東村議会 > 2022-12-19 >
12月19日-02号

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  1. 東村議会 2022-12-19
    12月19日-02号


    取得元: 東村議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    令和 4年12月定例会(12回)┌─────────────────────────────────────────────┐│令和4年第12回東村議会定例会会議録                            |├─────────┬───────────────────────────────────┤│招集年月日    |令和4年12月19日                         |├─────────┼───────────────────────────────────┤|招集場所     |東村議会議事堂                            |├─────────┼───┬─────────────────┬───┬─────────┤|開・閉の日時   |開議 |令和4年12月19日 午前10時00分  |議長 |神 谷 牧 夫  ||及び宣言     ├───┼─────────────────┼───┼─────────┤│         |散会 |令和4年12月19日 午後2時35分  |議長 |神 谷 牧 夫  |├─────────┼───┼─────────────┬───┼───┴─────────┤│出席(応招)議員 │議 席│氏   名        │議 席│氏   名        ││         │番 号│             │番 号│             ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         |1  |福 永 政 也      |6  |伊 佐 真 次      ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         |2  |宮 城   毅      |7  |仲 嶺 眞 文      |│         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         |3  |東 江 光 枝      |8  |池 原 憲 勇      |│         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         |5  |宮 城   準      |9  |神 谷 牧 夫      |├─────────┼───┼─────────────┼───┼─────────────┤│欠席(不応招)議員|   |             |   |             ||         |   |             |   |             |├─────────┼───┼─────────────┼───┼─────────────┤│会議録署名議員  |8  |池 原 憲 勇      |   |             |│         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤|         |1  |福 永 政 也      |   |             |├─────────┼───┴────┬────────┴───┴─────────────┤│職務のために出席 |事務局長    | 比 嘉   誠                  ||した者の職氏名  ├────────┼──────────────────────────┤|         |書記      | 神 谷 愛 子                  |├─────────┼────────┼────────┬────────┬────────┤│地方自治法第121|村長      |當 山 全 伸 |農林水産課長  |宮 城 調 秀 |│条により説明のため|教育長     |比 嘉 鶴 見 |教育課長    |仲 嶺 真 文 |│出席した者の職氏名|会計管理者   |宮 平 勇 二 |        |        ||         |総務財政課長  |宮 田 健 次 |        |        ||         |企画観光課長  |又 吉 一 樹 |        |        ||         |住民課長    |金 城 幸 人 |        |        ||         |福祉保健課長  |平 田 尚 樹 |        |        ||         |建設環境課長  |上 原 朝 文 |        |        |└─────────┴────────┴────────┴────────┴────────┘ △令和4年第12回東村議会定例会議事日程表(第2号) 令和4年12月19日開 議 午前10時┌────┬──────┬──────────────────────────────┐│日程番号│議案番号  │件        名                    │├────┼──────┼──────────────────────────────┤│1   |      |一般質問                          │├────┼──────┼──────────────────────────────┤│1-1 |      |福永 政也「沖縄県農業協同組合東支店店舗廃止の可能性につい ││    │      │      て」                      │├────┼──────┼──────────────────────────────┤│1-2 |      |池原 憲勇「東村開発プロジェクトの進捗状況について」    │├────┼──────┼──────────────────────────────┤│1-3 |      |宮城  毅「高江集落米軍向け標識設置村内生活排水路につい ││    │      │      て」                      │├────┼──────┼──────────────────────────────┤|1-4 |      |伊佐 真次「パインアップル補助金について」         │├────┼──────┼──────────────────────────────┤|1-5 |      |宮城  準「農林水産業振興補助金について」         |├────┼──────┼──────────────────────────────┤|1-6 |      |東江 光枝「赤土等流出防止対策鳥獣被害防止対策について」 |├────┼──────┼──────────────────────────────┤|1-7 |      |仲嶺 眞文「定住促進住宅について」             |└────┴──────┴──────────────────────────────┘ ○議長(神谷牧夫君) おはようございます。ただいまから、本日の会議を開きます。       (10時00分) △日程第1.これより一般質問を行います。  この際申し上げます。一般質問は、順番に一般質問席にて行います。 質問時間は、答弁を除いて20分とします。 発言を許します。1番、福永政也君。 ◆1番(福永政也君) おはようございます。 一般質問の前に、村民の皆様へ御礼と感謝を申し上げたいと思います。去った9月11日に実施されました東村議会議員選挙におかれましては、地域住民や友人、知人、そして多くの村民に支持をいただき、1期目の挑戦ではありましたが村議員に当選することができました。この場をお借りして、御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。与えられた4年間は、是々非々の精神で、村民の心豊かな生活、グローバルな人材育成を目指してをモットーに、行政側と議会側とで力を合わせて村の発展に尽力してまいります。よろしくお願いいたします。 では、一般質問を行います。 質問事項、沖縄県農業協同組合東支店店舗廃止の可能性について。 質問の要旨、沖縄県農業協同組合では、令和元年度に策定された信用・共済・店舗再編戦略に基づき、これまでに31店舗が店舗再編で完了したと聞いています。 東支店も対象店舗に指定され、令和4年度の1年間は継続的な黒字化を判断する検証期間延期となりました。令和4年度の下期の決算は厳しい結果であったと聞き、このままいくと赤字店舗となり東支店店舗廃止が考えられます。 現在、支店のほうでは村民に対して、多くの貯金等を増やしていただけるよう協力依頼していると聞いています。 このような状況の下、村では役場としてどのように認識し、解決策を講じていくのかお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) おはようございます。それでは、ただいまの福永議員の質問にお答えいたします。 JAおきなわについては議員御指摘のとおり、近年のマイナス金利化における収益環境の悪化や持続可能な経営基盤の確率、強化を図るべく、その一環として店舗再編を実施することと伺っております。 東支店については、国頭、大宜見の3支店で1支店を地域支店として存続させ、2支店をふれあいプラザ機能支店として移行する方針が示され、単独支店の存続には黒字化が条件となっております。 村といたしましても、JA東支店の機能がなくなることは、地域の金融や窓口相談及び農薬、農機具など農業資材の購入が容易にできなくなることで、農家の負担が増加するほか、村全体への影響も懸念するところであります。 令和2年3月に議会と連盟でJA東支店の存続要望をし、同年6月に経済部門の縮小に伴う体制の維持について要請してまいりました。 また、財政的な支援についても令和2年度より行っているところであります。支店存続へ黒字化は必須であることから、本年度は他金融機関へ預けております基金等の定期預金について、一部をJA東支店へ移して、黒字化への支援をしております。引き続き、JA東支店と連携し支援をしてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。 ◆1番(福永政也君) 村長、答弁ありがとうございました。 この中で、答弁書の中で村長がおっしゃっておりました引き続きJA東支店を支援していくというふうに答えています。どういうふうな支援策を考えているのか、そして、財政的な支援を令和2年度で行っているとありますが、その部分についても一つ教えてください。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長宮田健次君。 ◎総務財政課長宮田健次君) ただいまの福永議員の御質問にお答えします。 引き続き、JA東支店と連携し、支援していくということでありますけども、それにつきましては今年度につきましては、先ほど答弁がありましたとおり、他金融機関への定期預金の一部をJA東支店に移したところでありますけども、そういったところをできる具体的なものは、まだ検討はしていないのですけども、JAと支店長辺りと調整しながら連携しながら支援していく、次年度以降ということであります。 2番目の令和2年度からの支援につきましては、事務手数料につきまして継続的ではあるんですけども、年間600万、人件費を含めて事務委託手数料、窓口も含めて行っているところであります。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。 ◆1番(福永政也君) ありがとうございました。 引き続き、基金等の活用をしたいということでありましたけど、議長ちょっと休憩お願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 暫時休憩いたします。                         (10時08分) 再開いたします。                                      (10時08分) ◆1番(福永政也君) 今、各金融機関の預金情報というんですかね、それを教えていただきましたけど、例えばJAさんのほうには70.7%ということであります。 私の手元に沖縄県市町村概要という県の市町村課が発行している小さなブックなんですが、これの令和2年度3月の印刷物なんですけど、その中で令和30年度の(発言する者あり)すみません。平成30年度に訂正します。平成30年度の積立基金現在高が30億3,200万円ぐらいあるんですね。市町村から公表しているから、別に公表してもいいと思うんですけど、単純に先ほど報告では、これからJAさんには70%貯蓄していますよということですから、単純にして21億円ぐらい。残りの9億円ぐらいは、他の金融機関にあるということです。 どうですかね、総務課長。例えば、残りのこの70.3%からですから、30%ぐらいは各金融機関にあるということでありますので、どうですか、全部この今回のJA東支店廃止を防ぐためにも、この全機関金融をJA支店に移管するという考えはありませんか。 ○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長宮田健次君。 ◎総務財政課長宮田健次君) お答えします。 今現在、約70%がJAおきなわに預金しているということであるんですけども、残りの30%を引き続きJAに移すという提案でありますけども、いろいろ鑑みて、100%というのは基本的に厳しいのかなと思っております。全体的な金融の流れからしまして。引き続き、どれだけの分が積み増しができるのかというのは、検討する余地はあるのかなと思っております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。 ◆1番(福永政也君) 総務課長、ありがとうございました。 大変すみません。全部と言ったんですけど、一部でも多くJAのほうに基金等の移動をお願いできればいいのかなというふうに思っております。 かなり村民たちの話から聞きますと、やはりJAがなくなるということはかなり心配しています。そこで主幹課長としてどう感じていますか、農林課長。JAの存続、廃止等についてはどういうふうに認識していますか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。
