名護市議会 > 1971-03-29 >
3月29日(1号)~4月3日(4号)

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  1. 名護市議会 1971-03-29
    3月29日(1号)~4月3日(4号)


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    最終取得日: 2022-12-19
    1971年(昭和46年)第2回名護市定例会            名護市第2回(定例)議会会議録(1日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │        1971年3月29日月曜日          │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  会   │     1971年3月29日 月曜日 午前10時15分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年3月29日 月曜日 午前11時58分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名    │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  6番  │ 岸本幸久 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸                   ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │書  記 仲泊英徳、又吉武志              │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 収入役 │照屋 剛 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第2回定例会                               1971年3月29日(月)                               午前10時15分開議 ○副議長(玉城清吉君) ただいまの出席議員数は20名で、議員定数の過半数に達しております。よって、1971年名護市議会第2回定例会は成立いたしましたので、開会いたします。 △日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において6番岸本幸久君、20番具志堅 徹君を指名いたします。 ご報告申し上げます。お手元に配付いたしてありますように本定例会に提出されております案件は、議案30件、報告1件、第1回定例会において委員会付託になりました教育区歳入歳出決算の認定10件、陳情13件、全部で54件となっております。日程について、お手元に差し上げてあります日程案を検討の上決定したいと思います。休憩いたします。休憩(午前10時17分) 休憩中でありますので、日程の進め方についてご意見を申し上げます。 △会議は本日から31日までの3日間としたいと思います。 29日 日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 会期の決定        日程第4より日程第33までの議案上程、議案の趣旨説明30日 議案に対する質疑   日程第3 一般質問   議案質疑31日 日程第34より日程第44までの報告及び教育区決算の認定   日程第45より日程第57までの陳情案件の処理再開(午前10時30分) ○副議長(玉城清吉君) 再開いたします。会期の決定については、休憩中に話し合いましたとおり会期及び日程を決定することにご異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、そのように決定いたしました。 △市長より提案されました日程第4、議案第1号より日程第33、議案第30号まで一括して上程いたします。日程により提出議案の趣旨説明を求めます。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 提出議案の趣旨説明を助役にさせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議案第1号に対する説明を申し上げます。その前に、提案理由といたしまして、今度の補正予算は年度途中でございまして、その財源はご承知のとおり特別交付税13万ドル、それから実質的な財源に4,913ドル、そういった財源を中心に次期補正予算まで、どうしても待てないといった義務的な経費等の問題について、今度の補正予算の中に織り込んであります。 早速その内容に関しまして、ご説明申し上げます。歳入からいたします。2款の市町村交付税、追加予算額が14万ドル、その内容は、このたび本土政府から特別交付税15億に対するところの交付分でございます。その交付の内容は、新聞でも皆さん方ご承知のとおり、人口割に50%、均等割りで50%というような方法で割当てが決まっております。均等割りにしまして、3万7,881ドル、人口割のほうは1人当たり2ドル23セントの割で配分されております。その額が13万ドル、残りの1万ドルは教育負担金のところで説明あろうかと思いますけれども、北部工業高校の敷地整地費でございます。8款の政府支出金追加の1,664ドルの内容は、12目の農業施設補助金、大北農道の増額分でございます。内容に関しましては、さらに詳しく歳出のほうで申し上げたいと思います。10款の繰入金、2,249ドル、これは1目の退職積立金残額分でございます。12款の雑収入で1,000ドル、この1,000ドルは1970年度予算において、政府補助金が合併の8月1日から出納閉鎖の8月31日までに入ったいろいろな補助金の額でございます。歳入合計、既決予算額が295万5,553ドル、追加更正予算額14万4,813ドル、計310万466ドルといった内容になっております。 続いて歳出のほうを申し上げますと、1款の議会費、追加更正額はゼロになってございますが、2目の職員給、既決予算額が6,965ドル、減で684ドル、計6,281ドル。減の684ドルは職員移動による減でございます。11月1日から機構整理しましたために、最初6名でございましたが、4名に減にしたということで、それだけの不用額が浮いてくる格好になっております。4目の諸手当、既決予算額が2万2,072ドル、追加で784ドル、計2万2,856ドル、784ドルは付記にもございますように、期末手当の追加、時間外勤務手当の100ドル、この684ドルは、結局上記と関連いたしまして、8月の合算予算では手当として4人分計上してございましたが、実際には6人分支給されたために、結局それだけ追加しなければならないということでございます。需要費のほうで、既決予算額3万5,145ドル、追加更正で100ドル、計3万5,045ドル、100ドルは一応減にいたしました。これは食料費でございます。2款の役所費でございますが、既決予算額が59万7,114ドル、追加8,280ドル、計60万5,394ドル、1項役所費、追加5,033ドル、内容は9節の賃金で1,480ドル、これは職員の産休による補充用人分でございます。9目の消耗品費で2,115ドル、これは各事務用品、宿直用の寝具代等でございます。5項諸費、既決予算額2万7,505ドル、追加更正予算額3,660ドル、計3万1,165ドル。3,660ドルの内容といたしまして、4目の琉米親善費、これは395ドル、一応減にいたしました。これから6月までにそれだけ減にしても、十分間に合うということで、395ドル減にいたしてございます。8目の退職金4,055ドル、内容は付記にも書いてございますとおり、羽地支所勤務の喜屋武君が2月9日に死亡いたしまして、死亡による退職金でございます。それから本庁の会計課に勤務いたしておりました比嘉さん、この方が3月20日退職いたしております。喜屋武君の場合は8カ年に対する退職金の内容でございます。7項の自治功労費、既決予算額413ドルで、減413ドルでございまして、計ゼロになっておりますが、この自治功労費は既に執行したり、あるいはそのまま流した額でございまして、これから6月までの間は執行しないといったことで、減にいたしました。3款の消防費、300ドルの追加でございます。その内容は2目の旅費に書いてございますとおりに、消防長が本土研修を計画されております。その旅費でございます。4款の土木費、既決予算額41万7,723ドル、追加11万ドル、計52万7,723ドル、この11万ドルの内容は2目の道路排水改良費11万ドル、これは特別交付税のところで申し上げました本土からの復帰記念事業として交付されるところの13万ドルの中から、名護の消防署前から中学前に通ずる道路を記念事業として執行したいということでございます。5款の社会及び労働施設費107ドルの追加、これは保育所の産休で休む職員の補充用人分でございます。5目の観光施設費、これは追加額ではゼロになってございまするが、2目の借地料、これは32ドル、名護城入り口の広場の借地料でございます。4目の維持管理費、これでは32ドル一応減にしております。6款の保健衛生費、既決予算額7万3,363ドル、追加50ドル、計7万3,413ドル、この50ドルの追加の内容は1項1目の需用費、その中で煙霧機修理費でございます。7款の産業経済費、既決予算額が56万5,855ドル、追加で580ドル、計56万6,435ドル。10項の農業土木費580ドルの追加、その内容は1目の農道改修費3,580ドル追加、付記にも書いてございますが、大北農道設計増による額と物件補償費、農道に関しましては、一応日政援助による工事でございます。当初農道の中に橋梁を新設しなければならない箇所がございますが、当初の計画では工事費には橋梁費が入っていないために、今まで橋梁費は別個に予算が計上されておりましたが、最終的には橋梁費まで含めた額を工事費として政府から来ておりますので、一応その額を増額いたしたわけでございます。物件補償費もその中に、納屋とブロック建ての壁にかかりますので、その物件補償費として1,500ドルを計上いたしました。5項の橋梁新設改良費、3,000ドル、さきに申し上げましたとおり大北農道の途中に計画されておりました橋が、今度の工事の中に含まれておりますので、計画した3,000ドルは減にしたということでございます。10款の交際費、既決予算額7万7,366ドル、減で5,090ドル、計7万2,276ドル。内容は1項元利償還金、1目の元金のほうで3,700ドル減にしてございますが、これは旧屋部村の予算の中で3万7,000ドル起債をするように計画してございましたが、一応その起債の一時償還、それはやらなくても済むということで3,700ドル、それから利子は減にしてございます。11款の諸支出金、既決予算額17万5,908ドル、追加で686ドル、計17万6,594ドル。686ドルの内容は4項の繰出金340ドル、都計第1地区特別会計への繰出金でございます。負担金のほうで145ドル、これは付記にも書いてございますとおり全国市長会への負担金、沖縄畜産会への負担金でございます。10項の諸支出金で200ドル、これは各種合併団体への補助金、これまでも一応合併を計画する団体に対しましては、事業費として50ドル程度補助を与えておりましたが、これからも合併をいろいろ予定しているようでございますから、その団体に対して事務費として上げたいということでございます。12款の教育費負担金、既決予算額50万9,545ドル、追加で3万ドル、計53万9,545ドル。3万ドルの内容は、1万ドルは北部工業高校の敷地整備費、2万ドルは屋我地の体育館が今度計画されてございますが、いろいろ内容を調べてみますと、政府の負担金、あるいは一般予算から出る額、あるいは教育負債で支出する額、PTAで負担する額等を見ますと、非常にPTAの負担が過重な状態になっておりまして、どうしても2万ドルは体育館の建築資金として一般予算から出したいということでございます。一応駆け足で内容を説明いたしましたが、歳出合計額、既決予算額295万5,553ドル、追加で14万4,913ドル、計310万466ドルという補正予算の内容になっております。簡単ではございましたがこれで一般会計の説明を終わります。 ○副議長(玉城清吉君) 休憩します。休憩(午前10時55分)再開(午前11時5分) ○副議長(玉城清吉君) 再開いたします。引き続き2号議案の趣旨説明をお願いいたします。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議案第2号の説明を申し上げます。歳入のほうでは2款の繰入金、既決予算額が1万7,214ドル、追加更正予算が340ドル、計1万7,554ドル。この340ドルは下記にあります2万8,000ドルの起債を予定してございますが、この起債が入るまでは、どうしても一時借入をしなければならないと思いまして、一時借入に対するところの利息でございます。90日分340ドル、一般予算から繰り入れるということでございます。3款の市債、これは2万8,000ドル、これは一応議案のほうで訂正の議案があるわけですが、この予算は都計事業の計画上、70年に計画されまして、70年8月の議会でも3万ドルの議決はしていただいたわけですが、その後事業量等の関係で2万8,000ドルに訂正していただきたいということでございます。市債として2万8,000ドル起債したいというわけでございます。そうしますと合計で、既決予算額が5万7,214ドル、追加で2万8,340ドル、計8万5,554ドルといった歳入の内容になっております。 歳出のほうの1款区画整理費、既決予算額3万7,102ドル、追加で2万8,000ドル、計6万5,102ドル。この2万8,000ドルは付記にもありますとおり、70年度に計画されておった起債がこれまで執行していないために今度改めて2万8,000ドルの起債をして執行したいと思っております。2款の交際費は340ドル、今度この起債ができるまでの継ぎ合わせとして2万5,000ドルほど一時借入するわけです。90日分の利息でございます。歳出合計、既決予算額5万7,214ドル、追加更正額で2万8,340ドル、計8万5,554ドル。こういった内容になっております。 議案第4号 一時借入金について、1971年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計予算の支出に充てるため、一時借入について議会の議決を求める。といったことで2万5,000ドルを起債ができるまでの継ぎ合わせとして下記の条件で借入れるということでございます。借入先は琉球銀行名護支店又は沖縄銀行名護支店、日歩は1仙5厘1毛以内、借入期間1971年度(90日以内)、償還財源は一般歳入を持って充てるといった内容になっております。 議案第5号 議決議案の変更について 1970年8月19日議決された議案第18号、1970年12月25日議決された議案第53号の議決を次のとおり議会の議決を求める。この変更は当初、資金運用部資金を予定して借入をするために議決していただいたわけです。資金運用部資金からはちょっと難しいということで、今度市中銀行を利用して借入したい。額は7,000ドルでございますが、これは旧久志村の役所の改修費になっております。償還計画は裏に添付してございます。 議案第6号 議決議案の変更について(1970年8月19日議決)。1970年度区画整理事業起債についての議案中、次のとおり一部変更することについて議会の議決を求めます。その変更する事項が、当初起債金額を3万ドルとして8月19日に議決していただいたわけですが、その後、事業量等の関係で、2万8,000ドルでよいということでございます。償還計画は別紙添付してございます。 議案第7号、これも議決変更の議案でございます。1970年8月19日議決された議案第17号、1970年12月25日議決された議案第53号の議決を変更することについて議会の議決を求めます。変更する事項は起債金額1万4,000ドルを2万8,000ドルに変更する。借入が難しいので、市中銀行に改めました。据え置き期間は借入の時期から半年を据え置きしたいと思いましたが、借入の時期が年度差し迫っておりますので、一応なしたいと思います。償還方法は別紙添付してございます。これは災害の復旧工事費の起債でございます。 議案第8号、これも議決変更の議案でございます。1970年8月19日議決された議案第13号、1970年12月25日議決された議案第52号の議決を変更することについて、議会の議決を求めます。変更する事項は公営住宅に充てるため、これを市営住宅に充てるために変更したい。借入率が年6.5%を年8.01%、借入先、これも資金運用部資金を予定しておりましたが、一応琉球信託にしたい。据え置き期間も半年にしておりましたが、これもなしにしたいということです。これは市営住宅に対する4万6,000ドルの借入でございます。償還計画は別紙添付してございます。 議案第9号 議決議案の変更について、1970年8月19日議決された議案第14号起債についての議案を次のとおり一部変更について議会の議決を求めます。変更する事項、額が1万ドルでございましたが、7,000ドルに改めたい。借入先も沖縄銀行名護支店から琉球銀行名護支店に、据え置き期間半年賦をなしにしたい。1万ドルから7,000ドルに額が変わっておりますけれども、当初の計画では一般土木も農業土木もひっくるめて計画したわけですが、やはり起債の手続き上、一般土木と農業土木と性質別に分けなければならないというようなことで、一般土木として7,000ドルでございます。償還計画は別紙添付してございます。 議案第10号 起債について、1971年度農業、土木事業費に充てるため下記の要領により起債する。金額6,000ドル、起債の目的、農業土木事業に充てるため、利率年7.3%以内、借入先 琉球銀行名護支店、借入の時期 1971年度、ただし工事その他の都合により起債の全部又は一部を翌年度に繰り越して起債することができる。据え置き期間はなしにしたい。償還方法として借入の日から5年以内に半年賦元金均等償還する。ただし財政の都合により繰上償還をなし、借入先の融通条件があるときは、これに従うことができる。償還財源は一般歳入をもって充てる。これは9号議案の中で申し上げましたとおり、この事業費が当初、農業土木も一般土木もひっくるめてされておりましたが、目的別、性質別に分けなければいけませんので、一応農業土木費だけは別に起債したいと思っております。 議案第11号 市有財産の処分について、別紙普通財産を比嘉光栄ほか84名へ処分することについて、名護市財産及び営造物に関する条例第21条1号の規定により議会の議決を求めます。予定額5,000ドル以上のものは一応議会の議決を要すると規定されてございます。これは旧久志村で払い下げの問題で合併当初も問題が出ましたが、第1次払い下げ分に対する処分でございます。 議案第12号 寄附を受けることについて。下記寄附を受けることについて、議会の議決を求めます。物件 鳥居1 寄附者 オリオンビール株式会社 これは名護城入り口に鳥居を寄贈したいということでございます。図案などは別紙添付してございます。 議案第13号 名護市(旧名護町)税賦課徴収条例の一部を改正する条例、この条例は今度名護市として、旧各町村別に取り扱っていた税条例を統一して、一応条例化していこうといった計画でございますが、賦課の時期が4月1日現在ということでございまして、税法の改正等がございまして、どうしても統一したところの条例を皆さんで審議していただくまでの継ぎ合わせとして、一部を改正しなければならないということで提出してございます。内容に関しましては、後ほど税務課長に説明させたいと思います。 議案第14号 名護市種畜種付手数料徴収条例について、別紙名護市種畜種付手数料徴収条例の制定について議会の議決を求める。種付手数料の徴収条例は旧各町村でやられておりまして、その内容も整っておりませんで不均衡でございまして、今度4月1日から適用するところの市の統一したところの条例を加味してございます。内容に関しましても慎重にご審議をお願いいたしたいと思います。 次に議案第3号でございます。1971年度名護市水道事業会計第3回歳入歳出追加予算、別紙1971年度名護市水道事業会計歳入歳出追加予算について議会の議決を求める。第1条 1971年度名護市水道事業会計の追加予算は以下に定めるところによる。第2条 1971年度名護市水道事業会計予算2条に定めた収益的収入及び支出額を次のとおり追加する。収入のほうから第1款水道事業収益9万2,486ドル、追加予定額が8,812ドル、計10万260ドル。支出のほうで第1款水道事業費用、既決額9万2,168ドル、支出で6,812ドル、計9万8,498ドル、追加予定額が6,812ドル。1項の営業費用、既決額が8万4,498ドル、計9万1,310ドル。第3条中当年度利益剰余金処分額318ドルを2,318ドルに改め、基本的支出の予定額を次のとおり追加する。科目で第1款基本的支出、既決額が5万3,182ドル、追加予定額が2,000ドル、計5万5,182ドル。第3条、予算第8条中、当年度利益剰余金処分額318ドルを2,318ドルに改める。建設改良費に充当する。そういった内容になっておりまして、それに伴う予算は次にありますとおり1款水道事業収益、それから水道事業費、営業費用、そういったような内容になっております。以上で議案の説明を終わりたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 教育委員会事務局長 北城徹君。 ◎教育委員会事務局長(北城徹君) 議案第15号 名護教育区歳入歳出補正予算について、1款の市負担金、補正前の額が56万710ドル、補正額3万ドル、計59万710ドル。1項同じでございます。2款、分担金及び負担金。補正前どおりでございます。3款政府支出金242万7,130ドル、補正2,640ドル、計242万9,770ドル。1項の政府負担金、補正前が235万9,995ドル、補正額同じ計236万2,635ドル、2項の政府補助金、補正前額どおり、4款使用料及び手数料、補正前と同じでございます。5款も同じでございます。6款、7款、同額でございまして、歳入合計、補正前の額が、341万9,598ドル、補正額が3万2,640ドル、計345万2,238ドル。歳出、教育総務費は、補正前の額で、10万9,254ドル、補正額1万ドル、計11万9,254ドル。1項同じでございます。2款学校教育費311万6,221ドル、補正額が2万2,640ドル、計313万8,861ドル。1項小学校費181万44ドル、小学校費は補正額ゼロ、計も補正前額と同じでございます。2項中学校費122万7,589ドル、補正2万2,640ドル、計125万229ドル。3項幼稚園費補正前額どおり。3款、4款、5款補正前額どおりでございます。締めまして支出合計341万9,598ドル、補正額3万2,640ドル、計345万2,238ドルでございます。先ほど助役からも説明がございましたように、市教育費負担金の内訳を申し上げます。屋我地中学校の体育館の更正に2万ドル、北部工業高校の整地費に1万ドルをいただきまして、次の歳出の説明のとおり補正をいたします。校舎建築負担金、これは屋我地中学の体育館に政府補助金が3万8,670ドル、当初予算で計上いたしましたが、入札前の指令によりまして4万1,310ドル、2,640ドルの増の指令をいただきましたので補正をいたしております。次に教育委員会の総務費の中の1目の教育委員会費に北部工業の場合の重機賃貸料をずっと14節に従来組みまして整地してきましたので、同じ節に今度1万ドルいただきました特別の交付税による負担金で、北部工業の運動場がまだ未整備でございまして、くぼ地がございますので、72年までまたがらさないようにということで、一応は大まかな整地は終わりたいと思いますので、1万ドルいただいております。次に屋我地中学の体育館が当初予算で先ほど申し上げましたように、政府補助金で3万8,670ドル、一般財源で3,450ドル、教育債を3万2,000ドル起こしまして、計7万4,120ドルで設計、かれこれ準備を進めましたが、当初の計画案の700㎡に対しまして、どうしても学校体育館の場合講堂も兼ねておりまして、体育館の二階はギャラリーがないことには学校自体が非常に困るということで、775㎡に設計変更いたしまして、ギャラリーを付けて上げようということで、その分の増でございます。それから当初見積もった体育館本体の資材かれこれが値上がりいたしまして、どうしても2万ドルなければ入札にも付せないということで困っておりました。幸いに特別交付税で2万ドルをお願いいたしましてやったわけでございます。以上簡単に説明を申し上げまして、教育補正予算の趣旨説明を終わります。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 日程第19、議案第16号からずっと1970年度歳入歳出決算、それから1971年度の7月分の歳入歳出の決算書、これは全部準備してございますが、内容は後ほどゆっくりとご覧いただきまして、議案の朗読だけさせていただきます。 議案第16号 1970年度(旧名護町)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第17号 1970年度(旧屋部村)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第18号 1970年度(旧羽地村)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第19号 1970年度(旧屋我地村)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第20号 1971年度(旧名護町7月分)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第21号 1971年度(旧屋部村7月分)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第22号 1971年度(旧羽地村7月分)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第23号 1971年度(旧屋我地7月分)一般会計歳入歳出決算認定について 議案第24号 1970年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計歳入歳出決算認定について 議案第25号 1971年度(7月分)名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計歳入歳出決算認定について 議案第26号 1970年度(旧名護町)水道事業会計歳入歳出決算認定について 議案第27号 1970年度(旧屋我地村)水道事業会計歳入歳出決算認定について 議案第28号 1971年度(旧名護町7月分)水道事業会計歳入歳出決算認定について 議案第29号 1971年度(旧屋我地村7月分)水道事業会計歳入歳出決算認定について 議案第30号 継続費の変更について  第1地区土地区画整理事業の継続費を次のとおり議会の議決を求める。主として変更事項で期間を1969年から1972年とあるものを、1969年度から1973年度までにするということに改めるということでございます。1年延長するということに改めるということでございます。年度割の内容は下記にございます。 △報告第1号 1970年度(旧名護町)継続費繰越計算書の報告について、市町村自治法施行規則第73条第1項の規定により繰越計算書を別紙のとおり報告いたします。 以上議案の趣旨説明を終わります。よろしくご審議お願いいたします。 ○副議長(玉城清吉君) 本日の全日程をこれで終了いたしましたので散会いたします。                             散会 午前11時58分            名護市第2回(定例)議会会議録(2日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │        1971年3月29日月曜日          │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年3月30日 火曜日 午前10時15分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年3月30日 火曜日 午後4時30分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席23名  欠席1名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │ 欠 │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  6番  │ 岸本幸久 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸                   ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │書  記 仲泊英徳、又吉武志              │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │教育事務長│北城 徹 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第1回定例会(2日目)                               1971年3月30日(火)                               午前10時15分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は20名でございます。よって議員定数の過半数に達しておりますので、本日の会議を開きます。お諮りいたします。日程は議案の質疑になっておりますが、市のほうから追加議案が上程されておりますので、日程を変更し、議案第31号を追加したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議がないようでございますので、日程を変更し議案第31号を追加上程いたします。ただいまより本件の趣旨説明を当局に求めます。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議案第31号の説明を申し上げます。 議案第31号 公園内に建物を施設することについて、別紙、大瀬公園内に食堂兼管理住宅を建設することについて、名護市字名護1239番地、稲嶺盛由氏より許可申請があるので、公園管理条例(旧名護町)第7条3項の規定により議会の承認を求める。図面の裏にございますが、途中から食堂兼管理室の住宅を建設したい、そのために市として許可を与えてくれというような申請がございます。公園法の第7条3項には、許可を与える前提として議会の承認を得るという規定がございますので、皆さんのご審議をお願いいたします。
