業における企業債の未償還残高が88億4,900万円ほどあり、今後、令和30年度まで償還が続く見込みであるため、剰余金のうち、当年度純利益分9,936万9,000円を減債積立金に積み立て、残額分の減債積立金取り崩し相当額8,302万円は自己資本金へ繰り入れようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 70ページ、貸借対照表をごらんください。 資産の部について、71ページ上段右の資産合計は185億8,946万8,000円でございます。 次に、負債の部でございます。 72ページ上段右の負債合計は164億6,127万7,000円でございます。 次に、資本の部でございます。 下段の資本合計は21億2,819万1,000円となり、負債、資本合計は185億8,946万8,000円で、先ほどの資産合計と同額となります。 78ページにはキャッシュフロー計算書を掲載してございますので、後ほどごらんください。 79ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1下水道事業収益は10億5,923万8,000円でございます。主なものは、項1目1下水道使用料で3億4,524万8,000円、項2目3の他会計補助金4億8,772万円、目5長期前受金戻入などでございます。 80ページの費用の部をごらんください。 款1下水道事業費用は9億5,986万9,000円でございます。その主なものは、項1目2処理場施設管理費の1億6,190万1,000円で、人件費のほか施設の維持管理費、また81ページになりますが、目5の減価償却費5億4,504万9,000円、また、項2目1節1の企業債利息などでございます。 82ページ以降に固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 議案第29号については、以上でございます。 続きまして、議案第30号 平成30年度大町市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 106ページをごらんください。 事業報告から御説明申し上げます。 農業集落排水事業は、平成30年度末で供用面積59.8ヘクタール、水洗化率92%となっております。 平成30年度の改良事業の状況は、最適化構想に従い、劣化の著しい切久保処理場の更新計画に伴う調査、設計を行いました。また、平成30年度の有収水量は6万8,756立方メートルで、対前年比0.3%の減でございます。 戻っていただきまして、98ページの決算報告書をごらんください。 収益的収入でございますが、第1款下水道事業収益の決算額は1億792万4,000円で、前年度と比較して4.9%の減でございます。 支出でございますが、第1款下水道事業費用の決算額は9,245万6,000円で、前年度と比較して2.8%の減でございます。収入及び支出の内訳につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明をいたします。 100ページの資本的収入及び支出をごらんください。 収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は1,586万8,000円で、前年度と比較して24.3%の増でございます。内訳は、第1項分担金及び負担金、第2項国庫補助金、第3項他会計補助金でございます。 支出でございますが、第1款資本的支出の決算額は6,658万4,000円で、前年度と比較して7.8%の増でございます。このうち、第1項建設改良費の決算額は340万2,000円で、切久保処理場劣化調査業務ほかの委託料でございます。 第2項企業債償還金の決算額は6,318万2,000円で、企業債の明細は114ページと115ページに記載してございますので、後ほどごらんください。 また、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5,071万6,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額などで補填いたしました。 102ページの損益計算書をごらんください。 1の営業収益は1,345万円、2の営業費用は7,584万円で、営業損失は6,239万円でございます。3の営業外収益は9,339万9,000円、4の営業外費用は1,534万2,000円となり、この結果、1,566万6,000円の経常利益を計上することができました。これに5の特別損失を合わせますと、当年度の純利益は1,561万7,000円となります。 103ページの剰余金処分計算書案をごらんください。 上段右の利益剰余金のうち、当年度末の未処分利益剰余金は3,974万4,000円で、この剰余金の処分については、当事業における企業債の未償還残高から5億1,000万円ほどあり、今後、令和12年度まで償還が続く見込みであるため、剰余金のうち当年度純利益分1,561万7,000円を減債積立金に積み立て、残額減債積立金取り崩し相当額2,412万7,000円は自己資本金へ繰り入れようとするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 104ページの貸借対照表をごらんください。 資産の部について、資産合計は下段右の18億9,917万4,000円でございます。 105ページをごらんください。 負債の部でございます。負債合計は中段右の12億1,293万円でございます。 次に、資本の部でございます。 資本合計では、下段右の6億8,624万3,000円となり、負債、資本合計は18億9,917万4,000円で、先ほどの資産合計と同額となります。 