    農林水産課長宮城調秀君) ただいまの福永議員の質問にお答えします。 そうですね、やっぱり農家としては資材等、肥料等を村内には買っていただいておりますので、それが村外からということになりますと、かなり負担が増えるのかなというふうに考えております。 何ていいますか、肥料補助等も支店と連携しながら行っておりますので、そういった影響も懸念されるのかなというふうに感じております。 先週も支店運営委員会がありまして、その中でも今年度の実績として資材等7,800万という数字が上がってきております。そういったものが村外でとなりますと、農家さんの負担も大きくなるのかなというふうに考えておりますので、支店については、ぜひ存続をしていただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。 ◆1番(福永政也君) 農林課長、ありがとうございました。 ぜひ、主管課の課長でも知恵を振り絞って農協存続に力を注いでほしいと思います。私たちも平良の住民も、かなり農協がなくなるよということで、若い方々の農業をしている村民の方々、地域の住民の方々がかなり不安がっています。そういったものを払拭できるように役場として頑張っていただきたいなというふうに思っています。 例えば、総務課長もう1件なんですけど、職員たちの給料の振込み状況辺り分かります。例えば、8割がJAへいっているのとか、全額JAへいっているとかいうのは分かりますかね。 ○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長宮田健次君。 ◎総務財政課長宮田健次君) 職員の給料の振込み状況につきましては、ちょっと、今、手元に資料はないわけなんですけども、結構な数字がJAで給与の振込みはやっているのかと思います。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。 ◆1番(福永政也君) ありがとうございます。突飛な質問で大変失礼いたしました。といいますのも、支店長にお話を伺いましたら、やっぱり10万でも20万でも貯蓄があるのがいいと、それで村民たちに文書まで出しているんですね、各字公民館に、ですからそういった面も踏まえて考えていくと、職員たちがやっぱり給料もJAさんにお願いできるなら、課長のほうでももしできるんだったら協力依頼ということで、JAさんにお願いしていただければ、JAさんも助かるし我々村民も助かるし、そういうふうにできればいいのかなというふうに思いますので、一つこの辺も御検討ください。 どんなですかね、例えば主管課長、また戻るんですけど、この東支店存続の村民大会みたいなものというイメージあります。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの福永議員の質問にお答えします。 現時点においては、そういった大会とかは予定はしておりません。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。 ◆1番(福永政也君) ぜひ、一つの手段として、やっぱり役場として村民にその農協は必要だよというのを認識させるためにも、そういった大きなアクションも起こすべきではないのかなというふうに感じます。ぜひ、そこら辺も検討してみてください。 農協の役員会で、農協の方とちょっと話すことがありましたけど、役員会で店舗廃止と決まった瞬間から、もう次は後戻りができないという話を聞いています。ですから、その前に役場がどういう手段で農協を存続させていくのか、ぜひ庁議のメンバーで考えていただいて、そして職員も先ほどの協力を仰いでいただいて、農協の存続に全力でお願いしたいというふうに思っています。 これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(神谷牧夫君) これで、沖縄県農業協同組合東店店舗廃止の可能性についての一般質問を終わります。 次に、8番、池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) それでは、一般質問を行いたいと思います。 東村開発プロジェクトの進捗状況について。 コーラルオーシャン会社の実態は、現在どうなっているのか。 2番目に、東村開発プロジェクト(仮称)これは現在なくなったのか、今現在どういう方向に進んでいるのかを伺いたいと思います。 3番目に、村道認定の理由を伺いたいと思います。 4番目、2019年10月28日、事業主と弁護士打ち合わせの中に、契約期間満了時に建物買取請求権を行使されるリスクがあるがとありますので、説明をお願いいたします。 また、②実質的に土地を譲渡するのと同様の状態になるとあるが、その説明をお願いいたします。 5番目、契約書の中に連絡協議会を設置して定期的に会合をするとあるが、何回か開催して何を議論してきたのか、お伺いをしたいと思います。 6番目に、みずほ不動産に事業の全てを譲渡するとあるが、定期借地権(地上権)設定契約書に違反しないのかどうか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 池原議員の質問にお答えいたします。 1点目の質問について、株式会社コーラルオーシャンリゾートは、東村字有銘に住所を有するホテル、コンドミニアム等の宿泊施設の設計、建設、販売や不動産の売買、仲介、賃貸及び管理、不動産コンサルティング業を目的に設立された会社です。現在、有銘に職員はおらず、恩納村に1人配置し、県内での業務をカバーしていると聞いております。 2点目の東村開発プロジェクト(仮称)は、ホテルやヴィラを含むホテルゾーンプール設備を含むビーチゾーンコンドミニアムゾーンなどを含む合計4つのゾーンに分けて整備する計画です。 現在は、新型コロナ感染症世界的まん延を受け、感染に不安の少ないヴィラタイプへの需要の高まり、観光人材の不足などにより、当初計画から形態や客室規模の見直しを進めていると伺っております。 3点目の村道認定についてお答えいたします。 村道認定は、令和2年第5回東村議会定例会議案第37号で提案理由を説明し、全会一致で原案可決をいただいている事案となります。 まず1点目に、今後の開発計画を進めるために村道認定することで、開発許可申請を複数のブロックに分けて進められるようにとの配慮がありました。 2点目については、リゾート開発後において同地域内にある砂浜の村民利用を阻害しないようにするための処置となっております。 4点目の契約満了時に買取請求権が行使されるリスクとは、借地借家法において契約を更新しない場合は、土地を借りる側は土地を貸す側に対し、土地に付属させたものを時価で買取るべきことを請求することができるこのことを指しています。このリスクを回避するために、定期借地契約で50年とし、契約書第2条において建物買取請求権等の排除特約を明記しています。 また、土地を譲渡するのと同様の状態になるとあるのは、普通借地権で契約すると契約更新に異議を行っても、正当な事由がなければ更新拒絶は認められません。長期間、事業用に土地利用が行われている場合、正当な事業が認められることは困難であることから、借り主が更新を希望すれば土地を貸し続けなければならない状態となり、実質的に土地を譲渡するのと同様な状態になることを指しています。このリスクを回避するために、契約の更新がない定期借地契約としています。 5点目の連絡協議会につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で事業計画に約2年の遅れが生じております。計画が固まっていないため、まだ連絡協議会は設置しておりません。計画が固まり次第、関係機関で連絡協議会を立ち上げ調整を図ってまいります。 6点目の質問につきましては、株式会社コーラルオーシャンリゾートは開発を企画し、認可取得を行う会社であり、開発資金の準備、建設並びに運営会社の選定はみずほ不動産投資株式会社が担うものと認識しております。契約書において、地上権の一部または全部を第三者に譲渡することができると記されており、契約書違反にはならないと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 答弁ありがとうございます。 確かに、コーラルオーシャンの会社の実態資本金3,200万、代表取締役、太田祐子。これは令和3年7月7日に辞任をされていますよね。それで、また同4月7日代表取締役が代わり、髙井純に代わっている。いろいろ調べてみるとランク的には非常に小さいGランク、情報収集がちょっと厳しい、何をしてるかはっきり分からない会社というような格付けであります。 また、この会社は東京都にも会社を持っていますね。この会社は、コーラルジャパンというところで、全く同じ取締役で社長だけが変わって東京のほうにもあるようであります。それはそれでいいんですが、まず我々東村は、前に五味観光の部分でだいぶ厳しい思いをされております。 そういう中でいろいろ近頃少しホテルには僕も非常に大賛成ではありますが、近年、少しコロナが令和2年ですか、その辺ぐらいからだいぶはやってきて、それでこのコーラルオーシャン東村開発プロジェクトの中身、説明が少し変わってきているような気がするんですね。だから、そこの中で少しいろいろ資料を見たら、我々が少し不動産について弁護士でもありませんし、詳しくないもんですから、気になるものがありましたので、今回、一般質問で質疑をさせてもらったわけですが、会社はそういう実態ですね。 東村開発プロジェクト、当初は説明を受けたときにこういう冊子、ちゃんとどういう構想で工事をやるかというものを受けたんですが、現在、それは変わらなく進んでいるのか、それともこの前説明があったように、ヴィラ方式、いえば少し金持ちの長期休暇等、そして飛行場からの距離感もそういう形を取れば、だいぶこの距離感というのは縮まってくると。そして今後も、この東村のちょっとはっきりいえば恩納村と逆側のちょっと観光には立地として非常に不利の感じの地域でも、それができるというふうに説明を受けたんですが、実際、我々が説明を受けた東村開発構想、あれは実際そのまま生きているのか、それともある程度もう変わってきて、新しい形の構造ができてきているのか、その辺少し説明をお願いいたします。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの池原議員の質問にお答えいたします。 東村開発プロジェクト、こちらの冊子のことをおっしゃっているかと思いますけども、こちらの計画は生きております。ただし、先ほど村長の答弁にもありましたように、新型コロナウイルスの世界的な猛威を受けまして、ヴィラタイプ、1棟タイプのほうが感染のリスクも少ないとか、そういった部分で富裕層のほうに人気があるとか、あるいはこのコロナの影響で観光人材のほうがだいぶ流出しているというふうにも聞いておりまして、そこでこちらのほうに従業員というのも多くは雇えないんじゃないかというふうに考えた場合には、客室の規模感とか、その辺も少し小さくなるんじゃないかなというようなお話は聞いております。 ただ、今、私たちも聞いているのはその程度の話でして、先方のほうからは、来年3月にこの辺りしっかり方針を発表したいというふうに伺っております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) すると、当初の開発プロジェクト、あれはまだ生きていて、例えコロナのいろんな関係でヴィラ方式、富裕層を相手にしたものに変わってくると。ただ、実際どのようにあそこに観光ホテル、そういう施設ができるのかは、具体的なものはまだ変わったものは出てきていないということですか。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) 池原議員のおっしゃるとおりでございます。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 我々としては、ぜひホテルはほしいわけですから、具体的にぴしっとこの前の説明でもそういう絵というものをある程度説明してくれれば、非常に理解しやすかったんですが、余りそういう説明はなくて、今、こういう感じで進んでいますという報告だけでしたので、そのプロジェクトが本当に今現在にきて、どの程度どのように変わっていくのかという質問をしたわけです。 それともう一つ、村道、これ東村議会認定して、村道認定を議会を問うてやっているわけですが、我々、僕として余り認識がなかったということで、この前の説明会の中で、村道認定というのがありましたので、この村道を認定したときに、この過去、あの土地は全部、コーラルオーシャンに貸してあるわけですから、そこの中に村道があるとなると、我々、じゃあ村民が自由にそこを出入りできるのか、それともホテル通ってそこを閉めて通さないようにするのか。それと、村道となるとどうしても管理運営、だいぶ距離ありますよね、入口からスクバマまでは、我々の前に少し何度か使ったことがある。距離がある。それを整備してやるとなるとだいぶ金がかかると思うんですね、村道となると。それと、その村道にしたおかげで、スクバマまでの距離の道路を我々東村が、今後整備して、維持管理していくのか、その辺を少し確認。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えいたします。 令和2年6月19日に原案可決をいただきました。スクバマ線ということで認定を受けております。この開発当初の話ですけれども、まだ具体的には話が進んでいないと思いますが、認定するということで村道を封鎖するということはできませんので、ここにも書かれているとおり、村長の発言のとおり、村民の利用を阻害しないということが重要なところかなと思っています。ホテル側が封鎖しないということは、村民が自由にこの砂浜を利用できるということで、自分が総務にいたときにそういうふうな話を伺っているところです。 開発、道の整備についても、普通の村道としての整備よりも、ホテルにあった道路の整備をしたいということの申出があったと記憶しておりますので、この開発、整備についてはホテル側が行うというふうなことで認識しているところです。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 距離がだいぶありますし、そういった観光施設内ということになります。 だから、村道として当然認定をしてやるということは、村民がある程度自由に使えるということになろうかと思います。ただ、その範囲については、今、課長からあったように、観光施設側が整備、観光地にあったような道路を整備したいという話があったということだけですから、話だけではいつなくなるか分かりませんので、そういうものはちゃんと協定書か何かに明記するべきじゃないかと思います。 