    ○議長(崎浜秀栄君) これから議案の質疑に入ります。質疑の方法として、かなりの議案が上程されておりますので、議案の順序を追うて質疑を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、そのように質疑をお願いいたします。休憩いたします。休憩(午前10時20分)再開(午前10時22分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 歳出の4款、土木費の4項2目、道路排水費、付記に消防署より名護中学校までの道路排水改修費、本土復帰記念事業とされてありますけれども、これは都市計画の幹線道路でございます。そういたしますと11万ドル計上されておりますが、その内容としては側溝の新しい改修新設であるのか、従来の幅員を都市計画の幅員に持っていきながらの改修であるのか、その点を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) お答えいたします。歳出4款の4項、2項にございます道路排水費、ご承知のように今度交付された交付税は13万ドルでございます。その中の11万ドルはそれに宛がおうということでございます。あくまでも記念事業でありますので、事業として残らなければならないという趣旨から、その予算に充てるわけでございます。もちろん、その計画は現在、既に設計書等もできておりまして、設計額は17万3,000ドルという額に上っております。ところが、その工事は政府の70%補助工事でございまして、その11万ドルをそっくりそれに入れるということじゃなしに、その工事が、もし執行の段階において、政府の補助等があってその浮いた額は、例えば屋部の水道工事とか、そういったところに記念事業として残る工事にあてがっていきたいと思っております。そこに計上しましたのは配分の問題で、4月27日までに地方課に、その事業内容等を予算項目と同時に提出するようにとのことがございまして、計上したわけでございます。最終的には、政府の補助によりましてその額が動いてくると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時25分)再開(午前10時26分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 事業場所は都市計画に基づく都市計画決定路線であります。これに手を付けるためには都市計画事業として純然たる経由が要ります。名護市議会の議決、中央都計審議会の議決、そういうようになるのが都市計画事業の段取りなのですが、あるいは一般土木事業として実際に工事着手やるのか、この区別を当局のほうとしてどういうように区別いたしますか。特に一刻も早くやってもらいたいというのは、私たちも望むところでありますけれども、この事業の内容が都市計画事業としての性格を打ち出すか、あるいは復帰記念事業であるならば、一般土木事業として二通りのいき方があると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) この設計は都市計画事業としての設計によるものですが、都市計画事業としてやるのか、あるいは記念事業としてやるのか、こういった細部的なことはまだ打ち合わせておりません。追って市長から確実な答弁をいたさせます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 先ほど16番議員からこの問題について質問がありましたが、まだ疑義が我々としてはあります。とにかく当局が図面を示していない。漠然として数字だけ並べてありますので、非常に曖昧さがあります。今の説明どおり、旧名護町、現在の名護市の都市計画の道路になっているわけでございます。都計規格計画どおり実施されるならば、当然都市計画審議委員会の意を経て名護市の議会の議決を得て、中央の予算審議会の審議を経て予算化されるべきものであります。単独でいたずらに実施するよりは、名護市の予算でやるよりも、政府の都市計画事業の一環として復帰事業両方かみ合わせてやったほうが経費も安く上がるし、実施も可能であると思いますが、当局のは曖昧で我々納得がいきません。これだけの工事をするには、当然議会もめくらではありませんし、数字はいりませんが、はっきりした図面を示してもらいたいと思います。議会が軽視されるところも何かしらありますので、そういった面からしまして、この問題はもう少しはっきりしたご答弁を願いたいと思います。助役では答弁できませんでしたら、後ほど市長にはっきりしたご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 先ほど助役の説明にございましたが、記念事業として残していかなければならない。また、この事業に金が余ったら他の事業に持っていきたいということで、非常に不可解な点がございます。どうして今までのいき方、利用のやり方は、設計して確実にこういうふうに施行していくという、議会まで書類を提出して、しかる後、承諾を得るべきでありまして、13万ドルの金をここに入れておって、余ったときにはほかの工事に持っていくというふうに考えられます。こういうようなやり方は、非常に不可解であります。どうして今までの議会のように全ての事業は青写真なり事業計画なりを前もって提出してもらいたいと思います。特に日本復帰に対する記念事業は議会の一応の意を得るべきだと私は考えます。したがって、15億円に対する交付税、これは特別交付税でありまして、この趣旨をはっきり議会のほうに知らせてもらいたい。この金はどういうふうに使いなさいという趣旨があると思いますが、はっきり説明したください。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) お答えいたします。昨日も説明の段階におきまして説明申し上げたわけですが、この特別交付税は一応本土から復帰記念事業として記念のための費用としまして、見舞金的な性格のもとに交付された15億でございます。その配分方法に関しましては、いろいろ問題がございまして、均等割りの線と、あるいは人口割の二本立てということで、相当問題になりましたけれども、最終的に落ち着いた配分方法は、人口割と均等割という二通りの配分方法に決まっております。そうしますと、均等割にいたしますと3万7,881ドル、人口割にいたしまして一人当たり2ドル23セント、これはあくまでも前の国調人口でございます。それによりますと4万1,795ドルという数字がこれによって、一人当たり2ドル23セントひっかけた数字がこれによって人口割が出てきます。この予算の使途の関係はあくまでも復帰を記念として、本土から見舞金的な性格の金であるだけに、そこに復帰記念事業として残るような使途に使いなさいというようなことが趣旨でございます。それでこの予算の計上のことに関しまして、今さきご指摘がございましたけれども、この計画はあくまでも消防署から中学校の前を通る道路、全長にして750メートル、幅員は11mというふうな前に設計が出来上がっております。この事業を一応復帰記念事業としてやろうということで、予算計上してあるわけでございます。今さきも申し上げましたとおり、復帰記念事業として、あるいは都市計画事業としてやるということになりますと、そこに政府の補助金等の関係も出てきますので、そういうことは最終的には市長から答弁させますけれども、あくまでも政府からの補助金をもらうような方法を取りまして、その面で剰余金が出ました場合には復帰記念事業として皆さんにお諮りするということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 事業の持ち方は、あくまでもこれは先ほど申し上げましたとおりに青写真を添えて、明細書を添えて議会の承認を得るまでには基礎的な計算もそろえて出すべきでありまして、今後、ただ提案だけの数字だけで承認を得る考えですか。それをはっきりしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 青写真のほうも準備しまして、皆様方に後ほどお話申し上げるつもりでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) ただいまの質問に関連いたしまして、どうもはっきりしない点がございますので、お聞きしたいのですが、この11万ドルの工事箇所は先ほど16番議員の質問に対しての答弁が政府事業であるということをおっしゃいましたが、そのとおりですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 資金額で70%、政府補助があります。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 都市計画事業として執行すれば70%の補助があるとのことであります。それを決めないでおって都市計画事業にするか、記念事業にするか決めないで予算計上というのはどうお考えになりますか。いわゆる私の解釈の間違いかもしれませんが、これは政府の補助事業であるが、もし政府がそういう支出がなければ、その金全部、その工事に使う。余ったらその残りは屋部の工事に使うというような答弁でございますが、そのとおりでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) はい、そうです。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) それでもしも都計事業としてやって、政府から70%の補助が来ると、その残りは屋部のものをやるというのですが、その反対に、もしも補助事業でなく、それにそっくり使うということであれば、屋部の事業に対してどうお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) その工事をやる前提は、あくまでも新市建設計画にのっとった考えでございまして、先ほど余れば屋部もやるということは、話をする前に、例えばということを私は発言したわけです。その問題は、ただ屋部というふうに決めつけるわけではなしに、この事業を執行していくためには、その性質は市長から確実に答弁させたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) そうすると、これは記念事業であるのか、都市計画事業であるのか、半信半疑の中で、その予算は計上したというのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) それはやはり記念事業として政府へ資料提出するために計上したわけでございますが、その執行の問題に対しましては、一応市の利益になるように政府の補助金をもらって、あるいは11万ドル、そこにぶち込むということじゃなしに、最終的に市に一番有利になるような方法を考えていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 当局の考えは記念事業としてやるという考え方ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そうです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 議会事務局に伺います。議会費の中で職員給というのは、684ドル減になっているわけです。これはどういうことで減になっておるわけですか。職員が辞めたということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 事務局長 岸本清幸君。 ◎事務局長(岸本清幸君) これは職員の期末手当の増と、旧職員、以前6人でございましたので、2人分の8月分の期末手当もこちらから出ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 期末手当の増というのは、どういうところで増になりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 事務局長 岸本清幸君。 ◎事務局長(岸本清幸君) 今度期末手当は全部上がったわけです。当初予算に組んで後に上がっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 当初予算で組んでから期末手当もこれだけ、これだけだと言っておったのに、今頃上がったというのはどういうことですか。やっぱし当初予算で決まったのをそのまま支給するのが当然じゃないでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時45分)再開(午前10時46分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 数字的に説明いたします。議会費の職員給の減額更正について説明を申し上げます。既決予算額では6,965ドルになっておりまして、今度の減額更正は684ドルで、この理由は、当初予算でも4名の職員給を計上しておりましたが、11月の人事異動によりまして、170ドル給料の職員と75ドル給料職員の差がございまして、そこに浮いた分が684ドルということになっております。諸手当の分に対しましては、超勤を除きまして600ドル余りは8月期の職員に対する期末手当の支給は4名分しか計上されておりませんが、この当時の職員は全部で6名おりましたので、その款から支出しておりますので、その関係で12月の期末手当を支給する段階では不足したということでございます。その不足の分を追加して款内で操作をしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 現在の議会事務局は4人ですね。それじゃあここで問いますが、初め6名であったのが4名で、それでは仕事が多いのだということで超勤手当というのは計上してきたわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 事務局長 岸本清幸君。 ◎事務局長(岸本清幸君) こちらで最初に超勤手当が100ドル含まれておりましたが、これは全部なくなりました。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そこで一つあなた方に言いますが、今後この名護市の議会はあらゆる問題、工場誘致問題、それから条例の諸整備、全部かかっていかなければならないと思います。そうすると職員は、不足はしても余りはしないと思います。そういうふうな大事な時期に、せっかく獲得した6名の職員を減らして4名でやるということは、私らはもうあまり仕事はやりたくありませんということになるのじゃないかと思います。反対に6人でやる仕事を4人でやるのだというふうな反対の立場になるのです。あなたはその問題に対してどう考えていますか。今後議会のこれだけの方々が内地研修に行く、それから工場誘致問題について相当の特別委員会も設置されると思います。既に都市計画特別委員会も設置された条例の諸整備も出てきます。そういう問題がたくさん出てくるだろうと思います。そういう大事な時期に職員を少なくしたというのなら、今後これだけでやっていけますか。途中で私らできませんでした。超勤手当も出してくださいというのは非常に矛盾します。 ○議長(崎浜秀栄君) 事務局長 岸本清幸君。 ◎事務局長(岸本清幸君) この前9市の職員の平均を調べてみましたが、3月現在で那覇と石川を除いた7市の平均を取ってみますと、5.75人、約6名で、名護市が4名で最低になっておりますので、新年度は、最小限5名は要求して、できたら6名、いま72年度の新予算を計画しておりますが、最低5名か、できたら6名くらい計上したいと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) あなたが新しく採用すると、そういうことを軽々しく言えるかということです。名護市の職員の枠は決まっていると思います。慎重に考えてやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 私のほうから実情を報告したいと思います。事務局のほうでは新しく議会ができて以来、職員があと一人は欲しいということを常に私に訴えておりましたが、私のほうとしましては、合併当時に人件費を最小限に抑えて、新市のためになるのだということを公約しておりますので、従来の事務局が2名でございましたので、今度2名を増やしたならば4名になりますので、その4名に頑張ってもらえばできるのじゃないかという考えのもとに市長と相談しましたら、最初は4名で、もしもそれで仕事超過になる場合には追加したらよいのじゃないかということで、まず4名にしたわけでございます。ただいま3番議員より指摘のありましたとおり、現在の事務局では4名では足らない。また沖縄の全市を調べてみましても最低が5名でございます。よって、新年度予算からはあと一人増員したいと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 最後に付け加えておきますが、議長はもう少し前向きの姿勢で、議会は議会、当局は当局なのだと。議会の仕事が将来、これだけ多くなるということは誰でもわかっておったはずです。市長にも、もう少し前向きの姿勢で目先をきかせてやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 歳出の5款、5項2目の借地料ですが、これは名護城の登り口になっております。借地してから10カ年ぐらいになると思いますが、将来観光施設がどんどん増えてきますと、名護岳一帯の公園計画、市に通ずる道路、いろいろな面から見た場合にとても重要な位置であります。市有地ならば幸いですけれども、この借地料は借地権か何か契約しておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) お答えいたします。この借地料は契約地主と契約は結んでございます。この32ドルは、71年度分は予算計上されておりますが、70年度分は予算計上していないために今度追加したわけです。坪当たり20セントの159坪分でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 以上ですが、これは研究してください。後で地主とのいざこざが出た場合に妨害される恐れもありますので。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時55分)再開(午前10時57分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) いろいろ昨日から説明がございましたが、私は歳入面における特別交付税について質問いたしたいと思います。私は12月の定例議会においても特別交付税の問題について、当局に対し質問いたしましたけれども、特別交付税というものは、これは普通交付税と二つに分かれておりますけれども、一般新年度予算においては普通交付税の中に入れて、これは予算計上しておりません。これは明らかに地方課のほうから特別交付税ということは、その時点における問題において支出するという関係から、これは普通交付税の中に入れて計上してないけれども、私は12月の定例会において質問した場合に、既に10万5,000ドル計上されているということを聞いたわけですけれども、特別交付税の決定額は5月1日現在でもって各市町村に対して政府は通知しなければいけないということになっております。その面からいたしまして、今度の特別交付税という日本政府からの30億、その中の15億は復帰記念事業、その他のものは各市町村に人口割に50%、さらに均等割にして50%ということになっておりますけれども、私は市町村会事務所に聞いたわけですけれども、大体名護市の特別交付税はどのくらいになるかということで聞きましたが、大体十七、八万ドルということでありました。5月1日私が前にお願い申し上げました10万5,000ドル、これは支出済みという形になるわけですけれども、この増額の分について、これだけのものは見通しを付けて、はっきりした政治基本の路線に立って、これだけのものをこれだけ来るから、繰越ししないように今からやるべき問題はたくさんあります。そういうことからして、10万5,000ドル、あなた方の見積もりは間違いないかどうか、これをはっきりしてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) お答えいたします。特別交付税が当初予算で10万5,345ドル計上してありますが、その額は確実に来るかというご質問でございますが、予算はあくまでも見積もりでございまして、それだけ来るということもはっきり申し上げられませんし、またこの10万5,000ドル余りの特別交付税というのが、市として計上したものではなくして、これは旧各町村で辞めていくところの三役に支給する退職金にあてがうためにやったもので、市としては特別に特別交付税を見込んだという額ではありませんので、それをご理解願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) それでは特別交付税はやめた方々に対する退職給与金に充てなさいという指示があったかどうか。これにあてがってよいものかどうか。今後それでよいかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そのことは既に旧町村時代に、合併以前にこれを執行したものでございまして、こちらでやるのが適当であるのか、不適当であるのかということは申し上げられません。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 私が申し上げるのは特別交付税の本旨からいって、これを退職金に回していいかどうかということで、どう考えているかということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 今さきも私が申し上げましたとおりに、この退職金というのは普通であればあくまでも一般財源、あるいは退職積立金でもって措置すべきものでありますけれども、合併によって退職していく方々に対しまして、合併以前でこの費用は特別にかかるから特別交付税で見込んでおこうということで、各旧町村なりに予算計上したのを、ただ合算しただけでございまして、これが合法であるのか、あるいは合法でないのかということは、旧町村時代に既に解決されているべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 今後における特別交付税の本質からして、こういうものに振り向ける考えであるのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 振り向ける趣旨は考えておりません。あくまでも一般財源、普通交付税とか、あるいはその他の財源であてがっていくべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 10万5,000ドル、これ以上来ないということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そうではございません。10万5,000ドル以上来ないということは、私は申し上げておりません。これは決定が5月でございますので、その決定の段階において、あるいは、それ以上になるかもわかりません。そういうことは決定を待たなければ、はっきり申し上げられませんのです。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 昨日の説明によって不用負債額が屋部にあるということを言っておりましたが、これはここの議会で起債を起こして、旧屋部村のものは起債不要であるということを説明聞いたのですが、間違いありませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そういうことではなしに、結局71年度予算は工事をするために、旧屋部村では3万7,000ドル起債を見込んでおりまして、これは議案を議決までしてあります。私が申し上げておるのは、屋部でそういった問題があるからどうこうということじゃなしに、皆さんにはっきりわかっていただくために資料として申し上げております。あくまでも事業は市の事業としてやるべきでありまして、それをかみ砕いて皆さんに分かっていただくために、旧久志村でも起債を利用して事業をやるようになっていた。旧屋部村でも起債を利用して事業を執行するようになっていたという説明のための話でございました。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 不要額であるので、要利用でないということですね。あまり意味がわかりませんので、もう少し説明してくださいませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。