109ページにはキャッシュフロー計算書を掲載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 110ページの収益費用明細書をごらんください。 収益の部について、款1下水道事業収益は1億684万9,000円でございます。主なものは、項1目1下水道使用料で1,343万4,000円、項2目3の他会計補助金の7,315万7,000円、目4長期前受金戻入などでございます。 111ページの費用の部をごらんください。 款1下水道事業費用は9,123万1,000円でございます。主なものは、項1目2処理場施設管理費の1,717万2,000円で、施設の維持管理委託費のほか、汚泥抜き取り手数料、目4の減価償却費5,639万7,000円、また、項2目1節1の企業債利息などでございます。 112ページ以降に固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 以上、議案第27号、議案第28号、議案第29号及び議案第30号につきまして御説明申し上げました。御審議の上、御可決及び御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 日程第4の途中でありますが、ここで2時30分まで休憩といたします。 △休憩 午後2時11分 △再開 午後2時30分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第4の議事を継続いたします。 議案第31号について提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕 ◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第31号 平成30年度大町市病院事業会計決算の認定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 地方公営企業法適用の病院事業会計につきましては、決算報告書のうち、予算の決算の対比は消費税込みの金額で表示し、損益計算書など財務諸表関係につきましては、消費税抜きの金額により表示しております。 120、121ページをごらんください。 決算報告書でございます。 収益的収入は、第1款病院事業収益の決算額が49億2,151万9,977円で、予算に比べ2,452万円余の増収となっております。収益的支出は、第1款病院事業費用の決算額が53億8,222万9,525円で、予算に対し1億722万円余の不用額が出ております。収入支出の内容につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明いたします。 次のページをごらんください。 第1款資本的収入の決算額は4億3,242万2,916円でございます。第3項市費繰入金は、企業債の償還元金に係る繰入金等でございます。 支出は、第1款資本的支出の決算額が6億4,039万9,583円でございます。第1項建設改良費は、手術台など医療器械の更新に係るものでございます。第3項投資は、医師、看護師などに係る奨学金でございます。 資本的収入額が資本的支出額に対して不足する2億5,097万6,667円については、8万4,368円を当年度消費税資本的収支調整額で補填し、2億5,089万2,299円を一時借入金で措置いたしました。 続いて、124、125ページの損益計算書をごらんください。 1の医業収益では合計で41億6,387万1,838円で、2の医業費用は45億675万663円となり、差し引き3億4,287万8,825円の医業損失となっております。3の医業外収益は7億1,713万1,953円で、4の医業外費用は2億338万51円となり、この結果、経常利益は1億7,087万3,077円となりました。6の特別損失は、退職給付引当不足額の一括計上などで7億82万8,863円でございます。営業利益と特別損失を合わせて5億999万1,900円が当年度の純損失となりました。 126、127ページの剰余金計算書をごらんください。 資本剰余金は土地購入の元金償還に対する市費繰入金を加え、年度末の残高は5億1,502万1,529円となりました。利益剰余金は繰越欠損金で当年度の純損失額を加え、年度末の残高は24億7,895万2,375円となりました。 次の128ページは欠損金処理計算書でございますが、欠損金の処理をしておりませんので、当年度未処理欠損金をそのまま翌年度に繰り越しております。 129ページをごらんください。 貸借対照表でございます。 資産の部の主なものは、1固定資産、(1)有形固定資産で、土地、建物、医療器械など合計52億7,803万5,419円でございます。(3)投資は医師や看護師奨学金などに係る長期貸付金などで、合計4億9,338万17円でございます。2の流動資産は現金預金、未収金などで合計10億9,658万2,535円となりました。 次のページをごらんください。 負債の部でございますが、3の固定負債は企業債や退職給付引当金などで合計42億4,841万6,862円でございます。4の流動負債は一時借入金や未払金、企業債などで合計23億9,283万834円でございます。5の繰延収益は長期前受金から収益化累計額を差し引き15億7,687万4,931円となっております。固定負債と流動負債、繰延収益を合わせました負債の合計は82億1,812万2,627円となっております。資本の部は先ほどの御説明申し上げました剰余金計算書のとおりでございます。負債の部と資本の部の合計は資産の部と同額の69億4,540万8,400円でございます。 131ページからは病院事業報告書でございます。 概要につきまして、本文の朗読により報告させていただきます。 