そうでないと、じゃあ造った後に、いや、これは村道ですからどうぞと言われたら、後でこれちょっと問題が起きてくるような気がします。ちゃんとしてあそこから村道認定をして、あと我々が観光施設のあった道路にちゃんとその部分はやりますという約束というか、そういう決まった約束事を書面でもらってはいないですよね。ちょっとその辺。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えいたします。 書類があるかどうかというのは、ちょっと確認させていただきたいのですけれども、村道として認定しているので、何ていいますかホテル側が整備するか否かというのは、3月に具体的に分かるのかなと思ってはいますが、もし仮に向こうが整備しないのであれば、普通の村道の整備、スクバマに利用できるような最低限の村道の整備というふうにとどまるのかなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 今、3月にあそこの大まかな環境施設の構想図ができた段階で、その辺が出てくるということで話し合いを行われると思いますので、この村道についてはどのように管理するのかを、やはりだいぶ進んでからやるんじゃなくて、進む前にある程度協議をしておいてもらいたいと思います。そうでないと、後で、いやいやこれは村道ですからあなた方どうぞ、ちゃんとこのように造ってくださいと言われたら少し問題がありますので、その辺はちゃんと確認をしながら進めていってもらいたいと思います。 それと、コーラルオーシャン、観光施設、ホテルを誘致するのに、我々東村もだいぶ議会も住民の方々も賛成をしているわけですが、観光施設、ホテルをやってもすぐはいどうぞというわけにいかないですよね。やはり水の問題とかありますよね。水はどうするのか、今、足りないということで、有銘に取得した、しかしあれも、今、何か使えないということで、今度は企業局の水から分けてもらうということになったんですが、今後じゃあどの程度この企業局の水で、そこの、今、浄水場をどの程度予算をかけて拡張していくのか。 それともう一つは、そこだけじゃなくて、今、海上保安庁の跡地の今後は可能性としてあるわけですよね。そこも想定して、要するに浄水場を整備していくのか、それともコーラルオーシャンの部分だけを、今、想定してあるのか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいま御質問にお答えいたします。 水の件についてお答えしたいと思います。現在の認可の調整中です。水の確保については1期分については確保の見込みが立っています。どの程度整備かけるかというのも、沖縄県と調整中ということです。 1期が予定としては、令和8年の後半というふうにお聞きしているところですので、それに向けて最低限の1期後期ですね、最初に全てオープンでそろうわけではなくて、部分的にオープンしていくという話を聞いていますので、最初の令和8年度のオープンに向けて、水の確保については確実に行っていきたいというふうに考えておりますので、その整備する金額についても、今、調整中です。県の衛生薬務課のほうで調整中ということになっています。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 大まかでよろしいのですが、大体どの程度の規模で、どれくらいの予算が、課長の頭の中で、予想でよろしいので、もし大まかできるのならば、よかったですか。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) 想定の話は具体的にはできないのですけれども、当初は全てのホテルに間に合わせるための整備については、導水管の整備とか拡張とかも必要になってくるので、当初40億というふうに言われておりましたけれども、それを負担するのは非常に厳しいということでありましたので、システムの見直しとか、浄水場の機械、今、緩速ろ過をしていますけれども、これを急速ろ過にするにはどうしたらいいのかとか、急速ろ過にしてどの程度縮めていけるかとか、あと何ていいますか、いろいろ想定しているところでございますので、具体的に幾らにということの想定は今のところ立っていないです。かなり縮小できるかなというふうな手応えは感じておりますけれども、具体的に、今、お示しする資料というか、この材料がありませんので、具体的に認可申請が固まった時点でお答えできるかなと思っています。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 水の確保がなければ、ホテルも設置できないわけですから、それは東村の企業、ホテル誘致するために、水道を努力して供給できる体制をつくることが大事でありますので、一つ頑張っていただきたいと思います。 ただ、そこの中に慶佐次の海上保安庁跡地も今後開発が予想できますので、すぐできるかどうか別にして、東村もそれを進めているわけですから、その辺も踏まえて少し考えて予想していただければなと思います。 それと、あと10月31日の説明会で、今年中にみずほ不動産の投資顧問株式会社に、今後、事業を継承し、開発、推進、ホテル、オペレーター、いろんな個別、建設、観光とか、開業を譲渡するということになろうかと思いますが、これはコーラルオーシャンと我々は契約をしてきております。そこの中で譲渡できるということではあるんですが、そこの中に東村側の了解がなくては譲渡はできないという契約がどこかの中にあったと思うんですが、その辺どうなのか、少しお答え願います。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの池原議員の質問にお答えします。 この土地の譲渡ではなく、地上権の譲渡という形で、契約書のほうへ載っていまして、土地の契約はあくまで村とコーラオーシャンリゾートさんのほうで行っています。その上の地上権という権利のほうの譲渡を契約書のほうで認めておりまして、乙はコーラオーシャンさんは、甲、村の書面による事前の承諾を得ている場合には、地上権の一部または全部を第三者に譲渡することができるというふうにうたわれております。 以上でございます。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) さっき言った地上権を譲渡する場合には、東村の書面による同意があれば、譲渡と。それがなければ譲渡できないということですよね。 それともう一つ、僕が、今、言ったのは、この事業の譲渡、それについては東村の同意とかそういうのがなくても譲渡できるわけですか。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの池原議員の質問にお答えします。 事業の譲渡につきましては、特段こちらが縛ることはできないのかなと思っております。村としては土地をコーラルオーシャンさんに貸しておりますけども、上に造るホテルであったり、プールであったり、そういった付属するものという部分を事業と考えた場合には、そこで地条件の縛りはありますけども、そのホテルの運営とか、そういった部分を譲渡するときには、村の承諾とかは必要ないのかなと考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) このみずほ不動産、そこに事業計画から全て着工、観光、そういうものの全てを引き継ぐのは、我々東村側の同意は余り必要ないと。そのように彼らは会社と会社でやり取りをして、事業を推進をしていくということで理解していいわけですよね。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの池原議員の質問にお答えします。 事業を引き継ぐ側というのは、何らかの権利をしっかり担保していないと、やっぱり事業を引き継ぐ側も何の権利もないままには引き継げないと思いますので、そこが地上権かなと思っています。 地上権をコーラルさんがみずほ不動産さんのほうに引き継ぐとなったら、先ほどの契約書にあるとおり、事前の承諾を得ている場合には可能でありますけども、やっぱりそういった担保がないと、なかなか事業というのを引き継ぐというのは、やっぱり引き継ぎ先のほうも不安であると思いますので、この地上権の譲渡という部分がそういった部分に当たるのかなと思っております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) みずほ不動産、この会社がどういう会社か僕らも知らないんですが、行政としてこの会社はどういう会社なのか。みずほといえばみずほ銀行をぱっと思い浮かべますから、だいぶ大きな会社なのかなと。我々にとっては僕の予想であれば、だいぶ大きなみずほ銀行を抱える大きな系列会社だと思いますが、この会社がちゃんと本当にコーラルオーシャンの事業を引き継いでやるのであれば、下手なことはしないだろうと。大きなまた一つのいいホテルの観光ができるだろうと思いますが、会社のみずほ銀行という不動産という会社は、どういう会社なのか少し資料があれば、御説明をお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの池原議員の質問にお答えいたします。 みずほ銀行さん、今回のみずほ不動産投資顧問株式会社さんのほうは、みずほ銀行さんのグループ会社のみずほ信託銀行株式会社という信託銀行がありますけども、そこの関連する会社となっております。県内でも、ホテルなどを一緒に出資して取得したりなども行っております。休憩をお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 暫時休憩いたします。                         (10時47分) 再開いたします。                                      (10時48分) 8番、池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) やはり予想のとおり、だいぶ大きな不動産会社のようであります。この方々が事業を継続していただければ、我々としても、受ける側としても、だいぶ安心なのかなという気がいたします。 もう一つだけお伺いして終わりたいと思いますが、地域の活性化のためにどういう申入れをし、実施をしていくのか。今までは、ほとんど会社側がホテルを造るためにいろんな提案をして、我々が受けて、それを了解をしていくという形ですが、我々東村としても、やはりこれだけの事業をもって受入れるわけですから、やはりある程度の要求というか、何かをすべきだと思うんですね。それはもちろんそんな大きなことじゃないんですよね。誰でも普通は特産品の開発、それとあと地域の事業者の建設業とか、そういう方々の工事を着手する場合に、それに見合った土木事業があるのであれば、地域の事業者を使ってもらいたい。 それと、当初の計画開発プロジェクトの図面、予想図というか構想図というか、それを見るとだいぶビーチのほうもきれいにされて活用されますよね。そうなると、漁業組合との兼ね合いも出てきますよね。そういうものを、まだ事業が具体的にみずほに受けてどう進むか分からないんですが、3月ぐらいには大まかなものが出るという答弁がありますから、その段階からある程度この地域の人材雇用も含めて、活用を、雇用といってもそんなにいないはずですが、ただこちら側としては、やはり何をそのホテルに求めるかという部分が、全く今までは話し合いも説明もないし見えていない。 しかし、我々は小さい村ではあるんですが、これだけのホテル事業を受けるわけですから、どうしてもそれに関わる産業を、ある程度はそれに乗っかって提案をして、少しでも見返りがあるようにやっていくべきだと思いますが、その辺はどう思いますか。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの池原議員の質問にお答えいたします。 そうですね、村としましても、やはり雇用の創出でありましたり、地元企業の活用でありましたり、あるいは先ほど池原議員もおっしゃっていましたけども、海を使うのであればそういった漁業者との調整とかも出てくると思います。 そういった部分のほうはしっかりと要請、あるいは連絡協議会というのがまだできていませんけども、そういった中で調整が図られていくのかということは、しっかり相手のほうにも伝えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 池原憲勇君。 ◆8番(池原憲勇君) 東村としもホテルはほしいですし、また水道事業に対しても多分だいぶ金をかけていく、村の財源もかけていくわけですから、彼らの言うとおり、彼らは商売ですよ。彼らは東村のために来るわけじゃないんですよ。仕事として来るわけですから。ただ、我々はそれをほしいわけですから、ある程度、村の予算を使って迎える。そうなると、ある程度見返りを求めても僕はいいと思いますので、今までにそのような話がありませんので、やはり協議会がまだ1回も行われていないということですから、3月以降はやはりやって、どうしてもそういう事業が進んでいく、構図が見えてきたら、そこにやはり東村の要求も入れていって、今後は交渉をして、少しでも見返りがあるようにお願いをして終わりたいと思います。 ○議長(神谷牧夫君) これで、東村開発プロジェクトの進捗状況についての一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。次の開始は11時ちょうどから開会しますので、それまで休憩いたします。   (10時53分) 再開いたします。                                      (11時00分) 2番、宮城毅君。 ◆2番(宮城毅君) 皆さん、改めておはようございます。 まず初めに、福永議員も話しておりましたけれども、去った9月の選挙において、村民の皆様のお力添えにより、この場に押し上げてくれたことに感謝を申し上げます。 また、コロナウイルスの感染が治まる気配のない中、村民の皆様が頑張っていらっしゃることに対して、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。季節の変わり目、インフルエンザの流行の兆しが危惧されており、村民の皆様には感染対策を万全にしていただくようお願いを申し上げたいと思います。 では、質問に移らせていただきます。 初めての質問なので、お手柔らかにお願いいたしたいと思います。 1番目に、高江集落における米軍向けの標識の設置についてありますけれども、高江集落、県道70線から新川ダム付近に18か所の標識設置がされておりますけれども、答弁書の中でいろいろ御説明がありますけれども、その要請をして設置をするまでの期間、それについての……。