    ◎助役(金城一正君) 公債費については昨日説明いたしましたが、不要額でござます。3万7,000ドルを借入して、これの一時償還を年度内にやるということで、それの370ドルと、それに対する利息分を予算計上しておりましたが、どうせこれから借入しますので、6月までは償還しなくてもよいということで、利息もそれだけ減になるということで、不要額にしたということであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 起債は要利用ないということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 起債はしますが、6月までは期間が短いから、償還はしなくてもよいということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 次に各種団体補助金の問題ですが、どのような団体が合併するのか、説明願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) これは体育協会もその中に入っておりますし、婦人会とかそういったほかの各種団体があると思いますが、青少年の健全育成協議会、そういった団体に対しては、1団体50ドル程度、事務費として補助しようということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 200ドルで団体の合併促進が簡単にできると思いますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) いま盛んにその問題は進められておりまして、既に体協も合併しましたし、青協も3月1日に合併しましたし、各種団体がいま自主的に合併に向かって討議進められております。補助金をやれば合併するということじゃなしに、自主的に合併に向けてやっておりますので、必ずできるものとみております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 市営住宅の問題で、私は合併時点における名護市の人口が4万3,000人、この前の国調人口では3万9,000人ということで、人口はだんだん減ってくる現象である。現実の問題として、人口過疎をどのように防止するかということに、当面の政治の要諦でなければならないと思います。それからもってきて市営住宅をつくるということはよいことではありますけれども、人口は減ってくる、人がいなければ馬を入れて市営住宅に入らなければならないと思います。その問題をどうお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) その議案は既に議決済みのものを、ただ借入の対象とか、あるいは据え置き期間とか、そういうものを変更するための議案でございまして、その議案に対しまして前の議会で決まったものです。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時10分)再開(午前11時20分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。市長がお見えになっておりますので、先ほど疑義のありました4款土木費について、もう少し説明をお願いいたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 4款の都市計画事業の11万ドルということですが、これについては、旧名護町の都市計画事業のマスタープランの中でも11メートル道路ということで造られております。そして中央の都計審議委員会の中でも認定された線に基づいて行う事業でございます。ですから、これは都市計画の一部であり、かつまた本土復帰記念事業として最も手ごろのものであり、新年度までは完成する適当な事業じゃないかということで、本事業を指定してございます。本事業の総工事費予算額が大体17万ドルでございます。これはあくまでも予想でございますが、次年度の予算で若干の補助をいただきまして、この復帰記念事業費とくっつけまして、完成を見たいという考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) そうしますと市長の考え方は、これからの手続き上の問題、本市議会の議決、中央都計委員会の審議を待つには、どうしても執行は来年度にしかならないと思いますが、・・ ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これはもう既に済んでおります。11メートル道路は名護市の都計審議会で認められております。マスタープランも11メートルということで認められております。中央の審議会の中でも既に認められております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) マスタープランを認めるための審議会はやっておるが、予算獲得の審議会はやっていないでしょう。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) それとは関係ございません。そういった意味の法的な問題はございません。マスタープランを変更するのであれば、中央の審議会にかけて変更申請やらなければいけないわけです。本事業はマスタープランどおりに実施するわけでございますので、別に中央審議委員会に諮る必要はございません。議会の議決をいただければ、それでよろしいわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) そうしますと、これは既に政府の今度の予算に入っていますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 入っていません。11万ドルというのは政府の方の15億、特別交付税の中の13万ドルの中の11万ドルでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 都市計画も両立してやる場合には、政府の補助がいただける予算を使って、お互い名護市だけの議会でやっても負担にならないかどうか。政府とのわたりはついてますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ついておりません。早くやるということで、政府のそれを待ったらいつになるかわからないということであります。これは、はっきりさせておきますが、政府とのわたりはついておりません。なぜそれを取り上げたかということですが、政府の財政の都合で、それを待っていると第1工区の事業があるし、第1工区内の11メートル道路の問題があるし、そういった問題で幾年後になるかわからないということでございます。ですからこの際、最も適当な場所で、かつ適当な金額でできそうなものというと、これ以外にないので、これを取り上げたということでございます。実際の工事は恐らく20万ドル近くの工費になるわけです。ですからこの分は市でやるが、残りの分は政府でやってもらえないかということを、今度折衝しようということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) こういう計画があるならば、もう少し図面や計画をはっきりすれば、このような難しい質問にならないと思います。数字だけで審議しなさいといったら、私は議会軽視も甚だしいと思います。またこういう難しいことも出ないと思いますので、今後、ちゃんと図面を添えてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) その点について言いわけがましいようですが、実は13万ドルというのは、最近内示したわけでございます。一応概算はできておりますが、ただいまご指摘のように具体的な図面、設計ということになると、まだそこまでは準備が率直に申し上げまして、市のほうとしてもやっていないわけです。そういったようなことで提出できなかったということを申し上げておきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 大変よくわかりましたが、先ほども中山議員からお話がございましたとおり、予算の承認を得るまでには、工事費、明細書を出して、青写真を添えてから納得のいくように決議して、変更のないように提出してもらいたいと思います。これは希望でございます。もう一つ都市計画を進めていく上には、80%の政府補助があります。こういう問題も関連しておりますし、この記念事業と申しますのは、先日の議会全体会議もございました。そういうときにほのめかしてやっていただきたいと思います。施工して金が余ったらどこかに持っていくという納得のいかないところがございまして、なぜかしら割り切れないところがございますので、今後は明確にしてください。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまのご指摘の点、十分これからあと注意いたします。それから恐らくこれは変更ないと思いますが、総工費も17.8万ドルでございます。その後諸物価の値上がりによりまして、20万ドル程度の工事費になるのではないかと思います。その中の11万ドルを繰り出して、残りは政府のほうにハッパをかけてやりたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) もし80%補助がもらえると、市の利益につながるということもございますので、その点よくご検討願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) ただ一つ気にかかることがございますので、お尋ねいたしたいと思います。13万ドルの交付金の中、11万ドルは土木費に、記念事業としてよくわかりますが、あとの2万ドルを一般財源として教育費負担金の屋我地中学の2万ドル充てられております。そういった一般財源に繰り入れて、一般財源から負担金として出しているように感じますが、屋我地中学の体育館は記念事業として認められるかどうか。13万ドルの復帰記念事業の趣旨と、ちょっとそれはしないかというような疑問がございますが、その点を伺います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 体育館が記念事業として認められるかということでございますが、政府に聞きましたら認めてよいということでございます。今年度の体育館の割り当てが全琉で24棟でございます。その中1棟は名護市に割り当てられるのでございます。別の市町村では、体育館を記念事業としようということで、相当申し込まれているようですが、ところが割当て数は24棟ということで、復帰記念事業として政府のほうとして補助が出せないということでございます。そういうことで建設的な体育館とか、そういったものに使って差し支えないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 第1号議案はこれで質疑を終了したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、第1号議案の質疑をこれで終わります。次に第2号議案の質疑を願います。16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 議案第2号の総体的なものですが、都市計画事業というものは、これは継続事業として普通4カ年以上を要する長い事業でございます。こういうふうに考えた場合に、これは毎年度、毎年度、年度中でも絶えず追加更正が行われておりますが、旧名護町の最初の区画整理であり、その完成のよって今後、また周辺に良い結果をもたらすというように私は考えております。そういったことで事業の予定は当初計画どおり十分にいっておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 大変申しわけないと思いますが、結論から申しますと政府の財政落ち込み、その他によりまして予定どおり進行していないというのが現状でございます。それで議案第3号の中でも継続費の変更についてということで、皆さんの議決を求めているわけですが、72年度で、当初予算では完結する予定でございましたが、それが延びまして73年度で整理業務を終えるというような形になっております。最善の努力は払ったつもりでございますが、いろいろな事情がございまして、そういった実情になっていることを報告して、お詫びしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時35分)再開(午前11時37分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 市長にお伺いします。ただいまの都市計画事業の遂行は、年次計画でやっておられますことは大変結構だと存じます。この計画が幾年度までに完了するか。もう一つは完了するまでにはいくらの予算を要するか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまも説明申し上げましたとおり、議案第30号の中で「継続費の変更について」という議案を提出してございます。それがただいま16番議員が質問した内容でございます。当初計画で、72年度でやるべきものがいろいろな事情によりまして、1年延びて73会計年度で完了するという予定でございます。工事費につきましては、39万2,403ドルの総工費予算になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) もう一つお聞きしますが、これだけの費用に対しまして政府はいくらの補助を予想されておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 都市計画事業の経費負担でございますが、総額の中の4割は政府、4割は地元の市町村、2割は受益者ということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) ほかに2号議案について質疑ございませんか。ないようでございますので、議案第2号の質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、第2号議案の質疑を終わります。次に議案第3号について質疑を願います。第3号議案について異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第3号の質疑を終わります。次に議案第4号の質疑を願います。(「質疑打ち切りたし」と呼ぶ者あり)質疑がないようでありますので、第4号議案の質疑を打ち切ります。次、議案第5号から議案第9号までは同質のものでございますので、一括して質疑を願います。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 当局に伺いますが、議案第5号から第8号までは議決の変更でございます。これについてお伺いします。これは資金運用部資金、これから借入れるという計画でございましたが、琉銀名護支店に変更している。利息がそのままであればよいが、相当の高い利率にのせられている。これは名護市民の大きな損でございます。いったい、この資金運用部の資金と申しますのはどこであるのか。どうしてこれが外れたのか、そういう点を伺いたい。それから9号議案は沖縄銀行名護支店を借入先にしてありますのを琉銀に変更している。果たして沖縄銀行名護支店がそれだけの金の融通がきかなかったのかどうか。また農業土木関係のものも金利が上がっています。全て金利が上がっている。これは市民に不利益を与えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 資金運用部資金を充当していたが、琉銀にかえた。市中銀行にかえたというのは、資金運用部資金の資金が足りなくて、結局、琉銀にかえたというわけです。沖縄銀行をなぜ琉銀にかえたかということでございますが、これは、他意はございません。沖縄銀行、琉球銀行ということで、こちらのほうは適当に借入をしております。この場合、ただ業務上一括していたほうがやりやすいということで、そういうことにしたわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 議案第8号は琉銀名護支店を外しまして、琉銀信託にもっていっております。それから資金運用部資金というものはどういうものであるのか。どこが大きな得意先でありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 議案第8号、資金運用部資金から琉球信託に移したということですが、本市の場合、琉球政府の公営住宅建設計画の中に入っていないわけでございます。これは私が町長に就任した時点から、何とか琉球政府の公営住宅計画の中に入れて補助金ももらえたらと、そうしたいということで折衝したわけですが、悲しいかな、そういったことが前から申請されていなかったがために、今計画に置かれていないわけでございます。その計画が今会計年度で一応最終年度になるわけでございますので、次年度からは名護市も計画の中に入れてもらうように申請しておりますし、そのような考え方で進めていきたいと思います。資金運用部資金の貸付けの中に公営住宅でなければ資金運用部資金を貸さないということがあるわけでございます。そういうようなことで、私たちは借りられるだろうということで、再三折衝をしたわけですが、規程を変えなければどうにもならないということで、それをやったらということになると、今会計年度では仕事ができないということでございます。特に琉球信託にしたわけですが、長期的に借りられるということで、指定したのでございます。それから資金運用部資金の借入れられる条項ですが、いろいろ調べてみますと公営住宅、上下水道事業、埋め立て事業、そういうようなことで資金運用部資金を充当するのが、相当制約されているのでございます。そういう関係で今回、資金運用部資金借り入れしていたのを、市中銀行のほうに回して議会の議決をお願いしたいわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 市当局の重要計画を阻むことはできない。これは市の金利が非常に上がって、相当損失を来しているわけですが、やむを得ない実情にあります。今後はこういうふうな問題が生じて変更くるということは先ほども申し上げましたように、工事につきましても、どこまでも法律的にのっとって、正式な手続きを経てやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時52分)再開(午前11時56分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 市有財産の処分についてお伺いいたします。これは合併の前においても問題になったものでございまして、市当局としても随分ご検討なされたと思いますが、旧久志村の方々で立派な調査がなされたと思いますが、既に市有地の払い下げの陳情書もたくさん来ております。そこで今度の払い下げの基礎にもなると思いますので、市当局は十分検討されたものであるか。また94名の方々の意思に沿って、林野条例やその他のいろいろ抵触しないかどうか、市長の見解をお聞きしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 評価の方法とか、評価につきましては、前旧久志村時代の責任のある方々が評価しておりますし、私はその人々の意見を尊重すべきだということでございます。なお、内容については、大きく林野条例に違反する箇所がございます。それについては、一応は合併の時点で払い下げをするということで、私たち話し合っておりますので、一応は上程いたしましてあと、審議の過程の中で議会のほうと話し合いながらやっていきたいということで、この議案を上程しております。また市が一方的な考え方のもとに、これをいつまでも上程しないということになると、合併の時点で久志の皆さんと話し合った問題など等も影響してきますので、そういったことで、この議案を上程してございますので、審議の過程でさらに皆さん方と調整すべきことがあると思いますので、その時点でやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) お話を聞きますと、これだけの人数、これだけの坪数を事務的に処理をして、借り入れをしてやるには6月いっぱいでは無理のようでございます。うんと頑張らなければならない。年度内に間に合わない。そうするとその人たちは自分の懐から金を出すのではなく、米穀資金なり利用されると聞いております。提出の時期がなぜぎりぎりにやったのか。市としてはそういった資料が整っておったならば、12月の定例議会に提出してもらえなかったかということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これは林野条例に抵触するということでございます。財産を処分して、五分五分に分けてよいかという問題、旧名護町の林野条例が生きているわけですが、その条例に基づいてやる場合には、貸地料、そのほかのものでも六四(6:4)の比率でしか分収はできないわけです。そういった大きな問題点があるわけです。分収率、それから財産を分収しなければいけないかということも、もしそうだということになると、各区にあるところの財産を処分するとき、全て前例を、それに基づいてやるかということです。その辺検討したわけですが、どうも当局のほうとして、一方的にこれはできない、これはできるということではできないわけです。そういったことで検討に若干遅れたということです。書類が12月の定例議会にはどうしても間に合わないような状態で、これは整備されました。そういったようなことがありますので、これからあとの非常に大きな問題として取り組まなければいけないような状態でございますので、そういった理由で遅れたということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま12時でございますので、議案第11号はまだ疑問な点があるのではございますが、議案に対する質疑はこれで終わりたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第11号の質疑を終わります。暫時休憩いたします。休憩(午後0時5分)再開(午後1時15分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第12号について質疑を願います。質疑がないようでございますので、議案第12号の質疑を打ち切り、次、議案第13号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後1時18分)(休憩中、税務課長より税率の説明あり)再開(午後1時30分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 私、議会の持ち方について当局にお願いしたいと思います。どうしてせっぱ詰まってからやりますか。立法院で11日、12日にできた法律を3日間でやる。山積みされた議案、これは読むだけでも精一杯です。納得のいくような、頭に入るような審議はできない。今後の議会の持ち方は中旬ごろに開催してもらいたいと思います。こういうような審議のやり方は遺憾に堪えません。と申しますのは、市町村の運営は、まず財政に通ずることでございます。財政をうまくこなして、知って、均等なる、公平なる負担をやる。議会にもう少し勉強させるような議会の持ち方をお願いします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいま22番議員より非常に厳しい注文が出たわけですが、実は私たち自身、今会期に上程したのに無理があったわけです。職員に対して22日実務講習して、議案の作成、原案の作成、そういったことで実は係の職員には残業、残業をさせて、政府との調整をやりながらやったのが実情でございます。ご指摘のとおり昨日上程して、3日間で議決してくださいというのは無理だということを承知してございます。ただ私たちの言いたいのは、それほど慌てている条例だということでございます。それで了解、納得できないということであれば、一応委員会に付託して、4月に入りまして早々に臨時議会を開いてやってもらってもよいという考え方でございます。問題は、これをあまり引き延ばされてしまうと、特に分離課税の場合には、実際の作業に支障を来すということでございますので、その点よろしくお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後1時35分)再開(午後1時37分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第13号、これで質疑を終わりたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、議案第13号の質疑をこれで終わります。次に議案第14号の質疑を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 議案第14号は急ぐ必要がございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 議案第14号につきましては、4月1日から実施いたしますので、委員会に付託してもよろしいかと思います。こちらで提出したのは、臨時議会で相当の条例が改正されてくると思いますので、できたものだけでも早く議会のほうに送って検討していただこうという意味で上程してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) この条例を審議する前に、我々は資料が必要ですから、委員会付託にしてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第14号の質疑を終わりたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、議案第14号の質疑を終わります。次に議案第15号でございますが、教育委員会のほうが欠席でございますので、それを後回しにしまして、次の議案第16号から議案第19号まで一括して質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑がないようでありますので、議案第16号から議案第19号までの質疑を打ち切り、次に議案第20号から第23号議案まで一括して質疑をお願いいたします。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 不納欠損がございますが、正式な決議を経ているかどうか。不納欠損、名護が2,000ドル余、名護、屋部、羽地、屋我地はありませんけれど、教育費の問題で、旧久志村は正式な手続きを取っておられるか。不納欠損は議会が知らずしてのむということはどうかと思います。どういうふうな手続きを経られているか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいま決算の認定を議会にお願いしているのは、旧各町村の決算でございまして、これは法規に基づいて手続きを経て、不納欠損は行われていると思います。これの場合は市町村で処理したものを、決算、監査委員の認定に基づいて、時限に来たものを振り落とすというようなことでございますので、法規上は別に疑義はないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。