大町市病院事業会計は、前年度決算において資金不足比率が、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に規定する経営健全化基準値を超えたことから、経営健全化計画の策定が義務づけられました。このため、平成30年9月から12月まで個別外部監査を実施し、監査結果の報告を踏まえ、早期に経営の健全化が図られるよう市立大町総合病院経営健全化計画について、議会の議決を経て策定しました。 経営健全化計画は平成30年度を初年度とする4年間を計画期間としており、本年度は、経営健全化の基本方針に基づき、地域密着型の病院として、安全で質の高い医療を提供し地域医療を支えていくために、職員全員が気持ちを新たに抜本的な経営改善に取り組みました。 計画に位置づけた収益増加とコスト削減の方策に積極的に取り組み、収支改善目標の達成に努めました。患者数は入院、外来ともに前年度に比べ増加し、収益では、7月から許可病床数を199床に変更したことに伴い新たな施設基準を取得したことや、従来から取り組んできた救急患者の積極的な受け入れにより診療報酬上の機能評価係数が向上したことなどから、入院、外来ともに診療単価が上昇し、前年度に比べ2億6,000万円を超える増収となりました。 一方、費用は、職員数の増に伴い増嵩となった人件費について、職員の協力のもと、緊急的な措置として職員給与費の削減を行ったほか、経費や材料費及び減価償却費の減などにより、医業費用は前年度と比べ2億3,000万円以上の削減となりました。 これらの収支改善に加え、収益勘定の一般会計繰入金の増により経常収支は大きく改善することとなりました。しかし、経営健全化計画に位置づけたとおり、今年度において退職給付引当金の計上方法について、特別損失として引当不足額を一括処理したことから、純損失を計上することとなりました。 また、資本的収入及び支出においては、経営健全化団体となったことから、新たな起債の許可が得られないこともあり、必要最小限の医療機器等の更新整備を行いました。 毎年、資金不足額が増大し続けてきた直接的な要因である一時借入金は、本年度末残高が前年度から1億円減少し、資金不足比率は、医業収益の伸びもあり、健全化基準の20%を下回る結果となりました。 平成30年度における病院経営は、経営健全化に向けたまさに最後の機会と捉え、病院挙げて危機意識を持ち、経営健全化に向けた基本方針を共有し、具体的な取り組みを着実に進めてまいりました。その結果、少しずつではありますが、目に見える成果があらわれてきており、今後も引き続き、経営改善をさらに進めるとともに、地域に密着した温かく誠実な医療を実践してまいります。 次に、患者等の状況でございますが、本年度に受け入れた患者の延べ人数は、入院が6万3,559人で、外来は10万2,465人であり、前年度と比較すると、入院は1.7%の増、外来は0.3%の増となっております。 134ページの職員に関する事項をごらんください。 平成31年3月31日現在の医師数は19人でございます。また、医療技術員などを減員しており、職員全体では前年度に比べ4人少ない279人となっております。 135ページは、固定設備の概況で、30年度に取得いたしました主な医療器械や備品などを記載しております。 136ページには業務の概要、137ページには会計、救急医療の現況、138ページにはキャッシュフロー計算書でございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。 139ページからの収益費用明細書をごらんください。 収益の部では、款1項1医業収益が41億6,387万1,838円で、入院、外来収益などが増加したことから、前年度と比べ7%の増でございます。項2目2他会計補助金2億7,319万1,000円、目3他会計負担金1億7,663万円は、総務省が定める繰り出し基準に基づき、基礎年金拠出金や起債償還利子、医師確保に関する費用などに係る繰入金でございます。単年度における収益的収支の改善により、資本的収入への資金確保が見込めたことから、繰り出し基準に沿って収益的収入への繰り入れを行ったため、前年度と比べ2億3,900万円余増加しております。 次に、140ページの費用の部では、病院事業費用が総額で54億1,095万9,577円でございます。項1目1給与費は、合計で28億7,270万9,797円で、職員の給料、賞与の削減や職員数の適正化などにより、前年度と比べ4.6%の減となっております。目2材料費は5億9,574万4,470円で、診療材料の減により、前年度と比べ0.2%の減となっております。 141ページの目3経費は6億2,609万8,578円で、前年度に比べ4.4%の減でございます。主なものは、節14賃借料1億494万2,760円の医療器械や職員住宅などの借上料のほか、節16委託料3億1,373万53円は、施設管理業務などの外部委託に係る経費でございます。 目4減価償却費は3億6,410万9,307円で、ソフトウエアに係る償却費が減少し、前年度に比べ16.2%の減となりました。 次のページをごらんください。 項2医業外費用は、総額で2億338万51円でございますが、主なものは企業債の利息でございます。 項3目3その他特別損失の主なものは、退職給付引当金6億8,549万8,635円でございます。 144ページ以降につきましては、固定資産明細書、企業債明細書などでございます。後ほどごらんをいただきたいと存じます。 以上、議案第31号につきまして御説明申し上げましたが、御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) 以上で議案第23号から議案第31号までの提案説明が終わりました。 ここでお諮りいたします。日程第4の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会いたします。 大変御苦労さまでした。 △延会 午後2時43分...