ちょっと早かったですか。(発言する者あり)すみません。やり直させていただきます。 1番目の質問ですね、高江集落内のある米軍向けの看板の設置についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。(発言する者あり)1番目の。 ○議長(神谷牧夫君) 暫時休憩いたします。                         (11時03分) 再開いたします。                                      (11時03分) ◆2番(宮城毅君) 高江集落の米軍向けの標識設置と村内生活と排水路について。 質問の要旨1、高江集落、県道70号線から高江小学校に行くT字路周辺及び新川ダム周辺の英語標識設置までの経緯と、どこが設置したのかとその効果について。 2、有銘照久団地と慶佐次六班排水路の整備と、平良、川田、宮城、高江区の生活排水路の現状についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 発言の答弁を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) ただいまの宮城議員の質問にお答えいたします。 1点目の質問について、高江集落内にあります英語表記の看板は、北部訓練場周辺を走行する米軍車両に対し、集落等への通行を未然に防ぎ、注意を促すために設置したものです。 これまでに米軍車両が高江の農道を通行し、猪垣フェンスの破損や農地への乗り入れといった被害がありました。また、米軍車両が高江集落の村道を通行することは、事故の危険が高まることから、高江区と村で防衛局に対し、米側の大型車両が通行しないよう、米側に対し注意喚起を求める看板設置等を要請し実現したものです。そのため、その設置は防衛局にて実施しています。看板の設置については、米軍車両から見やすい高さに設置し、表示内容も米軍と協議し決定したことから、通行抑止の効果は高いと考えています。 2点目の有銘区及び慶佐次区排水路整備について申し上げます。 有銘照久団地の排水の状況は、団地の排水が道路脇の側溝から土地改良区を通って有銘湾へ流れており、大雨時には山から雨水が大量に流れ込んでくることで、道路へ越流する状況となっています。これらを防ぐため、排水路に溜まっている土砂等を取り除き、配水桝を工夫することで対策を講じることとしております。改善には今しばらく時間を要しますので、御理解をお願いいたします。 慶佐次区六班の排水路の状況は、破損箇所が存在することを確認しております。今年度は一部修繕を予定しており、残りの修繕箇所は次年度に対応することとしております。地域住民の生活に影響がないよう対処してまいります。 生活排水路の現状についてお答えいたします。 慶佐次本部落は、慶佐次集落排水を導入しておりますが、他の地域は浄化槽や合併浄化槽で処理される排水が道路脇の側溝から河川へ放流されております。 なお、予算の範囲内において修繕や改修を随時行っているところです。 以上、答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城毅君。 ◆2番(宮城毅君) 村長、答弁ありがとうございました。 設置経過等については、村長の今のお話で大筋を理解できましたけれども、その要請をし、設置までの時間等についてお伺いをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの宮城議員の質問にお答えいたします。 今回、4月19日、21日に高江の集落の道を米軍車両が通行するということがありました。それに続きまして、22日に村長、高江区長で話し合いをしまして、その日のうちに防衛局に口頭で要請を行っています。 要請については、まず海兵隊、沖縄防衛局、高江区、東村の4者による話し合いの場を設けてほしいというのが1点。もう1点は、農道及び村道に入らないように、海水揚水発電所からの出口付近に、Fルート入口の案内看板を立ててほしいというのが2点。この2点を要請しております。 この要請を踏まえまして、5月26日に先ほどの4者による話し合いが行われました。話し合いの内容につきましては、看板の設置位置及び看板の内容について確認したところでございます。それを踏まえまして、沖縄防衛局さんのほうにおいて、8月31日に看板の入札が行われまして、去った12月13日に全ての看板の設置を完了したという報告を受けております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城毅君。 ◆2番(宮城毅君) 回答ありがとうございます。 課長の説明から言いますと、5月に始まり、6、7、8、9、10、11、12、約7か月の期間を要しているわけでありますけれども、その辺について、いろいろ事情はあろうかと思いますけれども、もっと早めにとか要望があるわけですから、早めの要請、予算的な面もあろうかと思います。その辺についての意見をちょっとお伺いしたいですね。時期を早められたのかどうか、その辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 私の認識としましては、4月に要請したものが、今年度中にできていることが、防衛局さんの凄い頑張りだと思っております。通常は、予算は、国においては、今年度の予算は、前年度の12月とかにはほぼ固まっている中で、今回このように急遽の要請にもかかわらず対応していただいたことには、今、感謝しております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城毅君。 ◆2番(宮城毅君) その件につきまして、村当局、高江区の頑張りに感謝、敬意を表します。本当にありがとうございます。 私がなぜこの質問をさせていただいたかと言いますと、やはり、まずその点に気づいたのは、私が議員に当選させていただいて、村内の実態把握ということで、高江部落に立ち寄った際、その標識を見させてもらったものですから、その質問をさせていただきました。 そして、また行政区の長、当事者である米軍、また防衛局が連携をし、対処をした好事例じゃないかと思い質問をさせていただきました。これで1番目の質問を終わります。 2番目の質問に行ってよろしいですか。 答弁書、村長の説明からありましたように、やっぱり土地改良区の兼ね合いであるとか、いろいろあろうかと思います。その件について、有銘区の排水路の件もそうなんですけれども、他部落の排水路、慶佐次部落とか、ほかの行政区の排水路の件について、各行政区のほうから要請があったのかどうかをお伺いさせてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えいたします。 要請があったものについては、順次、整備をかけているところです。ここにも書かれておりますが、慶佐次区からは、令和4年度の要請の中で確認をしています。予算も取っておりまして、あとは実施するだけなんですけれども、細かい調整がまだできておりませんので、ここに記載されているとおり、当初予定しているところについては実施する予定になっています。 最近、また別に六班のほうで不具合があるということも確認しておりますので、それについては、次年度予算編成に間に合うようにやっていきたいなと思っています。 あとの要請の箇所については、順次、修繕をかけておりますので、高江区については小学校前の詰まりとか、宮城区については第2団地でしたかね、そこの詰まりとか、そういったふうにやっています。有銘区については、文書であったかどうかは確認しないと分かりませんけれども、現場のほうに行かせていただいて、書記さんも立会の下、確認はしているところです。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城毅君。 ◆2番(宮城毅君) 課長、どうもありがとうございます。 要請あるなしに関わらず、各行政区、要請出している箇所もあれば、出ていないところもあろうかと思うんですけれども、村当局もお忙しくて大変だと思いますけれども、各行政区とたまにユンタクぐぁーをしていただきながら、生活排水路というのは、日常生活を営む上で、村民が本当にこの地域に住んで、東村に住んでよかったなと思えるのも最低限のことだと思うんです。そういう意味で、この質問をさせていただきました。 そして、この件について村長のお考えをお伺いしたいのと、私ども議会は12月15日の定例会で、ちょっと質問がそれますけれども、米軍の件について、抗議決議を採択させていただきました。その矢先に、先週12月16日ですか、宮城区のほうで、米軍車両によって塀が壊されたと。私ども議会も村当局も、村民の安心安全を守るのが最低限の義務だと思っております。その件についても、村長のお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(神谷牧夫君) 休憩いたします。                           (11時16分) 再開いたします。                                      (11時21分) 宮城毅君。 ◆2番(宮城毅君) 先ほどは失礼をいたしました。申し訳ありませんでした。先ほどの米軍の件については、取消しをさせていただきます。 最後になりますけれども、私はこれから先4年間、前例がないからと二の足を踏むことなく、村当局とタイアップをさせていただきながら、村民の要望を実現するために進んでいく所存でありますので、村当局のお力添え、よろしくお願いを申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(神谷牧夫君) これで、高江集落米軍向け標識設置村内生活排水路についての一般質問を終わります。 6番、伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) 質問事項、パインアップル補助金について。 現在1キログラム10円の補助は、いつから行われているのか。農家を応援し、パインアップルの村、継承・継続のためにも増額はできないのか、お伺いいたします。 ○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 伊佐議員の質問にお答えいたします。 東村加工原料用パインアップル補助金については、平成15年からパインアップル産業の振興と加工原料用パインアップルの安定確保を図る目的で創設されました。補助金交付の内容については、加工原料用パインアップルへ10円の補助を行っております。 現在の加工用パインアップルの価格については、原料価格と冠芽奨励金と当該補助金で構成され、1級が110円、2級が85円、3級が30円となっております。加工用パインアップルの価格については110円で推移しており、昨今の資材費の高騰を考えると、パインアップル缶の値上げを各方面に要請する必要に迫られていると考えております。 要請については、パインアップル缶詰の購入先である日本パインアップル缶詰協会へ買取り価格の値上げを生産者、JA、各市町村と連携を図り、要請をしていきたいと考えております。また、パインアップルは県の主要作物であることから、沖縄県にも加工原料への補助の要請を行いたいと考えております。 まずはパインアップル缶詰の買上げ価格の値上げが、パインアップル農家の生産安定と所得向上につながると考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) 非常に農家の皆さんが喜ぶんじゃないかというような答弁だと思います。買取り価格のこの値上がりの要請を考えておりますと言っておりますので、ぜひ実現してもらいたいと思います。 10円の補助が平成15年からということで約20年近くになるんでしょうか。この物価の高騰と併せて、やっぱりこの補助金を値上げしていくべきではないかというふうに思いますけれども、この辺この物価高騰と補助金ということに関してちょっとどのようにお考えか、お願いいたします。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 物価の高騰ということですけれども、日本全体がいろんなものが上がってきているのかなというふうに考えています。当然、生産資材もいろんな状況の中で上がってきております。また、食料についても上がってきておりますので、そのパイン缶詰につきましても、まずは末端の価格を上げていただきたいというふうに考えております。 10円の補助につきましては、東村だけの補助になっておりまして、農産加工施設にその加工品を出荷している農家さんは、北部一円で150農家ぐらいあるというふうに聞いております。その半分は東村からですけれども、10円の補助につきましては東村内だけの農家さんですので、先ほどから末端の値段を上げるという趣旨につきましては、やっぱり全体が値上げすることによって北部一円の農家さん全体の効果があるということで、村としましては、そういった方向でまずは缶詰の値上げの要請をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) ありがとうございます。 答弁では、沖縄県にも加工原料の補助の要請を行いたいというふうにお答えしていますけれども、もし県がこの補助ができるというような回答が得られた場合は、この村独自の補助と併せてできるのかどうなのか、その辺をお伺いします。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 併せてといいますか、今考えておりますのは当然10円の補助を行っているのは継続ですけれども、理想的には仮に県の補助ができるのであれば、東村全体の農家におきましては20円という形になりますかね。あと村外、東村以外につきましては10円の補助になるかと思います。さらなる増額ということは、今のところは考えておりません。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) 加工用パインの今の状況とパインの原料が不足しているのかどうなのか、年々減っているというふうに聞いておりますが、その辺もちょっとお伺いします。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 一時期かなり減っていたんですけれども東村だけの数字ですけれども、一時期600トン近くまで減っていたのが、平成24年の数字が今手元にありますけれども、それが平成26年、27年にかけて急激に上がっておりまして、また1,000トンを超えて若干1,000から1,200を推移しておりました。直近の中で一番多かったのが令和元年で1,430トンを出しております。 令和2年、3年が1,240トン前後で推移しまして、今年度は全体ではちょっと内訳はまだ確認しておりませんけれども、今年度12月の直近の数字では1,850トンというふうに報告を受けております。前年度と比較しますと、前年度全体で1,700トンだったと思いますけれども、百何トンか増えているという報告を聞いておりますので、去年と比較するとちょっと増えてはいます。 ただ、新規就農のところの農家さんの離農とかを予測した場合には、若干増えたとはいっても楽観視できる数字ではないというふうに考えておりますので、行政としてはパインの増産・増殖といいますか、そういったものはまだまだ新規就農も含めてですけれども、積極的に進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。