    ◆22番(比嘉仁光君) それにつきまして年度別、税別、滞納者名、そういうような方々は、従来は書き抜きして、議会に提出したことがございまして、教育委員会の予算も認定の上では出されております。こういうことは削っていいかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後1時44分)再開(午後1時53分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第23号までの質疑を打ち切ります。次に議案第24号の質疑を願います。質疑がなければ進行したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、24号の質疑を打ち切ります。議案第25号、26号、27号までを一括して質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑がないようでありますので、質疑を打ち切り、次に議案第28号から第29号議案までの質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしとのことでありますので、質疑を打ち切り、次に議案第30号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)本件に対しましても質疑がないようでありますので、質疑を打ち切ります。休憩いたします。休憩(午後1時55分)再開(午後1時56分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。追加議案として上程されました議案第31号の質疑をお願いいたします。質疑がなければ打ち切りたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第31号の質疑を終了いたします。休憩いたします。休憩(午後1時57分)再開(午後2時10分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。次に議案第15号 名護教育区歳入歳出補正予算について質疑を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 教育委員会の方々資料提出ありがとうございました。資料でもう一つ足りないところがございますので、指摘いたしますのでよろしくお願いいたします。この体育館を造った学校の在籍、中学校と小学校は一人当たりの必要坪数が異なるのか、あるいは同じであるのか。中学は、例えば運動場の広さにいたしましても、生徒一人当たりの必要坪数、あるいは中学校と小学校の場合に体育館の必要坪数はは差があるかどうか、あらかじめこれから伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務局長 北城徹君。 ◎事務局長(北城徹君) この体育館の出来上がったところの学校在席は資料を持ち忘れておりますので、おおよそで久辺が小中学校で600名近くです。名護中学で1,400名、羽地中学校が400名余、大宮小760名、屋我地中学300名で、体育館の基準が文教局は在籍の幾百名から幾百名に対してはという基準で、大体段階を持っております。持っておりますが、一応は政府のいう基準では、体育館としての各クラス単位の体育は可能だと思いますが、例えば中学ですと正規の球技の試合ができなければいけません。そうしますと基準では間に合わないということで、名護の教育委員会としまして、一応小学校の球技に対する最小限度の準試合ができる坪数、例えば今度出来上がりました羽地中学校の体育館の規模、200坪前後、在席が100名でも200名であろうが、これくらいは必要だと見ております。中学校は特にバスケットというのが、準試合ができるという規模ということで、一応政府の基準は参考にしますが、これからも球技ができるようにしたいと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 体育館の使用は無論、体育だけじゃなくして学校講堂とか、あるいは学校行事にも使用されることは、我々承知でございます。中学校と小学校の1週間に要する体育の時間、それが基準となると思います。そこで在籍の多い学校ほど体育館が大きくなるのは必然でございます。果たして1千幾百名、そういったマンモス学校になりますと果たして全クラスが体育館を利用することができるかどうか。屋外体操もあると思いますが、雨天とかそういったときには、当然体育館の使用が必然的になると思います。その辺の資料はもう少し学校と委員会がタイアップして、議会にこういった資料を提供していただければと思います。名護市に30余りの学校がありますが、実際は何校ありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務局長 北城徹君。 ◎事務局長(北城徹君) 20校でございます。その中6校が小中の併置校でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 20校余りの中で、まだ体育館ができていないのは10校余り、5校はできている。残りの学校はあと幾年間の計画をされておるのかわかりませんが、根本の問題としてお聞きしたいのは、教育だけではなくして市長村長が教育に対する姿勢はどうあるべきかということは、我々非常に迷っております。体育館の割り振りの場合には在籍や学校数から見ました場合に、余りにも不均衡な予算の作り方ではないかと思います。そこで、将来市内にある学校は皆がそういったような施設の恩恵に浴するというのが教育の機会均等じゃないかと思います。そこで、それだけのものをみんな教育分担金というのか、あるいは一般財源から出費が予想されるわけです。そこで、財源があるときには余計やって、ないときは少なく、これは政治上好ましくないと思います。そこで私はこの数字では腑に落ちないところがありますが、その辺をどういうふうにやられたのであるか。まず私は現在ある一部の団体は教育委員会の公選制度とか、いろいろ問題があるわけですが、果たしてそうなれば市長とか町村長というものは教育に対する施策がなくてもよいものであるのかどうか、非常に疑問に思います。それで、これはどういうふうな方法で算定のもとに一般財源からの支出、あるいはある学校ではPTAが持つ、これはいずれも違うわけでございますが、もう少し納得のいく数字の説明をしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務局長 北城徹君。 ◎事務局長(北城徹君) 71年度の体育館建設については、合併前の教育区が全て立案し、計画し予算化しておりまして、統合後の私では確答申し上げることはできませんが、一応71年度分は現執行段階に来ておりますので、申し上げることができます。大宮小学校の体育館の場合、当初予算に幸い市長が従来あるところの寄附金及びPTA負担というのが体育館、プール等が相当な額をPTAあたりに負担をかけているので、これからは1仙たりともPTAに負担かけることはするなということで、名護中学校の水泳プールと大宮小学校の体育館に水泳プール2,500ドル、体育館5,500ドルというPTAが従来負担するからぜひ体育館を割当て計画してもらいたいということでなされた当初予算にそういった数字が出てきましたので、市長はPTAにそういった負担をかけることは好ましくないということで、市長が何とか財源考えるからということで、71年度予算過ぎて約束されまして、9月に更正をなさっております。そういう意味からいたしまして、市長はPTAの学校施設に対する負担は、これからずっとそうしてもらいたいということでございまして、屋我地中学の場合も当初予算に計画したところの予算額では設計委託の点でいろいろあるとは思うのですが、当初予算見積もりでは到底できないということで、今回の特別交付で2万ドルを獲得して、ようやく入札の段階に入ったわけでございまして、これはいずれどちらの体育館も旧教育区が計画され、持ち込んで合併予算にしたわけでございまして、72年度からは教育委員会の中に、特別委員会というのを設けまして、学校の基本施設の不備を少なくとも72年度には100%仕上げるという計画のもとに、合併以前に計画された5カ年計画をさらに再検討を要するということで、それに順位を付けまして75年度まで特別教室、水泳プール、体育館、それから体育館備品室とか、大きな運動場獲得とか相当膨大な財源が要りますが、それを再検討しまして、さらに市議会にその資料をお上げして、75年度までに基本施設が100%近く完備できるように計画を進めるようにしたいと思っております。順位も例えば体育館なら体育館の受け入れ態勢、学校校地が将来の計画に基づく配置がここでいいかという、いろいろな角度から研究し政府とも、文教局とも順位を決めまして年度当たり、名護市教育区には幾館の体育館が割り当て可能であるかという意見を聞いて、5カ年計画を一歩一歩進める準備をしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 現在政府はまず在籍の基準によって体育館の予算というのがならされてくると思いますが、パーセントにして体育館の、いわゆる市町村の負担と政府の負担はどういうものであるか。また政府が計画されていいというのに、各学校や各地域におのおのの計画がでたらめにやったのでは、我々市町村がいくら負担しても負担できないような状態になるわけです。私は先ほども申し上げましたとおり、委員会だけでやってよいものかどうか。市町村長も教育行政に対する施策がなければと思います。こういった問題はあまりにも各学校や各地元の意見だけが取り入れられたのでは、我々市町村の財政は相当脅かされると思います。それで、これはどういうふうなパーセントで、どういうふうな割合になっているか、もう少し詳しく説明していただきたいと思います ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務局長 北城徹君。 ◎事務局長(北城徹君) 現在のところ沖縄全体のパーセントというのは、まだ体育館1館もできていない教育区が17教育区ございます。現在となりますと、ゼロ%のほうが3分の1程度でございまして、パーセントは出ておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 体育館に対する補助金のパーセント、政府から幾割、市町村の負担幾割というパーセントがありますでしょう。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務局長 北城徹君。 ◎事務局長(北城徹君) これはございません。一応政府は、A校ならば基準600平方メートルで、体育の授業ができるという基準を示してまいります。そういう場合には基準額にちょっとしたシャワー、玄関を付け加えればよろしいわけですが、政府の基準では到底できないということになりますと、体育館はもちろん講堂も兼ねておりますので、講堂ステージ分、それに更衣室、2階ギャラリー、これは基準の面積に入っておりません。延べ面積にしますと100平方メートルはどうしても必要だということでございます。政府は600平方メートルの基準しか示していないわけです。700平方メートル造らないと将来行事かれこれに悔いを残すということで、旧教育区なりの財源で、50平方メートル、150平方メートル、場合によっては200平方メートル増して、年度内でやりくりしたような財源の求め方でございまして、今までは政府が基準をいくら示したから委員会はいくら持てという基準はございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 市長にお伺いします。我々体育館を造るのには決して反対するわけではございません。お互いの子弟のためには当然やるべきものは大いにやってもらいたいと思います。例えば屋我地中学校の場合、在籍は300人足らずしかいないのに、政府の補助額を上回る支出というのはこれが初めてであるかと思いますが、いかなる理由で、今後もこういったことでやられるつもりですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 体育館の適正規模については文教局、それから教育委員会ということで、そこらでいろいろ検討して、その地域の地域性というものを考慮したうえで、幾平方メートルというふうに決まると思います。私の基本的な考え方といたしまして、PTAはPTA本来の活動をやるべき組織であって、学校施設を造るための寄附集めの組織であってはいけないということは、私は旧町長時代の議会でも申し上げたとおり、その考えは変わっておりません。そういったような立場で前の名護中学校のプールを処理し、さらに大宮小学校の体育館を処理したわけでございますが、屋我地小学校体育館建設につきましては、教育委員会の方々、議員の皆さん方おそろいで、具体的な建設計画を持って来いということで建設計画を取り寄せております。当初計画しておりました9万120ドルというのが、いろいろな条件、それから物価の上昇ということで、いま入札に付そうとすると10万ドルを超すということで、計画変更してきているのがございます。その計画書に基づきますと、建設工事費として8万6,538ドルを計上してございます。内部付帯施設費として8,000ドル、備品費として6,000ドル、諸経費として2,000ドル、締めて10万2,538ドルの計画でございます。その金の内訳でございます。政府補助金といたしまして4万1,310ドル、一般予算から345ドル、教育区債として3万2,000ドルを一応予算化してございます。締めて7万6,760ドル。さきの建設計画の10万2,538ドルから7万6,760ドルを差し引きいたしますと、2万5,778ドルの不足ということでございます。そこで私は先ほども申し上げましたとおり、体育館の備品費というものは、私らとは関係するものではございません。建物を建てるというまでは、さっきの考え方に基づいて支出しなければいけないが、備品費は教育委員会で責任を持ってやるべきじゃないかということで、その中の6,000ドルは委員会の責任の下に処理しなさいということで、突っ返しまして、残り約2万ドル、1万9,778ドル、その分は市のほうで負担してあげようということで、ただし、いまのところ財源がないので、一般財源からは充当することはできない。復帰記念体育館というような形になるならば、特別交付税の中から何らかの形で考慮しようということで、ご相談して今回支出するということになったわけです。そういうようにして、私のほうとしましては計画書を取り寄せ、さらに平面図等も取り寄せまして、それに基づいて検討した結果、屋我地という地域では6,000ドル以上の寄附というのはおぼつかないだろうということで、しかもその額が備品費に充当するという額であったので、その分は市のほうでお世話しようということになったわけでございます。結論としましては最初に申し上げましたように、やはり体育館とか学校施設については、私たち全部の責任で完成していくべきじゃないかと思います。議会の皆さんともご相談願いまして、これから後もそういったことで努力は払いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 私は去った9月の議会においても、その旨市長にそういったことを要望申し上げたのですが、公費でやるべきものは公費でやってもらいたいということを特に要望したわけです。市長も忠実にこれを執行していただくことは非常に良いことではございますが、それじゃあ設計平面図を取り寄せて、委員会自体の計画を全部かなえることは、今後造る学校全部、計画が大きな計画をもってきてやった場合、公平にできるかどうか。先ほどからおのおのの地域によって計画されたものが、そのまま認められるということになると、それは大変なことだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そのことにつきましては、これからあと十分検討したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) これで議案の質疑は全部終わりたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案の質疑をこれで全部終了いたします。休憩いたします。休憩(午後2時35分)再開(午後2時50分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。 △日程によりこれから一般質問に入ります。質問の通告がございますので、順を追ってお願いいたします。まず最初に6番議員 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 次の4点について市当局にお伺いいたします。1、児童手当制度実現について、去る12月の定例議会において、市長は児童手当実現については、厚生課のほうで資料検討中であり、資料がまとまれば新年度から適用したいとの考えであるとのことでございましたが、その調査はどうなっているか。もし遅延しておれば調査費を予算に計上して、ぜひ新年度から他手当てに優先して実現し、子女の健全育成と、収入と家族数の不均衡を解消していただきたい。なお、参考までに県内児童手当支給市町村は下記のとおりでございます。コザ市、第4児より3ドル支給(1971年7月1日)、那覇市、第4児より2.5ドル支給(1971年7月1日より)、美里村、第3児より2.5ドル支給(1971年4月より)、浦添市、第3児より3ドル支給(1972年度)、糸満町、第3児より3ドル支給(予定1972年度)、石川市、調査計上中。2、屋部川河川の改修(川さらい)推進について、ご承知のように屋部川流域は広範囲にわたる農耕地を有し、排水、かんがい及び住民の魚釣り、水浴等憩いの場所として活用されてきましたが、現在では全くその面影を失い、土砂の流出、開墾による汚泥、し尿放棄等により、炭酸ガスの発散、雑草繁茂して汚濁甚だしく、そのまま放任しておくことは、集中豪雨時には河川の氾濫による被害は必至であり、早急に白銀橋下流の川さらいを実施して、流域の汚染処理を行い、美しい環境づくりをなし、今後増加する市民の憩いと健康造成の場として、抜本的改修の必要に迫られているが、市長としての積極的お考えを承りたい。まずこの2点についてご答弁をお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。第1番目の児童手当制度の実現についてでございますが、条例を作成中でございまして、条例の提案については5月の臨時議会を予定しておりまして、執行については72年度というようなことで、いま作業を進めております。作業のほうは厚生課の職員を督励してやっておりますが、遅れているというようなことはございません。予定どおり作業進行中ということでお答えしておきます。屋部川河川の改修、川ざらいでございますが、今年度の予算では思い切ったことはできませんので、一応72年度の予算によって、白銀橋下流について思い切った予算措置を行う予定で、いまいろいろ調査を進めております。以上お答えいたしておきます。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番議員 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 第3番目に住民福祉施設推進について、市民サービスの向上を図るため下記施設を建設し、市民の苦言、苦情を早急に解消すべきと思うが、市長にその用意はないか承りたい。1、バス待合所の建設、市内バス路線停留所の特別必要な箇所、例えば二見、幸喜、湖辺底、済井出、我部、内原入り口、北農前、山入端等に部落及びバス協会並びに名護市三者の共同出資方式によるバス待合所を建設してもらいたい。2、公衆便所の建設、目下街中には公衆便所用地の提供が困難で建設は不可能な状況にあるとのことと聞いているが、河川上の一部を利用して、パイル打ち込み等でモダンにしてきれいに建築すれば衛生的に立派にできると思うが、適当な箇所としては、港橋北側、あなだ橋南側、大南区公民館前等の公有地内に設置することはどうかご検討願いたい。3、し尿くみ取りの市営化の実現、市衛生課のし尿くみ取り業者の取り締まり不十分のため、市内一円にわたり、し尿放棄による被害を受け、キビの刈り取り、水域の汚染環境衛生に甚大な不安と恐怖を与えているうえに、かつ、くみ取り料金の暴利と不安定に対する市民の苦言、苦情の多発を解消して適正料金の安定を図る目的で、個人業者のみでなく、市営化の実現を考えたらどうか。4、身体障害者移動検診実施、身体障害者福祉法の恩典を受くべき申請漏れの障害者が名護市内に相当数おられるものと思うが、特に福祉年金未申請者に対し、市当局において指定医師を招聘し(特に眼科医)、一括検診を実施し、障害者に確認決定の機会と福祉法の恩恵を与えられるようご考慮を払ってもらいたい。以上4点についてお答え願いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。第1番のバス待合所の建設でございますが、ご指摘のとおりバス待合の場合の不便というのは重々承知してございます。ところが、今すぐの時点で、これができるかということになると諸事業等との関連等もございまして、いますぐやれということにりますと、その準備がされてないということでございます。将来はそういったものまで市政を及ぼしていかなければならないのじゃないかというようなことでございます。公衆便所の建設については、ご指摘のとおり河川上におけるところの公衆便所の建設については、いろいろ検討させてみたわけですが、何分にも下水道の整備がまだなされていないために若干無理なようであるということで、いま手が付けられないというような実情でございます。いずれにしても公衆便所の問題については、これから後も真剣に検討して、何とか解決しなければならないと思います。パイプ打ち込み等については問題があるということであります。別に方法はないか、これから後も検討を続けるつもりでございます。3番目のし尿くみ取りの市営化実現についてでありますが、市営化についてはし尿処理場のできた時点でどうなるか、一応は検討していきたいということであります。現在し尿処理のくみ取り許可を与えている皆さんに対しては、6カ月の期限でもって許可を与えているのが実情でございます。それは将来市のほうにし尿処理場ができた時点で、し尿処理組合をつくるか、ご指摘のように市営化に持っていくか、そこらはなおかつ、あらゆる面から検討いていかなければならないと思います。もうしばらく、この件についてはご検討願いたいと思います。し尿処理場の建設については、一応は72会計年度で建設する予定で、いま作業を進めております。4番目、身体障害者集団検診の実施でございますが、ご指摘のように身体障害者の検診の実施については、政府の補助で行われておりますのが実情でございます。ただ重度身体障害者を抱えている家庭では、家族の手不足、その他いろいろな面で、実際に身体障害者として診断を受けないで、せっかくの恩恵が受け取れないというのが実情でございます。この件についても厚生課のほうに指示をして、いまそういった人が幾名おるか、目下調査をさせているところでございます。その調査に基づいて、いろいろ調べてみますると、検診の費用について政府のほうが負担できるような法律になっておりますので、そういったものをあわせて政府のほうに要請していきたいと思います。もし、ないときは市独自の予算でもそういった便宜を図っていきたいということで、厚生課のほうに指示しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番議員岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) ただいまのし尿処理の件、これまではいろいろな苦情がございまして、また事実衛生課にも聞いたわけですが、実際の許可はわずかであるということです。これは市のほうで許可済みの標識を付けるなりしてもらいたいと思います。身体障害者は現在、名護市では457名おられます。実際に現在年金、そういうものの手続きをしているのは申請中の方を含めて85名でございます。身体障害者の手帳をもらったのが、288名もおりますので、その点も便宜を与えてもらいたいと思います。特に目の不自由な方は生活の苦しい方が多くて、那覇まで行ってそういう手続きをするのが非常におっくうになっているようでございます。たまたま回りますと頼まれますので、ぜひ一つやってもらいたいと思います。第4番目に救急医療病院の設置促進について、交通事故の被害者を救済する最大の課題は事故発生後の治療を早急に行うことであると言われているが、当市内の各病院の状況は深夜の急患、特に往診等は全然受け付けしてもらえない現状で、市民は泣き寝入りしている実情にある。なお、政府立名護病院と医師不足と遠隔地に宿泊している関係で、中部病院まで当直医師が専門医でない場合は、急送しなければならず、かつ救急車運転手不在の場合もあって、あたら人命を絶命させた例もあると言われており、痛ましい現実を惹起している。市民の医療上、重大問題である市民の生命を守るため政府立病院が整備充実するまで、当直制の救急病院設置について、最も良い方法を得るために、市内医師会及び政府立名護病院並びに市当局、市議会側代表四者の懇談会を持って、救急医療の善処方、促進せねばならないと思いますが、市当局にそのご配慮はないか承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 最初に大変よいご意見を出していただきまして感謝を申し上げたいと思います。ぜひとも解決方法といたしまして、ただいま言われているように病院関係、政府立の公務員医師、市当局、市議会代表の四者で懇談会を持って対処策を講じたいと思います。なお、付け加えて申し上げますと、旧名護町時代も実は救急病院の制度について、市内の各開業医にお願いしたわけなのですが、一応北部全体的に見て病院数が非常に少なく、昼間非常に忙しい、疲れるということで、しかもそのうえ病院の数が少なく、1週間に1回は徹夜で病院を預からなければならないということで、率直に言って、我々の体がもたないと、前に話し合いは物別れになったわけです。その後政府のほうにお願いしまして、名護の病院に救急患者を扱うようにということで相談しております。ただこれにも指摘されておりますように、名護病院の場合は専門医が当直の場合はその限りではないけれども、たまたま小児科の先生が当直とか、そのほかの専門外の先生が当たった場合には手当てをして、中部病院に送らなければならないというような不便さは感じているわけでございます。一応救急病院制度を樹立したとしても、そういった不便さは伴うことだと思いますが、一応は大変よい提案だと思いますので、早急に四者での話し合いを持っていただきたいと思います。一応実情を申し上げまして、早速この提案に基づいてやりたいということをここでお答えしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に20番議員、具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 一般質問いたしたいと思います。ただいまの6番議員の質問とダブル点もありますけれども、ダブる点は補足して質問したいと思います。大きく分けて3つほどありますけれども、まず最初に名護市内に軍用地がございます。辺野古やあるいは多野岳、いま復帰を前にしていろいろ陳情書にもございますけれども、企業誘致の問題、あるいは名護市が観光都市という名で、これから発展するであろうという期待があります。この辺野古の基地が、いま本土の秘密的な調査で行われている。一方的な本土政府の調査で大浦湾当たりが調査されております。何か工業用水確保計画という名のもとに調査され、そこに何らかの計画を持ってこようとしております。この企業誘致に対しては問題がありますけれども、辺野古の基地が、軍用地が大きな障害を来しております。その軍用地の開放と、さらに多野岳、そこは非常に見晴らしの良い羽地内海を前にして、観光地としても私たちが最も美しい名護市を創り上げていくためにも重要な位置かと思います。