    ◆6番(伊佐真次君) 村内には立派な加工場がありますけれども、その他の加工場などに原料が流れるというか、奪われているというか、そういう現状はありますでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 細かい数字は把握しておりませんけれども、村外にも幾らか流れているのかなというふうな認識はしております。 その問題につきましては、やっぱり先ほどからありますように、その価格等の問題があるのかなというふうに考えておりますので、そういった価格の問題が解消できれば、また戻ってくる可能性はあるのかなと考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) 価格の問題だとおっしゃっていますけれども、分かる範囲でいいんですけれど、どのくらいの価格の差があるのか教えていただけますか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 現時点でほかでの価格はちょっと把握しておりませんけれども、今後、聞き取りができるのであれば確認はしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) ぜひ、ほかの加工場に負けないぐらい均等になるようにやっていけば、やっぱり農家が喜んで生産し、加工場にも回せるようになっていけばよいのではないかというふうに思っています。 先ほど福永議員も農協の赤字の心配とかなされておりましたけれども、ちょっと勉強不足で教えてもらいたいんですが、このパインアップル部会生産者で例えば買取り価格値上げ大会とか、そういうのは過去にあったのかどうなのか、ちょっと。あったでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 パインの価格については、なかったのかなというふうに認識しております。もしあれば一応、過去を調べてみたいと思います。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) 先月「さとうきび政策代表者大会」ですか、そういうのがありましたので、やはりパインについても全県的に買取り価格を何とか上げてくれというような大会とかもぜひあるとよいのかなあと思いますが、農家の皆さんから、そういう声が上がっているというようなことは聞いたことはないでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 その買取り価格のものにつきましては、まだ全体的には小さいんですが、一部の農家さんから、上げて役場が上げるわけではないんですけれども、そういった上がる何か仕組みというんですかね、してほしいというお話は聞いております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 伊佐真次君。 ◆6番(伊佐真次君) 農家が安心して生産に励めるように、行政も農協も一体となって各市町村が連携を図るというふうに考えています、というお答えでしたので、ぜひ実現をしていただきたいなあということで質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(神谷牧夫君) これで、パインアップル補助金についての一般質問を終わります。 休憩いたします。                                      (11時37分) 再開いたします。                                      (11時38分) 5番、宮城準君。 ◆5番(宮城準君) こんにちは。じゃあ、一般質問をさせていただきます。農林水産業振興補助金について。 農林水産業補助金については、本村の農業振興で最も重要な施策の一つであると思います。 そこで、次のことについて伺います。 1、令和元年度、令和2年度、令和3年度の補助金交付額は幾らか。 2、令和3年度において、補助金交付額が最も多い事業は何か。その補助額及び交付件数はどうなっているか。 3、肥料高騰対策として、国の肥料価格高騰対策事業を活用し、農家の支援を行うと9月議会で答弁されたが、現在の状況は。対象となる農家数の見込みは。 4、農林水産業振興補助金については、農業を取り巻く環境に対応するため、数度にわたり補助割合の見直しや事業の拡充等が行われてきたが、今の状況を見た場合、早急に検討する必要があると思うが、見解を伺います。 よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 宮城議員の質問にお答えいたします。 1点目の質問について、令和元年度については2,307万6,067円、令和2年度については3,250万1,940円、令和3年度については3,147万2,206円となっております。 2点目の質問について、補助金額が最も大きい事業は土づくり推進事業で、総額1,736万618円で、内訳が有機肥料で643万8,863円、化学肥料で補助額は1,092万1,755円、交付件数は4万1,959件で、内訳は有機肥料で2万1,053件、化学肥料で2万906件となっております。 3点目の肥料高騰対策については、11月の上旬に補助額の算定基礎となる価格上昇率が国から示され、それを受けて県より補助金交付要綱が示されました。補助金交付要綱の確認において、市町村で独自の補助を行っている場合においては一定の金額以上の補助対象外となることも示されました。本村の行っている25%補助は、多くの農家が補助対象外となる状況となっております。 4点目の質問について、議員指摘のとおり、農林水産業振興補助金について昭和58年に創設され、改正を重ねながら現在の交付規程となっております。現在では補助対象が多岐にわたっており、30年以上継続されてきたことが本村の農業を支えてきたと認識しております。農家を取り巻く環境については、化学肥料をはじめとする資材の高騰、パインアップル買取り価格の低迷、新型コロナウイルス感染症拡大など、農家を取り巻く環境は厳しいと認識しております。 3点目の質問と関連しますが、このような状況を踏まえ、農家支援の取組として、化学肥料補助率を10%に引き上げた補正予算を今定例会に提案しております。原案どおりの議決を賜りますようお願いいたします。 以上で答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) 答弁ありがとうございます。 答弁書を1点目から2点目まで、まとめて少し確認をします。 1点目の部分は私も決算書からちょっと調べてみましたけれど、若干金額が違うのかなあという感じもしますけれど、ほぼ決算書にある数字かなと思っています。一番大きい補助が土づくり推進事業ということであるように、令和3年度1,700万円余りが補助金として交付されております。その中でも多いのがやっぱり化学肥料が1,000万円余りだったというふうに思います。 件数については私の見解とちょっと違うんですけれど、私は、どういう何名の方々に交付したのかなあというのを聞きたかったんですけれど、この件数は一点一点のことを書いてみたんです。ちなみに、土づくり推進事業が264名の方に交付されています。化学肥料が302名の方に一応、補助金が交付されています。そういうことで非常に農家にとってはありがたい施策かなというふうに思っています。 そこで、土づくり推進事業の中身なんですけれど、調べてみますと過疎債で扱われているわけですよね。ですから、単独事業といいながら、7割の補助金を使ってやっているのと同じような施策をしているわけです。 そこでまず、年によっては100%近いぐらい過疎の起債に該当させているんですけれど、ここに来てその該当させている範囲がだんだん狭くなってきています。今、農林業は過疎の部分は総務課長だと思うんですけれど、その充当というか、それが減ってきているのは何か原因がありますか。過疎の相当部分に当たっていると思うんですけれど、割当てが減ってきているのか。それとも、ほかに相当部分の充当が回っているのか、その辺ちょっとお聞かせください。 ○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長宮田健次君。 ◎総務財政課長宮田健次君) お答えします。 今現在の過疎債のソフトの内訳なんですけれども、3,780万円が割り当てされていまして、内訳で言いますと、診療所の運営費用が720万円、それから歯科診療所の運営費用としまして360万円、それと、ここから農林部分になりますけれども、加工用パイン代の補助としまして1,300万円、それと土づくりにつきましては1,400万円を充当しているところであります。 御質問のありました近年の過疎の状況につきましてですが、今ちょっと手元に資料はないんですけれども、推測としましては若干減っているのかなという感じはいたします。これからにつきましても、見通しは国の情勢いかんによりますけれども、増えることはちょっと厳しいのかなという認識はしているところであります。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) 総務課長からは3,700万円の割当てという部分も今あったんですけれど、県の出されているものを見たら、東村の割り当ては3,820万円が今回、令和4年度に割当てをされていると思います。 中身を見ますと、途中で追加要求があれば増加交付できますよというようなただし書があるわけなんですよね。だから、その辺について、そういうことを申し出たことがあるのか。それを今回、例えば補正していますよという答弁書があるんですけれど、その辺も活用できる見通しがあるのか、その辺どうですか。 ○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長宮田健次君。 ◎総務財政課長宮田健次君) 過疎のことにつきましては今、県への増額の部分での申出についてなんですけれども、過去はちょっと調べていませんけれども、ないのかなということを認識しております。今後、要求がもしできるのであれば、要求していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) ぜひやっていただきたいなと思います。 調べてみますと、二次配分で一次配分の2倍までは可能だというようなことも示されていますので、その辺ちょっと調べられて、ぜひチャレンジしていただきたいなと思います。そうすることによって、今年度交付税として7割が返ってくるわけですから、村の財政にも非常によい結果になると思いますので、ぜひやっていただきたいなあというふうに思います。 それと実は9月の議会で肥料高騰のことについて質問したときに、村としての回答は、国の肥料高騰対策事業を活用してやりますよ、ということを繰り返し私に答弁しておりました。 今回のこの答弁書を見ますと、それに該当する農家はほぼいないというような答弁になっておるんですけれど、9月にそういう結果になると分からないで答弁をしたのか。それで国の対策を使って農家への支援がちゃんとできますか、ということを分からないままに答弁書を仕上げてしまったのか。 これを読みますと、11月にそれが判明したようなことを書かれているんですけれど、そういう考えで答弁してよいのか非常に気になっているんですけれど、その辺どう認識していますか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 9月の時点では、まだ国の肥料高騰の詳細が示されていない状況でした。ただ、支援をするというものは示されていましたので、それを補助金の導入ができればそれで対応したいということでしたけれども、あとは国のいろんな肥料の上昇率です。去年と比較しての上昇率等も、最終的にはその1.4という上昇率が示されておりますけれども、9月の時点ではまだそういった上昇率等も示されていない状況でしたので、その9月の時点ではできるだろうという想定で答弁をしたところであります。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) 見通しが立っていなくて答弁書を作ってしまったというような私は感覚しかありません。少しそういう対策をせんといけないというようなものに対して、その根拠なく答弁書をなされたという感覚であります。 ただ、今回、今の補助金の交付規程に10%を上乗せするというようなことも記されておりますので、その辺についてはぜひやっていただきたいというふうに思いますし、この答弁書の中で、おおむね多くの農家が対象外になるというような書き方をされていますけれど、じゃあ対象となる農家は何名ぐらいいるのか、どういうような状況になっているのか、その辺を少しお聞かせください。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 多くの農家が対象外というふうに申しましたけれども、その農家の肥料高騰の多くは農協さんとかではあるんですけれども、把握できないところの農家さんはもしかすると対象になるのかなというふうに想定し、多くの農家が対象外というふうに申し上げましたけれども、実質、役場で把握している農家さんにつきましては、ほぼ対象外になるという認識であります。恐らく国の事業での対象は、ほとんどいないのかなという認識であります。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) はい、分かりました。把握できていない農家もいるということですので、こういう書き方になるのかなあというのは理解できますけれど、なかなか今の農家の実態が農林のほうでは把握できていない部分が多いのかなあという今、実感を持ちました。その辺について、ぜひ農家の把握に努めていただきたいなあというふうに思います。 肥料の高騰の状況ですけれど、どの程度上がっているという認識ですか。