そのような重要な位置の開放について市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。軍用地の開放について、これは先に地域住民の意向調査というのを行ったわけですが、その時点においては軍用地の開放してもらいたいという意向を提出した地域はなかったわけでございます。ただ名護の許田の軍用地については、将来農業用地として使用したい、だから早急に開放してもらいたいということで、文書で連絡してございます。それから辺野古基地を中心としたところの軍用地の開放についてでございますが、それについては地元の意見はいまのところまだ出ておりません。ところが軍用地については、これから後いろいろと検討しなければならない問題でございまして、特に日本復帰に際しましても、日本政府とアメリカ政府との基地態様について、どういった話し合いがなされるか。そういったようなことについても、我々関知するものではございませんし、できるだけ私は市内において、そういったような施設というものは、できるだけ早目に撤去してもらいたいというような考え方でございます。いまのところ開放については、別に要請もしてなければ、地元においても要請してくれというような要望もないということだけお答えいたします。多野岳の基地については、将来市としても観光地として使用していきたい考えでございます。山岳観光の拠点として使用していきたいということでございます。そういうことで多野については、できる限り早目に開放してもらうように折衝していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 2番目に救急病院の問題ですけれども、いま合併して周囲に屋部、あるいは屋我地、源河、久志、嘉陽に医介輔がおります。この方々は限地医療ということで、いわゆるこれまで名護町内に往診することができませんでした。合併してその後どうなっているかということを聞いたら、それも今まではっきり指示を受けていない。これから交渉するということでございます。いわゆる名護の医者が往診に応じない場合に屋部の医者を往診させる、あるいは屋我地の医者を往診させる場合に、やはり地域が限定されるということで拒否される。名護の医者が周囲の医者に対して、なぜここに往診に来たかということで圧力をかけられることがあります。法律的な面、限地医療、限地医師ということで配置されております。この点については、これは即時廃止させてどこの医者でも自由に往診するような措置を取る必要があるのじゃないか。さらに引き続き愛楽園において、この間、新園長が就任しておりますが、まだ専門医、看護婦などが不足している現状でございます。その点についてもやはり強化しなければならないと思います。その問題について市長の今後の施策についてお聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。最初に医介輔の問題でございますが、介補の医療業務について、どの程度の権限があるかということでございますが、介補は原則として、その地域で医療行為を行うというのが原則でございます。ただし、地域外の往診については、特に緊急を要するものはその限りでないということであります。この間も医介輔の方々とお話ししまして、名護の正式な先生にお願いするよりは、医介輔の方が案外、腰軽く往診してくれるので、よいという評判だけど、いったいあなた方往診できるかということを聞いたら、名護市の往診というのは、原則としては認められていないということです。ただし、緊急を要する場合には、その限りではないというようなことでございますので、別に緊急を要する場合には差し支えないのじゃないかというような気がいたします。2番目の愛楽園の医師不足、看護婦不足についてどう考えるかということでございますが、ご承知のように愛楽園そのものが政府の施設でございまして、復帰の時点で国営に移管される可能性は多分にあると思います。そういうわけで、側面的には協力できるが、こちらとしては全然別個の組織でございますので、その程度の援助しかできないのじゃないかと思います。極端に看護婦の不足が出たならば、名護市として当然要求しなければならないと思います。それから往診に圧力をかけているというような話でしたが、まだこちらでは実情を調べておりませんが、そういった話は聞いておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 往診に圧力をかけている問題だとか、前に質問しましたけれども、いわゆる名護出身の医師だとか、そのほかの医師が名護で開業しようとした場合に、その医者に個人的な圧力をかけて、名護で設立することができなくて、中部、南部に移転させられているということを聞いたかということを市長に問いただしたら聞いていないということでありますけれども、これは市長として、やはり関係課を通して調査し、そのような事実があるならば、逆に医師会に強く出て、北部にある医師会に、こちらに多くの病院をつくらす、それでしか、今の緊急病院の問題、そういうことが解決されることだと思います。その点は関係課で調査する必要がありますので、それをぜひ実行してもらいたいと思います。次に行政指導上の問題でございますが、これは各課の問題であろうかと思いますが、一つ一つ上げてみますと6番議員の先ほどの白銀橋の河川の清掃、川さらいの問題と関係しますが、いまから雨期を前にしまして、、幸地川一帯、第一工区一帯の浸水の問題もあります。さらにその他の地域における河川の点検措置は、ぜひ今でやっておかなければならないと思います。第一工区の大袋一帯の浸水は既に前に経験されている。いまその河川がいろいろな土くれや板切れ等が落ちていて、あるいは雑草が茂って極めて危険な状態にあります。また浸水騒ぎを起こすと、この工事計画による被害だということで、人為的な問題だと解されていくわけですけれども、そういったことで具体的な今後の施策がどうなっているか、お聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 雨期を前にして、一応河川関係の予算は全部執行済みでございます。ただイケラ川の都市計画による川床張りについては、月があけて早々入札に付す予定でございます。それから点検ということになりますかどうかわかりませんが、一応は新年度予算編成の資料として、いま各河川、係の者が回って調査しております。どうしても必要な場所については、先ほども答えたように、72会計年度で取り上げるというような方法を講じなければいけないのじゃないかというようなことで考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 大南区の本部に通ずるカーブに建物があります。この建物の地主に対する問題はさておいて、私が申し上げたいのは、いわゆる建物をつくる場合に、設計士、測量士がおります。この測量士は私たちの名護市を建設していく場合に、いろいろ都市計画、その他の行事を極めて、市民よりも詳しく都市計画を知っているはずの皆さん方だと思います。この設計では測量士が地主の要求で向こうに建物を建てている。正面衝突の交通事故が2回起こっております。こういった現実があります。そのほか各地でこのような所に家を建てていいのかということがよくあるようです。そういった面、各関係課の指導と設計者、測量士に対する都市計画への協力の問題とあわせて指導上の問題をぜひ、今後強めていってもらいたいと思いますけれども、その点について少しばかりお聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり確かにあの建物について、交通妨害になっているということは事実でございます。ただあの道路が政府道でございまして、私たちの市道としては関係ないと言えばそれまでなのですが、一応市道の場合は、都市計画その他のもので規制することができるのですが、これの場合は規制のしようがない、そういうことでああいうような結果になっているわけですが、ご指摘のとおり前にもそういう問題がありますので、設計士、測量士に対して十分きれいな街づくりのために協力してもらうよう要請はしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 公有水面に関することですけれども、屋部の安和から部間に至るところで、砕石場がたくさんあります。砕石の土が海に投げ込まれておりますけれども、これは申請があるものかどうかお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) その件については、国場と北部砕石の場合は旧屋部村時代に処理済みだそうでございます。最近1カ所岬のほうにできました砕石場でございますが、それについてはこの間申請がございました。そうして名護漁協の同意書に基づいて、一応は許可しようというようなことにしてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 使用の目的は何ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 今回来ているのは、使用に耐えないものの捨て場ということで、一応は埋め立てていきたいということであります。それから後、それを利用しようということでございましたが、国場とか、北部砕石は残土処理で許可をしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 埋め立てをしたらちゃんとした土地が造成されるわけですが、その後の使用とか、そういうことではないですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 残土処理をしながら、土地造成するというようなことだそうでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 具体的に幾坪まで埋めるといったようなことはないですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) それは出ているそうでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) その点についてはもっと詳しく調べたいので、出されている書類の提出をお願いいたします。引き続き屋我地ビーチ前の砂、船が入らないので、砂をしゅんせつして港を入り安くするということで、砂を片付けられたいということでありますが、砂の行方がはっきりしていないということでございます。それと屋我地橋を造ったために、自然に砂丘地ができて、橋の根っこから砂が詰まって1,000坪ないし1,500坪の砂地ができて、自然にモクマオウも生えてきれいな林になっております。この砂などもいわゆる公有水面上になっていて地図の上にはないわけです。ここの砂は自然の保護から、観察面からも非常に美しいきれいな砂丘地になっております。この砂の保存についてお伺いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。砂の持ち出しについては、私のところでは調査しておりませんので、はっきりわかりませんが、水路を開けているのは事実でございます。これはおそらく持ち出されていないと思います。自然に砂丘について、これはやはり砂を取るということになりますと、市町村の副申はぜひ必要なのです。そういった意味で観光地における砂の持ち出しは原則として政府に申請をしない、進達を行わないという方針で示されておりまして、屋我地だけではなくして、名護市内どこでも原則としては砂の持ち出しについては副申を添えないということでやっておりますので、これから後もこういったことでやっていきたいと思います。それから砂の持ち出しについては、まだ関知しておりませんので一応調査させてみます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) あと2点ほどありますけれども、重機類の問題、グレーダー、トラクターとか、そういったものの稼働状況を調べましたけれども、そういった重機がそんなに稼働はしていないようです。ところが去った2月の10日にこういったことがございます。調査しましたら大中区とか、宮里とかという形で、稼働した事実が記されております。いわゆる大中区ということで出て行ったグレーダーが、もちろん大中区内にある沖食の構内のデコボコを整地しております。この時間が午前9時半から12時45分まで行われているようでございますけれども、ここに報告されているのは2時間半ということでございます。ところが3時間と15分であるはずの稼働が2時間半しか出されていない、しかも大中区ということですけれども、実際は一会社の構内の整地である。いわゆる市民のために市道、その他の農道、そういったために使用するグレーダーの活動範囲、そういった面であまり動かないで、個人の会社の構内を整地するということなど、いろいろ貸し出しの規程もあるかと思うのですけれども、その辺の使用の方法、そういった面であまり思わしくない状態と時間の誤差がございますので、そういった点について市長にお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまの件について、これは重機類の貸付け条例に基づいて貸付けされていると思うのです。それと特に路面を整備する場合には、天気の状況によってもできる日と、できない日がございますので、そういった意味で稼働日数はおのずから制限されてくると思うのです。そこで9時半に出て12時45分に帰ってきたと、しかし、実際に稼働したのは2時間半ということですが、大体重機は作業を始めてからいくらということです。車庫から出ていくらということじゃなくして、そういった意味で作業時間数と差が出てくるんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 今のは車庫から出た時間じゃなくして実働時間です。9時30分に始まって12時45分までかかっております。市民に呼びつけられまして見に行ったんですけれども、時間を役所で調べたら沖食は2時間半という形で、宮里に平安名組というのがあるんですけれども、2時間という形になっております。実際の稼働した時間です。そのほか、各地域の状態も必ずしも好ましくありません。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) グレーダーの件、これは一応十分調査させてみます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 最後に中南部でもそうですけれども、名護市内でも青少年の不良化の問題で随分騒がれております。屋部中学のごときは、農民がキビ刈り出しで忙しい時期に父兄が弁当持ちで生徒と一緒に朝から晩までつきっきりで授業を行うということになっております。さらに名護中学、特に女生徒等がシンナー遊びとかいうものがはやったりして、一部の生徒が羽地中学に行って男生徒を誘惑して、羽地の先生方が神経をとがらせております。各部落を回って懇談会をする中で、生徒の不良化を防ごうと躍起になっております。そのほか名護の地域内にはそういった危険性があるわけです。こういった児童の教育上の問題もさることながら、名護にごく最近から「おとなのおもちゃ」という看板が私の知っている範囲では2カ所ほど出ております。これは児童生徒、特に中学校、小学校生の好奇心の大きい子供たちには見せられない代物です。こういったものが堂々と店頭に飾られ、そしてわざわざ「おとなのおもちゃ」というような形で出されております。大人に対するものであれば、漢字で書いてもしかるべきだし、何もわざわざ店頭に、すぐ子供らにわかる、目につくように飾る必要もないのじゃないかと思います。こういった面での子供たちの不良化、刺激をし、私たちの名護市を背負って立つ少年たちをむしばむような商業行為が出てきつつあります。特に観光都市という名のもとに、これが売り出されると私たちの子弟が大きな被害を受ける。こういった意味でもこれは、はっきりこの看板を書きかえするなり、あるいは飾ったものを奥に引っ込めさせるなど、強い行政指導が必要かと思いますけれども、その点について市長にお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) おとなのおもちゃにつきましては今月初旬、実際に見てみましたら赤丸宗の具志堅商店前に大きな看板を掲げてやっております。経営者が中南部の方で、名護市在住の方ではございません。実情を調べてみましたら、看板は掲げているけれども、仕事はしていないというのが実情でございます。それからもう1件バー街にあります。これは名護市の方がやっておりまして、看板もさほど、仰々しいものではなく、ごく目立たない程度に「おとなのおもちゃ」ということで、しかも開業が夕方ということで、まずまず良心的な方法で、商売を行っているのじゃないかという気がしたわけです。早速その足で名護署に参りまして、次長と捜査課長と話し合って、取り締まる法規はないかと話し合ったわけです。特に具志堅商店前の大看板につきましては、直接本人には会わなかったわけですが、隣近所の方に、もし本人が来た場合には看板を下げてもらうか、場所を変えるか、看板をもう少し大人向きのものにしてもらいたいということで要請して帰りました。名護署のほうとしても、これは風俗取締法に抵触しないかということで、いろいろ調査は全琉的にやっておるようでございますけれども、まだ結論が出ていないというのが実情でございます。この件については引き続き名護署とも合議しながら、いろいろと適正な指導を行いながらやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に3番議員 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 質問いたします。先に11番議員のほうから教育委員会に対して質疑があったわけでございますが、私、そこでそれを質問したいと思います。これは市長と教育委員会の方にお願いいたします。まず初めに市長にお尋ねいたします。これは再確認でございます。さっきこの体育館を造るには政府補助として4万1,310ドルある。市の方から3,450ドル、起債として3万2,000ドル、計7万6,710ドル、それに対して間違いございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これは建設費が8万6,538ドル、内部舞台施設費が8,000ドル、備品費が6,000ドル、諸経費が2,000ドル、合計10万2,538ドル。いまの予算では4万2,310ドルの政府補助金、一般予算で3,450ドル、教育区債3,200ドル、締めて7万6,760ドルになるわけです。さっきの10万2,538ドルから7万6,760ドル差し引きいたしまして2万5,778ドルの不足ということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 前の予算ではこれだけできるという可能というのが10万になったのですか。
    ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 変更したのがそうなのです。当初計画では9万120ドル、そして7万4,120ドルが補助金、一般予算、教育予算の金額差し引き1万6,000ドルが不足だということでした。それから設計変更してやったのが、さっき申し上げたものです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そうなりますと屋我地の体育館というのは、既に入札に付したと私は聞いておりますが、これに対して間違いはございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) それは聞いておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 事務局長 北城 徹君。 ◎事務局長(北城徹君) 入札してあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 入札に付してあるというならば、名護市の方から当然2万ドルくるべきものと思って、それで入札されたのか。議会に議決によって決定されて初めて、それは予算となって執行するのが当然だと思います。予算もまだ計上されない、しかもそれが通過するかどうかもわからないのに、既に入札に付して落札をさせるということになると、もしもこの議会で教育予算がバッサリと切られた場合には、その責任はだれがとるかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。実は入札に付したというのは今初めて聞いたわけでございます。私はこれだけやるから入札に付してよろしいということは教育委員会の皆さんには話しておりません。ただ今度の議会の承諾を得て、それだけ額をお上げしましょうということは言った覚えはあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そういうことはあえて深入りはしたくございませんか、そういうことをふと聞いたので、そういうところはもう少し襟を正して、当局は議会を重んずる、執行者はまた議会が重んずる。教育委員会、法人、おのおのが尊敬しあってうまい行政ができるのじゃないかと、私はただそれだけを言いたいのです。次に水道課のほうに伺いますが、これは質疑の段階でやるのが本当なのですが、関連しますので伺います。総経費の中の手当として6,812ドル増額計上されておりますが、それは具体的にどういうものですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これは12月の予算でやるべきものを取り落としまして今回やったわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そうなりますると12月のボーナスということですか、それを計算違いして渡したということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) これはおわび申し上げなければならないのですが、実はこれは7月の1カ月の予算に手当てを計上しまして、それが7月の予算を決算して未執行にしたために決算の段階で、会計処理で年度繰越の形で、繰越し経理の仕方をするつもりでおったようなのですが、たまたまそれが後で発見されまして、これはどうしても予算計上しなければいけないということで、経理したあと困るじゃないかということで、12月過ぎてしまって、それを発見しまして今度の予算に計上しました。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 手当てが繰越しできるかどうかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 率直に申し上げまして、私たちの予算の編成のときのミスでございます。当初予算で編成されなければいけないものを、7月決算とかいろいろごちゃごちゃしたわけで、合併のとき手当ての分を落としたわけです。そうして支払いの段階にきて予算がないということでございます。既に支払われております。一応事後処理という形になっておりまして、それは率直に申し上げまして、私たちのミスであることをおわびしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) だから、そういうことは、慎重に物事を期してかからなければならないと思います。そうなると議会がどうでもいいということで、軽視されてくると思います。そういうことに対しては念には念を入れて、議会にはかけてもらいたいと思います。ただ出せば議会は通ると安易な気持ちでいたのじゃないかと思います。次に市長にお伺いしますが、名護町がじんかい処理車を買ったときから2台、現在も2台しかないというのが現状でございます。当時は各家庭がほとんど五右衛門風呂とかそういったものを持っていて、紙くずとか板切れ等を燃やしていたのが、そのときの現状でございましたが、現在はガス風呂、そういうものに変わって、毎年毎年多くなっていく可能性があります。現在また多くなっておりますが、現在のじんかい処理車でもってきれいな街づくり、観光都市名護市だと、果たして言えるかどうかということでございます。もう一点はじんかい処理車を運行している方々が、市長の意を解して住民との和合をよくやっているかどうかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 関連ですけれどもじんかい処理車は新式のものを購入するということでしたが、どうなっておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。じんかい処理についてご指摘のとおり2台では少ないと思います。それで今回ロールパッカーの新しい機能のものを購入する予定になっております。それも半額は政府助成によってなされるようになっておりますので、それが購入できれば3台を動かすことになっております。それからじんかい処理車の作業人について、市長の意のとおりに動いているかということでございますが、それについては苦情、その他受けましたので、その後運転手をはじめ、それに従事する職員を集めまして十分注意してございます。以前は上から落した缶からが頭に当たったとか、全然手伝いしないとか、そういったことがあったようですが、最近はそういうことはないようでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 市長が訓示されたのはいつごろですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いつということではなく、大体2カ月に1回くらいはやっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そういう人たちは全然聞いていないわけです。まだ2週間前でございますが、市場のほうにちりが山ほどたまっておりまして、一回では持っていけないものですから、もう一回来てくださいと言っても、全然来ないわけです。仕方がないから私、自分の車で積んで行ってやったのです。こういうことが言えると思うのです。市長の命令どおりに動かない者は、すなわち反動分子だと私は思います。反動分子とは、革新の諸君がよく使う言葉でありますが、私こういうことまで言ったのです。市長の意に従わないようで、そしてあなたが荒怠していることは、あなた方革新制度における職員として、反動分子は粛清されてもしかるべきじゃないかと、私はこう言いました。もう一点、私はこの人に直接言ったのですが、東江で婦人が全部ちりを入れている。もうあと一回バックすれば担いでもっていかなくてもいいものを、バックしてくださいと言ってもバックしない、そこに危険物か何かあるかといったらそうでもない。ただ車に乗って座って言うことを聞かないものだから、私わざわざ婦人の方に呼ばれてきて、車からその連中を引きずり降ろして、君はどういうわけで一回くらいもバックできないのかと言ったら、しぶしぶバックしてやっております。果たして、それが善良なる職員と言えるかどうかということです。もう少しそういうところは市長も三役も、課長も十分なる監督をしてもらいたいと思います。最後になりますが、現在大浦湾から金武湾一帯にかけて地元の業者も、それから区長会からも工業コンビナートとしてやりたいから、市としてもバックアップしてくれ、また日本政府としても大浦湾から金武湾一帯にかけては工業コンビナートがよいであろうと言われております。また我が名護市の発展も、こういうところの企業誘致がなければ急速なる発展はなかなか難しいと私は思います。その点に関しまして、市長はどのようなお考えを持ち合わせているかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 私前にもお話し申し上げたと思いますが、名護市の計画といたしましては、一応は西海岸線に面したところ、いわゆる政府立公園地帯は観光誘致の場所、それから羽地、屋部、久志の一部、屋我地については第一次産業を振興させる。