例えば、今の現状と1年ぐらい前とどの程度変わっているという、上昇しているという認識でしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 ある程度、東村の農家さんがまず、どのような肥料を多く買っているのかを調べました。代表的なものは24品というんですかね、24肥料といいますか、そういったものは一応調べてあります。全部を説明すると時間がかかりますので、代表的な3品を申し上げたいと思います。 まず、パイン農家が多い現状ではBB434という肥料がございますけれども、農協さんの税込みの販売価格で申し上げます。去年の令和3年10月時点では1,744円、それが今年の10月時点で2,836円。 次に、パイン新1号という肥料ですけれども、これにつきましては去年の10月が1,609円、今年の10月で2,494円。 それと黒石灰がありますけれども、これにつきましては去年の10月が954円。黒石灰については、ほとんど上昇はないです。今年の10月で957円です。 あと一つ、これは4番目ですけれども、BB666というのがあります。これにつきましては、昨年の10月で1,719円、今年が2,752円というふうに、黒石灰以外の3品につきましては1,000円前後の上昇というふうになっております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) 今、課長が言ったとおり、上げ幅の大きいものが60%以上ということは160%以上の上昇をしているわけですよ。というように……。 ○議長(神谷牧夫君) 暫時休憩します。                           (12時00分) 再開いたします。                                      (12時02分) ◆5番(宮城準君) 今課長からあったように、1,000円前後の値上げをしておるわけですよ、この1年で。もちろん、2,000円が3,000円、1,000円台が2,000円台になっているわけです。そして、平均的に見ても60%程度もう値上げしているわけです。そして、農協の部分を調べてみたら、次年度もまた同じような形で上がっていくというような見通しもされています。 そういう中で、今回、緊急的に10%を上げるという部分なんですけど。大変いいことではあるんですけど、私は60%の値上げに対して、10%は少し弱いのかなという感もします。その辺についても、ぜひ、先ほどソフトの過疎の話しもしましたけど、その辺もうまく利用して、できるだけ仕入れの拡大をしていただきたいんですけど、その辺どうでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 議員指摘のとおり、私の資料でも、上昇率の大きいのは1.6%以上上昇している数字になっております。まだまだ高騰が続くということで、補助に関する見解なんですけれども、農林としましても財政等を調整しながら、できるだけ国等の、何というんですか、利用できる補助等あれば、その辺は総務のほうの財政等を調整しながら、できるだけその上昇幅を抑えることができるような仕組みは検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 宮城準君。 ◆5番(宮城準君) 前向きな答弁ありがとうございます。ぜひ、こういう昨今、社会的な情勢の中でなかなか肥料価格が下がるということは非常に考えにくい現状になっておりますので、農家を取り巻く環境はますます厳しい状況が続くものだと示唆をします。ぜひ、その場、そのときに合ったような施策を展開していただきますようお願いをして、私の質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(神谷牧夫君) これで、パインアップル補助金についての、これで農林水産業振興補助金についての一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。 午後は、1時半より再開いたしますので、よろしくお願いします。                (12時06分) それでは、午後、再開いたします。                              (13時30分) 3番、東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) こんにちは。午前中に福永議員、宮城議員から挨拶、感謝の言葉がありました。私も一言述べさせていただきます。 9月の選挙におきましては、「始まりはあなたの声、活力ある東村の実現を目指して」と銘打って運動を展開しましたところ、村民の老若男女により御支持を頂き、この場に立たせていただいており、本当に感謝しております。村民一人一人の声に耳を傾け、議会活動に生かしていく所存です。村民の皆様、本当にありがとうございました。 それでは、一般質問に行きたいと思います。 質問事項、赤土流出防止対策、鳥獣害防止対策について。 質問の要旨1、赤土流出防止対策。 ①東村の赤土等対策の現状、海域の状況はどうなっていますでしょうか。 ②東村赤土等流出防止対策協議会の事業計画は。 ③赤土等流出防止対策の課題解決のための取組(対策)はどうなっていますでしょうか。 2、鳥獣害防止対策。 ①鳥獣害防止総合対策交付金(ワイヤーメッシュ等補助)による高額補助の導入の活用予定はどうなっていますでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) それでは、東江議員の質問にお答えいたします。 本村の赤土等流出防止対策は、主に農地による対策となっております。 令和3年度の村及び協議会の実績を申し上げますと、グリーンベルト5.8ヘクタール、分解性マルチ6.5ヘクタール、心土破砕3.5ヘクタール、キュアマットトラッシュマルチ1.9ヘクタール、合計17.7ヘクタールとなっております。 海域の状況についてお答えいたします。 令和3年度の沖縄県赤土等流出防止対策基本計画最終評価によると、平成21年度SPSSランク7から令和3年度SPSSランク7と海域の懸濁度に変化はなく、天候によっても差はあるものの良好な状態とは言い難い状況であります。 東村赤土等流出防止対策協議会の活動についてお答えいたします。 年度当初に総会を開催し、活動計画を策定しております。令和4年度は、実施予定圃場の選定、マルチ配布、グリーンベルト苗の株分け配布、心土破砕圃場の決定等を行い、赤土等流出圃場調査、施工済み圃場の調査を行っております。また、企業ボランティアの御協力を得て、赤土等流出対策活動も行っております。企業ボランティアの中には漁業組合も参加し、キビトラッシュの作業も行っております。 赤土等流出防止対策の課題解決のための取組について申し上げます。 赤土等流出防止対策に対する農業生産者の意識醸成が今後の課題となっていると思われます。積極的に取り組む生産者もいらっしゃいますが、協議会職員が説得して実施する場合など様々です。無償で対策資材を提供しておりますが、残念ながら協力いただけない生産者の方もいらっしゃいます。 今後の取組として、圃場対策、流域での対策、河川対策等の検討を行うとともに、広報活動の強化、新たな手法による対策の導入を含め、対策の強化に努めていくことが重要であると認識しております。世界自然遺産に登録され、今後ますます関心が高まっていくこともあり、協議会との連携を強化し、対策に取り組んでまいります。 次に、鳥獣害防止対策についてお答えいたします。 本村においては、平成20年度より有害鳥獣施設事業として、ワイヤーメッシュ、猪垣、電気柵、箱わな等への補助を行ってまいりました。補助率は50%以内で要綱に基づいて交付を行っております。 議員指摘の鳥獣被害防止総合対策交付金については、補助率は3分の2以内で資材を貸し出す仕組みで、鳥獣被害のあった圃場が対象となっております。事業の実施に当たっては、前年度に要望箇所の調整を行い、次年度に県の予算の範囲内において対象箇所が決定される仕組みとなっております。 今後の事業の導入については、令和5年度において要望調査を行い、令和6年度の事業実施に取り組んでいきたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございました。この赤土防止対策については、去った6月にも仲嶺議員がちょうど質問しているんですけど、私もちょっと勉強不足でちょっと分からなかったんですよね。今回出して、ちょっと彼が出したのをちょっと読み返してみたんですけど、それと比較しながらちょっと質問したいと思います。 ちょっとあっちこっち飛ぶと思うんですけど、海域の状況についてですけど、先ほど午前中、ちょっとホテルの場所とか、慶佐次ですか、有銘のほうですかね、向こうの話があったんですけど、向こうの海の状況はどうなっているんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えします。 特に有銘湾ということだと思うんですけれども、県の報告書のほうで見ると、東村全体、SPSS7というランクで評価をされているところです。SSPというのは、濁度、汚れている。SSP1から8まであって、7の段階にあるということで、かなり悪いのかなというふうに感じているところです。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ただいまの説明に合ったように、8ランクの中の7というのは、相当汚れていますよね。そういった中でホテルとか、そういったのはどうなんでしょうか。大丈夫なんでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの東江議員の質問にお答えします。 赤土の状況とかの話も土地の契約者とはやっておりまして、その辺も理解した上での土地を契約しているものと認識しております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) それでは、東村赤土等流出防止対策協議会のメンバーをちょっと紹介してほしいなと思います。何名なのか、どういった役職ですかね。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えします。 赤土等流出防止対策協議会の協議会の役職というか、メンバーですね。 まず、最初に、東村の副村長が会長ということになっています。副会長に東村建設環境課の課長、東村農林水産課の課長補佐が監査委員。あと、JAおきなわ東支店の経済課長が監査委員。東村赤土等流出防止対策協議会のコーディネーターが事務局長になっていまして、あと、JAおきなわパイン対策部の方が1名、それと、東村農業委員会から会長が参加されております。あと、国頭漁協協同組合の東支部がお1人、支部長がお1人。あと、書記会計に東村建設環境課の主事、担当職員が書記会計を務めているということであります。以上のメンバーとなっています。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ちょっと私、疑問に思ったんですけど、その中に区長とか、そういった団体の職員がちょっと、職員というんですかね、メンバーが入っていないのはちょっと疑問に思います。なぜなら、赤土問題は、農家さんだけの問題でもなく、漁業を営んでいる方だけでもなく、東村、例えば、観光の地で民泊もなさっているし、もういろんな村民全体の問題かなと思っています。それなので、ちょっと区長とか観光推進協議会の方なんかも入ってしかるべきじゃないのかなと思ったりもするんですけど、その辺の辺り、またお答え願えたら幸いです。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えします。 協議会の規約がありますので、それに従って役職で、当て職というんですかね、ということで決まっております。これは持ち帰って、協議会に御提案させていただいてみたいというふうに考えています。ありがとうございます。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございます。6月の定例議会の答弁、仲嶺議員の質問の答弁、村長さんのほうから、意識醸成が今後の課題となっていると記載されていました。今回もそういう一文があるんですけど、それは、何というんですか、対策というんですか。課題解決に向けてどんなふうに考えているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えいたします。 赤土に対する農家の皆さんの考え方というのをもっと理解を、何といいますかね、深めるというか、というのが必要かなというふうに考えています。広報活動とかいろいろな宣伝活動もやってはいるんですけれども、ちょっと弱いところがありますので、赤土が流れることによって圃場に与える影響とか、そういったものを詳しく説明できるようにしていく必要があるだろうというふうに考えています。 JAの規模拡大事業の参加者対象に赤土の説明会とかを持っておりますけれども、非常に限定的になっているというふうに感じておりますので、そこら辺ちょっと改善していく必要があるだろうというふうに考えているところです。広報をしっかり、パンフレットなどなどをつくって、意識を高めていくというふうなことが必要かなというふうに考えています。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございます。この答弁書のほうに、農家さん、積極的に取り組む生産者もいらっしゃいますがとあるんですけど、例えば、ちょっと後ろ向きの生産者とどちらの比率が多いのでしょうか。大体でよろしいです。 ○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。 ◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えします。 それ総枠は、ちょっと把握しておりませんけれども、積極的に参加される方というのは、そんな少ないかなというふうに考えているところです。コーディネーターからいろいろお話聞いたりすると、活動に、何というかな、作業にかかるよりも農家に説明する時間が長いと。長いというか、非常に時間がかかっているというふうなことも聞いておりますので、そこら辺から考えると、あまり積極的に参加していただけていないのだろうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございます。私も実は海人に呼ばれて、ちょっと赤土のことを質問してくれませんかということでこの場に立っているんですけど、これはもう余談になると思うんですけど、海人同士、海人も半農半漁の方もいらっしゃいますので、その方たちは、結局、漁業も営んでいるんだけれども、農業もしていると。