久志の大浦湾を中心とした一帯については、工業誘致というようなことで地域を大別して計画を進めていきたいというような考えでございます。そういうような考えで進めて一応政府のほうに大浦湾に対する工業誘致について話し合いを持ちかけております。政府自体として総体的に煮詰めていくのが大体6月の前後になるだろうということでございます。それについては引き続きこちらの方からも要請は続けるつもりでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) これに関連するわけでございまするが、ではそこに一大工業コンビナートを造った場合には、必ず漁業権の補償問題が出てくるだろうと思うのです。今まで大浦湾は宜野座の漁協が漁業権を持っていたそうでございます。現在は名護の漁業組合と合併いたしまして、その漁業の権利は名護の漁協が持っていると私は聞いているわけでございますが、間違いございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これについてはまだ名護の漁協に対して漁業権を与えるというような正式な通知はまだ来ておりません。いま名護漁協の定款を一部変更いたしまして、あの地域にいらっしゃる漁民の皆さん方も名護漁協の組合員として迎えようと、そして漁業権を取っておこうということでございます。いま漁業権に必要な調査は進んでおりますが、まだ最終的に漁業権を与えるという決定までは通知来ておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 今までの久志における漁業を営んでいる人々に対しても、名護の一組合員として加入してもらって、そしてもしもコンビナートが完成して漁業権の補償問題とか何とかくる場合には、そういう方々たちにも恩恵を与えるということでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) それはもちろんです。地元が最優先すべきじゃないでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そういうことであれば非常に結構であります。ぜひそういうふうに極力推進してください。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま定刻4時でございますが、明日は市長が緊急な用事で出かけるようでございますので、後しばらく時間を延長して一般質問をきょうで終わりたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、もうしばらくの間延長いたします。次に22番 比嘉仁光議員。 ◆22番(比嘉仁光君) 市長にお伺いいたします。名護漁港の整備について、今年度で着手するように承っておりますが、行政主席に許可申請を提出されたのかどうか。これは名護市合併の当時にやられた埋め立ての問題でございますが、速やかにこれをやっておかないと日本復帰しましたら防衛庁や国から、いろいろ難しい手続きになりますので、そう申し上げるのでございますが、都計の埋め立て計画もございますので、日本復帰に支障のないように要望いたします。観光についてですが、名護岳の整備はやるというふうに新聞で承っておりますが、これについてご方針を承りたい。それと食肉センターの問題についても新聞を特ににぎわせておりますが、どういうふうにお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。第1番目の名護漁港の整備でございますが、ご承知のように第1次漁港でございまして、建設の責任は政府でございます。それでいま政府のほうにも72会計年度からは必ず工事が実施できるようにということで、折衝中でございます。幸いにいたしまして政府の方も第1次予算を示達するというようなことでございます。農林局当たりでは約束するというようなことで、ぜひやるのだということで前向きの姿勢で取り組んでいるようでございます。それから観光についてでございますが、名護岳の整備については道路計画が大体3カ年計画で一周道路を完成したいというような考え方でございます。名護岳の整備といたしましての着手計画でございますが、一応は春夏秋冬、いわゆる季節を通して見られるものでなければならないということで、計画を進めております。着手の実績を申し上げますと名護城の桜、青年の家の後ろの桜、さらに奥の方にということで、大体奥、中ということで3カ所に桜の集団をつくっておりますが、今までに植えた植樹の数が1万6,000本でございます。夏の見ものといたしまして、ツツジの植樹を行っております。これは12品種で大きな本数はあまりございません。目下苗を養成しているというようなところでございます。植え付けしているのが大体200から300ぐらいで、導入品種を主体にして12品種ぐらいやっております。秋の見ものとしてナンキンハゼを計画しております。将来あの一帯に南国的な情緒をということでダイオー造林とか、そのほかヤシ関係の造林をしたいと考えております。当面の名護岳の整備については、そういうことでここ二、三年馬力をかけてやっていきたいと思っております。基本道路の整備の終わった時点においていろいろ観光専門の方にご診断を仰ぎ、必要ならば企業誘致をいたしたいと思います。3番目の食肉センターでございますが、食肉センター建設については、前にも簡単ではございますが、ご報告申し上げたとおりでございます。その後屠殺業者の皆さん方、養豚業者の皆さん方をお集めいたしまして、市の食肉センターに対する基本的な考え方を説明し協力を要請してございます。その後は、まだ会合は持っておりませんが、近々さらに集めていろいろな話し合いをしたいと思っております。もし食肉センターの場合、両者の話し合いがつかなければ72会計年度、すなわち日本復帰前にはぜひ完成させたいと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 大変結構な返事で感謝いたしております。名護岳の頂上に登りまして、沖縄の中腹を見ますると、大変雄大な景観です。右に東シナ海、左手に太平洋、一遍登ってみなければ想像できないくらいの風景でございまして、ぜひ今の計画で政府立公園としてやってもらいたいと要望いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に1番議員 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 最初に久志における13号道路を造ったために、個人の土地が潰れておりますが、最近私のところに何とか議会でも取り上げて早急に支払いをさせるようにしてもらいたいといったような要望がございますが、これに対して、私、具体的に、数字的に件数とか、その額が不明でございますけれども、これは以前の久志の比嘉産業課長がよく知っていると思いますが、それについて市長は早急支払いということで、政府に請求されたことがあるかどうか。それの件数と金額はどのくらいになりますかお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 企画室長 比嘉邦三君。 ◎企画室長(比嘉邦三君) ニ、三日前に政府で資料をもらってきましたが、72年度で旧久志の13号線、予算要求している分は25筆、3,334坪、3,567ドル38セントでございます。さらに未払いの分があと143筆ございます。これは復帰しても政府が継続的に支払っていくというふうな考え方でございます。支払いが遅れたものは地主が死亡したり、財産相続できないということであります。未払いの5,930ドルは73年以降支払われます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 復帰したらこれがなくなるのじゃないかという地主の心配がありますので、市長は極力これを政府に申し上げて早く支払し、地主に不安を与えないようにしてもらいたいと思います。次に市長にお伺いしますが、陳情書にもございますとおり、旧久志村においては、各部落の財政が非常に貧しい。区長も朝から出勤して区事務所に勤める区長もあり、又は家に机を並べて事務をとっている区長もおります。こういった関係からして区の財政が非常に貧しいという意味から、従来幼稚園を設置した部落もありますが、設置しない部落は児童数が少ないとか、あるいは財政困難で賄っていけないという部落がありまして、旧村から保母に対して月35ドルの補助を与えておりました。辺野古では35ドルに15ドルプラスして2人分を支払っておりました。辺野古は幼児が多いので保母も2人おります。そういったことで幼稚園も順調に進んできておりますが、この補助を72年、いわゆる新年度から継続していってもらえるかどうか、市長にお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。出すとはお約束できません。それは久志だけの問題じゃなくして、全市的な問題でございまして、名護の場合でも、幼稚園に行っている子供のほかに、適齢期に達した場合は各区が責任を持ってやっております。久志の地域的な問題として取り上げることになりますと、全市的に波及する問題でありますし、そういうことからしますと市の財政に及ぼす影響は非常に大きくなると思います。ですから、この場で出しますとはお答えできません。いろいろな角度からどういうようなことになるか検討したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 3番目に診療所に対する補助の問題、これは先ほども市長はそのことについて懇談するということでございますが、辺野古、久志診療所の場合、実情は本当に月月火水木金金というような勤務状態です。日曜なし、昼も夜もないというような状態で診察しております。夜中も12時、あるいは3時、4時に起こされるのが毎日のようにあります。なぜかと言いますと、嘉陽の医者である者が、専ら農業に従事しております。患者が来てもいま畑に行くからできないとか言って、思うように診てくれないようです。嘉陽においてはいま排斥運動にきているようでございます。嘉陽の医者が本当なら瀬嵩、汀間あたりまで診療するのが当然でありますが、やらないために久志の診療所は安部とか、そういうところまで診察しております。寝るのは夜明けになる日が多いです。一昨年でしたが、村から一人の看護婦兼掃除婦として補助出しておりますが、一人でも本当に不足の状態です。これについても新年度、ずっと各診療所にそういった補助を流してもらえるかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 診療所の件については、いま私いろいろな角度から皆さんの勤務状態を調べさせております。確かにご指摘のとおり夜も昼も一生懸命に働いている医者もいるかというと、これでも医者かと思うような人もいるということで、そういったことからいたしますと、僻地の医療というようなことからして、市としても当然責任の一端を持たなければならないのじゃないかということで、今これについては結論を見出しつつあるというのが実情でございます。これは引き続き若干の助成は必要じゃないかというような考え方を持っております。なおそういったような不良診療所には、いま資料を十分集めまして、第一回目の通告はしてあります。こういったようなことが区民の間から出ているから注意してくれということでやっておりますが、話を承りますと、まだなおっていないというようなことでございます。そういったこともあわせて善後策を講じていきたいと思っております。私は若干市町村としても僻地の医療関係で手当てをしてやらなければならないのじゃないかという考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 久志の診療所の場合は、給料が300ドル、あの人の場合は医者でありますので、それに外国人でありますので、その点はどうなっているかわかりませんが、給料も800ドルもらっているということでございます。そういう人々の命を預かる医者が農業に専念して医療ということには無関心であるということ、私はそういう者はお互いの市内に置く必要はないと思います。これは十分通告し指導してもらいたいと思います。それから2月1日の我々都市計画特別委員会のときに、私は市長に対して、今後北部にいろいろの計画が来るので、どうしてもお互い北部の力の強いのは水です。水資源というものは北部以外どこにもありません。お互い北部から水を取れば何も取り柄がない。幸いにして水が豊富でありますので、その点だけは非常に力強く思うわけでありますが、今後に備えて水というものに対して市長はお互い北部の市町村会の中で水資源の確保を図ってもらいたい。今後政府が幾年計画かで、水源地開発の計画がされております。これに対して、ただ政府の計画であるからということで、一部始終これを含んで、中南部に水を取られては、お互い北部が何にもならないということで、そういう見地からそういったものを、各市町村長は申し合わせをして、それの対処策を講じてもらいたいと要望したわけですが、これについて市長はそういった話し合いを持ったかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いま市町村会の中に経済委員会というのがありまして、その中で水確保の問題、それから企業誘致の問題について検討中でございます。これは公式の意見ではございませんが、北部の犠牲の上に中南部の繁栄があってはいけないということで、大体市町村長会の中でも確認し合っております。そういった意味で、これから政府の出方、企業の進出を見ながら検討しようじゃないかということで、市町村会でも話し合っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) この間都市計買う特別委員が通産局に話し合いに行ったときに、大浦湾に企業を誘致すれば、ややもするとそこで北部の水を全部使い果たして、中南部に送る水がなくなりはしないかということを言っており、そのように解釈されました。それに対しては慎重に水対策をしてもらいたいと思います。それから企業誘致に対して、先ほど3番議員から意見がありましたが、これは市長の意見を聞いて喜んでおります。ところがこの前、沖特委の調査団が来られたときに、我々辺野古の商工会はのぼりを立てて歓迎をしたわけです。これは皆さんの意に沿うかどうかわかりませんが、辺野古の商工会として企業誘致するという熱意のもとにこういうことをやったわけですが、そこに市内の調査、全ての日本政府からの調査ということはお互い市の発展のためのものであると思います。そういうときには少なくとも市長は礼儀としてでも、あとをつけて現地まで行っていろいろと説明すべきじゃないかと感じましたが、市長が忙しければ、そのために助役もいるのですから、調査団の目的を達成させるべく協力すべきだと思います。これは礼儀だと思います。単なるイデオロギーの問題で調査の目的が自分の意に反するから、そういったような気持ちはないと思いますが、もしそういうような気持ちであれば、これは許されない問題であると思います。今後少なくともそういうような調査団が来れば、名護市として歓迎の気持ちでやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまの問題についてお答えいたします。久志の調査に行きました前日、名護市が主催して昼食会の歓迎会をやっております。その席上、名護市に企業を誘致してもらいたいということは要請ございます。そのときに、「ご案内しましょうか」、ということを言ったら大浦湾だけじゃなく、北部の各地を回るから、そこまでは気を使わなくてもよいということで、その日は案内しませんでした。招待の席を設けまして各議員の方々に要望書もお渡ししてあります。そのときは名護市の三役、農協団体、婦人団体、福祉団体、商工会、観光会代表の方々もお招きして、一緒に懇談しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 今後は来なくてもよいと言っても、ついてきてください。というのは、そのときの政府の説明では、大浦湾は企業誘致に適している。なぜならば、まず第一に水資源が豊富である。ところがもう一つ、その条件のふさわしくない労働力の問題ではあまり中南部からかけ離れてふさわしくないということを説明しておりました。私は商工部長に言ったのですが、あなた方は職員が来たときに説明しておったけれども、日本本土では農業するにも1時間、2時間の道のりを経て農業しているのもいる。辺野古から那覇まで1時間半しかかからない。遠いとか何とかいう理由は立たないのじゃないかということを言いましたが、そういった意に沿わない発言をする場合もありますので、十分市長はそれを監視するといった意味からも、ぜひ今後はそういった場合には随行してもらいたいと思います。最後に合併当時、私は各部落で懇談会する場合に、合併したら一体どういったような利点があるかという住民からの質問に対して、まず財政が豊富になるのだ。これまで1つしかできないのが、2つも3つもできるのだということで、具体的にどうということを申し上げ、2番目に教育の面からして、名護市になれば農林高校があり、名護高校、工業高校がある。また名護市ともなれば、いろいろ周囲の感化も受け刺激によって教育の程度も高まるのだということを説明しましたが、合併になっても高校が現状のままであるということで、私はこれに非常に憤慨して、市当局あたりに教育長にも強く申し出たら、久志が名護高校に統合されるというと、宜野座高校が廃校になる。それはよろしくないので当分の間、そのままにしておくといったような文教局の話であったようでございます。これは合併はした、名護市民として小学校はもちろん久志で出る。高校もさらに他村で出るということになれば、人間、学友は生涯忘れがたいもので、お互い生活していく上に一番力になるのは学友であります。これらのものが小学校は久志で出る、高校は宜野座村で出る。したがって名護市の市民という、ここら辺の友人というのは一人もつくれないという矛盾したやり方。これは私、非常に不純に思っております。もしも宜野座が廃校になるという心配があれば、高校の受験は少なくとも両方にフリーにして受験はできるようにやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 私もそのとおり賛成でございます。町村合併の時点で早速文教局にもそういうようなことで話を申し上げました。現在別個なのは電話番号が別、高校が別ということでございまして、電話については最初の約束は12月ということでしたが、電電公社の都合で12月は無理だということで、7月には市内局番にするという確答を得てきました。高校については早速保健所も警察も、電話も名護市になっているので、高校だけが宜野座になっているのは片手落ちだということで、何とか善処してもらいたいということで要望したわけですが、そのときは先ほど1番議員がおっしゃったとおり、もしあの地域を名護高校地域にしたら宜野座高校の運営については、どうなるだろうかということで、もうしばらく検討させてくれということでございました。あれからもうかれこれ9カ月にもなりますので、また改めてお願いに上がろうということです。私の考え方としては最終的にはいまほかの地域で行われている高校については、羽地の地域では北山に行ってもよろしい、名護に来てもよろしいということで、自由選択が許されております。ですから、せめてそういった形に持っていけないかということで要請しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に22番議員 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 72年度予算編成を間近に控えまして、市長にお願いいたします。南城(名護城・なんぐすく)の観光道路も整備されまして感謝しております。しかし桜祭りの場合は、何かしら雨と縁があって、道路が泥で汚れ、本土から来た方、観光客に迷惑をかけておりますので、何とか舗装してもらいたいと思います。それから特に観光地にはお手洗いとか憩いの場を設置してもらいたいと思います。それとイルカが寄って市民が喜んでおりますが、追い込みはよいが、待機船がどうも位置が悪い、そのためにリーフに入っても無統制であります。もう少し市長を中心にして統制するようにしてください。数が少ないから獲れますが、大量に来たら時間を要するものであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 皆さんの熱心な討議によりまして、時間も超過し、しかも日程も消化していない現状でございますが、一般質問はこれで終わり、明日から早速議案の審議に入りたいと思います。これで本日は散会いたします。                                散会 午後4時30分            名護市第2回(定例)議会会議録(3日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │        1971年3月29日月曜日          │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年3月31日 水曜日 午前10時12分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年3月31日 水曜日 午後2時53分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  6番  │ 岸本幸久 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸                   ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │書  記 仲泊英徳、又吉武志              │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第2回定例会(3日目)                               1971年3月31日(水)                               午前10時12分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は18名でございます。議員定数の過半数に達しておりますので、本日の会議を開きます。お諮りいたします。昨日市長より企業誘致に関する要請決議案を添えて名護市議会として決議するよう文書が議長宛て送付されております。お手元に配付されております決議案第1号として提出したものでございます。これを日程に追加したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、日程第2号として追加することにいたします。本決議案は提出者中山盛久氏ほか8名となっております。提出者の方から趣旨説明を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) これは都市計画委員会におきまして、今議会で要請決議をしようというわけで、提出者が私になっているわけでございます。決議案第1号といたしまして、企業誘致に関する要請決議案を別紙のとおり提出いたします。3月31日提出、議長宛てでございます。私たち名護市が誕生いたしまして、市民の期待は非常に大きいのでございます。既に中南部の市町村においては企業誘致合戦が始まり、既に誘致決議並びに、活発に本土まで足を延ばして企業の誘致に積極的に意欲を燃やしております。我々名護市は北部の中心であり、名護を中心として北部の発展は期するものと思います。そこで別紙のとおり、本市の市民の期待に沿うべく私たち議会も積極的に企業を誘致して、市民の期待に応えるべきだと思って、別紙のとおり提案したわけでございます。どうぞ全会一致でこれを決議していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 本決議案のとおり決議することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、決議案第1号、企業誘致に関する要請決議は原案どおり決定することにいたしました。休憩いたします。休憩(午前10時16分)再開(午前10時19分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。日程第4、議案第1号の審議を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 消防署から中学までの道路の件が解決すれば原案どおり認めてもよいと思います。休憩中、もう少し話し合ってからやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時20分)(休憩中市長の意見をもう一度伺う)再開(午前11時3分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいま休憩中に議案第1号の審議をしましたが、これは今までにない特別な事例でございまして、それでもなお疑義な点がございますので、本日即決するというわけにはいきませんので、慎重審議のために会期を3日まで延長いたしたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、会期を4月3日まで延長いたしまして、慎重審議することにいたします。休憩いたします。休憩(午前11時5分)再開(午前11時6分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第2号の審議を願います。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 2号も1号と関連しますので、後回しにして3日まで保留してもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第2号も第1号に関連しますので、後回しにすることにいたします。次に議案第3号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午前11時7分)再開(午前11時8分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第3号についてご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、読会省略して決定いたします。次、議案第4号の審議を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 4号につきましても、議案第2号との関連で後回しにしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第4号は議案第1号、2号との関連がございますので、後回しにいたします。次に議案第5号から議案第9号まで一括して審議を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 第8号は琉球信託が借入先になっております。この利率が8.8%、別の市中銀行は7.3%です。その辺で、名護市内の別の銀行から借入できないかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時11分)(休憩中当局の説明あり)再開(午前11時13分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第5号から第9号まで、原案に対して異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、読会省略しまして原案どおり一括して可決することに決定いたします。次、議案第10号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、議案第10号は読会省略して原案どおり可決することに決定しました。次に議案第11号の審議を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 議案第11号は、委員会付託にしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 委員会付託との声がございますが、ほかに意見ございませんか。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) これについてはいろいろ皆さん方が昨日の市長の説明で納得いかない。すぐその場で議決ということはできないというような空気でありますが、委員会付託して綿密なる調査をする。それが当然だと私は思うのでございます。ところが委員会付託して、次の臨時議会をもって決定するような方法に持って行ってもらいたいということですが、これを委員会付託して6月まで持ち越されては、予算の準備というものもありますし、したがって、土地を払い下げる人々の借り入れという問題もございますので、そういったことを委員会付託する前に期限をいつまでといったようなこともできましたら話し合いしてもらいたいと思います。
    ○議長(崎浜秀栄君) 17番 島袋武徳君。 ◆17番(島袋武徳君) この件につきましては、1番議員の言われたとおりに、いろいろと疑義な点が出てくるだろうと思いますので、委員会付託にすることは私も賛成ではございます。問題はこの95名の土地の処分を受けるというふうな希望者のほとんどが自己資金じゃなくして、借入でこの土地を買うというのがほとんどでございます。このことにつきましては、幸いにいたしまして、本土米の売り上げによる資金で土地代にしようというのが95名の考え方のようでございます。これは農協を通じて政府の制度資金が今度の6月までに借入れなければ、復帰になりますというと、この制度資金がどうなるかというようなこともありますので、そういったことを考えた場合には、どうしても私は4月の15日までには決まらなければ、事務的に6月までに借入できないというわけであります。そこで臨時議会を遅くとも来月の中旬ごろまでには持っていただいて、この問題を処理していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 旧久志の予算の中で4万7,000ドルの中、各区に流すというような予算が組まれているかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 予算に見られているのは3万5,000ドル、財産処分をして一般歳入に入れるといった方式を取られております。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 旧久志村の議会においては、分収歩合でもって管理区に分けるということがあるようでございますが、どうですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 合算予算でこれは計上してございます。けれども分収歩合によって旧久志に2万3,000ドル予算化されております。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 5対5でやるということですね。そうなりますとお互いが去年の6月16日に合併議決する時点においては、そういった面は名護の林野条例を適用するということになっております。しかしながら、名護の林野条例の中にはそういった財産を処分する場合に、管理区に払う、分収配にするということはないわけです。名護の林野条例はあくまでも林木の場合5対5、軍用地料、賃貸料、そういったものは6対4でやられております。財産の処分に対しては条例としてもうたわれておりませんし、また今までやったこともないわけでございまして、そういった条例の問題もありますし、別の問題として久志の軍用地料の問題が去年までは7対3で管理区に支払いされていたものが、今年の71年度では5対5でなされているというふうな条例等の問題もございますので、これは慎重に検討しなければいけないということで、委員会に付託させて悔いのないようにやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 合併前の旧広報をもって参考にしたいと思います。昨年の5月15日、新聞を切り抜きしてありますが、とにかく明日は合併をいよいよ決議するということで、そこで申し合わせて、5カ町村の広報で財産処分についての回答は、羽地、屋部、屋我地の3村の財産処分は合併の話し合いをする以前に庁舎建設のために議決されたもので、合併を目当てにしたものではない。久志村の場合は68年に財産処分の議決をしたが、誤解を招く恐れがあるから新市になってからやる。名護町が申し入れて撤回をした。どこでも財産処分をするときには、地元の人々や現在小作している人々を優先して財産処分をするということになっております。市当局の単価、これは時価によるものか。どこを基準にしているのか承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 払い下げに関しましては、合併当時からいろいろと話し合いが続けられてきておりまして、合併を目前に控えて財産処分をすることはできないから、一応そういう問題は協定事項の中に織り込んで、名護の林野条例の適用を受けるなど、あるいは、その他の問題は新市発足後選挙によって生まれた議員の中で取り決めてもらうということが当時の取り決めでございます。単価の問題は一応坪当たり8.6セントくらいで売っているわけですが、この単価は既に旧久志村で単価が決められた問題でございます。市としては単価の問題は取り組んでおりません。旧久志村の単価は評価員の中で取り決められたものでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) これは財産処分だから慎重を期さなければならない。あくまでも低所得者であります。95名という大勢の人数でございます。合併当時からこの問題は非常に大きな問題でございます。今さき17番議員がおっしゃったように、少なくとも95人の大勢のほとんどが借入をしなければならない。しかも供与米資金でその問題を予定している。それは6月30日までにその予算がある。それは総額で農地法資金は70万ドルで、これは来年この問題が出てくるとは限らない。そういうものは、非常に時期はせっぱ詰まっておるけれども、適切な措置として役所のようにいつでもよいということではなくして、95名の方の便宜を図ってもらいたい。それから財産処分という問題で慎重を期さなければならないという難しい問題ですが、少なくとも95名の申込書類を作るにはどんなに事務的に努力しても1カ月以上かかると思います。そういうことで、適切な措置を講じてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時26分)再開(午前11時43分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第11号、休憩中に審議いたしましたが、まだ不十分でございますので、総務委員会に付託し審査させることに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、総務委員会に付託し審査させることにいたします。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) この問題は委員会に付託し慎重に検討するということになっておりますが、私地元のものとして皆さんにお願いしたいことは、先ほども申し上げたとおりに、予算化もされておりますし、借入という地主側の問題もありますので、委員会もそのようにして努力されて、できるだけ4月の下旬か、5月の初旬ごろまでに決定を見てもらうように特に要望いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に議案第12号について審議を願います。10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) オリオンビール株式会社の寄贈ですが、正面にオリオンビールのマークを織り込んではぐあいが悪いと思います。後ろ側にさせたいと思いますが、そういうことはどうなっておりますでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時46分)(休憩中に後ろ側にすることを話し合う)再開(午前11時47分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第12号、原案に対して異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、議案第12号、原案どおり決定いたしました。次に議案第13号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午前11時48分)再開(午前11時49分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第13号はまだ不備な点がございますので、この議案は後回しにすることにいたします。休憩いたします。休憩(午前11時50分)再開(午前11時52分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 議案第14号は読会省略いたしまして決定したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) これは条例でございます。条例決定はその都度訂正することはできるわけですけれども、わずかな条文ですが、別に慌てるものではないということですので、委員会に付託して決定しても遅くないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時54分)再開(午前11時58分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第14号は両論出ておりますが、正午でございますので、休憩いたします。休憩(午前11時59分)再開(午後1時18分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第14号は先ほど審議の過程において両論ございましたが、条例を見ますと2ドルと3ドルの差でございまして、内容はほとんど従来のものでございますので、読会省略して原案どおり決定いたしたいと思いますが、異議ございませんか。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 先ほども申し上げましたけれども、まずこれは急を要しないということ、さらに2ドルか3ドルになったと言いますけれども、豚の場合、人工授精するというよりも、成豚で性の交配をした方が受精率もよいと言われております。それでよく種付け豚で交配するのが現状のようです。人工授精する豚は少ないようです。どちらかというと第14号の料金の規定はあんまり使用されていないわけです。本来私用されないのが値上げするというのは、どちらかというとおかしいのです。具体的に精液代が上がったとか、もろもろのものがあればよいのですけれども、そういったものがなくして、余り行われていないものが値上げされる。そうするとそれに付随して成豚の交配の授精の料金も上がっていきます。その可能性を見出します。そういうわけで、あえて3ドルにする必要もないのじゃないかと思います。緊急を要することでもないということで、委員会に付託してもよいのではないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) この議案に対しては当局の方から緊急を要する議案ではないということを申しましたが、要はこの内容の問題であります。我々議会が3日間において、これだけの問題を処理しなければならないということで、この重要な案件とか、難しいものは委員会に付託しようということで、そして本議会はスムーズに移行するのが本議会の骨子だと思います。ただいま20番議員が言う人工授精が行われているのが現状でございます。私も地元民としてよくわかっております。だが人工授精というのは生後8カ月からということになっております。受精するのは大体10カ月ごろであります。現在種付け豚を持っている豚の斤数が大体200斤以上の豚でございます。この200斤以上の豚を150斤の豚が持てるかどうか。全然持てないのであります。第1回の種付けをする場合には、大体が人工授精でやっております。これは現状でございます。それから2回、3回となると普通市中から歩いている種豚に種付けしてもらっております。ということは小さな豚には大きな豚はのせられないのであり、そういうことで人工授精は普及しておるのが実情でございます。この案件を見た場合に、内容はそれほど違わないので、議会をスムーズに終わるためにも読会省略で可決したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第14号は両論がございますので、調整の必要がございますので、一応後回しにすることにいたします。次に議案第15号の審議を願います。議案第15号は補正予算と関連いたしますので、後回しにいたします。次に議案第16号から第19号まで一括して審議を願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 1971年度の決算認定、それと71年度の7月分に対して、監査員の岸本さんと二人で監査した結果、別紙のとおり意見書を掲載してございます。そういった関係でいろいろとミスプリントや数字の間違いがございましたので、きょうその正誤表と、それから水道会計の差し替えがございますので、皆さん方のほうでよろしくお願いしたいと思います。それから特にその議案の中で旧5町村全体の決算が入るべきでしたが、特に旧久志村のほうが70年度と71年の7月分、決算認定を出しておりません。去年の11月から監査始まっております。その時点で特に久志の場合いろいろと育英資金などの問題がございまして、早目に久志から手掛けようということで、早速久志の支所に連絡した日に警察から70年度に関する書類、71年度7月分に関する書類を警察に没収されまして、現在警察で調査中でございます。現在名護署に保管されておる関係で監査を実施できませんでしたので、今度の決算監査に提出してございません。しかしながら法によりまして来る6月の定例議会までは認定しなければいけませんので、もし来月いっぱいまでに警察の調べが終わらない場合には、監査員じきじき警察と相談いたしまして、警察の中で監査して、6月の定例会までには認定に付したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第16号から19号まで委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第16号から19号まで総務委員会に付託することにいたします。次に議案第20号から29号まで一括してご審議願います。委員会付託することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第20号から29号まで総務委員会に付託することにいたします。次に議案第30号についてご審議を願います。休憩いたします。休憩(午後1時32分)再開(午後1時36分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第30号、原案どおり決定したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第30号は読会省略で決定いたしました。次に議案第31号、原案に対して、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、原案どおり決定いたしました。続きまして、70年度の議案第60号から61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72号までの委員長報告をお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 去った12月の定例議会におきまして、総務委員会に付託されましたところの議案第60号から72号までの1970年度旧5カ町村教育区の決算と、71年度7月分旧5カ町村教育区の歳入歳出決算に対しまして、1971年2月25,26日の2日間にわたりまして審査を行っております。その時点におきましては、一応ある程度の意見を付して委員会としては認定するというふうに決定を見ました。しかしながら委員会で決定する段階におきまして、特に教育委員会に要望いたしました。それは旧久志の70年度決算書に不納欠損567ドル98セントの不納欠損がありましたので、それに対しまして、特にその人々が実際に旧久志の地域内におられない方々であるか、そういった面の資料といたしましてぜひともその人々の資料といたしまして名簿を提出してもらい、今度の議会にそれを提出してございます。私たち委員会といたしましては、旧5カ町村の決算には不納欠損がなかった関係で、特にほかの4カ町村に対しては不納欠損がないということで、委員会の方々の発言を得てやったわけですが、資料を提出させますと、委員会報告の中に教育税滞納調べで出しておりますが、その中には名護2,332ドル12セント、羽地380.37セント(380ドル37セント)、屋部201.90セント(201ドル90セント)、屋我地117.37セント(117ドル37セント)というふうに旧4町村においても70年度で時効にかかって不納欠損に落ちる額が、それ相当あるわけでございます。その面につきましてきょう再度、1時から委員の方々と打ち合わせましたところ、特にこの問題が出ておりますし、また私たちが資料として委員会に要求しております収入未済額の大まかな内訳と、それから不用額が相当出ておりますので、そういった面の内容の明細等も提出してもらいたいと言っておりますが、きょう現在まだ出ておりません。そういったことで、特に不納欠損が旧5町村ともありますので、その問題をもう一回掘り下げて検討したいということで、委員の皆さんと話し合いました。去った委員会では報告どおり認定するということでしたが、一応継続審査に付していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま委員長から報告のありましたとおり、認定案件に関しましては、もう少し突っ込んで審査をしたい、継続審査にしてもらいたいという報告でございますが、その報告に対して異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、総務委員会に継続審査させることに決定いたしました。次に日程第45号、陳情第5号「農家所得の増加を図ることについて」名護市内農協連合会から来ております。この陳情書の取り扱いについてお諮りいたします。陳情第5号は、産業経済委員会に付託することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定します。次、陳情第1号「琉球セメントからこうむる被害の賠償について」民生委員会に付託することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、民生委員会に付託することにいたします。陳情第2号、3号、4号は総務委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、総務委員会に付託することにいたしました。陳情第5号「名護市字名護東江原道路敷設について」、字名護岸本弘ほか12人から出ております。建設委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、建設委員会に付託することにいたしました。陳情第6号、8号「臨海工業コンビナート誘致について」、都市計画特別委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたしました。陳情第7号「指定金融機関の弊行指定について」南陽相互銀行から来ております。総務委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたします。陳情第9号「名護市老人クラブ連合会に対する助成金交付について」、民生委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたしました。陳情第10号「久志校区立幼稚園に対する補助金並びに市立保育所の設置について」、民生委員会に付託することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたしました。陳情第11号「診療所に対する報償費支給について」本件も民生委員会に付託することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、そのように決定することにいたしました。陳情第12号「名護市字名護530番地の土地補償について」、休憩いたします。休憩(午後2時3分)再開(午後2時20分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。陳情第12号は、込み入っておりますので、都市計画特別委員会に付託することにいたします。それでは、第1回定例議会において要求しました製紙工場の調査報告をさせたいと思います。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 私の方から去った12月の定例議会におきまして調査するように命じられました製紙工場の問題につきましていろいろと調査いたしましたので、その内容はお手元にお配りしてあるところのプリントにしたためてございます。結局そのいきさつについては、久志の支所で調査しまして、その後の工場用地が整地されたまま放置されているということで、去った1月19日に那覇にあります座間味商店に行きまして、社長と直接話し合いしたわけでございます。その話し合いの中から質疑応答した内容を申し上げますと、まず第一に沖縄造林株式会社は大昭和製紙工場との姉妹会社であるかという質問に対しまして、合弁会社に等しい仲であるという答えでございます。もう一つは工場誘致に対して質問しましたら、当初宜野座につくる計画であったけれども、旧久志の松永村長から、どうせつくるのでしたら久志につくってくれと頼まれまして、現場を久志に変更することにした。それから地元久志からの条件はありましたかと聞きましたら、6項目からなる協定書を守ることと、工場で働く労働者は全て地元の人を採用していただきたいという条件になっているわけです。協定書の内容もこちらに書いてございますけれども、肝心な協定書に関しまして、押印がされていないということで、非常に問題になったわけですが、押印の問題が今からでもどうかというふうなことで、押印はされてなくても協定書というのは、当時の村長、あるいは皆さん方の中において取り決められたことであれば確認するかと言ったら、確認し承認もするということでございます。土地代に対しましては、どのくらい支払したかということに対して、田が3ドル、畑が2.5ドル、原野が50セント、部落有の土地が15セント、総額にいたしまして14万4,955ドル25セント支払いされているわけでございます。そのほかにいろいろとブルドーザーの使用料とか、あるいは協議会の費用を含めますと大体16万ドルぐらい支払いしたとの答えでございました。それから会社の今後の方針について聞きましたら、大体計画としましては、紙は日産1,000トンぐらい、月産3,000トンくらいの計画でございます。地ならしして放ってある久志の敷地にはどういった建物を建てるかと聞きますと、ここにはパルプを溶かす工場を建設する。方法といたしましては、造林株式会社で得た松から、あるいはほかから得た材木を取り入れまして、会社で、硫酸でもってパルプを溶かす、溶かしたのは流すけれどもボイラー式で全部吸収する方法をとる。そうすれば公害は出ないというようなことでございます。そうしますと本土にはたくさん製紙工場がありますけれども、本土の製紙工場ではそういった措置はしていませんかと言ったら、措置はしているということでございます。それでは措置をしていながらヘドロの問題が出ているけれども、全然出ないということは当たらないじゃないかということを申し上げますと、全然出ないということではない。幾分出るけれども、出た分に対しては補償するということでございます。その会社はいつごろできるのかと聞きますと、大昭和製紙工場ができるのは今年末か、あるいは来年度あたりと思うが、そのときは大浦湾の土地を買い占めて、そこに製紙工場を造る考えということでございます。これは合併によって名護市になりましたので、あなた方が一方的にそういうことを決めることはできないので、工場を持ってくるときに、市当局と話し合いをする機会を作って、納得した上でやっていただきたいということを申し上げますと、私たちもそういたしますと確約いたしております。資本金の内容は、総資本金で24万ドルくらいの規模でございます。その中の18万ドルは各方々からの株金で、1株3ドルでございます。名護市としても3万ドルの株は持ってございます。残りの6万株が大昭和製紙から入るということでございます。大昭和製紙からの株が入れば満株になるということでございます。さきの協定事項のことも、もう一回市としましても協定事項の内容を検討して皆さん方に見せるから、その場合に押印するかと言ったら、押印しますし、皆さんとそういう問題をもう一回話し合いしてもよろしいということでございました。役員の中で旧久志の村長と議長が入っているわけです。合併して旧村長も旧議長も、結局自然的になくなるわけでございますが、これはどうなるかと聞いたら、現市長、議長さんに役員になってもらいたいということです。これを決めるのは毎年5月に定時総会を開いておりますので、その席上で決定したいといった、以上の内容になっております。その後現地では地ならしによっていろいろと公害が出ているわけですが、そのために不毛地になっている箇所もございますので、その補償の問題に関しましては文書にして、座間味商店に送るようになっております。以上製紙工場に関するご質問に答えたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時31分)(桑江朝功氏提案の快速船の問題について、その意に賛同し、名護市議会の名で陳情書を送付することに決定)再開(午後2時50分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。まだ未審議の議案が5件残っているわけでございますけれども、今期もあと3日ありますので、本日はこれで終了したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、本日の会議はこれで終了し、散会いたします。                         