兼業、兼業といいますかね。そういった方たちもちょっとあまり赤土防止対策に積極的ではないというような発言があったんですよね。そういった情報があったので、これはやはり私としては、これはもう村民ぐるみでしないといけないかなと思いますね。やはり赤土というのは、もうパイン産業が活発になって拡大、規模が拡大になって、そういう現象も起きたんですけど、私も農家の娘でもうパインで大きくなりましたので、ちょっと心痛い部分もあるんですけど、今までは雨が降ると、「ああ、赤土だね。もう赤く染まっているね。東村が赤いね」と言って、もうこれで終わりだったんですよね。翌日、翌々日、いい天気になるとまた忘れてしまって。だから、今回、この場に立っていますので、もう自分もちょっと啓発運動、村民に一人一人に機会あるごとに伝えていきたいなと思います。 なので、私からの提案なんですけど、村長さん、この東村は、赤土防止条例、沖縄初、第1号だったと思うんですけど、それにちなんで、また赤土防止対策に関する何かキャンペーンとか何か制定、何とか日、パイナップルの日とかありますよね。本当はちょっとマイナスのイメージもあると思うんですけど、そんなふうにして、児童から生徒、もうみんな網羅して取り組む必要があるのかなと思います。 ちなみに、児童生徒のちょっとボランティア活動とかやったことがありますでしょうか。この赤土対策で。また、数年前はちょっと東港、ちょこっと見かけたりもしたんですけど、それ以外にまた要請があったのか、なかったのか。 また、例えば、教材で環境問題も取り上げている学年もありますので、それを機会にまたこのキャンペーンの中に作文とか、赤土に関する作文とか絵とか、そういったものをして、みんな村ぐるみで大々的に行ってほしいなと思います。 ということで、教育長、ちょっと一言お願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 教育長、比嘉鶴見君。 ◎教育長(比嘉鶴見君) 今の東江議員のお話ですけれども、たしか、子供たちが農業立村なので農業について学ぶとか、あるいはまた、パインを植えたり、植え付けしたり、パイン収穫体験などやっていますけど、赤土に関して焦点を合わせた学びはなかなかやっていないのかなと思っています。今捉え方として、農業と絡んでの赤土対策という形であるんですけれども、今、議員おっしゃるとおり、全ての環境、観光を含めて、全てのものに関わってきますので、これから子供たちもやはり東村の問題、こういう環境問題に関してはいろんな機会を通じて、東村教育委員会としても、またいろいろ積極的に子供たちに教育を受ける機会、できる機会をつくっていければなと思っております。これからの取組になりますけれども、またいろいろ御指導をお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございます。これが本当に実行できたら、とてもいいなと思います。その決意でもないんですけど、村長の考えをちょっと聞かせてください。村民一丸となって取組ということに対して。 ○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) それでは、東江議員の質問にお答えいたします。 先ほどの赤土対策、これ東村の長年の課題であります。これ東村が林業から農業、パイン産業を導入するいきさつの中で、その当時は、まずは面積を増やすと、いかに収量を上げるかというのが、農家にとっては非常に生活する上で重要な課題でありました。そういうことで、その当時は、恐らく、面積を拡大するために谷間にこの表土をはぎ捨てて、そのまま押し込んでいくと、そういう工法でずっと面積拡大で来たんではないかなと。それが今の赤土の汚染の一つの大きな原因だったんだろうなと考えております。それを反省する意味で、東村は、沖縄県で最初に赤土防止条例を制定して、対策をしてきました。その当時は、まずは役場がのり面に吹きつける芝、そういったものも機械を買って、直接、農家のほうに行ってその対策を一緒にやると、そういうところもありましたが、やはり長年やってくるとどうしてもその対応が厳しいということで、今の状況になったんではないかなと思っておりますが。現在は、やはり面積を確保することじゃなくて、パイン生産農家として、農家というのは、この土地をいかに有効に集約して使うかと、そういう方向に転換しているんじゃないかなと思っております。 そういうことで、まずは農地での、農地から流出することを防ぐと、それがまず基本ではないかなと思っておりますし、その農地の周辺の流域、そこにどういう形で対策するか。さらには、最終的には河川に行くわけですが、河川の中で砂防ダムを造る。それをしゅんせつしながら活用するとかいろいろな方法があると思うんですが、今、今年、調査、モデル地区で調査が入っています。その中で赤土対策の、例えば、圃場対策、流域での対策、河川の対策、そういうものを含めると、赤土対策がある面では効果が出てくるのかなと思っております。それでも100%にはならないわけですね。そういうことで、やはりこの赤土が、先ほどあったように平良湾、有銘湾は、その流域、海域に相当堆積しているんじゃないかな、被害があるんじゃないかなとは考えております。 ただ、これまで言ったものをこれを元に戻すのは非常に厳しいではあるんですが、今後、この対策でいかに赤土を抑えていくか。それと、その中で漁業者が非常に養殖部門で被害があると、常に要請、要望を受けております。その対策をしてくれということで、この協議会の中で、漁業組合も積極的にこの防止対策を一緒にやりましょうということで、その中がやっぱり農家が、漁業者がこういう状況だから一緒にこの対策をやりましょうと、そういうことが非常に大切になってくるんじゃないかなと私は思っております。要するに、村民全部でそういう方向に行かないと、なかなか改正というのは結びつかない。そういうことがありますので。 それと、これは北部地域全体の問題なんですよね。東村だけの赤土じゃなくて。北部、ほとんど赤土です。ほかの市町村でも赤土出ております。ということで、東村だけの対策をしても厳しいのかなと思っておりますし、将来はやっぱり北部地域を、いかに赤土の流出を防ぐか、それが大きな課題になるんじゃないかなということで、県も巻き込んだ形での運動を展開しないと厳しいのかなと思っております。 ということで、農林水産部との意見交換会の場でも、赤土対策を北部全体の課題ということで捉えてくれということで要望しております。これがいつ県が動くのかまだ分からないんですが、我々としては、東村も当然やりますが、北部全域でいかにこの赤土対策をしていくかというのが大きな課題になるんじゃないかなと思っていて、そこの県との連携も含めて検討していきたいなと、実施していきたいなと思っております。北部3村、これは世界自然遺産登録されましたので、自然の保護というのは大きな課題となっております。それも含めて、やっぱり答弁、先ほど答弁したように、村民がこれは守らない、この赤土対策をしないといかんなと、そういうふうに仕向ける、お互いに協力すると、そういうことがないとこれ前に進めないんじゃないかと思っておりますので、今回、赤土対策でいろんな協議会で実施しているものの中で全部、ほとんどが無償でやられているわけですから、ぜひこれを理解していただいて、もっとこの面積が広がるような形に対策すれば、農地での流出はある程度防げるんじゃないかなと私は思っておりますので、これ村民の一つの大きな運動として、当然やらざるを得ないだろうなとは思っておりますが、今後、この対策をまず実施しながら、パンフレットも、最近、各家庭に配られているんじゃないかなと思っているんですが。そういう対策をすれば、ある程度防げるということが分かっておりますので、ぜひ、海人の海を守るという使命感もある中で、やっぱりみんなで協力して、そういう方向に行かないと赤土対策、前に進めないじゃないかなと思っておりますので、そういう形での、村民を巻き込んだ形での取組も必要かなと思っております。 ただ、これすぐ、はい、やりましょうという話じゃなくて、今やっているものを確実に進めていくと、そういう一歩からまず進めていきたいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございます。私、一月ほど前ですかね、宜野座村に行ってきました。向こうもちょっと先進地だということで海人から話を聞いて、向こうの役場を訪ねていったんですけど。そして農場もちょっと視察してきて、写真も撮ったんですけど、東村とはちょっと変わった何か取組かなと思って。また立て看板もあったので、とてもほら、目に見える形でできていていいかなと思いましたので、また、ぜひ、この赤土問題もとても奥が深くて、もう難しい問題もいっぱい抱えていると思うんですけど、全部、村民みんなで力を合わせて、まずは自分たち東村から、川田から、平良から、それぞれの地域で頑張っていけたらいいかなと思います。これは一番農家さんの理解がないといけませんので、農家さんにもまたね、働きかけるというんですかね。こういった場所をもっともう少し、先ほど課長がおっしゃっていたように、広報とかね、目に見える形でもやってほしいなと思います。もうちょっと支離滅裂になってしまったんですけど。 次には、ワイヤーメッシュのことについてちょっと質問します。 総合対策交付金は、これ県とか、これいつからそういう補助金ができたのかちょっと教えてください。東村の補助ではなくて。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの東江議員の質問にお答えします。 ちょっと申し訳ございません。ちょっと県の事業がいつからやっているのかまではちょっと確認してはいないんですけれども、以前からあったというふうに聞いてはおります。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございました。今後の事業の導入については、私は、5年度において要望調査を行い、令和6年度の事業実施に取り組んでいきたいと考えておりますとあるんですが、どんなふうに要望調査を行うのか、具体的に教えてくれませんでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの東江議員の質問にお答えします。 これにつきましては、これから、来年の話ですけれども、前もって広報誌とか、あとは、各区長さんにお願いしたりとか、あとは、来られる農家さんにチラシ等を配って案内はしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) これがどうして今まで実施できなかったのか。ちょっと課長、すいません。お願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。 ◎農林水産課長宮城調秀君) ただいまの東江議員の質問にお答えします。 たしか、これと似たような事業を以前にやった経緯があるというのは認識しております。 ただ、今の現状を申し上げますと、既に、例えば、もう農業をされていて、パイン農家さんとかであれば、ほぼ、何といいますか、村の補助等を使って、そういったイノシシ対策等はされているのかなというふうに認識しております。 先ほどこの事業を説明しましたように、この事業に、県の事業については、被害があるというんですかね。被害があることが前提になります。そうしますと、やはりもう、農家さんとしては被害が出てからでは遅いということで、多分、村単独の事業を使って、もう既に実施されているわけですから、逆に、もうこの事業をやろうとしても、何というんですか、対策はされているわけですから、それほど需要がなかったのかなと。 それと、今農家さんがその単独の事業を申請されるのは、例えば、新たに畑を借りたとか、規模拡大とか、そういうところになりますので、そうすると、今からの話ですので、被害はまだないわけですね。そうすると、どっちが使いやすかといいますと、やはり村の単独のほうを畑をあげて、開けてから、開墾してから、村単独のワイヤーメッシュを引いたほうが、何といいますか、畑のそういうイノシシ対策としては、早く対応ができる。臨機応変に対応ができる。 県の事業につきましては、先ほど言いましたように、前年度に事業調整とか、そういう手間暇が結構ありますので、やはり臨機応変、農家さんとして使いやすいのは単独の事業かなと。そういった経緯があって、やはり需要が村単独の事業だけになったのかなというふうに推察をしております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) ありがとうございます。ちょっと私、疑問に思ったのは、この事業交付金は防止総合対策ですよね。防止するための交付金なので、被害があってからというのは、ちょっと全然、自分自身納得もういかないんですよね。課長の説明では分かるんですけど。一応、私としては、例えば、県なり国なりに、もう防止なので被害があってからでは遅いですよね。だから、そこら辺をちょっと突っ込んで、要請なりしてほしいなと考えています。よろしくお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長宮城調秀君。
    農林水産課長宮城調秀君) ただいまの東江議員の質問にお答えします。 確かに、被害が出る前にできたら事業としてはとてもよかったのかなというふうに考えております。 ただ、例えば、国など県の事業を見た場合には、何というんですか、経済効果という、その事業をやることによって明らかな効果を確認という、分かるという、分かりやすい事業効果を求めてくるわけです。 そうしますと、例えば、ある畑があると。そこで被害ありましたと。そうすると、被害を防止するために柵をしました。そうすると、被害はゼロになりますよねという、何というんですか、そういう事業の組立てをしてくる傾向がありますので、どうしてもやや使い勝手の悪いような。農家さんからしてみれば、いや、被害があってからでは遅いでしょうということにはなるかとは思いますけれども、やはり国、県としては明らかな効果を確認したいという、そういう経緯があっての事業の組立てなのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 東江光枝君。 ◆3番(東江光枝君) やはり県、国は手ごわいですねというような一言に尽きるんですけど。でも、何か機会あるごとに、そういった農家の声は伝えてほしいなと思います。一生懸命、皆さん、職員が頑張っているのをあちらこちらで耳にしたり、パンフレットとか見て、赤土防止にしろ、ワイヤーでも、いろんな補助がもう細かくされていて、農家さんから東村はいいんだよというような声も聞こえて、やはり新しく新規農業者というんですか、それも増えつつあるということでとても喜んでありますけど、ただ一言、ちょっと質問して、またちょっと要請、何か事あるごとに国、県のほうにさせてほしいなと思いました。それが赤土については、ぜひ村長さんも先頭になって、キャンペーンなり何なり村民に見える形で実施してほしいなと思います。 以上です。質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(神谷牧夫君) これで、赤土等流出防止対策鳥獣被害防止対策についての一般質問を終わります。 7番、仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 12月6日、日経ビジネス学院の教職員合わせて約300名、その前に11月29日に東中学校職員によるボランティア作業で370キロ。日経ビジネス学院が可燃物640キロ、不燃物290キロ、産業廃棄物800キロで、トータル約2トン余りの、何というのかな、漂着ごみ。多分、2トン車でいうと、4台、3台ぐらいか4台ぐらいになるんじゃないかなと思うんですが。それの処置も職員、建設環境課の職員も一緒にやって、海岸がきれいになりました。この場を借りて、東校の職員並びに那覇日経ビジネス学院の教職員及び生徒に感謝を伝えたいと思います。 それでは、一般質問をこれより行います。 定住促進住宅について、昨年度6月も僕がやったんじゃないかなと思っています。 各区の定住促進住宅の状況はどうなっているのか。空きがあるのか、また満杯なのか。 2番、令和3年度6月定例議会で金額について、そうですね、いろんな方向で検討する必要があると答弁したが、検討はしたのか、していないのか。 3番、令和4年3月定例議会で、害虫対策、入居者の意見を聞いていきたいとの答弁でしたが、聞き取りはしましたか。 4番、定住、集合型、グレードが違うが、家賃は一緒。おかしいと思うが、そのことについて検討したのか、またどうかを問います。 ○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 仲嶺議員の質問にお答えいたします。 1点目の定住促進住宅の現状については、議員御存じのとおり、定住促進住宅には戸別型と集合型の2種類あり、戸別型は、宮城、川田、平良、有銘の4地区に4戸ずつ計16戸建設しました。集合型は、川田、平良、慶佐次地区に建設し、計59戸あります。また、宮城地区には令和2年度に産業支援住宅を4戸建て、総計79戸となっております。 11月末現在、有銘地区の戸別型2戸に空きがありますが、他地区の戸別型、集合型及び産業支援住宅は全て入居されています。 2点目の質問について、金額についていろいろと検討し、これまで戸別型の浄化槽維持管理は入居者の負担で行っていましたが、令和4年度より村が一括して定期的な管理を行っております。よって、入居者は浄化槽のくみ取り費用のみの負担となっています。 3点目の害虫対策に関する入居者からの聞き取りについては、有銘定住促進住宅の空き部屋の管理を行う上で担当者が定期的に清掃を行っており、その際に入居者へ害虫について聞き取りを行ったところ、アリやクモといった虫が室内に入ってくるとの話を聞いております。 4点目の質問にお答えします。 戸別型、集合型は構造や間取りは異なりますが、入居希望者は、戸別型か集合型かの選択をし、提示された家賃を了解した上で入居の申込みを行っております。現時点において、空き家は少ないことから、適正な家賃設定であると認識をしています。 以上、答弁といたします。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 有銘の定住住宅を、1戸は、今年、慶佐次の団地ができて、そこに引っ越したと。でも、1戸については、もう大分、年数たっていると思いますが、何年から空き家になっているのか。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの仲嶺議員の質問にお答えします。 令和2年度から空いております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) いや、そちらの中学校を卒業して、高校に入るときに、4月から出ていっているんで、もう3年以上なっていると僕は思うんですけどね。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの仲嶺議員の質問にお答えします。 そちらは私の息子と同級生ありますので詳しく知っておりまして、はい、令和2年度からで出間違いございません。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) ああ、そうか。同級生か。大変失礼しました。僕はもう3年、高校卒業しているから、もう4年目になっているのかなという勘違いしていました。これはどうも失礼しました。 次に、ヤスデ、アリやクモといった形になっている。ヤスデもムカデも入ってきていたんですよ。この答弁書ではヤスデとムカデがなくっているんだけど、その辺、確認ちゃんとしたんでしょうか。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの御質問にお答えします。 答弁では、アリやクモといった虫というふうに表現されていますけれども、ヤスデなどもお聞きをしております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) ヤスデ、ムカデは、町営団地、皆さん入ってくるということで、そういう話はしていました。 担当によると、その前はカジラマーイというか、張りコンをお願いしたんですが、今は定期的に殺虫剤を使用しているということなんですが、その頻度は3か月に一遍なのか、その辺をお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの御質問にお答えします。 まず、張りコンにつきましては、張りコンを専門の業者と調整を行った際に、今回の害虫の種類とか建物環境を考えると、張りコンをしても害虫の発生を防ぎ切れるという保障はないということだったものですから、薬剤散布による害虫駆除という部分を空いている住宅に試験的に行いました。試験的に行ったところ、効果が大分確認できましたので、次年度以降、年に2回程度、この害虫対策で行っていこうと考えていますけれども、ただ基本的に、害虫の対策は住民の方、住んでいる方がやはり行ってほしいなという部分もありまして、やはり多く発生する場合にはそういったように対策できますけれども、基本的なことは入居者のほうで行ってほしいと考えているところです。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 張りコンに関しての自分が質問したのはカジラマーイ、アリが入ってくるとか、ムカデとかヤスデ、そうすると、メイクマンのところ、あれ市販で売っているアリ、ムカデの殺虫剤、白い粉、そういうのがピンポイントでまけるからという意味でのカジラマーイの質問をしたんですよ。そしたら、業者さんと話したら、今、張りコンして上から張ってくるよという意味とはちょっと違った意味での張りコンの。そうすると、張りコンして、そこに殺虫剤、粉をまくとやり止めやすいです。それは入居者がやるのは当たっています。ただ勘違いしないでほしいのは、僕が前回言ったのは、その張りコンもやって、ピンポイントで住民が農薬じゃない、殺虫剤まけるよという意味での張りコンの要請だったんですよ。それを業者さんと話して、張りコンの上からも入ってくるよとかという発想ではない。これは今で訂正してくださいね。はい。 4点目の入居者希望者は戸別型、集合型を選択して定義されて、家賃で了解した上でのというのもちょっと、僕が質問しているのは、グレードが違うから、お金はちょっとでも安いほうがいいんじゃないのという意味でのやっているんであって、借り側が、納得しているからいいさじゃなくて、そういうのをちょっと役場の皆さんで考えて、そうですよね、2LDK、2万5,000円だったら2万円にしましょうかでもいいんじゃないかということでやっているんだけど、全然、この答弁、この答弁どう、もう1回説明してくれますか。課長。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの御質問にお答えします。 村としましては、集合型と戸別型と全くグレードという感覚では考えていなくて、それぞれ違う建物として認識しています。戸別型を住みたい人も、もちろん一戸建てですので、そこに住みたい人もいます。あるいはこの集合型でみんなと近くにいたいなという人もいます。そういった方々のニーズに応じて戸別型と集合型というのを造っておりまして、それが中身が間取りが違うとか、構造が違うということでグレードが違うという認識はないという意味でございます。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 2LDK、間取りとか何とかのことを言ったことないですよ。ただ、2LDKで2万5,000円というのは、いいですか、グレードが違う。プリウスと僕の軽トラックの差があるんですよ。ドアのノブにあれはあるでしょう。何だかモニターもついていますよね。集合型は。オアシスはついているんですよ。 それと、ピンポーンだけとモニターあるのとでは違うでしょうと、僕が言っているのはそういう意味だよ。住みたい人が戸別だろうが集合だろうがどっちでもいいではなくて、同じ2LDKだから2万5,000円というのは、ちょっとおかしいんじゃないのと言っているんですよ。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの意見にお答えいたします。 村としましては、集合型と戸別型を比較しているわけではなくて、戸別型は戸別型として、ここに一戸建てに住みたい方がいらっしゃいます。そういったニーズに対応して造られたものと認識しております。 集合型は集合型で、集団で生活したいという方、近くに移住したとかでしたら、近くの人、人が近いほうがいいなという方はそこに住める、住むだろうと思っていますし、そういったことで2つは違う建物だと認識していまして、そのピンポンが違うとか、そういった部分のくくりで家賃をどうこうという考えはございません。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 言っているあれが伝わっていないのか。いや、2LDKで分けていますみたいな、前のときの答弁と、課長代わっているんで。ずっと議会だよりを見ているんですが、いつも同じ答弁ですね。 例えば、これは3月定例会の前の質問でいろんな方向から検討する必要があると答えていて、2番の答えが、集合型のオアシスげさしは、20世帯に41名、キングス川田、19世帯49名、アザレアレアたいらが17世帯49名の入居となっていますと。質問のあれ回答が、全然、違っているんですよね。3番で、固定した金額ではなく、差があってもいいのではないのかと、一部抜粋ですけど。それに対して、新年度に対応していきたいと考えております。最後の2行で。それは検討したのかどうか。 ○議長(神谷牧夫君) じゃあ、休憩いたします。                       (14時22分) 再開します。                                        (14時30分) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの仲嶺議員の質問にお答えします。 新年度に対応してまいりますという答弁につきましては、周辺の害虫の対策について、新年度に対応してまいりますということでございます。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 1つ削除をお願いしたい。お願いします。 先ほど2LDKの家賃の2万5,000円と1Kのものと勘違いして、それを削除お願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 訂正。 ◆7番(仲嶺眞文君) はい、訂正をお願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) 戸別型ですけど、1つ村長に提案なんですが、20年、25年、例えば、ずっと子育てをやって、高校生になっていって、はい、出なさいではなくして、そこにずっと住み続けたい人が、家族がいれば、20年か25年かで区切って、家賃がゼロになる村ですという外に向けての定住促進のアピールも、他の市町村がやっていない、これから空き家のリフォームしての、そういったもろもろもあるかとは思うんですが、定住民、違う、戸別型に関しては逆に東村にとどまっていただいて、子供たちが東村がふるさとだという形で、今後検討していけたらなと、要望して終わりたいと思うんですが、村長、一言お願いします。 ○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、又吉一樹君。 ◎企画観光課長(又吉一樹君) ただいまの仲嶺議員の質問にお答えします。 戸別型の住宅につきましては、補助金を活用したり、起債という過疎債を活用したりして、建設をしております。それら法律補助金とか過疎債の分の法律をクリアできるのであれば、そういった払下げについても検討してまいりたいと考えているところでございます。今現在については、その辺の補助金がクリアできるのかどうかを調べているところでございます。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 東村は、少子高齢化で人口減少と非常に厳しい状況であります。そういった面では、住宅政策は非常に重要な課題ではないかなと考えております。そういったことから、先ほど仲嶺議員の提案がありました、将来は、この戸別型が完結したら、払下げをしたらどうかと、アピールしたらどうかということなんですが。20年後、25年後となると、これ相当の痛みがあるんじゃないかなと思っているんですが。先ほど企画観光課長が答弁したように、法律的にクリアできたら、そういう方向も大いに検討する必要があるだろうと考えております。 以上です。 ○議長(神谷牧夫君) 仲嶺眞文君。 ◆7番(仲嶺眞文君) ぜひ、将来、払下げ、法律的にクリアできるのであればやっていただきたいと思います。 以上です。終わります。 ○議長(神谷牧夫君) これで、定住促進住宅についての一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 次の会議は、12月22日木曜日午後2時に会議を開きますので、御参集をお願いします。 本日はこれにて散会します。                                 (14時35分)...