散会(午後2時53分)            名護市第2回(定例)議会会議録(4日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │        1971年3月29日月曜日          │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年4月3日 土曜日 午前10時13分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   閉  会   │     1971年4月3日 土曜日 午前11時31分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席22名  欠席2名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │ 欠 │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │ 欠 │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  6番  │ 岸本幸久 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸                   ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │書  記 仲泊英徳、又吉武志              │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 総務課長 │大兼久巌 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第2回定例会(4日目)                               1971年4月3日(土)                               午前10時13分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は18名でございます。議員定数の過半数に達しております。よって会議は成立いたしましたので、本日の会議を開きます。順を追って審議したいと思います。この案件に関しましては、議会の方から市長の詳細な説明が必要だということで、持ち越されておりますので、当局の説明を再度お願いいたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お手元に配りました資料に目を通していただきたいと思います。本計画道路は名護消防署横から総合グラウンドに至る間、総延長にいたしまして1,020メートル、総工費額にいたしまして、概算21万9,500ドルでございます。その中、今回11万ドルを使ってやってしまおうと思い、残りのものについては政府に強力な折衝をしまして、72会計年度では完成させるような方向に持っていきたいというような考え方でございます。それで上程している次第でございます。これは都市計画審議委員会の中で、11メートル道路ということで、マスタープランとして決定を見ております。その決定に基づいてやるというのが市の考え方でございます。もしこの道路の幅員を変えるということになりますと、これからまたさらに設計変更のために、名護都計審を招集し、さらには中央の都計審議会に諮らなければならないということになりまして、そういうことになりますと、時間的にもいろいろな面で問題が起こってくると思うのでございます。審議会の設計どおり11メートルにしてやりたいというのが、こちらの考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま市長から説明がございましたが、まだほかにご意見がございましたらお願いいたします。13番 玉城浩幸君。 ◆13番(玉城浩幸君) お尋ねいたします。この道路は11メートルということになりますと、現在の幅員が大体平均いたしますと8メートル程度だと思いますけれども、その道路を中心にいたしまして、両方に1.5メートルずつ切るのですか、それともどのような切り方をやっていくおつもりですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 確かにこの図面にありますように、計画道路で11メートル、現在8メートルということでございます。そこはその地域に応じて臨機応変にやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 玉城浩幸君。 ◆13番(玉城浩幸君) 私がこれをお聞きしたいのは、例えば住家のほうから切った場合には、多く負担しなければいけない。いわゆる右手側から切っていきますと、護佐喜宮の方向から切っていかなければならないということになるのでございます。そうなりますと、元の護佐喜宮の階段は真っすぐ上の方から下の方へ真っすぐ下ろしておったのですけれども、現在西側と東側からアソビをつけて、それから上の方に上がるということになります。ということはあまりにも傾斜なので、一応はアソビをつくろうということで、最近改修しておりますが、それと3メートルも向こうに寄せるということになりますと相当の勾配がそこで生じてくるということになりますので、そういったことは臨機応変の措置によってなさるとおっしゃっておりますので、それに対しては何も文句はないのでございますが、努めてああいったところは避けてもらいたいということを申し上げたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そういったことで問題が起こるというならば、市の責任においてそういった施設を改修してやりたいというのも1つの方法だと思います。そういったことも一応は覚悟しておりますが、これは精密な設計の段階で検討していきたいというようなことでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 大変結構な案でございまするが、この消防署から終点までの拡張について潰れ地の補償は全面的に考えておられますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そういうようなことで予定しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 私は終戦直後、天田原の配分をしたことがございますが、津嘉山の屋敷が中区と西区のちょうど境界線になっております。そこまでは天田原を配分して、道路を私は立派に図面に作成しておったと思います。そういう関係はどうなっておりますでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 所有権の認められない公道として登記されている分がございます。それに対しては、補償は考えられません。拡張する分に対して補償しようという計画です。今の幅員を今の形のままで整備するのじゃなくして、今の幅員を拡張するというのが予定なのでございます。もし現行のままでやろうということになると、名護市の都計委員会で協議、変更をしなければなりません。さらに今度は変更したのを中央の都市計画審議会で許可を得なければならない。そうなりますと、おそらく認可事務だけでも半年くらいかかるのじゃないかと思います。ですからこれはやっぱりマスタープランとして中央の審議会の認められた計画にのっとってやろうという考え方なのです。数字はあくまでも概算でございまして、精密な設計になりますと差が出てくるものと思いますが、残りは政府助成を仰ごうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 事業費は21万9,000ドル、これは総工費でございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そうでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) こういうことは私ら議会としては、はっきりと審議のもとに付したいと思います。自治法の90幾条かにありますように、はっきりした実績を踏まえてやっていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただここでお断りいたしたいのは、こういったようなことは、私は原則としては秘密にしたいのです。これが入札とか何とか、実際に工事に移行する場合に、これが思惑になって、いろいろ問題が大きく波及する場合があるわけです。そういった概算要求については、今まで極力抑えていたわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) こういうことは公開に付すべきだと思います。市民はともかく、議会だけには、これだけの予算を使ってやるというのは、公表してもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 21万9,000ドル、概算は私らはやっております。この間も17万ドル余というのは、消防署から伊豆味線までは、17万6,000ドルで終わりますということは申しておるわけでございます。その細部については、事業費として17万2,000ドル、物件補償費として建物が2万ドル、用地買収が9万2,000ドルということで、細部に分類してあるわけでございます。工事費の公開については、やぶさかではないということでございます。内容についていろいろやりますと思惑が出てまいりますので。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 私は内容に立ち至っては、何だかんだ言っていないわけです。正式の手続きを経てやっていただければ、議会としても信念を持ってやっていきたいというわけでございますので、そのように一つよろしくご検討願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) よくわかりました。 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 玉城金栄君。 ◆14番(玉城金栄君) お尋ね申し上げたいと思います。この計画道路は総延長にいたしまして1,020メートルということでございまするが、今の総計画からいたしまして、結局消防署のそばからやりますと、穴の方からやりますのと利便の関係からどちらがようございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 一応は消防署の方から工事を始めようと思うのです。と申しますのは、旧名護町の方ならば、この道路がどういった状態であるかということはよくわかるのです。これは相当前から早く整備せよということで、陳情がたびたび来ておりますが、予算の関係でできなかったわけでございます。通行量の激しさからしますと、通行量の多いところを優先すべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 遅れてまいりましたので、質問も重複するところがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。図面を見てみますと、用地買収に対して9万2,500ドルを計上しておりますが、今までの旧名護町の工事計画からしても、用地買収はほとんどなされていなかったのが実情であります。なぜ今回に限って用地買収に多額の予算を計上したのか、その点をお聞きしたいのと、もう一ついま市長が22番議員の質問に答えて、工事内容を全部公開するのは好ましくまないと、と申しますのは入札に対して非常に困るということでございます。現在の入札制度は、最低入札価格が落札価格だったと思うのですが、こういうふうな場合には、最低価格に入札させる場合にも公開した場合には困るようなことがあるのかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 物件補償ということでございますが、原則として物件補償はなすべきだと思うのです。ただ予算の都合でそれができないので、今まで物件補償がなされていなかったわけです。この工事については、最初から物件補償を対象にしております。それから都市計画の場合は、ほとんどがそういった意味で物件補償というのも概算工事費の中には入っております。用地買収にしてもそうです。都市計画の中でも最初から工事費の中に入っております。そういったような意味でマスタープランに基づいてやっております。政府の都計事業の補助対象の場合でも物件補償は対象になっております。工事入札の件ですが、工事入札についてはこちらが適正基準というのを一応概算要求しますが、適正最低入札価格を設定いたしまして、それ以下の場合に落札したということになるわけです。ですから工事が多くなりますと、どうしてもそれが落札できない場合があります。落札のできない場合は、最低の価格の方々と突き合わせをして推計するとか、そういうような方法を講じているわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 現在名護市で、大体10万ドル以上はC級だったと思うのですが、C級は幾名ぐらいおりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計係長 瑞慶覧長秀君。 ◎都計係長(瑞慶覧長秀君) C級は50名くらいです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 1回目において落札しないという場合には、名護にはそれ相当の業者がいると思います。入札できなかった場合に再び業者を変えて入札させたことがありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) あります。再入札させて落札しない場合には、また指名を変えてやった事例がございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 現在どの程度やっておりますか。名護市にもしも該当する人が50名くらいおるとすると、その人たちが適当なる人たちといった場合に、全部これを繰り替えてやるということは考えておりますか。
    ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 手続きの上で、それだけの人々を振り回すということはいけないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 大体1つの入札に対して幾名くらいの人々ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 5名から8名です。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 名護市で大体30名ぐらいの業者がいるとして、5万から10万ドルくらい、そうすると二、三回では終わると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 8名しにても4回となります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そうなりますと2回ぐらいやっては十分談合というのが伺えるわけです。そういうことは、これだけの予算書が12万、この予算が総額で21万9,050ドル、これを入札する場合に2回くらいに分けてやっても、大体それだけの数字がわかれば談合ということが当然出てくるわけです。その場合にはなるべく入札させる場合には、数多くやってもらいたいと思います。もう一つ、用地買収する場合には、政府の都計として初めからそういうものに対しては、計画されておったというわけですが、計画する場合には地主たちと事前でそういうふうな工事をやることは通告したことがありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ありません、これからです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) ないということになりますと、市長はこれに対して推し進めていく自信はありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) あります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 物件補償という場合には、問題になるわけです。大体そこにおいて、この前は出てきていないが、きょうそこにポコッと出てきたのは、大体そのくらいでできるだろうという数字だろうと思います。造るといった場合に自信あって、あくまでも推し進めていくと。物件補償に対しては相当のつり上げが来るのじゃないかと思います。そこで私は、前に市にもお願いしたのですが、具体化はしておりませんが、この工事をあまり急ぐよりか、大体設計調査費に金を入れて、残りを予備費に入れておってもよかったんじゃないかと思うのですが、なぜそういうふうなことをやらんで、完全なる設計書もできない。そういうふうな地主との話し合いもなされていないという時点で、すぐ設計でもってきたかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 今回のこの予算更正したのは、特別交付税なのです。これは日本政府が復帰記念事業的なものに使いなさいということで、復帰を記念してご祝儀的に与えられた13万ドルなのです。私たちの考え方としては、そういった金については当然使途における紐づけはやるべきじゃないと思います。ご祝儀でいただいたものはどう使おうと、それに紐をつけるべきじゃないというのが、私たちの基本的な考え方です。ですから、そうしてもらいたいということで、政府にお願いしたわけですが、日本政府から、復帰記念事業的なものとして使いなさいということです。予備費というような形で置けないわけです。政府のほうはどの工事にどういうような形で使うか、具体的なものを出しなさいということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 具体的なものを出しなさいということならば、これこれに使うから予算に計上して、議決書まで出せということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 予算抜粋、財産の状況全部出ます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 予算抜粋とは議決書だろうと思うのですが、予算書でいいのか、予算を議決したのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 予算の抜粋は、議決された予算です。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 文書は地方課から2週間ほど前に予定計画書を出さないと渡せないということで、3月27日まで報告しなさいというわけで、全琉まとめるために3月31日だったものが、27日まで報告せよということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) それじゃあ工事箇所をどこどこにやるからということでよかったのじゃないかと思います。そうなりますと那覇市もそういうことで議会を昨日しか持っていないと思うのです。全琉がほとんど24日、25日ごろで終わっていると思います。那覇市なんかもこうであると、結局議決をやらんで琉球全体に報告したのは大体文書の報告だと思うのです。文書での報告ならば、各市町村ともにそういうふうな設計をつくったり、測量、こういうふうな工事をする場合には、地主との交渉は非常に手間がかかるので、それに対する設計書を入れて、予備費に入れてもよいのじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 予備費では建設費になりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 費目存置としてです。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時37分)再開(午前10時44分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。審議も尽きたと思いますが、皆さん方もこの道路は記念事業にふさわしい事業とお考えのようでございますし、審議をこれで終わりまして原案どおりに可決したいと思いますが、いかがなものでございましょうか。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 審議は尽くされているようでございますけれども、結論的に3番議員が出しているのは、一応費目存置に置いておいて、予備費に入れておきたいということでございます。これに対しては正されておりません。私はこれに対して真っ先に反対して、予備費に入れることはまかりならんということで発言しました。この点は正されていないわけです。私はあくまでも、この点はなぜこういうような混乱になっているかということは、あるいは計画書が不十分だということは、日本政府が復帰記念事業費という形で、私たちに押し付けてきた性質のものなのです。本来の私たち市町村で計画するならば、いま3番議員が追及することがあってもしかるべきだと思うのです。いま各市町村でこの問題はごたごたしております。にもかかわらず、各市町村で全部通っております。これは自由民主党、日本政府の行った結果によるものなのです。この辺をはっきりさせていけると思います。そういった意味で私は、市長のやれるということをはっきり言っているわけです。それを認めて、そうして問題は3番議員が心配するような物件補償、用地買収の場合に私たち議員が、これに積極的に協力するかも問題があります。意識的に革新市政を揺さぶるという形で、あるいは地主にそのような働きかけをするようなことがあれば、許されないと思います。これで賛成するならば積極的に市長に協力していってしかるべきだと思います。反対ならば反対で意思表示していくのが本来あるべき性質のものです。私はこれまで常に自治体に要求する場合、当局に要求する場合には、反対ならば反対、賛成ならば賛成ということで、どのように協力するのかというのが議会じゃないかと思います。そういった意味でも、この問題は私たち議会を全会一致で通して、市長に協力していくのが妥当だと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) いま20番議員が何かしら自由民主党は、この問題に対して革新政権を揺さぶるというふうな魂胆があるいはありはしないかということが言葉尻にうかがえるのであります。今まで我々が審議した点に対して、そういうことはみじんもなかったと私は思うのであります。ただそこにおいて、当局から出された問題に対して不備な点があって、それを問い合わせたのでありまして、何も当局に対してこれっぽっちも反対しようという意見はなかったのでございます。そこに対して20番議員が、いかにもあるかないかということを言わんとしているところは、既にそこにおいて革新と保守と大きく溝を分けて、名護の市会というのを真っ二つに分断しようという意思があるやに伺えるとして思います。決してそういうことはなくして、我々は是は是、非は非としてやろうということが我々の願いで、今後かかるような発言があった場合には、やはりそれに対して大きく追及していかなければならないと思います。この問題に対して私も全面的に賛成ではあるが、まだ疑義な点がありますので、この問題はこれから施工、設計書の提出の段階において聞きながら、この問題に対して賛成したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) いまこの議案に対して質疑も相当行われ、議長からの質疑打ち切りも出されておるわけでございます。質疑打ち切りというのは、既にお互いの質疑は絶えたわけです。そこで議決の段階において疑義な点があるから市長を招聘して疑義の点をただそうということであったはずです。再び審議に持ち帰るのか、さもなければその道路計画に対して、私たちはさらに検討すべきであるのかどうか。これを議決して、もし妥当でないというならば、ほかの各旧町村に復帰記念事業があると思います。そういった面で一つご審議を願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいま、19番議員から意見が出ているようでございますが、予算を分散するというのは、思い切った事業ができないわけです。そういった点だけはひとつ慎重に配慮願いたいと思います。分散ということになると、地域ごとに必要なものは認めます。それは別の段階で、必要なものは補填していきたいという基本的な考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) ただいま私が申し上げたのは、予算を分散するということではございません。いま記念事業として、いまの現状であるならば、何かしらそれに反対の傾向がうかがえるわけです。そういったような面からいたしました場合に、必ずそれをやらなければならないかどうかということも考えられるわけです。旧各町村には、それに相当するような事業があるのではないかというふうに考えるわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時52分)再開(午前10時59分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第1号4款土木費に関しましては、慎重なご審議と提案や要望がございまして、この箇所は記念事業にふさわしい道路だということで、意見一致していると思います。よって原案どおり、直ちに議決に移りたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第1号は原案どおり決定いたしました。休憩いたします。休憩(午前11時00分)再開(午前11時10分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第2号は、議案第1号との関連性がございまして、議案第1号が議決になりましたので、速やかに原案どおり決定したいと思いますが、ほかにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、原案どおり決定いたしました。議案第4号一時借入金について、これも原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、原案どおり決定いたします。議案第13号名護市税賦課徴収条例の一部改正について、・・・・休憩いたします。休憩(午前11時12分)再開(午前11時16分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。審議も尽くされたようでございまして、議案第13号は原案どおり、直ちに議決したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第13号は原案どおり決定いたしました。次に議案第14号名護市種畜種付手数料徴収条例制定について、これも両論ございましたが、3日間の研究でほぼ一致したことと思います。これも原案どおり、直ちに決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、原案どおり決定いたします。次に議案第15号名護教育区歳入歳出補正予算について、原案どおり決定いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第15号、原案どおり決定いたします。これで提案されました全議案についての審議は終わりました。長日数にわたりまして、ご審議いただきまして感謝を申し上げます。これを持ちまして第2回名護市定例議会の全日程を終了しましたので、閉会することにいたします。                        1971年4月3日午前11時31分閉会                          名護市議会議長  崎浜秀栄                              副議長  玉城清吉                             署名議員  岸本幸久   ※具志堅 徹君に署名を3回お願いしたが、後でとのことで断られました。            1971年11月9日(事務担当者の付箋付き)...